どうも、NINO(@fatherlog)です。
iPhone 7やiPhone 7 PlusではNFC機能が搭載されて、交通系ICカードである「Suica」が使えるようになりましたね。
iPhoneで使うSuicaって本当に便利。
電車・バスさらには新幹線といった乗り物がすべてiPhoneかざすだけで乗れますし、コンビニの買い物や自動販売機で飲み物を買うときなど、ちょっとした支払いしたいときにも、わざわざ財布を出すことなく、iPhoneだけで決済できますからね。マジで便利過ぎです!
しかし!!!
iPhoneの機種変更時や、故障したiPhoneを新しい保証端末に変える場合など、Suicaが登録されたiPhone自体を新しい端末へ機種変更する時には、注意が必要です!
iPhoneにSuicaを登録したまま、新しい端末へ機種変更してしまうと、正常に移行できないほか、復旧までにかなり時間がかかり大変な労力を必要とします。
ぼくもこのような状況に陥ってしまい、復旧までに苦労しました・・・。
その時の復旧方法を記しておきますので、同じような状況の方は参考までにどうぞ!
Suicaを登録したiPhoneを機種変更する場合の移行方法
iPhoneにSuicaを登録して普段から利用しているという人は、Suica自体に残高があったり、通勤・通学用の定期券として利用していたり、お金が入っているものですからかなり大事なモノ。
しっかりとSuicaの移行方法を確認しておきましょう。
機種変更前の旧iPhone端末が手元にあり操作可能な場合
移行前の端末が手元にあって操作できる状態にある場合の移行方法です。
iPhoneの機種変更前に手元に端末があってかつ操作できる状態にあれば、移行は簡単に行えます。
このような場合、まずは旧端末に登録してあるSuicaを削除(iCloudサーバーに待避)して、次に新しい端末で再登録するという流れになります。上画像のフローでいう④と⑤の手順です。
手順の最初から最後まで自分で完結でき、旧端末と新端末が手元にあれば5分ほどで作業完了できるので簡単ですよ。
詳しい移行手順は以下記事で紹介しています!
機種変更前の旧iPhone端末が手元にない場合、あるいは手元にあっても操作できない場合
想定するパターンとしては一番悪い状況です。
ですが、Suicaを復旧できないというわけではないので、ご安心を!
ただ、復旧までの手順が結構大変です・・・
手順1 まずは「Suicaアプリケーション専用窓口」に電話
まずは、iPhoneでのSuica利用ユーザー向けの専用コールセンターに電話します。
電話:050-2016-5077
受付:年中無休 10:00〜19:00
このコールセンターで体力の95%くらい消費すると覚悟しておいた方がよいです。
理由は「電話がつながらない」ということ。
ぼくの場合、10時00分00秒ちょうどを狙ってかかるように電話しましたが、通話中の「プーップーッ」という音声だけ流れ全く繋がる気配がありませんでした。
30分くらいリダイヤルしたらやっと繋がりましたが、今度は「電話混雑によりオペレーターが出るまでこのままお待ちください」的な音声。
・・・さらに待つこと1時間30分・・・やっと繋がりました!
最初に電話かけ始めた時から考えると2時間近くリダイヤルやら保留やらで待った状況です。
あぁぁぁー、体力マジで使います。
電話がつながったら、旧端末が手元になくSuicaを削除しないまま端末を破棄してしまった旨を伝えましょう。
すると、モバイルSuica登録時に入力した電話番号や名前などで本人確認が行われます。
本人確認が終了し、コールセンターの方が強制的な移行処理を行い、翌日のサーバーメンテナンス終了後の朝5時以降に新しいiPhone端末で再登録できる状態になるように伝えられます。
コールセンター側でSuicaサーバーに登録された自分のSuica情報を移行できるようにしてくれるということです。
翌日の更新までにやっておくべき作業があるので次の「手順2」も行ってください。
手順2 iCloudアカウントからカード情報を削除しておく
iCloudアカウントには、旧iPhone端末に紐付けられたSuicaカード情報として残ってしまっているので、iCloudアカウントから対象のSuicaカード情報を削除しておく必要があります。
手元にiPhoneがないあるいは操作できない場合は、PC版のiCloud.comからでも作業は可能。
今回は、iPhoneの画面を想定して削除方法を記します。
iPhoneのホーム画面から「設定」アプリを起動後、一番上にあるApple IDのアカウント情報欄をタップします。
画面下の方に進み、対象の旧iPhone端末をタップします。
デバイス情報が表示され、Apple Payに登録されたカードが一覧で表示されているので、「すべてのカードを削除」をタップします。
すると、カード名称横に削除中というステータス表示がされ、旧iPhone端末に紐付けされたSuica情報が削除されます。
この状態で翌朝5時まで待ちましょう。
手順3 Suicaを再登録して復元する
翌朝になるとiCloudサーバーに移行したいSuica情報が待避されている状態になるので、新iPhone端末へ再登録して復元します。ここからは正規の方法と手順は同じです。
iPhoneのホーム画面から「Wallet」アプリを起動し、Apple Payの右上にある「+」アイコンをタップしてカードを追加します。
右上の「次へ」をタップ。カード種類の選択で「Suica」を指定します。
すると「カードを再度追加」と表示されているので確認して「次へ」をタップ。1分ほどするとカードの追加が完了します。
これで旧iPhone端末から新iPhone端末へのカードの復元作業は完了です。
Walletアプリをみると、状態が「アクティベート中」となり1分ほどすると「○○○がApple Payで利用可能になりました」と表示されます。これでSuicaが完全に使える状態に戻ります。
iPhoneバックアップでもSuica復元はできないので注意を!
「iPhoneのバックアップをしておけば、Suicaの復元もできるだろう」とぼくも当初は考えていたので、PCとiCloudの両方にiPhoneバックアップをとっておいたので安心してました。
でも、iPhoneバックアップの復元ではWalletに登録したカードまでは復元できません。
なので、Suicaカード情報については、必ず手動で旧端末から削除しておく必要があります。
新しくiPhoneへ機種変更する時に、旧iPhone端末をオールリセットして下取りに出したり・・・画面がバキバキにわれてしまってApple Careを使って整備済み製品に交換したり・・・
そんな場面があるかと思いますが、Suicaのカード情報を削除(iCloudサーバーに待避)することだけは、ぜひともやっておいてください!
▼Apple Payの使い方や設定方法を完全にまとめた記事もどうぞ▼