日本は、高齢者と呼ばれる65歳以上の人口が、社会全体の21%を超える「超高齢化社会」の真っ只中。
僕自身も気付けば30代半ばを過ぎ、孫に会う事を楽しみにしている離れて暮らす母親は70歳を迎えようとしています。
親と別所帯で生活していると、高齢化が進む親が変わらず元気に暮らしているか…その様子が時々気になるもの。
とはいえ、都度「大丈夫?元気?」と毎日電話をかけるのも何だか億劫だし、ちょっとしつこいですよね。
そんな時にぜひ使いたいのが、“家族のみまもりに特化”したIoTデバイス「MaBeeeみまもり電池」です!!
リモコン等の電池をこの「MaBeeeみまもり電池」に置き換えることで、リモコン等の使用を検知し、スマホアプリで使用履歴が確認できるため、遠く離れて暮らす家族をそっと“みまもる“ことができます!
今回はノバルス株式会社さんより「MaBeeeみまもり電池」を提供していただいたので、離れて暮らす僕の母親宅に実際にセットし、同社の提供するみまもりサービスをレビューしたいと思います!
本記事はプロモーションを含みます。
※MONOTIVEでは、プロモーションを含む記事であっても、ありのままの使用感を忖度なくレビューしています!!
「MaBeeeみまもり電池」の特徴
今回レビューしている「MaBeeeみまもり電池」は、ノバルス株式会社が販売している電池に特化したIoTデバイス「MaBeee」シリーズの最新製品。
MaBeee製品といえば、以前「【レビュー】スマホでおもちゃを動かせる乾電池「MaBeee」を使ってプラレールで遊んだら、子どもと100倍楽しめるぞ![PR]」という記事で本ブログでもレビューしています。
スマホアプリで電池出力を可変でき、乾電池利用したオモチャをスマホアプリで自在に操れるという新たな遊びを体験できました。
「MaBeeeみまもり電池」は、その初代MaBeee乾電池の後継モデルで、遠隔地から”家族をみまもる用途”に特化した新たなIoT乾電池です。
どのような仕組みで「みまもる」のか!?
「MaBeeeみまもり電池」は乾電池とスマホとインターネットを活用して、みまもることができるIoTデバイス。
(Internet of Things=モノがインターネットとつながり利用すること)
見守られる側の家庭にて、TVリモコンやセンサーライトといった単3形電池を挿入して動かす製品に、通常の乾電池の代わりに「MaBeeeみまもり電池」を挿入。
Bluetooth経由で使用を検知した見守られる側のスマホアプリが、MaBeeeみまもり電池を挿入した機器の利用状況をMaBeeeのクラウドに自動送信します。
その後、MaBeeeのクラウド上から見守る側のスマホアプリへ、使用実績データを送信するというもの。
「MaBeeeみまもり電池」の活用例としては・・・
- TVのリモコン利用を検知してみまもり通知
- エアコンのリモコン利用を検知してみまもり通知
- トイレの洗浄リモコン利用を検知してみまもり通知
- センサーライトや手元照明点灯を検知してみまもり通知
- 居室内シーリングライト(天井照明)のリモコン利用を検知してみまもり通知
と、日常生活で使う乾電池を利用する家電製品に「MaBeeeみまもり電池」を入れておくことで、普段通りの生活をしながら、みまもりアプリを通じた遠隔地からの”みまもり”を可能にしてくれます。
この「普段通りの生活をしながら」という点がGood。
家族をみまもる為に都度特別な行動をする必要はなし。
やるのは最初のMaBeeeみまもり電池セットだけ!
高齢になる親世帯のみまもりはもちろん、帰宅後に心配な小学生くらいのお子さんがいる家庭でも活用できそうです!!
みまもりサービス利用に必要なものや導入費用
「MaBeeeみまもり電池」を利用したみまもりサービスを利用するには以下のモノや準備が必要です。
- MaBeeeみまもり電池本体
- 単3形電池を利用するリモコン等の家電製品
- 見守られる側(高齢者や子ども等)のスマートフォン(アプリ利用)
- 見守る側(保護者・家族)のスマートフォン(アプリ利用)
- 家族みまもりサービスの申し込み(月額有料プラン)
アプリを利用して「MaBeeeみまもり電池」を使った家族のみまもりは、「MaBeeeみまもり電池」本体はもちろんのこと、見守られる側と見守る側それぞれのスマホ、また電池を使うリモコン等の家電製品が必要になります。
また、月額980円(税別)かかる「家族みまもりサービス」への加入も必要になります。
MaBeeeみまもり電池本体 | 家族みまもりサービス | |
---|---|---|
費用 | 2,980円 (税込3,278円) | 月額980円 (税込1,078円) ※30日間の準備期間付き ※準備期間中の解約は不可 |
備考 | 既存利用する家電の単3電池と入れ替えて使用 | 1契約で最大6本のみまもり電池登録が可能 |
「家族みまもりサービス」には30日間の準備期間が自動で付属されます。
この期間は課金されることなく「MaBeeeみまもり電池」さえあれば、すぐにみまもりサービスが利用できるメリットがあります。
ただし、準備期間中の解約ができないため、1ヶ月無料体験という表現はできません。
継続して利用することが前提であれば、実質1ヶ月間は費用負担なく利用できるというお得な内容です。
遠方に住んでいてなかなか訪れる機会のない家族宅へ設置したい場合でも、余裕を持って準備できますね。
おそらく、これからみまもりサービス利用を検討しているユーザーにとっては、「MaBeeeみまもり電池」本体だけでなく、クラウド経由でデバイス利用通知を受信するためのサブスク登録が必要となる点が、本サービスの利用判断のネックになってくるかと思います。
母親宅に「MaBeeeみまもり電池」を導入してみた!
では、「MaBeeeみまもり電池」を使って、実際に家族みまもりサービスを利用してみることに。
今回は、離れて1人暮らしをしている僕の母親宅にこの「MaBeeeみまもり電池」を導入してみました!
「MaBeeeみまもり電池」を導入する手順概要
「MaBeeeみまもり電池」を使ったみまもりサービス利用の手順は以下のとおり。
各手順での詳細なやり方は、アプリの画面に表示された指示に従うのみなので、難しいことは全くありません。(よって詳細手順解説は割愛しています)
「みまもりサービス」の申し込みサイトにアクセスし、メールアドレスを入力・送信。
その後、受信メールにあるURLから、月額サービスへの申し込みを行います。
見守る側と見守られる側のそれぞれのスマートフォンに「みまもり電池」アプリをインストールします。(iOS・Android対応)
家電の単3形電池を「MaBeeeみまもり電池」に入れ替えてアプリで設定
リモコンやセンサーライトなど、単3乾電池を使った家電製品へ「MaBeeeみまもり電池」を入れ替えます。
その後、アプリで「MaBeeeみまもり電池」を登録し設定します。
「みまもり電池」アプリでの登録設定は、基本的にアプリ上の画面指示に従っていくだけなので、特に難しいことはないと思います。
登録作業は5分ほどあれば完了です。
みまもり電池を登録する際に、みまもり電池本体の説明書に貼付してあるみまもり電池固有IDのQRコードをカメラ読取する必要があります。
・説明書を間違っても捨てないようにしましょう!
・また複数購入した場合は、電池と説明書のQRコードが入れ替わらないよう登録完了まで、しっかり分けて保管しましょう!
「MaBeeeみまもり電池」を使って分かったメリットや優れている点
「MaBeeeみまもり電池」を1週間ほど使って感じた、本製品の良さや優れている点についてまとめました。
遠方から日常生活に溶け込む「さりげなく、優しいみまもり」ができる
これはもう見出し通り、そして製品の名前通り。
「電池を替える」というただそれだけの事で、遠隔地から家電利用を検知できるのは同製品最大の特徴であり、ユーザーとしても大きなメリットを感じられるところ。
中々、会いに行くこともできない遠方の高齢の家族や、仕事中に先に家に帰宅する子どもの様子はそう簡単に確認できません。
かといって、そんな頻繁に「大丈夫か?」と電話をかけるのもやり過ぎ・・・これでは非日常的ですね。
リモコンやセンサーライトといった日常的に使用する家電を介して、MaBeeeみまもり電池が利用検知することで、日々の生活に溶け込んだ「さりげなく、優しいみまもり」ができます!
乾電池をIoTデバイスとして、このような利用用途に製品化したアイデアに脱帽です。素晴らしい製品。
スマホにリアルタイムで使用検知した通知が届く
「MaBeeeみまもり電池」が挿入された家電製品が使用されるとすぐにMaBeeeクラウド経由で、見守る側のアプリにプッシュ通知が送られます。
距離が離れている家族の家電利用もリアルタイムで知ることができるため、距離を感じさせないよう身近で家族に寄り添うような感覚です。
僕の使用環境では、iPhone 12 Pro Maxへのプッシュ通知はもちろん、Apple Watch Series 6へも通知が表示されています。
「みまもり電池」アプリ上で使用履歴を把握
「MaBeeeみまもり電池」を挿入したデバイスの使用履歴は、「みまもり電池」アプリ上で確認できます。
「生活リズム」というタブを開くと、どの時間帯にどの「MaBeeeみまもり電池」を使用したのかがグラフで表示されます。
5分以内の利用は1カウントと数えられ、どの時間帯に活動していたのか、見守られる側のおおよその生活時間帯をデバイス利用時間帯によって推測できますね。
上の掲載画像であれば、おおよそ午前8時頃からセンサーライト(ニノライト)使用が増え、22時過ぎ頃からは利用がないため、この時間帯前後で就寝したものと思われます。
また12時頃にTVリモコン(ニノコン)が使われているので、ランチタイムにTVでも見ながらご飯を食べていたのかなーというような想像もできますね。
このように、デバイスの利用時間帯で見守られる側がいつも通りの生活をしていることを把握でき、見守る側も安心できて便利です。
「MaBeeeみまもり電池」のデメリットや今後改善期待したいこと
乾電池1本で家族のみまもりができる「MaBeeeみまもり電池」はとても便利な製品に間違いありません。
一方で、「MaBeeeみまもり電池」を使用している中で、どうしても疑問に感じてしまったことや不都合な分、こうした方がもっと便利なのでは!? ・・・と僕なりに感じたこともありました。
「単3形」のみ対応。リモコン類で主流な「単4形」は現状非対応(開発中)
コレばっかしはどうしようもないのですが・・・
「MaBeeeみまもり電池」は単3形をした本体に市販の単4形電池を挿入して利用。そのため、最終的に利用する規格は単3形電池として使用します。
つまり、その形状の特性から、みまもりサービス利用できるのは単3形電池を入れる家電に限定されてしまいます。
一方で、特にリモコン類などの小型の家電は単4形電池を使う製品が主流です。
そのため、TVメーカー純正のリモコンに、この「MaBeeeみまもり電池」は挿入できないことの方が多いと予想されます。
僕のSONYテレビも、純正リモコンについては単4形を利用するため、電池入れ替えができません。
ちなみに、メーカーさんに確認したところ、『現状は単3形のみですが、現在、単4形も開発中です』とのこと。
今後単4形対応のMaBeeeが製品化されれば、IoT乾電池として幅広いシーンでの活用できそう。コレは大きく期待したいところです。
なお、TVリモコンについては単4形でなくても、JVC製の各メーカー互換対応TVリモコンを別途用意することでこの問題は解消できます!!
(Amazonにて「MaBeeeみまもり電池」とセット販売)
リモコンが苦手な高齢者の方でも使いやすい製品デザインでおすすめです。
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アプリでの「MaBeeeみまもり電池」通知設定に頻度設定がある方が良い
「MaBeeeみまもり電池」を挿入した家電機器を使った通知設定をアプリ上でONにできます。
しかし、この通知機能設定がON/OFFの2択しかないため、1度ONにすると使う度に通知が届きます。
すると、こんなことに・・・。
母の家の状況はよくわかりませんが、センサーライトの近くを行ったり来たりしているようで、おびただしい量の利用通知がiPhoneに都度飛んでくることもありました。
利用通知OFFにすると、アプリを開かないと確認できません。
今後、みまもりアプリのアップデートで、1日数回程度、その日の数時間利用をまとめてレポート通知してくれるような機能が追加されると、便利になるだろうと感じました!
ちなみに、メーカーさんに確認したところ『通知方法の拡張設定も仕様検討中』とのこと。
単4形対応と同じく、こちらも今後期待したいところです。
みまもりサービスは月額制のサブスク登録が必要
サービス概要でも書いたように、みまもりサービスを利用するためには、「MaBeeeみまもり電池」を購入する他に、月額980円のサブスクリプション登録が必要です。
そのため、利用するかどうか検討しているユーザーにとって、気軽に申し込めるサービスとは言い難いです。
しかし、実際に使ってみるとこのイメージは全く別のものに。
遠方からデバイス利用を検知して、アプリ上にリアルタイム通知や管理してくれる機能性を考えると、この月額980円のサブスクリプション登録は、価格以上の十分な価値を感じられるサービスであると思います!
みまもりサービスを利用する対象者(見守られる側)への必要性をよく考慮した上で、日常的なみまもりが必要な段階であると判断した上で、サブスクリプション登録すると使うユーザー自身も納得がいくと思います。
まとめ:日常生活に溶け込む乾電池1本の身近な安心を!
「MaBeeeみまもり電池」は、乾電池1本で日常生活に溶け込むそっとしたみまもりができるIoTデバイス。
たったの乾電池1本で、デバイス利用を検知し、スマホへ通知出来る最先端の機能は、これまでになかった新たな「みまもり」の形として今後需要が大きく増えると思います。
また、コロナ禍の状況で遠方の家族を中々訪れることのできない今という状況も、「MaBeeeみまもり電池」による遠隔地からのみまもりのサービスに対する価値を大きくさせています。
「乾電池1本で始める身近な安心」をぜひとも始めてみてはいかがでしょうか!?