そんなに仕事してどうすんの?ワークライフバランスをもっと考えるべき!

どうも、NINO(@fatherlog)です。

ぼくは以前東京でサラリーマンをしていました。いわゆる大企業って呼ばれるようなところ。

「仕事」漬けな生活を送り、家族との時間も犠牲にしながら仕事に明け暮れる毎日でした。

少なくとも定時に仕事が終わることなんてまずあり得ないし、終電で帰宅したり会社に泊まったり。

サラリーマンのみなさん、今の労働環境に本当に満足していますか?

降り積もる仕事を処理するための毎日の残業、家族との時間もろくに共有できない休日出勤、上司や同僚と不毛な時間を過ごさなければならない飲み会など、「仕事関係に費やす時間が多すぎる!」って思っている方は少なからずいますよね。

そもそも、サービス残業やら休日出勤やらブラック企業って言葉が横行している今の世の中って、正直異常なんじゃないかなって常々思っています。

働き方に対する考え方から変えた方がいいんじゃないでしょうか。

 

目次

ワーク・ライフ・バランスとは?

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突然ですが、ワーク・ライフ・バランスという言葉を知っていますか?

ワーク(Work=仕事)ライフ(Life=生活)バランス(Balance=調和)という各々の言葉をつなげ「仕事と生活の調和」と呼ばれている労働に対する考え方です。

ぼくはこの言葉に出会って以来、この言葉の意味を自分の生活に照らし合わせて考え、今でも自分のモットーとして生きています。

 

ここで言っておきますが、ぼくは仕事をしたくないわけじゃない。

むしろ仕事は好き。仕事を通して自分自身成長できたことがたくさんあります。そして家族を養うためには仕事を全うしなければならないのも分かっています。

でも、仕事上の責任を果たそうとして仕事に打ち込み過ぎて、自分自身の生活を犠牲にしてまでも働くというのはとてもアンバランスな働き方。

 

「そんなに仕事頑張って何になるんですか?」

 

そりゃ自分に経営権があって頑張ったら頑張っただけ自分にバックされるんだったらまだわかりますよ。サラリーマンなんてどんなに自分一人が頑張ったって、結果としてその労力全てが会社という組織に吸収されて、はい終わり。ろくに対価だってもらえない。

だったら、与えられた所定の労働時間の中でいかに効率よく働いて仕事の質自体を高めていけるかというコトを追求した方がいいと思いますよ。

時間は限られています。限られた時間の中で質を高めて仕事をすれば2倍3倍と仕事がはかどるんじゃないんでしょうか。

最初から残業ありきだったら、自分が意識していないところでダラーっとしてしまう部分も絶対ありますよ。「時間がここまでしかない」って思えば死ぬ気で頑張ります。そして絶対結果を出せます。

そして定時で仕事を終えることができれば、自分のやりたいことや家庭のことなどLife(ライフ)の部分に費やす時間を確保できます。

オフの時間でリフレッシュし心身ともに健康でいることが、質の高い仕事をできる状態を作り出し、仕事と生活の好循環を生み出せるはずです!

 

知ってた?仕事する時間って人生全体のほんのわずかな期間

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ここで、仕事する時間が人生全体においてどれだけのウェイトを占めているか考えてみます。

例として、人生80年間生きるとしましょう。

まず以下の条件から働く時間を計算します。

  • 大学卒業して22歳から勤務
  • 60歳で定年。その後嘱託で65歳まで勤務。勤務期間合計44年
  • 毎日の労働時間は8時間
  • 残業も想定し、毎日の労働時間に3時間残業時間を追加
  • 年間休日日数は112日(平成26年就労条件総合調査結果より)→つまり労働日数は253日

以上より働く時間は、

(8+3)[時間]×253[日]×44[年]=122,452[時間]

一方、80年間で生きている総時間は、

24[時間]×365[日]×80[年]=700,800時間です。

明らかな差ですね。働いている時間(Work)は生涯生きる時間から考えたら17%程度

たったの2割弱ですよ!残り8割は働いていないLife(ライフ)の時間。

そんな2割の時間のために、仕事漬けで人生を捧げるようなスタンスでいたらもったいなさすぎます。残り8割の時間があなたにはあります。

だからといって、どっちが大事とはいいません。どっちも大事なんです。仕事しなければ生活できない。反対を仕事しすぎて心身ともに疲弊しても意味がない。

結局、大事なのはそのバランスということなんです。

 

職場の理解が得られない現状

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ワークライフバランスという仕事に対する考え方はここ最近になって加速してきているものの、十分に企業に浸透しているは到底思えません。

有給休暇を取得しずらい雰囲気、男性の育休取得なんてもってのほか。なんて職場はザラ。腐る程あると思います。

どうして職場では理解してもらいないことが多いんでしょうか。答えは簡単。

職場を取り仕切っている管理職の方々は1980年代やそれ以前に入社した人ばかり。その時代にはワークライフバランスなる考え方もないので、「ガッツリ仕事」っていう体育界系精神で働いてきた人がほとんど。だから理解してもらえないんですよ。そういう環境になかったからわからないんです。

これってつらい現状ですよねー。結局会社の中枢を担う人達がこういう人達だから変わるモノも変わらないです。

ワークライフバランスという考え方が浸透すれば、残業も減り従業員のモチベーションも上がるし、無駄な人件費も減る、仕事の生産性だって向上する

管理職連中はそういうメリットに早く気付いた方がいいですよ。ほんとに。双方にとって、何よりも会社にとって最善の方向に進みます、絶対。

 

働き方を考え変える意識を持つ!

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日本特有の長時間労働は世界的に見ても尋常じゃないレベル。働いている人達がこの長時間労働問題を他人事のように考えていてはいつまでたっても変わりません。

ぼくの場合は転職という結論を出しました。今はそういう考え方がととのった職場にいます。

ワークライフバランスが取れている職場であり、そのような生活を心がけているので家庭で積極的に育児もしています。

ワークライフバランスという言葉をきっかけに自身の働き方についてもっと考えてみてはいかがでしょうか。そしてこれからそういう環境を作っていくためにも、声を上げていきましょう

会社という組織を作っているの一人ひとりの人間です。その人間が同じようなワークライフバランスという考え方を統一して持つことにより必ず変わる日がくると思います。

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コメント

コメント一覧 (3件)

  • 考えそのものには賛同できるのですが、問題は会社中枢の考え方だけではなくて
    、消費者側にもあると思います。
    物の品質よりも安さや利便性を多くの消費者が求める以上、減った利益は人で補うほかないのが現実です

  • コメントありがとうございます。ワークライフバランスってその文字通りだと思っています。
    生活するタメには仕事をして稼がなければならない。かといって仕事なく収入がないと生活することができない。
    両者のバランスが取れていて、公私ともに充実するような働き方・生き方が理想です。
    理想のライフスタイルは決してナマケモノでも甘えでもないと思いますよ!そういうこと言っている人に限って固定概念にとらわれすぎて当たり前のことしか言えない視野の狭い人間なんだなとぼくは思います。
    日本の労働は極端に偏り過ぎています。特に今管理職になっている人達は、そのような長時間労働・休日出勤が当たり前で労働してきた人達ですから、「ライフワークバランス」などきれい事ぐらいにしか考えていないと思います。だから日本の労働社会で問題になっている長時間労働や残業代不払いというブラックなカラーが消えないんです。会社の中枢にいる人間がそれを経験して働いてきた人なので、そのような人に「今の時代はワークライフバランスが・・・」なんて話しても、そもそも通じないんです。
    いろいろな文献を読んでいても、20代30代と50代60代の労働に対する考え方は全く違うと感じています。

    これから多様な働き方ができるような社会はやはり若い世代の人間が進めていかなければいけないと思っています。

  • 僕もこの考えには賛同します。
    生活する為の糧を稼ぐ必要こそありますが、それは生きるためであって、仕事するために生きてるわけではないので、
    仕事でプライベートな時間を圧迫するのは違うように思います。
    まあその仕事が好きで、仕事をしていたいという場合はその限りではないんですけどねぇ。

    日本の常識で見ればそうでもないのかも知れませんが、正直働きすぎだと思いますね。
    自分の理想とするライフスタイルと合っていないと常々実感させられたり。
    (そう言うと怠けものだの、甘えだの言われそうではありますが(笑い)

    日本は画一的なので、もっと個人に合わせて多様な働き方が出来る社会になって欲しいですね。

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