こんにちは、NINO(@fatherlog)です。
Appeから約3年ぶりとなる新型iPod touchが発表され、即日で発売が開始された。
かねてから噂はあちこちで立っていたが、噂は本当だった!
新型iPod touchの主な特徴は、高速パフォーマンスを実現するA8チップ搭載・800万画素のiSightカメラ・そしてカラーが一新されスペースグレイ、ブルー、ゴールド、ピンク、シルバーと5色を展開する。(レッドもある)同様にiPod nanoやiPod shuffleも同色が展開されている。ブルーやピンクは、iPhoneやiPadにはないカラーとなっている。
新型iPod touch・iPhone6・iPhone6Plus・iPhone5s の4機種を徹底比較
今回新発売されたiPod touchはApple製品の中でどの程度の性能や仕様となっているのか知りたい!ということで、iPhone6・iPhone6Plus・iphone5sと今回発表の新型iPod touchの4機種で各項目の主要機能について徹底比較してみた。
※公式サイトの仕様を参照。記載のない機能は不明もしくは×とした。
※iPod touchは通話機能を当然備えていないので、通話機能関係の比較は割愛。
※iPhone代表として最新機種のiPhone6と1世代前のiPhone5sの比較でも良いのだが、僕の相棒はiPhone6Plusということで当然の如く比較仲間にいれた!
カラー展開
新型iPod touchのみ5色展開でピンクとブルーが追加。カジュアルで個性的なブルーとピンクのiPod touchは、Appleらしいオシャレなカラーとなっている。
新型iPod touch | iPhone6 | iPhone6Plus | iPhone5s | |
カラー | シルバー ゴールド スペースグレイ ピンク ブルー (レッド) |
シルバー ゴールド スペースグレイ |
シルバー ゴールド スペースグレイ |
シルバー ゴールド スペースグレイ |
容量と価格
価格はApple Online Store(2015年7月16日現在)での税別価格。こう見ると通話・通信機能を備えているiPhoneは、同じ容量でも約3倍〜4倍程度の価格となっている。反対にいえば、通話や携帯回線での通信機能を我慢すれば3分の1〜4分の1程度の値段で、iOSをいじりたおすことが出来る。
余談だがiPhone5sは発売時64GBモデルが展開されていたが、現在はなくなっていた(原因不明)。また最近の円安影響もあってか各端末とも発売時の価格よりだいぶ高くなっている印象を受けた・・・。
新型iPod touch | iPhone6 | iPhone6Plus | iPhone5s | |
16GB | ¥24,800 | ¥86,800 | ¥98,800 | ¥72,800 |
32GB | ¥29,800 | – | – | ¥78,800 |
64GB | ¥36,800 | ¥98,800 | ¥110,800 | 消えた(いつのまに・・・) |
128GB | ¥48,800 | ¥110,800 | ¥122,800 | – |
サイズと重量
新型iPod touchの重さは88gと100gを切り2ケタ台に突入、とても軽い。幅のみiPhone5sと同じ値だが、高さ・厚さは共に最も小さい大きさ。iPhone6Plusの約半分の重さ。
新型iPod touch | iPhone6 | iPhone6Plus | iPhone5s | |
重量 | 88 g | 129 g | 172 g | 112 g |
高さ | 123.4 mm | 138.1 mm | 158.1 mm | 123.8 mm |
幅 | 58.6 mm | 67.0 mm | 77.8 mm | 58.6 mm |
厚さ | 6.1 mm | 6.9 mm | 7.1 mm | 7.6 mm |
ディスプレイ
新型iPod touchのディスプレイの大きさや性能はiPhone5sとほぼ同じ。4インチの大きさは手に十分収まるサイズでとても扱いやすいと思う。
視野角を広げるデュアルドメインピクセルやフルsRGB規格は不明。
高精細な表示ができるRetina HDではないものの通常のRetinaディスプレイが採用されている。
新型iPod touch | iPhone6 | iPhone6Plus | iPhone5s | |
大きさ | 4インチRetina | 4.7インチRetina HD | 5.5インチRetina HD | 4インチRetina |
ピクセル解像度
ppi |
1136×640
326ppi |
1334×750
326ppi |
1920×1080
401ppi |
1136×640
326ppi |
コントラスト比 | 800:1 | 1400:1 | 1300:1 | 800:1 |
デュアルドメインピクセル | 不明 | ○ | ○ | × |
フルsRGB規格 | 不明 | ○ | ○ | ○ |
プロセッサとセンサー
新型iPod touchでもiPhone6・iPhone6Plus同様に最新のA8チップが搭載された。A8チップは端末の処理を中心に担うCPUとグラフィック表示の処理を担うGPUが合体したもので高速処理を可能にしている。
M8モーションコプロセッサも搭載していて、あらゆるセンサーからのデータを処理することによりA8の処理効率が良くなっている。
センサー系の搭載については、少し弱い印象。
新型iPod touch | iPhone6 | iPhone6Plus | iPhone5s | |
チップ | 64bit A8チップM8モーションコプロセッサ | 64bit A8チップM8モーションコプロセッサ | 64bit A8チップM8モーションコプロセッサ | 64bit A7チップM7モーションコプロセッサ |
3軸ジャイロ | ○ | ○ | ○ | ○ |
加速度センサー | ○ | ○ | ○ | ○ |
Touch ID | × | ○ | ○ | ○ |
気圧計 | 不明 | ○ | ○ | × |
近接センサー | 不明 | ○ | ○ | ○ |
環境光センサー | 不明 | ○ | ○ | ○ |
iSightカメラ
画素数は800万画素で他機種と同じ。画素サイズは1.5ミクロン記載はなかった。
開口部は新型iPod touchがf/2.4なのに対し他3機種はf/2.2と暗い場所でもより明るく撮ることができる。
オートフォーカスに関しては、早く正確なオートフォーカスが可能なFocus Pixels機能はない。
光学式手ぶれ補正はiPhone6Plusの特徴的要素だが、他の自動手ぶれ補正や写真のHDR、サファイアクリスタル製レンズカバーについては、搭載が当たり前だから記載していなのか、はたまた単純に搭載していないのかは不明だが、仕様には記載がなかったので不明とした。特にサファイアクリスタル製のレンズカバーは非常に傷がつきにくいので、新型iPod touchがこれを採用していなければすこし残念。
新型iPod touch | iPhone6 | iPhone6Plus | iPhone5s | |
画素数 | 800万画素 | 800万画素(1.5ミクロン) | 800万画素(1.5ミクロン) | 800万画素(1.5ミクロン) |
開口部 | f/2.4 | f/2.2 | f/2.2 | f/2.2 |
オートフォーカス | ○ | ○(Focus Pixels搭載) | ○(Focus Pixels搭載) | ○ |
光学式手ぶれ補正 | 不明 | × | ○ | × |
自動手ぶれ補正 | 不明 | ○ | ○ | ○ |
写真のHDR | 不明 | ○ | ○ | ○ |
サファイアクリスタル製レンズカバー | 不明 | ○ | ○ | ○ |
ビデオ撮影
全ての機種において1080p HDとなっている。フレームレートはiPhone6またはiPhone6Plusのほうが最大60fpsと高画質にとれる。
新型iPod touch | iPhone6 | iPhone6Plus | iPhone5s | |
撮影 | 1080p HD | 1080p HD | 1080p HD | 1080p HD |
フレームレート | 30fps | 30fps または 60fps | 30fps または 60fps | 30fps |
連続オートフォーカスビデオ | 不明 | ○ | ○ | × |
映画レベルのビデオ手ぶれ補正 | ○ | ○ | ○ | × |
電源とバッテリー
最大音楽再生時間は40時間を超えいているので、実質2日近くは音楽を再生し続けても電源がもつ計算。ほぼiPhone5s程度の電池持ちとなっている。
新型iPod touch | iPhone6 | iPhone6Plus | iPhone5s | |
最大音楽再生時間 | 40時間 | 50時間 | 80時間 | 40時間 |
最大ビデオ再生時間 | 8時間 | 11時間 | 14時間 | 10時間 |
iPhoneと比較して考えたiPod touchのまとめ
こうやっていろいろな機能を比較して新型iPod touchを性能や機能面からiPhoneを使って表現するならば、
「通信機能のないiPhone5s」
これに尽きる。比較的ライトなiOSユーザー向けな商品。
そもそも通信機能が備わった「スマホ」を必要としている人はiPod touchを必要とすることなく、真っ先にiPhoneを選ぶだろう。
では、どうしてAppleが1世代前の性能な商品を発売したか。答えはわからないが、僕はこう思う。
そもそも「iPod」って音楽を聞く人に特化した製品。つまり音楽以外の写真・ビデオ・ゲームなどの機能は付加的なものでしかない。クイックホイールで一斉を風靡したiPod mini や iPod classicがやがてiPod touchとなりここまで進化してきたが、「iPod」って名前が未だについているのは、音楽を楽しむ端末として「iPod」という名前がそのブランドを確立しているからだと思う。
「iPod 」は、音楽を楽しむ事を第一に考えている。だから性能的にiPhone5s程度もあれば十分なのである。
発売日当日の納期状況から売れ行きを探る!
こういう製品を買う時っていつも容量と色で悩む。
というわけで、今現在(7/16夜)の納期状況から売れ筋を3位まで発表!
(在庫量がすべて等しいわけでもなければ、流通の事情もあるだろうし、あくまで僕の勝手な考え。)
第1位(納期3-5営業日表示)
・シルバー 64GB
・ゴールド 64GB
・スペースグレイ 64GB
・ブルー 64GB
第2位(納期1-3営業日表示)
・シルバー 32GB
・ゴールド 32GB
・スペースグレイ 32GB
第3位(納期1営業日表示)
・他全部のモデル
というわけで、やっぱり無難に64GBくらいが狙い目なのかなぁ。
音楽専用であれば、64GBくらいが目安としていいのかもしれない。そういえば昔使っていたiPod classicなんて160GBあったけど、10GBも使わなかったような。あれから10年くらいたつけど未だに30GBもいかないくらいだし。64GBってほんといい容量です。みんなと同じってことで良かった。
音楽専用の端末として使用を考えている方やガラケーとの2台持ちしたいって方には、是非おすすめな新型iPod touchです。