子供が楽しくプログラミング言語を学習できるアプリ「Swift Playgrounds」は革新的なツールとなり得るのか

どうも、NINO(@fatherlog)です。

Appleは世界開発者会議「WWDC2016」で、iOSOS X(macOS)のためのプログラミング言語「Swift」を遊びながら簡単に学ぶことができるアプリ「Swift Playgrounds」発表しました。

「Swift」(スウィフト)というプログラミング言語は、iPhoneやiPadで日頃使っているiOSアプリの基盤として、またiMacやMacBookに搭載されているOS X(macOS)アプリケーションの根幹となっている言語です。

そして「Swift Playgrounds」は、実際に使われているSwiftをエンターテイメント性を取り入れたゲームやかわいらしいキャラクターを通して、子供でも簡単に楽しく学習することが可能なアプリ。

「プログラミング教育」が盛んになりつつある現代では、革新的なアプリとなりそうです!

 

目次

プログラミングで作られたものに囲まれている日常

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現代社会は、仕事でもプライベートでもスマホ・タブレット・PCなどのIT機器に囲まれています。

それら最新のIT機器やシステムが、日々の生活をとても便利なものにしてくれているんです。

便利な現代社会の基盤となっている各システムは「プログラミング」により構築されています。

これは、ユーザーの多様なニーズがある一方で、それを形にする素晴らしいプログラマーの方達がいてこそ成り立つもの。

そんな便利な日常になれてくると、スマホ・タブレット・PCを使うユーザー側のニーズはさらに多様なものへと広がり、より便利な日常を達成するためにはさらに有能なプログラマーを育てる必要があります。

 

幼少期のプログラミング教育の必要性

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「プログラミング」ってハードル高いですよね。専門職ってイメージ。

素人にとって、「プログラミング」とは全く理解できないもの。

中身は「コード」と呼ばれる英語・数字・記号の羅列が永遠と続いている呪文のように見えます。

 

はい、それ僕です。

 

大人になってからそれを理解しようしても、知識も無ければ興味もないので、完全に無理。

 

でも、このプログラミングに幼少期から触れていたら違っていたかもしれない。

増してや学校で「プログラミング教育」という義務教育として必ず学習する機会を与えられているものだったとしたら、もっと理解できていたかもしれない。もっと興味が出ていたかもしれない。

だからこそ、幼少期のプログラミング教育はとても重要なことだと思うんです。

 

最近の教育事情として「プログラミング教育」は世界各国で積極的に取り入れられてきています。

日本でも、放課後の課外活動や体験学習のメニューとして「プログラミング体験」なるものが実施されているところがあります。

そして、2020年度から小学校でのプログラミング教育を必修化することで文部科学省が検討に入っているという動きがあります。

このような中、Swiftを楽しく簡単に学ぶことができる「Swift Playgrounds」では、幼少期にプログラミング教育を行うツールとして革新的なものであると思います!

楽しくSwiftを学べる「Swift Playgrounds」

前置きはこれぐらいで。

今回、Appleが発表した「Swift Playgrounds」はプログラミング言語「Swift」を専門的に学ぶ前段階として、その基本や概要を学べるiPadアプリです。

WWDC2016での発表を簡単にまとめました。

 

イベントの基調講演では、1番最後の出番となった「Swifr Playgrounds」。

iPadを使ってSwiftでのプログラミングを学習す新しい方法として発表されました。

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Swiftのコードを実際に使ってキャラクターを動かしてみようという課題です。楽しそう。

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キャラクターをゴールまで導くという課題があり、Swiftのコードを実際に使いながら右側のプレビューでキャラクターが動き視覚的に学ぶことができます。

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Swiftのプログラミング専用キーボードも用意されています。

 

今度は、キャラクターが正方形のフィールドである4つの辺を歩き1周回るという課題。

「1辺を端から端まで歩く」というコードに「4回繰り返し」というループを使ってクリアします。

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絵文字を重力に従って動かすというミッションもありました。

コードを書き加えることにより端末の加速度センサーの動きを絵文字のアクションに取り入れます。

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見るからに楽しそうですよね!

大人だけど、このアプリ早く入れたいです。楽しくないわけがない!

 

「Swift Playgrounds」の一般公開は2016年の秋頃です。

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実際に英語・数字・記号を並べるだけのプログラミングでは、そこには文字しかないわけで、Swiftの知識がないものからすれば理解しがたいもの。

Swift Playgroundsでは、キャラクターが動くことによりSwiftという文字言語を視覚的に理解できます。

その他、キャラクターが動いた時の喜び、課題をクリアしたときに自分で作成したという自信がつき、子供にとっては興味のない「プログラミング」であったとしても、これらの満足感を得ることで、「プログラミング」への抵抗感がなくなりスムーズに学習することが可能です。

 

プログラミング教育に革新をもたらす「Swift  Playgrounds」

「Playground」を日本語にすると「遊び場」です。

複数形の「s」が付いていることからわかるように、Swift Playgroundsはプログラミングを学ぶ「遊び場」でありながら、Swiftを使った子供達のさまざまな考えがそこにあって欲しいというAppleの思いがあるんだと思います。

 

ちょっと話それますが、ぼくは未だに「因数分解」ができますよ。結構自信あります。
覚えてます?因数分解。
中学3年生に習うやつです、数学ですよ!

因数分解なんて大人になって1回も使ったことないし、役に立ったことも1度もないですけど!

Swiftというプログラミングであれば大人になっても自分のスキルとして絶対使えるものだと思います。因数分解をdisるわけではないですけど、プログラミングを覚える方がよっぽど実用的ですよね!

 

「Swift Playgrounds」を使ってSwiftを子供達に楽しく学んでもらい、「Appleの未来のため」「子供達の未来のため」に、iOSOS X(macOS)といったプラットフォームのさらなる発展を図ろうというAppleの狙いは、とても有益なものでプログラミング教育に革新を与えるものだと考えます。

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