磁力を使って簡単に装着しワイヤレス充電ができるMagSafe。
iPhone 12シリーズより導入され新たなワイヤレス充電機能です。
便利なMagSafeですが、この機能を搭載したモバイルバッテリーは、未だ製品化されているものが数少ない状況です。
そんな中、CIOよりMagSafe搭載モバイルバッテリー「Magsafe対応モバイルバッテリー『CIO-MB5000-MAG』」が発売されています。
そこで、今回はこのMagsafe対応モバイルバッテリー「CIO-MB5000-MAG」をレビューします!
・・・ですが、忖度なく僕自身の使用感を生で書いてます!
MagSafe対応モバイルバッテリー「CIO-MB5000-MAG」の特徴
今やモバイルバッテリーの数はおびただしい種類の製品が市場に出ていますが、中でもMagSafeに対応したモバイルバッテリーはそう数多くないのが現状です。
というわけで、「CIO-MB5000-MAG」はMagSafe対応モバイルバッテリーとして貴重な存在であると思います。
「CIO-MB5000-MAG」の特徴や主な仕様は以下のとおり。
CIO-MB5000-MAGの特徴
- マグネット吸着のワイヤレス充電「MagSafe」に対応(iPhone 12シリーズ)
- MagSafe充電は最大15W
- 電池容量5000mAh
- 最大18WのUSB-C(USB-PD)入出力ポート搭載
- 入力用(モバイルバッテリー自体の充電)のLightning端子搭載
- MagSafe非対応機種用にマグネットシール付属
- 横置きスタンド搭載
- PSE認証取得
「CIO-MB5000-MAG」の主な仕様 | |
バッテリー容量 | 5,000mAh |
本体サイズ | 約110×65×11mm |
本体重量 | 約130g |
USB-C端子(入出力) | 最大18W |
Lightning端子(入力のみ) | 最大10W |
ワイヤレス出力(MagSafe) |
最大15W |
USB-C+ワイヤレス(同時使用) | 合計12W |
製品カラー | ブラック/ホワイト |
「CIO-MB5000-MAG」はMagSafeに対応している点が最大の特徴です。
記事執筆時点で、iPhone 12シリーズの4機種(iPhone 12、iPhone 12 mini、iPhone 12 Pro、iPhone 12 Pro Max)が対応しています。
MagSafe対応iPhoneに、このモバイルバッテリーをマグネット吸着でくっつけることで、iPhone本体をMagSafeでワイヤレス充電ができます。
本体下部にボタン1つと、USB-C端子/Lightning端子を各1つ搭載。
USB-C端子は入出力に対応。最大出力18WのUSB-PD対応でMagSafeの最大15Wを上回る出力です。
というわけで、iPhoneを最速で充電したいなら、USB-Cで有線接続すれば可能です。
一方、反対側のLightning端子を搭載していますが、こちらは出力用ではなく、モバイルバッテリー本体自体の充電用入力端子なので、注意が必要。
つまり、iPhoneに有線接続して充電する場合は、USB-C – Lighningケーブルを使う一択です。
ちなみに「CIO-MB5000-MAG」は国内でモバイルバッテリーに対して義務づけられている電気用品安全法によるPSEマークが取得されています。
よく分からない流通ルートによる入手でよく見るようなPSEマーク未取得の製品とは違って、安心して購入できます。
CIO-MB5000-MAGでiPhone何回充電できるか!?
「CIO-MB5000-MAG」のバッテリー容量は5,000mAh。
10,000mAh程度あれば容量的満足を得られるという個人的な尺度はあるものの、日常生活を送る中で手軽に持ち運べるというスタイルを考えると、この5,000mAhくらいがちょうど良いとも感じています。
5,000mAhというバッテリー容量は、機能性と本体の携帯性のバランスが取れていて、かつ、携帯性を重視している容量ですね。
となると、この5,000mAhでiPhoneをどれくらい充電できるのか・・・を目安として知っておきたいところ。
モバイルバッテリーを使ってiPhoneやモバイル端末を充電する際には、どんなモバイルバッテリーであっても必ず電力効率による充電実容量のロスが発生してしまいます。
話は長くなるので詳細は割愛しますが、ここではロス率を30%と仮定します。
5,000mAh × (100-30)%
→3,500mAh
この3,500mAhをモバイルバッテリーの実容量として、iPhone 12シリーズそれぞれの容量ごとに何回くらい充電できるか算出します。
iPhoneの バッテリー容量 | 充電可能回数 | |
iPhone 12 | 2,815mAh | 約1.2回 |
iPhone 12 mini | 2,227mAh | 約1.5回 |
iPhone 12 Pro | 2,815mAh | 約1.2回 |
iPhone 12 Pro Max | 3,687mAh | 約0.9回 |
結果を見る限り、iPhone 12シリーズではほぼ1回フル充電ができることが分かります。
外出先で電池がなくなる緊急事態を考えると、最低1回フル充電できるモバイルバッテリーを所持していることはとても心強いです。
なお、上記算出した充電回数については、個人的に算出した数値なので、あくまで参考としてとどめておいてください。
MagSafe対応モバイルバッテリーを使い、実査にワイヤレス充電してみた!
愛用機のiPhone 12 Pro Maxに対して、「CIO-MB5000-MAG」モバイルバッテリーを使い実際に充電してみることに。
MagSafeの磁力による引っ付き具合は、かなり強固かつしっかりと吸着。
その様子はApple純正のMagSafe充電器と全く変わらず、かなり良い感じのピタッという吸着感を手に与えてくれます。
また、MagSafeによるワイヤレス充電は最大15Wという仕様であるのに対し、今回はモバイルバッテリーによるワイヤレス充電であるため、いつも行っている電流計による出力計測はできませんでした・・・。
感覚的な体験談となりますが、通常のMagSafe充電と同じくらいの速度でバッテリー回復していたようなので、恐らく15W近い値が出ていたと思っています。
しかも、サイズ感がとてもコンパクト。
iPhone 12 Pro Maxの筐体幅の中にピッタリと納まっています。
余談ですが、僕自身、普段は20,000mAh級モバイルバッテリーを使うことが日常であるため、なおさらコンパクトさを強く感じたのかもしれません。
モバイルバッテリー自体の充電残量は背面のLEDインジケーターで確認可能。
バッテリー残量によって4段階のLEDが点灯表示されます。
また。モバイルバッテリー背面には横置き用のキックスタンドも付属しています。
横画面でデスク上において、PC横のデュアルディスプレイとして、動画閲覧用として、ゲーム用ディスプレイとして・・・といったように、MagSafeのワイヤレス充電を行いながら横置きスタンドとして同時活用できます。
このスタンド機能は、毎日iPhoneを使うなかで使える場面が多く出てきそうです。
また、本体にはMagSafe対応でないワイヤレス充電対応のiPhoneでも使えるように、円形のマグネットシールが付属されています。
iPhone 11シリーズなどでMagSafeに対応していなくても、背面にこの円形シールを貼り付けることで、擬似MagSafe化することが可能な付属品です。
懸念点として、ワイヤレス充電が反応する位置に自分自身でこの円形マグネットシールを貼り付ける必要があります。想像すると少し難しそうです・・・。
僕の使用環境下はMagSafe対応のiPhone 12 Pro Maxであるため、この円形マグネットシールは設置しませんでしたが、設置する場合は、貼付する位置をよく確認した上で行うようにしましょう。
まとめ:5,000mAhのコンパクトさとMagSafeの便利さを兼ね備えるモバイルバッテリー
久々に5,000mAh級のモバイルバッテリーを使って1週間くらい過ごしました。
MagSafe対応のモバイルバッテリー「CIO-MB5000-MAG」を実際に使ってみて、特にココが良いと感じた僕なりのメリットをまとめると・・・
- MagSafeの磁力を使った吸着で、しっかり固定しつつも見た目がスッキリなワイヤレス充電
- 5,000mAhのコンパクトサイズで、普段持ちのモバイルバッテリーとしてピッタリ
- 横置き用スタンドが便利で、充電しながらYouTube見るのに最適
という3点ですかね。
例えば、電車の中でモバイルバッテリーを使って充電したい場合、
モバイルバッテリー取り出す→ケーブル取り出す→ケーブルを挿す→充電する
という作業なんかいちいちしてられません。面倒。
MagSafeなら、ただ背面にカチャッとくっつければ良いだけ。
手が詰まるような場面だと特にMagSafeによる恩恵は大きいです。
日常使いのMagSafe対応モバイルバッテリーとして、特にiPhone 12シリーズを使っているユーザーにおすすめなモバイルバッテリーです!
ぜひ使ってみてください!!