ドコモ新料金プランは本当に安いのか?家族4回線契約の僕が実際にシミュレーションしてみました。

2019年4月に発表したドコモの新しい料金プラン「ギガホ」や「ギガライト」。

現行よりも2割〜4割値下げしたとされる新料金プランとあって、ユーザーからは期待の声も多かったのですが、いざ新料金プランの内容が発表されると、周囲からは「大して変わらない」「全然お得になってない」という意見をよく聞きます。

そこで、今回は家族でドコモを4回線契約している我が家の場合で、現行プランから新料金プランへ移行すると料金はどれくらい変わるのか比較してみました。

果たして、2〜4割お得になるんでしょうか!??

 

目次

我が家のドコモ4回線の内訳

今回のドコモ新料金プランシミュレーションを行う前に、我が家で契約している4回線の内訳について。

回線 使用者 利用端末 データ
使用量
iPhone 4GB
iPhone 4GB
iPhone 1GB
家族 iPad 2GB

こんな感じです。

音声通話が必要な回線はiPhone利用の僕・妻・母の3回線。

その他、家族で使用できるiPadをデータ通信専門で1回線契約しています。

普段から家のWi-Fi環境下で多く生活しているため、毎月の使用データ通信量はそこまで多くない方かと思います。

現行プランでは、4回線ともデータ通信は僕の親回線からシェアする「ベーシックシェアパック」を使っています。

では、これを元に比較していきましょう。

 

比較パターン① 端末購入2年以内の月々サポート適用期間中

そもそも、ドコモの新料金プランは携帯端末購入時の割引を廃止することによって、端末代金と通信量j金をしっかりと分離し、通信料金自体を適正に安くするというものです。

現行プランで最新のiPhone端末をドコモ購入している僕としては、2年間の月々サポートによる割引で端末自体を実質負担金で安く購入しているという背景があります。

そこで、端末購入後2年間までは回線合計でかなり大きな割引をもらっているので、この月々サポートによる割引がある場合から比較してみます。

 

ユーザー 内訳 新プラン 旧プラン
①僕 基本プラン 3,980円
(ギガライト5GB)
9,000円
(親回線:ベーシックシェアパック
5〜10GB)
音声通話 1,700円
(無制限かけ放題)
2,700円
(無制限かけ放題)
SPモード 300円
割引等 ー1,000円
(3回線以上)
-2,275円
(月々サポート)
合計 5,680円 9,725円
②妻 基本プラン 3,980円
(ギガライト5GB)
500円
(子回線:シェアオプション)
音声通話 1,700円
(無制限かけ放題)
2,700円
(無制限かけ放題)
SPモード 300円
割引等 ー1,000円
(3回線以上)
-2,275円
(月々サポート)
合計 5,680円 1,225円
③母 基本プラン 2,980円
(ギガライト1GB)
500円
(子回線:シェアオプション)
音声通話 1,700円
(無制限かけ放題)
2,700円
(無制限かけ放題)
SPモード 300円
割引等 ー1,000円
(3回線以上)
合計 3,680円 3,500円
④家族 基本プラン 1,000円 2,200円
(データプラン+シェアオプション)
SPモード 300円
割引等 -2,025円
(月々サポート)
合計 1,000円 475円
4回線合計 16,040円 14,925円

新プランの割引は3回線以上契約していれば絶対に割引される「みんなドコモ割」のみ考慮しています。期間限定の割引等を考えるとややこしくなるので。

比較結果としてはほぼ変わらない水準ではありますが、新料金プランへ変更により1,000円ほど高くなるという結果に。全然安くなっていない・・・。

この比較パターンの場合だと、端末購入による月々サポートでの割引が3回線分合計7,000円近い金額があるので、やはり現行プランの方がお得感があることは否めません。

おそらく、ぼくのように毎年あるいは2年ごとにiPhoneを買い替えている勢にとっては同じような結果になることかと思います。

それが故、新料金プランは場合によっては実質値上げも・・・。なんて言われているんですね、きっと。

ぼくのこのパターンも噂されている「場合によって」のタイプです。

 

比較パターン② 端末購入2年経過後、月々サポート適用なし

続いて、月々サポートがない場合を考えます。

端末購入後2年を過ぎるとこの割引がなくなります。

今度発売される新端末からは、新料金プランが全て適用になると思うので、これまでのような端末購入による割引はなくなります。

今受けている月々サポートが終了すれば必然とこの状態になります。

ユーザー 内訳 新プラン 旧プラン
①僕 基本プラン 3,980円
(ギガライト5GB)
9,000円
(親回線:ベーシックシェアパック
5〜10GB)
音声通話 1,700円
(無制限かけ放題)
2,700円
(無制限かけ放題)
SPモード 300円
割引等 ー1,000円
(3回線以上)
合計 5,680円 12,000円
②妻 基本プラン 3,980円
(ギガライト5GB)
500円
(子回線:シェアオプション)
音声通話 1,700円
(無制限かけ放題)
2,700円
(無制限かけ放題)
SPモード 300円
割引等 ー1,000円
(3回線以上)
合計 5,680円 3,500円
③母 基本プラン 2,980円
(ギガライト1GB)
500円
(子回線:シェアオプション)
音声通話 1,700円
(無制限かけ放題)
2,700円
(無制限かけ放題)
SPモード 300円
割引等 ー1,000円
(3回線以上)
合計 3,680円 3,500円
④家族 基本プラン 1,000円 2,200円
(データプラン+シェアオプション)
SPモード 300円
割引等
合計 1,000円 2,500円
4回線合計 16,040円 21,500円

 

ここでやっと今回ドコモが発表した新プランの意図がわかりました。

2割から4割安くなっているというのはまさにこのことです!月々サポートによる割引を考慮しない場合ということ。

月々サポートがないと21,500円から16,040円となり、毎月5,460円も通信費が安くなります。

割合でいうなら、旧プランよりも約25%安くなっている計算です。

このパターンなら確かに2割から4割の間に入っていますね。

 

もちろん、端末代金の割引がなくなるので、ハード買うときの費用負担が高くなることは忘れてはなりません。

今後はキャリアで端末購入するメリットがなくなりそう。Appleから直接調達する方が安いなんてこともあるかもしれません。

とはいえ、これだけドコモでの通信費用が安くなるのであれば、新料金プランのメリットは十分にあると考えます。

 

長期間端末利用者や現在の月々サポート終了後なら変更は「あり」

現在契約している回線のデータ通信利用状況や音声通話利用頻度、契約回線数、月々サポート適用の有無など、いろいろな条件があるかと思います。実際にシミュレーションして比較していることをおすすめします!

今回我が家でのシミュレーションを経て全体的な傾向として言えそうなのは、最新端末ではなく以前発売された端末を継続して利用しているユーザーつまり月々サポートが適用されていないユーザー、30GBという大容量データを利用するユーザーは、新料金プランの方がお得になる可能性が高いです。

反対に、現在端末購入による24ヶ月の月々サポート割引が適用になっているようなユーザーでは、新料金プランによる恩恵はあまり受けられないのではと感じています。

何回も書きますが、今回の試算結果はあくまで我が家での例なので、他の家庭の場合では全く別の結果となることもあるかもしれません。あくまで1例と思ってください。

通信会社の料金プランは毎年のように新プランが発表されるなど、改革が進んでいます。

第4の大手通信キャリアとなる楽天が参入してくることにより、更なる価格競争が発生することも十分考えられます。

ユーザーとしては安定した通信を安く利用できることに越したことはないと思うので、今後の国内通信費用事情の推移に大きく期待していましょう!!

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