子どもが大きくなるに連れ、活動的な休日が増え、アクティブに楽しむ週末を迎えることが多くなってきました。
普段はiPhoneをメインにしてファミリー動画をほのぼの撮影することが多いものの、子ども相手にiPhoneをもって撮影するのは結構難しい時もあります。
こんな時は手持ちで手軽に撮影できるポケットサイズのジンバルカメラが重宝するんですよね。
今回は、ジンバルカメラのメーカーであるFeiyuTech社より、makuakeにて既に7600万円以上の支援を集め大注目されているセパレート型の4Kジンバルカメラ「Feiyu Pocket 2S」を提供していただきました。
実際にFeiyu Pocket 2Sを使って、休日VLOGを撮影してみた感想など、実機先行レビューとしてお届けします!
本記事はメーカーより物品提供を受けています。
記事内容は、一切の忖度はなく筆者自身が感じたままの自由記述です。
Feiyu Pocket 2Sの主な特徴やスペック
FeiyuTechは、GoProやiPhone、一眼カメラなどの市場でも人気のあるジンバル製品を多く取り扱っているブランドです。
そのFeiyuTechブランドの新製品として、本体部分とカメラ部分が分離できる業界初のセパレート構造を採用したジンバルカメラ「Feiyu Pocket 2S」がクラウドファンディングmakuakeに登場。
「Feiyu Pocket 2S」の主な特徴やスペックは以下のとおり。
Feiyu Pocket 2Sの主な特徴
- カメラとモニターが分離できるセパレート構造を採用
- 手の平に納まる超コンパクトサイズ
- 最大130度画角の超広角カメラ
- 最大4倍のズーム撮影
- 3軸メカニカルジンバル搭載で手ブレの少ない滑らかな動画撮影
- 4K60fpsの超高画質動画撮影
- マグネット内蔵で磁力による設置が可能
- 4K・スローモーション・タイムラプス・パノラマ・トラッキングなど多数の撮影機能搭載
- PC用WEBカメラとしても利用可能
サイズ | 170mm×42.6mm×30.5mm |
重さ | 179g |
カメラ | 851万画素、130度、F2.0 |
ディスプレイ | 1.3インチ タッチスクリーン |
動画モード | 動画、タイムラプス、モーションプラス、ハイパーラプス、スローモーション |
動画解像度 | 3840×2160(4K) |
静止画モード | 通常撮影、パノラマ |
最大静止画サイズ | 3840×2160 |
対応SDカード | microSD(最大512GB) ※U3ハイスピードSDカード推奨 |
稼働時間 | 180分(1080p/30fps) 160分(4K/30fps) |
手の平にすっぽりと収まるちょうどよいサイズなジンバルカメラ。
コードが巻き付いている部分がある意味で印象的なデザインとなっていますが、この巻き取られた物理コードによりモニター本体部分とカメラ部分が分離して設置可能となります。
ネックに巻き取られているコード部分を全て伸ばしてみました。
ケーブルを外すとぐんぐんとコードが伸びます。思ったより結構長いです。
スペックには載っていないため、長さを測ってみたところ、コード長は90cm強ありました。
makuakeで紹介されているように、カバンやポケット内に本体を入れて、身体にウェアラブル装着するなんていう使い方でも、まずコード長が問題になることはなさそうです。
外観をチェック
外観周りを今一度チェックしておきます。
本体は航空アルミニウム合金が使われ、重量は179gと軽量感があります。
分離前の状態だと、iPhone 13 Pro Maxの丈とほぼ同じくらいのサイズ感。
縦長ですが、あくまで棒形状をしているため、手持ちで握った感じは相当な小ささを手の平に覚えます。
本体正面、1.3インチのタッチスクリーンを搭載しモニター操作ができる他、ジンバル用のスティックと撮影開始/停止ボタンが配置されています。
左側側面にはmicro SDカードスロットとUSB-C端子を搭載。
micro SDはSDXCの最大512GBまで対応。
ちなみにmicroSDカードは付属品にはないため、自分自身で調達しなければなりません。
4K動画撮影を楽しむためにも、U3のスピード規格対応のmicroSDXCカードや大容量モデルのmicroSDXCカードがおすすめです。
右側面には電源ボタンとUSBのタイプBポートが搭載されています。
底面には三脚や延長ロッドがねじ込み接続できる穴を搭載。
必要に応じて、手持ちスタイルだけなく、固定ポジションでの撮影にも対応しているのは、心強い味方です。
こちらがFeiyu Pocket 2Sのパッケージ製品一式。
携帯用ポートやウェアラブル用のバンド、分離したカメラのマグネット設置台や3Mのシールも複数付属されていました。
ちなみに、日本での製品版納入の際には、日本語に対応したクイックスタートガイドが添付されるそうです。
Feiyu Pocket 2Sを使って静止画を撮影してみた
早速、写真撮影機能を使って静止画撮影をしてみました。
小さなボディからは想像できないくらい、なかなかのコントラストが効いたキレイな写真が撮れます。
超広角カメラ搭載なので、かなり広い画角も写真1枚に収められるので、外でアクティブに撮影したい場合に便利です。
こちらは夕暮れ時に日本海に沈む夕日を撮ったもの。
実際には、結構暗みがかかっているため、ノイズが入るかどうかと気になっていましたが、撮影データを見てみると、大きなノイズがのることもなく、それなりにキレイに撮れている印象です。
写真撮影全体を通しては、空が若干白飛びしているかな!?と思う程度。
通常の撮影であれば十分満足いくものと思います。
Feiyu Pocket 2SでVLOG撮影してみた感じたこと
Feiyu Pocket 2Sの実力を試すべく、休日の公園遊びとドライブお出かけに行った際、一緒に持ち出してVLOG撮影してみました!
手ブレのチェックや色々な撮影方法(スローモーション撮影、タイムラプス撮影、セパレートしてドライブでの撮影など、)を試し、ハイライト的にまとめてみたのでご覧下さい!
手ブレの度合いは歩行時・全力走行時も十分に効き、3軸ジンバルの効果がしっかりと出ています。
手ブレが少ないので映像はとても滑らかな。イイ感じです。
映像は、写真撮影同様に少し背景明るい部分が若干白飛びしているようにも感じますが、全体としてはまとまりのよい仕上がりかと。
これだけのポケットサイズでこの映像クオリティであれば、価格相応のレベルだと思います。
Feiyu Pocket 2Sの特徴を活かすべく、セパレートした状態でのドライブ撮影もしたのですが、思いのほかこれが楽しいです。
ダッシュボード上に付属の3Mテープと台座を貼りつけます。カメラを載せる部分です。
セパレートしたモニターを挟む台座部分も3Mテープで設置しておきます。
あとは、モニターとカメラを分離して設置し、ドライブモードに変えて、タイムラプスなり、4K動画なりを撮影するだけです。
キレイな景色のドライブ映像って機会こそないとそこまで撮影できないもの。
スマホ持ってずっと撮影しているワケにいかないので・・・。
セパレート構造って正直どうなんだろうと思っていた部分もあったのですが、ドライブ時にセパレートによる撮影を経験してみると、手元を煩わせることなくボタンを押すだけで簡単に撮影できる点が結構ツボ。
絶景ドライブ撮影なんかに中々使えそうです。
気になる点として挙げたいのは2点。
分離構造は素晴らしい着想であるものの、コード長が手巻きでぐるぐるとするのは面倒かつ見た目がちょっと・・・。
隠蔽仕様でかつメジャーのような自動巻き取り構造みたいなものがあると良かったのかな。
それとマグネット設置。確かに便利は便利なんでしょうけど・・・。
磁石でくっつけて設置するシーンは、僕の生活では特にないのかも。
車の屋根に付けている紹介みたいなのもチラホラ見受けますが、法的にちょっとマズそうなので車外部にペタッはあんまりよくないであろうという持論です。
まぁ、マグネット設置はいつか使えるタイミングが来たら、きっとこのメリットを身に染みて感じるものと思います。
まとめ
Feiyu Pocket 2Sを使って実際にVLOG撮影を通して分かったことをまとめました。
Feiyu Pocket 2S 評価まとめ
- 文字通りポケットサイズでいつでも取り出してサッと起動できる
- 3軸ジンバル効果で手ぶれ補正がよく効き、映像が滑らか
- 撮影モード多彩で色々な映像撮影を楽しめる
- セパレート設置が意外と面白い(ドライブ撮影で便利)
- タッチモニターの操作が若干しづらい(親指が大きいので特にスワイプ操作が苦手)
- 1日ガッツリ撮影するならモバイルバッテリー必須
- マイク集音は微妙に音がこもるかも
- 明るい部分が若干白飛び気味
メリット・デメリット含め色々書き出しましたが、全体的な評価としてまとめるとコンパクトサイズのジンバルカメラとしては十分な性能を満たしていると感じました。
ジンバルカメラをまだ持っていないユーザーの人であれば、これ1台持っておくと撮影の幅が大きく広がると思います。
また、アクティビティ撮影などには、Feiyu Pocket 2Sの最大の特徴であるセパレート設置したカメラ撮影が重宝することでしょう。
Feiyu Pocket 2Sは、makuakeにて絶賛クラウドファンディング実施中なので、気になる方はぜひチェックしてみてください!