端末で通信を行うためには物理SIMカードを端末に挿して使用します。
一方、最新のiPhone XS/XS MaxやiPhone XR、iPad ProやiPad Airなど一部のiPadでは従来の物理SIMカードに加えて、「eSIM」と呼ばれる端末内に搭載された物理SIMカードを使わない機能を採用。
これにより、物理SIMカードとeSIMで2つのモバイル通信プランが利用可能なのです。
国内初のeSIMデータ通信サービスとして、IIJmioは2019年7月18日より「IIJmio モバイルサービス ライトスタートプラン(eSIMベータ版)」を提供開始します!
IIJmioのeSIM通信サービス概要
新サービス「IIJmio モバイルサービス ライトスタートプラン(eSIMベータ版)」は、データ通信専用の通信サービスで6GBのデータ通信を月額1,520円で利用できます。
料金 | 初期費用 | 3,000円 |
月額費用 | 1,520円 | |
SIM発行手数料 | 200円 | |
データ通信 | バンドルクーポン (高速データ通信容量) |
6GB/月 |
通信速度 | 高速通信利用時 |
上り最大131.3Mbps |
容量超過後 | 200kbps | |
最低利用期間 | 契約日から翌月末まで(最大2ヶ月) | |
オプション |
◇データオプション |
利用するデータ通信回線はドコモの回線を利用。月6GBたっぷり使えて1,520円という価格なので、かなり安い印象を受けます。
なお、データ通信専用のため、音声通話やSMSは利用できません。
対象端末
IIJmioが公式に動作確認済みとしている端末は以下のとおり。
- Microsoft Surface Pro LTE Advanced
- Apple iPhone XS , iPhone XS Max , iPhone XR
- Apple 11インチiPad Pro、12.9インチiPad Pro(第3世代) , iPad Air(第3世代), iPad mini(第5世代)
なお、eSIMを搭載しているものの、Apple Watch Series3/Series 4(GPS+Cellularモデル)では動作しません。
ベータ版といいつつもキャンペーン充実
ベータ版なのでテスト仕様っぽい印象も受けますが、ほぼ正式なサービスのような扱いのごとく、お得なキャンペーンが展開されます。
期間 |
内容 | |
第1弾 |
2019年7月18日(木)〜 |
初期費用3,000円から2,999円を割引 |
第2弾 | 2019年7月18日(木)〜 2019年7月31日(水) |
利用開始月の翌月から3ヶ月間、データ通信容量1GBプレゼント |
第3弾 | 2019年7月18日(木)〜 2019年7月31日(水) |
利用開始月の翌月から3ヶ月間、月額利用料1,520円を1,000円割引 |
とくに、あらたにMVNOと契約する場合、初期手数料が気になるところですが、第1弾のキャンペーン適用により3,000円の初期費用が2,999円割引されるので、わずか1円で契約できます。これは大きいポイントです。
試しにeSIMの通信がどんなもんか使ってみたいと言う人でも手を出しやすい内容になるんじゃないかと思います。
MVNOのeSIM 通信サービスを使えば、大手キャリアの通信費を節約することも可能
eSIMを搭載している端末では、物理SIMカードの発行を必要としないため、オンラインでの手続きのみで通信契約ができます。
これによって、大手通信キャリアの安定した音声通話回線を物理SIMで利用しながら、データ通信はeSIM を使って格安SIMであるMVNOの通信サービスを利用するという手段が可能です。
大手キャリアのパケット料金が高いと感じている人にとっては、同じ端末内にある物理SIMカードとeSIMの使い分けで、毎月の通信費用を節約できるかもしれません。
我が家の場合は家族でパケットパックを利用。個人利用よりは節約の幅は大きくなさそうですが、ざっと計算すると毎月2,000円くらいの費用が安くなりそう。これは後日、試算してみてから記事にします。
データ通信速度を考慮した利用環境が鍵に
ドコモ→格安SIM→ドコモと、大手キャリアに出戻りしている身として、格安SIMのデータ通信速度パフォーマンスがどれくらいあるかという点は、通信サービスを使う上で重要なポイントです。
eSIM活用で安くなるのはユーザーとして嬉しい事ですが、そのデータ通信サービスが常に通信が遅いような環境では満足いかないかと思います。
今回提供のeSIM通信がどれくらいの通信パフォーマンスを得られるか注目したいところ。
とりあえずキャンペーンを使えば初期費用が1円になるので、申し込みたいと思います!
気になる方はIIJmio公式サイトをチェックしてみてください!