国民的SNSアプリである「LINE」。もはや毎日スマホを使うユーザーにとって、このコミュニケーションインフラ的アプリが入っていない人いないの方が少ないんじゃないでしょうか。
そんなLINEが本日5日13時から格安SIM「LINEモバイル」の詳細について発表を行いました。
NTTドコモの広範囲な安定した回線を利用した通信を提供し、月500円でLINEが使い放題になるほか、TwitterやFacebook主要機能のデータ通信の利用が無料になる「カウントフリー」プランなど詳細が明らかに!!
気になるプラン詳細についてまとめました!
あんまり触れられていない注意点についても紹介しますよ。
LINEモバイルとは!?
LINEモバイルは、スマホの大人気SNSアプリである LINE の格安SIMです。正確にはLINE株式会社の子会社LINEモバイル株式会社が運営するMVNOです。
回線はNTTドコモ系回線なので、広範囲かつ安心のネットワークです。
MVNO事業に参入を発表したのは2016年春先。今夏に提供開始としていました。いつかいつか・・・とずっと待っていたユーザーも多いことでしょう。「これを機に格安SIMへ移行しよう」なんて考えているひともいたんじゃないでしょうか。
夏も終わりかけて秋に入ってしまいましたが、ようやく本日、LINEモバイルの詳細が発表されました!!
LINEモバイルの料金プランは大きく分けて2種類
大手キャリアのような複雑な料金プランではなく、LINEモバイルの料金プランはMVNOをらしくシンプルなのが特徴。
料金プランは大きく分けて2つ。
- LINE利用が無料になる格安プランである「LINEフリープラン」
- LINEに加えてTwitterやFacebookの主要機能が無料になる「コミュニケーションフリープラン」
それぞれ、特定のデータ通信が無料になる「カウントフリー機能」が効いています。
注意しなければならないのは、LINEの利用が無料になるといってもこの「カウントフリー機能」は、アプリ利用の全てが対象になるわけではないです。
カウントフリー機能にも触れつつ、それぞれの特徴について見ていきましょう!
ワンコインでLINE利用が無料になる「LINEフリープラン」
まずは、利用量が格安でLINEの利用がデータ通信のカウント対象外=カウントフリーになる「LINEフリープラン」から。
「LINEフリープラン」概要
1つめの基本プランである「LINEフリープラン」は、LINEのトークと通話がデータ通信量が無料になり、さらに1GBのデータ通信が付属されるプランです。
プラン | 「LINEフリープラン」 | |
月額利用料 | データのみ | 500円/月(税抜) |
データ+SMS | 620円/月(税抜) | |
音声通話付き | 1,200円/月(税抜) | |
データ通信量 | 1GB | |
カウントフリー対象 | LINEのトーク及び通話 |
データのみなら月額利用料はなんとたったの500円(税別)!音声付きでも1,200円ですからね。安すぎます。
ワンコインでスマホが利用できてしまうなんて・・・。しかもその他のデータ通信量が1GBもついてくるので、毎月の利用がライトなユーザーに向いているプランです。
日頃から仕事先でも自宅でもWi-Fi環境下でずっと生活をしているけど、たまに外出した時にデータ通信を利用するって使い方をしている人なんかに良さそう。
1GBってどれくらい通信できるの!?
月間1GBっていってもイメージ湧きづらいですよね。ちょっと物足りなく感じそうですが、LINEモバイルのページによれば、1GBでも結構通信できる!的なことが書いてありますね。
テキストメール(300文字) | 約66,000回 |
ホームページ(300KB) | 約3,300回 |
Youtube(360p,4MB) | 約4時間 |
テキストメールを毎月66,000回(1日あたり2,200回)送るのは甚だ疑問しか湧きませんが、言いたいのはこれだけ通信できますよってことだと思います。
Youtubeはデータ通信量を食い尽くす最大の浪費アプリなんで、やはり4時間と短めです。360pというのは画質のことで、720pや1080pのHD高画質動画を見たら4時間どころじゃないです。2時間くらいで寿命がくると思います。
まぁそもそもがLINEフリープランは利用量がライトなユーザー向けなので、そもそもYoutubeなんてほとんど利用しない人がほとんどだと思いますが。
LINE利用はどこまで無料!?
データ通信量が無料になるカウントフリー機能ですが、LINE機能の全てが無料になるわけではないので注意。
LINEフリープランでは以下の利用がデータ通信のカウント対象外になります。
トーク | ・テキスト及び音声メッセージの送受信 ・スタンプ、画像、動画・その他ファイルの送受信 ・無料通話、ビデオ通話 |
タイムライン | ・画面閲覧、投稿(画像、動画含む) |
その他 | ・スタンプ、着せ替えのダウンロード ・アカウント設定に関わる利用 ・友だち一覧画面の表示、友だち追加 ・「その他」画面の表示 |
LINEの主要機能のほとんどが無料となっています。
じゃあ何が対象外なの?って話なんですが、例えばLINEトーク画面に配信されるLINE LIVEのストリーミング動画などはカウントフリー対象にはなりません。
要はLINE LIVE、LINE MUSIC、LINECameraと無数にある「LINE」がつく他のアプリはデータ通信無料の対象外となります。
LINEに加え、Twitter・Facebookの主要機能が使い放題プラン「コミュニケーションフリープラン」
大別した2つ目のプランが、LINEだけでなくTwitterやFacebookの主要機能もカウントフリーとなる「コミュニケーションフリープラン」です。
「コミュニケーションフリープラン」概要
コミュニケーションフリープランでは、LINEだけでなくTwitterとFacebookのアプリで主要機能を利用したことによるデータ通信もカウント対象外=カウントフリーにしてくれる太っ腹プランです。
もちろんカウントフリーになるだけでなく、データ通信量も選べます。毎月の利用状況がミドルからヘビーなユーザーまで満足な容量を揃えているのが特徴。
容量 | SIMの種類(価格は全て税抜) | ||
データ | データ +SMS |
音声通話付 | |
3GB | 取扱なし | 1,110円/月 | 1,690円/月 |
5GB | 1,640円/月 | 2,220円/月 | |
7GB | 2,300円/月 | 2,880円/月 | |
10GB | 2,640円/月 | 3,220円/月 |
データのみのSIM取扱いはないです。最低でもデータ+SMSのSIMからスタート。
コミュニケーションフリープランの最安は3GBのデータ+SMSタイプで月1,110円。LINE・Twitter・Facebookがデータ通信無料で使えて、さらに3GBの通信もついて1,110円なんで、お得すぎますよ。そこそこ使っても1000円ちょいってワケ。
最大では音声通話付きの10GBで3,220円。参考までにFREETELの10GB音声通話付きSIMで料金は月3,170円なので、まぁこんなもんかなってトコですね。
3GBってどれくらい通信できるの!?
LINEモバイルの公式ページによれば、3GBでは下記のような通信が可能とのこと。
テキストメール(300文字) | 約198,000回 |
ホームページ(300KB) | 約9,900回 |
Youtube(360p,4MB) | 約12時間 |
もはやツッコミしかでてこないこのテキストメールの回数。月198,000回メールって・・・。
1日あたりだと66,000回です。1時間あたり2,750回です。1分あたり45回です。すごすぎる!!!
3GBの可能性無限大すぎ!
それに比較してYoutubeときたら12時間で終わってしまいます。高画質にすれば10時間も見れないでしょう。
動画コンテンツをそんなに使わない人であれば3GBくらいのプランで十分と思われますね。
カウントフリーの利用対象
コミュニケーションフリープランでは、データ通信量がカウント対象外となるカウントフリーは、LINEだけでなくTwitterやFacebookも含まれるのがポイント。
LINE | トーク | ・テキスト及び音声メッセージの送受信 ・スタンプ、画像、動画・その他ファイルの送受信 ・無料通話、ビデオ通話 |
タイムライン | ・画面閲覧、投稿(画像、動画含む) | |
その他 | ・スタンプ、着せ替えのダウンロード ・アカウント設定に関わる利用 ・友だち一覧画面の表示、友だち追加 ・「その他」画面の表示 |
|
・タイムライン画面の表示・投稿(画像・動画含む) ・「ホーム/ニュース/通知」の画面表示 ・メッセージ機能の利用 ・プロフィール編集 |
||
・ライムライン/ニュースフィード画面の表示・投稿 (画像・動画含む) ・「リクエスト」「お知らせ」「その他」の画面表示 ・プロフィール編集 |
日常的に使うLINE・Twitter・Facebookの利用のほとんどでカウントフリーになります。これだけSNSアプリの機能が使えれば「もうおなかいっぱい」と言ってもいいかもしれないです。
Facebook LiveやTwitterのライブストリーミング動画やFacebook Messengerなどは対象外となるので注意を。
月間データ容量がなくなったら、データチャージできる!
格安SIMの大概のプランは、毎月決まったデータ通信容量を使いきると、低速通信に移行してしまいます。あの使い物に全くならず、ストレスばかりたまる低速通信です。
LINEモバイルでももちろんそうなんですが、決定的に違うのがデータチャージが可能な所!使い切っても、0.5GBあたり500円でデータチャージできます。他に、1GBあたり1,000円、3GBあたり3,000円という追加購入が可能。
これかなり嬉しいですよね。もし使い切りそうな前のヒヤヒヤ感や使い切ったあとやりきった感とイライラ感とはもうおさらば!!
ここでの注意点は月3回までしかチャージできないということ。
LINEモバイルのメリットや特徴
これまでいろいろ書いてきましたが、LINEモバイルの最大の特徴は特定SNSアプリが利用無料になる「カウントフリー機能」です。その他の特典も含めLINEモバイルのメリットを箇条書きにまとめました。
- SNS利用時のデータ通信が無料になる「カウントフリー機能」
- 2つの料金プラン「LINEフリープラン」「コミュニケーションフリープラン」を提供
- 「LINEフリープラン」はLINEがカウントフリー
- 「LINEフリープラン」は月額500円〜でデータ通信1GB付属
- 「コミュニケーションフリープラン」はLINE・Twitter・Facebookがカウントフリー
- 「コミュニケーションフリープラン」は月1,110円の3GB〜
- 初月の月額基本料は無料
- 使い切れなかったデータは翌月に持ち越し可能
- データ容量使い切ってもデータチャージが可能
- データ容量を使い切ってもカウントフリーのSNSアプリなら高速通信
- 月額基本利用料の1%分のLINEポイントが貯まる
- LINEの年齢認証が可能
- LINEトークで通信利用状況を確認できる
- SIMフリー端末の取扱もある
プランを選択する際には大きく分けて2つあるわけですが、ライトユーザーであればLINEフリープラン、そこそこ&がっつり使うんであれば「コミュニケーションフリープラン」がオススメ。
使わなかったデータ容量が大手キャリアのように翌月持ち越しできるのも地味に大きいポイント。無駄になることがないです。
LINEトークでデータ通信量の確認ができるもの嬉しいですね。今どれだけ使ってんだろってよく思うけど、トークなら簡単に聞けます。
LINEモバイルのデメリットや注意点
聞こえの良いLINEモバイルのデメリットというか注意点をまとめました。
- LINE・Twitter・Facebookのすべての機能がカウントフリーなわけではない
(ストリーミング動画系は特に注意) - 初回登録事務手数料は3,000円
- 音声通話付きの場合、契約翌月から12ヶ月までの解約は9,800円の解約手数料
- データを追加購入するデータチャージは月3回まで
- 帯域を長時間占有する場合は対象内でもカウントフリー通信が制限される可能性
- 音声通話は一律30秒20円と高額
- 通信品質(速度・安定性)などが未知数
通信品質については気になるところですが、これ自体は使ってみないとなんとも言えないところ。人気すぎてユーザーが殺到し某格安SIMのように通信が遅すぎては使い物にならないですからね。まぁ、現時点では保留にしておきます。
もう1点気になるのは「帯域を長時間占有する場合はカウントフリーが制限される点」。
帯域を長時間占有する=継続的にずっと使用しているということです。
つまりLINE電話やビデオ通話を1日中ないし1ヶ月間継続してつなぎっぱなしにしている場合とかがそれに当たると思います。そんな使い方する人まずいないと思いますが、タダだからといって無駄に乱用するそういう迷惑行為はやめましょうということです。
音声通話はFREETELのように通話料が5分間無料になる「FREETELでんわ」のようなオプションプランは特になし。30秒20円と高額なので、通話をメインで使うユーザーにはとことん向いていません。通信料金を抑えても通話料金がかさみ、結局大手キャリア並みの料金に到達するでしょう。
やはり格安SIMは、通信をメインとして使用している人が最大限に恩恵を受けられます。
サービス開始は10月1日!先行受付は9月5日から!
LINEモバイルの本サービス開始は10月1日予定となっています。
と、ここで開始に先立ち、今なら先行受付を限定2万枚対象で実施中!5日の発表後14時から受付開始しています。
記事作成の現在、9月5日22時頃では、まだ受け付けているので申し込み可能なようです。もちろんぼくも申し込んだので通信品質といった使用感は後ほどレビュー予定。
一刻も早くLINEモバイルを利用したいという人は、すぐにでも申し込みした方が良いです!!WEBだけで申し込みできます。
LINEモバイルが気になる方はぜひチェックしてみてください!