iPhoneやiPadでもお馴染みの音声アシスタント機能「Siri」がMac上で使えるようになりました。
Mac上でのSiri起動は、現在公開中のmacOS(旧OS X)の最新版である「macOS Sierra」の新機能の1つ。
今回は、Mac上でのSiriの便利な使い方を紹介します。
macOS SierraでのSiriの起動方法
macOS Sierraで音声アシスタント機能「Siri」を起動する方法はいくつかあります。
- Dockのアイコンから起動する
- メニューバー(右上)のアイコンから起動する
- Launchpad一覧から起動する
- ショートカットキーで起動する
起動するとこんなSiriのポップアップが表示されます。
ちなみに、iOS版で搭載され声だけで起動する機能「Hey!Siri!」(ヘイ!シリ!)には対応していません。ちょっと残念。
DockのアイコンからSiriを起動
DockにSiriのアイコンが追加されています。クリックすると起動できます。
メニューバー(右上)のアイコンからSiriを起動
スクリーン上部のSiriアイコンからも起動できます。
Launchpad一覧からSiriを起動
アプリ一覧を表示できるLaunchpadからも起動できます。キーボードのF4を押すか、トラックパッドに4本指タッチしたまま指を真ん中に集めるようなジェスチャするとLaunchpadがでます。Siriアイコンを探してみましょう。
ショートカットキーからSiriを起動
あらかじめキーボードにショートカットキーを登録しておいてSiriを起動することもできます。
ショートカットキーの設定方法については、次に解説します。
Siriを起動できるショートカットキーの設定方法
Siriを簡単に起動したい時はショートカットキーで起動がオススメ!
好みのショートカットキーにあらかじめ設定しておくと大変便利です。
どんなAppでもですが、効率良く作業できるようにするにはショートカットキーが一番手っ取り早いですからね。
では、 「システム環境設定」を起動します。
一覧から「Siri」を選択します。
項目一覧にある「ショートカット」から好きなものを選択します。もちろんショートカットキー設定を「切」にしておくことも可能。
デフォルトで用意されているコマンドは以下のとおり。
- Commandキーとスペースバーを押したままにする
- Optionキーとスペースバーを押したままにする
- Fnキーとスペースバーを押す。
デフォルトの設定以外にも「カスタマイズ」自分のお好みキーに設定することも可能です。
ちなみにぼくは「Commandキーとスペースバーを押したままにする」にしました。これが一番覚えやすいし、使いやすいかな。
Siriにお願いできるMac作業で役立つ文例集
iPhoneやiPadでSiriを使ったことがある人は多いでしょう。「歌って」とか定番のお遊びフレーズでとりあえず使ってみたなんて人も多いんじゃないでしょうか。
Siriは、Macだからこそ便利になるコマンドもあります。
例えば「ファイル検索」。「昨日開いたファイルを見せて!」と命令すれば、昨日開いたファイルの一覧が一瞬で表示されます。これは凄い!探したいファイルも簡単に検索できます。
ここでは、Mac上でSiriを使用して役立つ文例を紹介します!
コマンド内容 | 文例 |
ファイル検索 | 昨日開いたファイルを見せて |
ストレージの空き領域 | このMacの空き領域は? |
画面輝度調節 | 画面を明るく(暗く)して |
時間を調べる | マイアミの時間は? |
計算 | 30000 たす 4000 ひく 200は? |
メール | 〜にメール |
iMessagge | 〜にメッセージ |
〜とつぶやく | |
〜とFacebookに投稿 | |
写真 | 沖縄で撮った写真を見せて |
音楽 | Mr.Childrenを再生して |
天気 | 明日のお台場の天気は? |
メモ帳追加 | 「〜」とメモして |
連絡先検索 | 〜の電話番号は? |
マップ | 東京駅への行き方を教えて |
ウェブで検索 | 〜を検索して |
スケジュール | 次の予定を教えて |
個人的には「ファイル検索」が本当に便利と感じています。MacにSiriが入って一番便利になったのは間違いなくコレ。
ファイル数が増えるとどこに格納したかもよくわからなくなったりしますが、日時などのちょっとした情報を加えてファイル検索するとすぐに見つかります!
「計算」も便利なツールです。
足し上げる数字を確認していきたいとき、読み上げるだけで計算してくれるので、計算機をイチイチ叩かなくてもOK!勝手に計算してくれるのは本当にありがたい。
これ以外にもいろいろなコマンドがあるので、ぜひ試してみてはいかがでしょうか。