「macOS High Sierra」発表!写真・Safariなどアプリ改良やAPFSにも対応【WWDC2017まとめ】

どうも、NINO(@fatherlog)です。

WWDC 2017の発表後、こちらも更新遅れておりました。

 

 

Appleは、WWDC 2017の基調講演で次期macOSのアップデートとなる「macOS High Sierra」を発表しました!

写真・Safari・メールなどのアプリーケーションに大きく改良が加わる他、最新のストレージ技術であるApple File System(APFS)にも対応することがわかりました。

 

目次

3番目のニュースとして発表された「macOS High Sierra」

tvOS、watch OSに引き続き、3番目のニュースへと進みます。

まぁ、WWDCはAppleの世界開発者会議なんで、Appleが提供する4つのプラットフォームについては必ずアップデートの発表がありますね。

昨年、Mac OS Xから他のOSと名前を揃えるために改名された「macOS Sierra」。これはちょうど1年前の出来事ですねー。1年は早いっ!

 

そもそも、この「Sierra」って名称は、アメリカのカリフォルニア州にあるシエラネバダ山脈から来ているんですが、とても高く険しい山脈で知られているということで・・・

 

新しい次期macOSは、「macOS High Sierra」に決定!

イベント会場では、ここで笑いが起きていました。プレゼン中のクレイグ氏もこのドヤ顔。

Appleらしいネーミングセンスですなぁー!

と、現行のSierraにHighが着いた形となる次期アップデートですが、意味合い的にはメジャーアップデートというよりは、マイナーアップデート的なニュアンスの方が強い印象です。

 

Safariがより使いやすく高速に

macOSの標準ブラウザとなる「Safari」の新機能について。

 

macOS High Sierraで改良されたSafariでは、macOS上のブラウザ中でもっとも高速に。Chromeよりも80%も速いとのこと。

 

また、よくネットサーフィンをしていると勝手に動画の再生が始まることってないですか?音量をかなり大きく設定していて、「うわっ!!」ってなること、ぼくもよくあります。

あの困ったいきなり再生を停止してくれる「Auroplay blocking」を標準搭載しています。

ふと思ったんですが、FacebookとかInstagramの自動再生する投稿はどうなるんでしょうかね?きっと自動停止されるんだろうなー。

このほか、追跡防止機能でユーザーが利用したトラッキングデータを機械学習で削除することも可能になるようです。

 

メールアプリではフルスクリーンの2画面表示ができるように

メール返信するときに2画面表示であるフルスクリーンの「Split View」に対応。

左画面で受信したメールを見ながら、右画面で返信、なんてことが簡単にできるようになります。

 

写真アプリも本格的な画像加工が可能に

写真アプリの使い勝手は大きく改良されています。

 

新しい編集画面では、カラーやコントラストを調整するツールが登場。本格的に画像加工ができるようになります。

 

またPhotoshopやPixelmatorといったアプリとの連携もできるようになり、写真アプリから直接立ち上げることができるとのこと。

そして、編集結果は写真アプリのライブラリに保存されるんだそう。

コレ、地味にすごくないっすか?Photoshopで加工したものが写真アプリのライブラリに保存される・・・これからは、色々なライブラリにアクセスしなくてもこれ一本で済みそうです。

写真アプリでサードパーティ製アプリの編集結果も含めて一元管理できるので、iCloudフォトライブラリーの需要が、少しは高まりそうな気がしますね。

 

ストレージはAPFSを採用

ストレージの管理技術には、Apple File Systemを採用しています。

デモでは、容量の重そうな複数のビデオファイルを別フォルダへコピーするというタスクを紹介。

これまでのファイルシステムだと10秒くらいかかっていたビデオのファイルコピーですが、APFSを採用したmacOS High Sierraでは一瞬でタスク終了しました!

本当に速すぎてビックリ!!

 

APFSはファイルの高速化だけでなく、システムクラッシュからのデータ保護やセキュリティ性も向上。

iPhoneやiPadの根幹であるiOSでは、すでにiOS10.3で採用されているので、やっとmacOSも対応といったところですね。

個人的には、このアップデートが一番期待したいポイントかなと思っています。

いやー、macOS High Sierra、楽しみです!

 

Metal 2でVRコンテンツ制作も対応

Metal 2でMacのGPUパフォーマンスが向上し、アプリの高速化を実現。

開発者向けではありますが、VRコンテンツもサポートするようになり、Mac上で制作することが可能に。

これまで、Appleは、ARやVRといった次世代技術に少し遅れをとっているような印象だったので、ここに来て一気に対応したというような印象です。

 

次期アップデートとなる「macOS High Sierra」は2017年秋頃のリリース予定です!!

 

この記事が気に入ったら
フォローしてね!

▼MONOTIVE記事をSNSでシェアする▼
目次