以前、旅行で行ったマレーシアに行った時には、通信費を節約するためにマレーシア現地SIMの「maxis」を利用しました。
その後、読者の方からLINE@を通じて、マレーシアでのSIM利用に関して質問をいただいたので、今回はそれにお答えしようかと思います。
マーレシアでのSIM利用の質問内容
今回LINE@でメッセージをもらった質問内容は以下のとおり。原分まま載せます。
来月、子供とふたりでクアラルンプールに親子留学をしようかなと急に思い立って色々調べています。
ブログの中の記述に「ドコモ・au・ソフトバンクを利用していると現地SIMを取り扱いする通信業者と提携しているので、空港降り立った瞬間にすぐに通信利用することができます。」とありますよね。現在私はドコモのiphone6を利用しているのですが(通信業者もドコモです)、どうすればいいのでしょうか?通信業者と提携とはどういうことなのでしょうか?ブログに書かれていたmaxisも、カウンターに行けばsim交換してくれて使えるのでしょうか?
そうですよねぇ。悩みますよねぇ。わかります。
あまり慣れない海外での通信利用は慣れないものですが、右も左もわからない海外では電話や通信手段は必携とも言うべきツールです。
ドコモ・au・ソフトバンクの大手キャリアなら海外での通信利用も簡単
質問の内容をまとめましょう。
質問者の方は、ドコモのiPhone 6を利用しているということ。
一般的に、ドコモ・au・ソフトバンクという大手3キャリアでは、海外に行っても現地通信会社と提携している通信網があるので、そのままの状態で電話や通信機能が利用できます。
例えば「ドコモ」ですが、公式サイトには海外利用をする際に使えるかどうかを事前に調べるような機能が公開されています。
「iPhone 6」を機種として指定してみましたが無事に使えます。
ドコモの場合、海外に到着し現地の通信を受信すると、自動的に無料の案内SMSを受信します。
あとは、スマホのデータローミングという機能をONにするだけですぐに通信が利用できるようになります。
設定方法は以下のとおり。
データローミング機能をONにする方法(iOSを搭載したiPhone)
「設定」アプリを開き、「モバイル通信>通話のオプション」と進み、「データローミング」を「ON」にすればOK。
設定方法が心配な人は、成田空港など日本を出発する前に、空港にある通信キャリアのカウンターで設定方法などを確認しておくと安心です。
海外では簡単に通信できるが通信料金が超高額なのが難点
ここまでは簡単に海外でも通信利用できますよーという内容なのですが、問題は通信料金の高さです。
国内での通信料金の感覚でいると、海外で利用するとかなりイタい目をみます。
今回質問のあった読者の方は1ヶ月の利用ということなので、日本でどの程度の使い方をしているかはわかりませんが、平均的な使い方をしていたとしても、1ヶ月滞在となるとかなり高額になることを覚悟しておきましょう。
ドコモの海外利用の場合の通信料金プランは、「パケットパック海外オプション」と「海外パケホーダイ」の2種類です。
プラン | 料金 | 概要 |
パケットパック 海外オプション |
定額980円/24h | 利用開始後24時間までは980円の定額で利用。24時間経過後はパケット通信が自動で停止。 ただし、日本で契約しているデータ通信量が適用されるので、日本での契約プラン以上の通信を利用すると通信速度が128kbpsへ低下。 205の地域と国で利用可能。 |
海外パケホーダイ | 最大2,980円/ 日 | どれだけ使っても1日の最大料金は2,980円まで。 2段階定額制で約24MBまでなら1,980円/日。 ただし、昨今の大容量コンテンツ事情を考えると、1段階での停止はほぼムリ。日本での利用と同じような使い方をするなら2,980円にまず到達すると考えておいた方が無難。 テザリングも利用可能。205の地域と国が利用対象。 |
後者の海外パケホーダイを適用した場合、1日で2,980円なので、1ヶ月を30日間とすると合計で89,400円の通信料金がかかることになります!!とんでもない金額です。
もし質問者の方の子どもさんもスマホ利用しているのであれば、コレの倍。178,800円の通信料金です。これだけで別の海外に旅行に行けそうです。
コレに加えて、電話利用することがあるかもしれませんよね。
マレーシアでのドコモ利用の場合、通話料は滞在国内向けが1分75円。日本向けなら175円です。さらに着信した側にも1分80円の金額がかかります。1ヶ月で通信費20万も夢じゃない状況。
数日程度の滞在であれば、ドコモそのままで現地通信を利用するのもありだと思いますが、長期滞在になるのであれば、国内キャリアのSIMカードを海外で利用するのは全くおすすめしません。
現地SIMを契約するとかなりお得
2016年に旅行に行った時、今はなき格安SIMであるFREETELを日本で契約していたこともあり、そもそも海外で通信利用できないので、現地SIMのmaxisを契約しました。
当時のmaxisの価格表のままいくと・・・
容量 | 有効期間 | 価格 | SIMカード代 | 無料通話 | 合計 |
2GB | 7日間 | RM30 (約750円) |
RM10 (約250円) |
15分 | RM40 (約1,000円) |
5GB | 30日間 | RM50 (約1,250円) |
RM10 (約250円) |
100分 | RM60 (約1,500円) |
7GB | 30日間 | RM70 (約1,750円) |
RM10 (約250円) |
100分 | RM80 (約2,000円) |
ドコモなら9万円近くかかってしまう恐れのある通信料金ですが、30日間使えて7GBでも約2,000円です。
その差、約45分の1!!
結果から見て明らかにわかるように、1ヶ月間滞在するなら間違いなく現地SIMを契約した方が良いです。
ドコモ・au・ ソフトバンクの各キャリアによるSIMロックがかかっていると現地SIMが利用できないので、対応端末であれば必ず国内にいる時にSIMロック解除をしておきましょう。
現地SIMでは通信費用が安いだけでなく、無料通話も100分つくので、子どもも一緒に契約したとしても無料通話が活用できますね。
注意点としては、現地SIMを契約すると、電話番号も現地での電話番号となりますので、日本にいる知り合いから電話がかかってきたとしても受信できません。(通信ならもちろんOK)
事前に電話番号が変わるような連絡をしておくと無難です。
もちろん、LINE通話やFaceTimeといった通信回線を利用した通話やビデオ通話なら、番号は関係ないので、今までどおり使えます。
現地SIMは、空港のカウンターに行って端末を渡せば、あとはスタッフが使える状態になるまで勝手に設定してくれます。10分ほど待つだけなので、利用者は何も苦労しませんよ!
マレーシア現地SIMのmaxisを契約した一部始終は以下記事でどうぞ!
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今回は、FatherLogのLINE@に登録してもらった読者の方からの質問回答記事をお送りしました。
ええ、そうなんです。LINE@登録者、絶賛受付中です。
ぼくに答えられることであれば、どこまでできるかわかりませんが、余裕ある内は積極的に答えますよ!今のところ全然質問はないですw
さらに、記事化できそうであれば、こんな感じのアンサー記事を書きますので、ご期待ください!