【レビュー】1ヶ月使用まとめ!「iPhone 8 Plus」12の評価

どうも、NINO(@fatherlog)です。

9月のAppleスペシャルイベントで発表された新型iPhone。

今年は「iPhone 8」「iPhone 8 Plus」「iPhone X」という2シリーズ3機種が発表され、「iPhone 8」「iPhone 8 Plus」が9月中に先行して販売されています。

ホームボタンが廃止された全面ディスプレイや顔認証機能など最先端技術を搭載した「iPhone X」を待ち望む声も多いとは思いますが、とりあえず「iPhone 8 Plus」を購入。

今回は「iPhone 8 Plus」を約1ヶ月使って感じたことをメリット・デメリット含めレビューします!

「iPhone X」にはない魅力もあるので、両機種の購入検討で迷っている方はぜひ参考にどうぞ!

 

目次

美しい輝きを放つ背面のガラスパネル

Appleロゴが堂々と刻印されるiPhoneの象徴ともいうべき背面デザイン。

iPhone 8 Plusでは強靱なガラスパネルを採用

角度によって光の反射具合が変わる背面ボディで、毎回違った表情を楽しめます。

振り返ると、前作の「iPhone 7 Plus /ジェットブラックモデル」は、幾重にも及ぶ研磨加工による美しい輝きを放つデザインが特徴でしたが、繊細な表面は簡単に傷つきやすいというデメリットもありました。

iPhone 8 Plusの背面ガラスパネルは、ジェットブラックと比較してもかなり傷が付きにくいと感じています。

1ヶ月使用しましたが、背面に光をまんべんなくあててみても、大きな傷・細かな傷はとくに見当たりません。

指先に付着した油分などが表面に付着することもあるものの、撥油コーティングしてあるので、クロス等でサッと拭き取れば、再び美しい輝きを取り戻します。

毎日手にするものだからこそ、iPhone 8 Plusの洗練されたデザインは視覚的に重要な要素です!

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新しく採用されたワイヤレス充電が日々の充電タスクをより便利に

これまで採用が見送られてきたiPhoneシリーズのワイヤレス充電機能が、iPhone 8/8 Plusからようやく採用。

Android端末ではすでに採用されているQi規格のワイヤレス充電なので、決して珍しいものではないですが、採用されていなかったiPhoneとしては待望の機能だと思います。

初めてワイヤレス充電をした時の感想は「珍しい」「置くだけ充電の技術がすごい」という直感的な印象でしかなかったものの、ワイヤレス充電器に置くだけ充電ライフを毎日過ごしていると、その利便性を存分に実感できるようになりました。

いちいちLightningケーブルを差すことなく、パッと置くだけで充電してくれるので、毎日行う充電タスクがより簡単になります。

Lightningケーブルを挿すか・挿さないかというほんのちょっとした手間ですが、毎日これが省かれると、病みつきになります。マジで便利です!

これまで毎日のiPhone充電は、就寝時にベッド脇にあるLightningケーブルに挿して、操作しながら寝落ちするなんてことが度々ありましたね。

ワイヤレス充電器を使うようになってからは、充電しながら操作をやめ、眠気が襲ってくるとiPhoneをすぐに充電パッドの上に置くように。ぐっすり眠れるようになりました。

もちろん「充電ケーブルを挿したまま利用できない」ワケではなく、従来どおりの使い方もできるので、その辺はお好みで。

2018年に登場するとされる、iPhone/Apple Watch/AirPodsが同時充電できる「AirPower」にも期待が高まりますわ!

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iPhone 7 Plusと比較するとiPhone 8 Plusのカメラ性能は一段と向上

iPhone 8 PlusはiPhone 7 Plus同様に、12メガピクセルの撮影が可能な広角/望遠のデュアルレンズカメラを搭載しています。

ここでiPhone 7 PlusとiPhone 8 Plusの主なカメラスペックを比較してみます。

 項目 iPhone 8 Plus iPhone 7 Plus
画素数 広角:1200万画素
望遠:1200万画素
広角:1200万画素
望遠:1200万画素
絞り値 広角:f/1.8
望遠:f/2.8
広角:f/1.8
望遠:f/2.8
光学式手ぶれ補正
広色域キャプチャ
ポートレードモード
ポートレート
ライティング
×

主な仕様で比較する限り、ほとんど同じような両者のカメラ。

実は、見えない部分で大きく進化していて、サイズが拡大し高速化されたセンサーの効果により、さらに鮮明な写真が撮影できるようになっています。

「iPhone 8 Plus」と「iPhone 7 Plus」の両者で撮影した写真を比較したのが以下のサンプル。写真はリサイズのみの加工なし。
(スライダー左がiPhone 8 Plus右がiPhone 7 Plus

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(左:iPhone 8 Plus  右:iPhone 7 Plus)

ディズニーシーミラコスタのポルト・パラディーゾ・サイド側の建物を写したもの。建物壁面の色合いを見ると写真左:iPhone 8 Plusの方がより鮮やかな色合いです。

 

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(左:iPhone 8 Plus  右:iPhone 7 Plus)

同じくディズニーシー内の運河ヴェネツィア付近の様子。空の青さを見るとホワイトアウトせずにしっかりと青色を載せた表現に仕上がっています。

 

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(左:iPhone 8 Plus  右:iPhone 7 Plus)

こちらは夕暮れ時のSSコロンビア号を撮影したもの。水面に写る夕暮れ空模様が左:iPhone 8 Plusの方が彩度がキレイに感じます。

 

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(左:iPhone 8 Plus  右:iPhone 7 Plus)

最後に、丸の内での夜景写真。街頭の明るさや街頭に照らされた路面の色合いに微妙な変化があることがわかります。

 

細かな違いかもしれませんが、比較してみるとどれもiPhone 8 Plusで撮影した写真がより鮮明でキレイです。

iPhoneでの写真撮影は、撮りたい瞬間を手早く撮影できる手軽さが最大の魅力。

何気ない日常の1コマをよりキレイに撮影してくれるiPhone 8 Plusのカメラは、ついついシャッターボタンを押したくなる楽しさを与えてくれます!

ポートレートライティングは「面白い機能」止まりかもしれない

iPhone 8 PlusではiPhone 7 Plusと同様に、広角カメラと望遠カメラによりポートレート写真が撮影可能。

これに加えて、iPhone 8 Plusの独自機能として、「ポートレートライティング」機能があります。

ポートレート写真で撮影した背景の明るさを調節して、臨場感ある影やスポットライトといったエフェクト追加が可能です。

実際にディズニーリゾートに行った時にこのポートレードライティング機能を使ってみました。

まずは、ポートレート機能を使ってミニーマウスを撮影。

 

撮影後にiPhoneの写真アプリを使用し、ポートレートライティングでスタジオ照明エフェクトを追加してみました。

「んー」と少し声が出てしまいました。

確かに被写体(ミニーマウス)の周りが、まるでステージに立っているかのように黒くターンダウンしますが、縁取りが甘い部分や他の関係ない部分にもスポットライトが一部当たっています。

もっとも、僕自身が撮影した状況やポートレート撮影の写真自体が悪いということもあるんですが、ポートレートライティング機能的には改善の余地が十分にありそうです。

そして、個人的な感想ですが、ポートレートライティング機能を使ってこのようにステージ照明のエフェクトを追加しても、実際にエフェクト追加後の画像利用先が正直見当たらないという現実問題があるんです。

現状ではポートレートライティングの機能を使うことはあまり無いように感じます。今後の精度向上にも期待!

 

25%大きくなったスピーカー音量で臨場感がさらに向上

YouTubeやU-NEXTといった動画コンテンツを見ているとよくわかるのですが、ステレオスピーカーから繰り広げられる音がハンパないです。結構スゴイ!

iPhone 7 Plusより25%も音出力が大きくなっているだけあって、「スマホの出力でこんなに音出るの!?」ってくらい、iPhoneスピーカーの音が大きくなったと感じます。

画面正面を顔に向けて音を再生すると、Bluetoothスピーカーなしでも十分臨場感ある音で楽しめます。

 

使い慣れたホームボタン・指紋認証

iPhone操作の要でもあり、シンボルでもある「ホームボタン」。やっぱりiPhoneはコレを押さないと始まらない感があります。

物理ボタンから耐水機能搭載により、Tapticエンジンによる擬似ボタンにかわりましたが、iPhoneのあらゆる操作中枢を担う重要な要素です。

これまでiPhoneを使い続けてきた人にとっても、使い慣れたホームボタンは感覚的に「iPhoneに設置されて当たり前の便利なボタン」かと思います。

革新的な機能でiPhoneシリーズ最大の進化を遂げる「iPhone X」では全面ディスプレイ採用により、ホームボタンが廃止され、スワイプアップによる操作や顔認証に置き換えられます。

まだ体験していないので、iPhone Xについては未知なる部分が多いものの、やはり使い慣れたホームボタンや指紋認証機能は日常利用でも馴染むものですね。

ホームボタンでの操作にこだわりがあるというのであれば、iPhone 8/8 Plusはその強みを最大限に発揮してくれるでしょう!

Plusシリーズ特有の5.5インチ大画面ディスプレイ、シンプルに大きくて見やすい

iPhone 6発売以降、常に画面の大きいモデルであるPlusシリーズを利用してきたぼくにとって、5.5インチの大画面ディスプレイは視認性や操作性において非常に優れていると感じています。

手の平には収まらず片手フリックができない、ポケットに収まりきらないというスケール的なデメリットはありますが、シンプルに大きくて見やすい大画面はWEB閲覧・アプリ利用・写真撮影・動画再生などiPhoneでこなす全てのコンテンツ利用で最大限の力を発揮してくれます。

個人ごとにスマホ利用時のコンセプトは違います。

「ディスプレイの見やすさ」を一番に考えるのであれば、iPhone 8 Plusの5.5インチ大画面は絶対的に重宝します!

 

Suicaやクレジットカードが使えるApple Payの利便性が凄まじい

「iPhone 8 Plus」では、「iPhone 7/7 Plus」「Apple Watch Series 2」「Apple Watch Series 3」と同様に、NFC搭載によるApple Payが利用可能です。

交通系電子マネーであるSuicaを登録したり、クレジットカードを登録したりすることにより、いちいち現金を出すことなくかざすだけのキャッシュレス生活を過ごせます。

使い始めると予想外にもコレが便利!

コンビニやレストランでのスマートな支払い、電車・バスはもちろん新幹線乗車もiPhoneをかざすだけで乗車可能。

今では、Apple Payのない生活は考えられません!!

マジで便利すぎです。

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iPhone 7や7 Plusで使っていた保護ケースもそのまま使用可能

似ていて非なる「iPhone 8/8 Plus」と「iPhone 7/7 Plus」。

外観の形状としてはほぼ同じこともあり、「iPhone 7/7 Plus」で使っていたケースもそのまま「iPhone 8/8 Plus」で利用できます。わざわざ新しいモノを買わなくてもOK!

レザー製品など高価なケースを付けている人は中々簡単に買いかえられないと思っている人には朗報ではないでしょうか。

「iPhone 8/8 Plus」で「iPhone 7/7 Plus」のケースがそのまま流用できるのは、地味に嬉しいポイントです!

 

IP67規格の耐水性能は、水周りでの使用にも一段と安心感を与えてくれる

iPhone 8/8 Plusでは、IP67相当の耐水機能ももちろん搭載

風呂に入る時に使うといった積極的に水に浸けることは決してオススメできませんが、水周りで利用することがあってもとりあえずの耐水性能で安心して利用できます。

雨で少し手が濡れてしまっている、アウトドアやキャンプでの利用シーンでも耐水性能は十分に役立ってくれます。

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処理性能はさらに高速になったものの、体感ではよくわからない程度

より高速になった「A11 Bionic」チップを搭載した「iPhone 8 Plus」。

「iPhone 8 Plus」と「iPhone 7 Plus」、それぞれでGeekbench 4によりベンチマークスコアを測定して比べてみました。

シングルコア・マルチコアのスコアともにiPhone 8 Plusの方が大きく上回った値です。

特にマルチコアでは2倍近いスコアをたたき出しています。

これだけの処理能力があるからこそ、ポートレートライティングやカメラ撮影時の高速処理が可能になっているとわかりました。

一方で、処理能力の体感的な部分でいえば、大きくは分からない程度に感じます。むしろ全くわからないといった方が正解かもしれない。

A11 Bionicによる処理能力の大幅な向上は、体感では感じられない裏側の部分で大きく活躍しているでしょう!

 

「iPhone X」と比較すると値段が安い

2017年に発表されたiPhoneの新型モデルは「iPhone 8/ Plus」と「iPhone X」。

iPhone Xの方が発売日が1ヶ月以上遅くなるため、両者の反応を見てから決めようと考えている人も多いことと思います。

購入時に検討すべき項目で、両者の大きな違いは販売価格にも顕著に表れます。

結論として、「iPhone 8/8 Plus」は「iPhone X」よりも安価で購入できるので、予算を考える際にも重要なポイントになりますね。

Apple公式ストアでの販売価格(税抜)を比較するとこんな感じ。

容量 iPhone 8 iPhone 8 Plus iPhone X
64GB 78,800円 89,800円 112,800円
256GB 95,800円 106,800円 129,800円

 

「iPhone 8」と「iPhone X」で比較すると34,000円の差額、「iPhone 8 Plus」と「iPhone X」で比較すると23,000円の差額です。

端末代金を安く抑えられる「iPhone 8/8 Plus」は、購入時のコスト面を考慮すると、判断材料としては大きい要因となりますね。

 

保守派ながら大胆な進化を遂げた「iPhone 8 Plus」

発売直後の世間の声を聞いてみると「iPhone 7やiPhone 7 Plusとあまり変わっていない」「iPhone Xの方が高性能」という声が多いような気がします。

しかし、実際に1ヶ月間「iPhone 8 Plus」を使用してみると、これまでのiPhoneとはひと味もふた味も違う進化を遂げていることを十分に感じました。

芸術品のような美しいガラスパネルデザイン、より鮮やかでキレイに撮影できるカメラ、充電時の手間を楽にしてくれるワイヤレス充電といった最新の機能を搭載しながらも、既存のiPhoneの形をそのまま継承したiPhoneらしいiPhoneともいうべきモデルです。

iPhoneの象徴とも言うべきホームボタンがあり「iPhone X 」と比べて安い価格で購入できることもメリットの一つ。

「iPhoneの王道路線を極めた完成形的な存在」であること、これが「iPhone 8 Plus」最大の魅力です!

「iPhone X」と比較して購入する人も多いと思いますが、違う次元で「iPhone 8 Plus」の魅力も色濃いものとなっているので、ぜひとも購入時の参考にしてください!

iPhone Xのレビューもぜひ合わせてどうぞ!

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