どうも、NINO(@fatherlog)です。
ブログ記事作成、子どもの成長写真、旅行写真撮影と、どんなシーンでも欠かせない存在となっているぼくの愛用しているミラーレス一眼レフカメラ「SONY α7RⅡ」。
今では後継機種となるα7RⅢが出ていますが、半年前に購入した当初には本体だけでも30万超え。GMレンズ合わせると60万以上しました。
こんな高価なカメラにも関わらず、ぼくは自宅の部屋に常に放置するスタイルで保管していました。新潟の冬は雪があって夏も冬も常に湿度高いですからね。今考えると完全にあり得ないっす。
前々から知ってはいたんですが、ミラーレスも含め一眼レフカメラはカビが大敵。カビでやられようものなら使用不能に陥り、後々下取りして新機種に交換する際にも全く査定できないなんてことになってしまったら一巻の終わりです。
ということで、ずっと購入を後回しにしていた念願の「防湿庫」をわが家にも導入しました!
今回は「IDEX D-strage typeS DS-31C」をレビューします!
IDEX製品を購入した理由
一眼レフカメラは高い買い物。
本体価格は、フルサイズだと最低でも10万くらいするし、APS-Cでも5万円くらいはしますよね。
そんな高価なカメラもカビにやられると一発でアウトです。清掃となると3万円は余裕に超える高額な費用取られるし、最悪買取してくれません。1度カビが生えたら終わりです。
残念ながら私達が住んでいる日本はそのカビさん達と常にお友達といっても過言でない気候なので、リスクが非常に高いのが事実。
やはり、カビ防止対策は必須ですねー!!
カメラのカビ防止のための防湿庫といえば、メジャーなところでいうと東洋リビングかトーハ・リンってとこ。
でもココらの製品の価格帯、正直いってかなり高いです。価格コム見ると、庫内容量が小さなモデルでも最低で2万円は超えてくるレベルです。まぁそれなりに性能も保証されているとは思うのですが。
「カメラの防湿対策がしっかりとできる防湿庫をなるべく安い買いたい!」ということがIDEX製品購入の決め手です。
2つの除湿方式
カメラの防湿庫購入を考えている人のために防湿方式について簡単に。
カメラの除湿方式には「ペルチェ式」「乾燥剤吸着式」の2種類があります。
大雑把に言うと、ペルチェ式は冷却された放熱板に庫内空気を当てて結露させ、スポンジで吸収した後にそのスポンジを乾燥させるというもの。一方、乾燥剤吸着式は、乾燥剤によって庫内空気の水分を吸収し乾燥させるというもの。
今回購入したIDEXのD-strageシリーズはペルチェ式。
まぁ、これらの除湿方式の違いによる仕組みや特徴については、ペルチェ式を採用しているIDEXの技術情報ページや、東洋リビングのメーカー公式ページを参考にしてください。
ちなみに、東洋リビングは乾燥剤吸着式なのでかなりそちらに偏った意見でペルチェ式のことボロクソに書いてあります。そりゃそうや。
防湿庫「IDEX D-strage typeS DS-31C」を使ってみた!
では、IDEXの防湿庫にいってみましょう!
今回選んだ庫内容量は一番小さいタイプの30L。
防湿庫選ぶ時に庫内容量は結構重要な要素です。
カメラが好きになるに連れ、レンズの本数や本体が増えていく傾向にあると思うので、一回り大きいのを購入しておきたいところ。
ただ、本音としてはそこまで設置スペースを確保できないのと、カメラも買い換えでやりくりしているぼくにとっては、とりあえず一番小さい容量にしておこうかなと。
実際、庫内容量30LのIDEX D-strage type Sでも、上段にレンズが3本と下段にカメラ2台+αくらいは収まりそうな量。
庫内容量30Lといっても想像が付きにくいと思います。長さでいうと、幅が約28cm、高さが約36cm、奥行きが31cmです。カメラ1台ユーザーにとっては本当に十分な大きさ!
サンデーカメラマンくらいであれば、これくらいの容量でも十分かなぁと思います。まぁ、カメラにもっとハマってレンズしまう場所足りなくなったら、また買い足せば良いかなぁーと言い訳。
本体扉には鍵が付属しているのでセキュリティ面も安心です。子どものいたずら防止には最適ですよ。
背面にはペルチェ式の除湿ユニット。そこまで背面側が突起しているワケでもないので、設置後はわりとスッキリ収まってくれます。
左上の穴にDCアダプタ差し込んでコンセントに差し込んだら除湿開始です。
カメラを収納してみた!
ではでは、カメラを入れて除湿。ということでぼくの愛用機であるα7RⅡ、サブ機のPENTAX K-S2とレンズの仲間達を収納。
(ちなみに、以下の写真はα7RⅡで撮影しているので、α7RⅡは登場していません・・・。下段にK-S2が入ってます)
上段にはレンズを収納。
上段の棚は可変式になっているので、ある程度自由に設置高さを変えられます。また、スライド式の引き出しになっているので、手前に引くと簡単にレンズを取り出せるのもGood!
庫内のLEDランプもイイ感じです。
続いて、下段にはカメラ本体を収納。
この下段部分も結構広く、カメラを横に2台並べて置けるほか、フードやキャップも置いておけます。
こんな感じで置きました。防湿庫としてもイイ感じなんですが、部屋のディスプレイとしてもイイ感じになりました!
GMレンズを着けた状態のα7RⅡも収納してみました。撮影機材はK-S2です。
横にしても収まりますし、奥行きを活かしてレンズを奥に入れても収まります。もうマジでサイズ感ばっちし。
実際に除湿開始!
カメラにとって最適な湿度はIDEXによれば30%〜50%程度。60%を超えるとカビが生えるリスクが高くなります。
IDEX D-strage typeS DS-31Cでは、湿度を25〜50%に設定可能。デフォルトは40%です。
ぼくの場合は、このまま40%でいくことにしました。
アダプタを挿してフタを閉めたら除湿開始。部屋の湿度は57%からスタート!
運転開始してまず気付いたことは本体の動作音。
とても静か!!
というか音なんかしないんじゃないかってレベル。
除湿機っていうくらいなので、エアコンのようなブーンという音がするかなぁと勝手な潜入感を抱いていました。実際の動作音は皆無。全く分からないですよ。マジで静か!!
もっとぐんぐん下がるかと思いきや1時間立っても3%くらいしか下がりませんでした。一晩たって待つことに・・・。
そして翌朝。
41%まで下がりました!57%からの長い道のりがようやく。
設定値は40%なんですが、39%から41%くらいまでの間をいったりきたりしています。今41%なのでこの値が正常値なんでしょうねー。
カメラを取り出すのに扉を開けてもグンと湿度があがるわけでなく、20秒くらい開けていても1%増えるか増えないか程度。安心です。
電気代ってどうなのよ
冷蔵庫のような見た目ってこともあり、動作にかかる電気代って気になりますよね。
防湿庫は、一度庫内の湿度が安定してしまえば、ずっと除湿し続けるわけでもなく、湿度が少し上がれば除湿するという仕組みなので、常に稼働しているワケではありません。
IDEXのFAQを見てみると、今回のDS-31Cの上位モデルであるDS-63Mでも1日約1.4円。これって1年間に換算しても約510円ですよ!
安いっ!!
(さっきの東洋リビングのPDFは一体何だったんだ・・・)
つまり、電気代のことはほぼ考えなくても良いレベルかと思われます。
IDEX D-strage typeS のココが良い!!
今回レビューしたIDEX D-strage typeS DS-31Cの良かったポイントをまとめました!
- カメラの天敵「カビ」からしっかり保護
- 市場相場に比べてかなり安い(約1万6千円)
- カメラ2台+レンズ3本までなら余裕の30L容量
- 扉鍵がありセキュリティも安心(イタズラ防止対策にも)
- LEDランプが点灯しディスプレイとしても最適
- 電気代が予想以上に安い
これまでカビが生える危険な環境になんで放置していたんだろうと思っています。あとはペルチェ式は乾燥剤吸着式に比べて耐用年数が低いらしいので、どれくらい持つのかは今後の気になるポイントですね。
というわけで、ようやく、我が家のカメラの帰るお家ができました!!
まだ防湿庫を持っていない人やカメラ1台をずっと愛用してる人なら、ぜひとも持っておきたいコスパ最高の防湿庫です!!