どうも、NINO(@fatherlog)です。
スマホで音楽を楽しむ場合にイヤホンやヘッドホンは必須になると思いますが、最近ではワイヤレスタイプのものが主流で、Bluetoothを使った接続による製品が盛り上がりを見せていますね。
さらに、ワイヤレスイヤホン市場のトレンドは、左右のイヤホンを繋ぐケーブルすら存在しない完全独立型イヤホンが増えてきているように感じます。
今回は、モバイルオーディオブランドであるGLIDiCの完全ワイヤレスイヤホン「GLIDiC Sound Air TW-5000」を提供いただいたので、実際に使ってみた音質や使用感をレビューします!
VGP2018金賞を獲得した完全ワイヤレスイヤホン
今回レビューする「GLIDiC Sound Air TW-5000」は、2017年12月に発売された発売後間もない新しいワイヤレスイヤホン。
GLIDiC(グライディック)というブランドにあまり聞き慣れないかもしれませんが、実はあの大手通信キャリアであるソフトバンクが手がけているブランドです。ソフトバンクブランドであるということからネーミングバリュー的な安心感はありますね。
既に、ガジェットや音楽アクセサリーなどの情報を配信するPHILIP WEBが毎年開催しているVGPというコンテストにおいて、Bluetooth完全ワイヤレスイヤホン(1万円未満)部門の金賞とコスパ賞を同時受賞しているという実績があります。
ぼくにとって、「コンテストで受賞している製品=おすすめの製品」という相関関係は必ずしも成り立ちませんが、このような受賞実績があるということは、少なくとも音楽アクセサリー業界に精通している方からも評価が高いことを示している証。よって、最初に特筆しておきたいと思います。
まさに専門家お墨付きともいうべき賞を獲得しているワイヤレスイヤホンなわけですが、その実力は果たしてどうなのでしょうか。
期待高まる丁寧なパッケージ
GLIDiC Sound Air TW-5000は高級感のあるしっかりとした箱に入っています。
耳に入るだけの小型なワイヤレスイヤホンがここまで大きなパッケージに丁寧に入っている時点で、開ける者のワクワク度を加速させてくれます。これぞ、開封の醍醐味ともいうべきポイント。
ここでパッケージの中身をチェック。
- 完全ワイヤレスイヤホン Sound Air TW-5000 本体
- 専用充電ケース
- 交換用イヤーピース(XS・S・M・L)
- 充電用MicroUSBケーブル
- 取扱説明書(日本語)
ワイヤレスイヤホン本体以外にも、専用の収納ケースや交換用イヤーピース、充電用のUSBケーブルが付属しています。
このセット一式があれば、ワイヤレスイヤホンの個人ごとに合わせたカスタマイズ・使用・充電・収納に至るまで一通りの動作をこなせます。
付属のイヤーピースで耳の形に合ったベストなサイズに調節
GLIDiC Sound Air TW-5000は、カナル型イヤホン。
iPhoneに標準付属しているEarPodsのようなインナーイヤー型とは異なり、カナル型イヤホンでは、耳の穴の中に耳栓のように差し込んで密閉させることにより、屋外であっても遮音性が高く純粋に音楽を楽しめることが特徴です。
カナル型イヤホンの性能が繰り出す本来の音を聞くために、ユーザーごとに異なる耳の穴の大きさに応じて、イヤーピースを最適なサイズに変えることが重要なポイントとなります。
TW-5000の付属品には、交換用イヤーピースとしてXS・S・M・Lの4サイズが付属されているので、使う人の耳にぴったりとハマるイヤーピースを選ぶことができます。
イヤホンと耳の穴の間になるべく隙間を作らないようにピッタリと装着し遮音性を高めることが重要なので、イヤーピースの調節は必ずやっておいた方が良いです。
初期設定となるペアリングも簡単
ワイヤレスイヤホンを使うのに、まず行わなければならないのがペアリング。
TW-5000のペアリング作業は思ったよりも簡単でイイ感じ!
本体をケースに収納している状態から「R」のみ取り出すと、イヤホン本体のLEDインジケーターが青点灯を3秒くらい続けた後に、青と赤の交互高速点滅に切り替わります。
これがペアリングモードの合図で、あとは接続したいスマホやタブレット端末で表示された「GLIDiC」をタップするだけ。
iPhoneであれば「設定アプリ>Bluetooth>その他のデバイス」に表示されているGLIDiCという表示をタップするだけで、すぐに接続できます。
この一連のペアリング作業は非常に簡単で、初心者の方でも迷いなくできる流れであると感じます。
もし分からない場合でも日本語に対応した本体付属の簡単ガイドにわかりやすく記載されているので安心。
ペアリングの設定作業に不慣れな人であってもスムーズにできる簡単さが嬉しいですね。
ケーブルがない軽快でスマートな装着感
完全ワイヤレスイヤホン最大の特徴は、左右のイヤホンを同士をつなぐケーブルが存在しないこと。
首の後ろを這うようにケーブルが肌に接触することもなく、どこかに誤って引っ掛けてしまうような心配も全くなし。
イヤホン本体の重量も片側でわずか5gと超軽量。
実際に長時間耳に装着してみても、イヤホン本体の重さによる耳への負担を感じることはありませんでした。
見た目・装着感ともにスマートであるというべき姿は、通常のBluetoothワイヤレスイヤホンとは異なるGLIDiC Sound Air TW-5000ならではの魅力といえるでしょう。
収納と充電を兼ね備える専用ケース
ワイヤレスイヤホンとしての連続使用時間は3時間。通勤や通学などちょっとした時間での使用であれば十分に使えるスタミナを持っています。
イヤホン本体の充電は、付属の充電ケースに収納することにより給電。充電ケースに2〜3回セットして充電すれば連続使用時間は10時間まで伸び、1日の大半を使用できるスタミナに伸びます。
収納ケースに入れようとすると、マグネットのようにピタッと吸い付き、ケース溝にしっかりとイヤホンが収納されます。収納されたと同時に充電が開始され、本体のLEDインジケーターが赤色に点灯。
いくつか収納兼充電ケースで気になることがありました。
1つ目は収納ケースから取り出す時のアクション。
このように収納されたイヤホンを取りだそうとするときに直感的に思いつくのは、取り出したいイヤホンをつまんで取り出すという結果になると思います。
しかし、取り出したいイヤホンをつまんで取りだそうとしても、グロス仕上げのデザインによりイヤホンに艶があり、指先が滑ってしまって上手く取り出せません。
どうやらイヤホンをフタ部分の方にグッと押し出すことにより取り出すのが理想的なスタイルのよう。これに気付くのに少し時間がかかりました・・・。
2つ目は、収納ケースに「L」と「R」の表記があるのですが、イヤホン本体を左右バラバラに入れても収納できる点。
充電をはじめとしたイヤホン性能として特に問題なければ良いのですが、何かしらの影響が出るならば、充電するときに「L」と「R」をよく確認しなれければなりませんね。
取り出す際や収納する時のクセは少しありますが、収納と充電を兼ね備えたケースは完全ワイヤレスイヤホンを使っていく上で重要な存在であり、ケース自体もスタイリッシュでコンパクトなので、気軽に持ち出せる点は評価すべきポイントかと思います。
慣れると便利なマルチファンクションキー
完全独立型のワイヤレスイヤホン は左右イヤホンを結ぶケーブルが存在しないので、リモコン部分もありません。
GLIDiC Sound Air TW-5000の場合、GLIDiCのロゴが刻印された部分がマルチファンクションキーと呼ばれるボタン構造になっていて、このボタンを押すことにより、音量調節や曲送り/曲戻しといったあらゆるコントロールが可能です。
以下がマルチファンクションキーで出来るアクションの一覧です。
操作 | L | R | |
音楽 | 再生 | dどちらか一回押す | |
停止 | – | 2回押す | |
曲送り | – | 長押し | |
曲戻し | 長押し | – | |
通話 | 通話開始 | どちらか一回押す | |
通話終了 | どちらか長押し | ||
音量 | 上げる | – | 1回押す |
下げる | 1回押す | – | |
Siriなどの音声入力 | どちらか長押し | ||
どちらか長押し |
LとRのイヤホンそれぞれにマルチファンクションキーが搭載されていて、押す回数や押す時間によってさまざまなコントロールが可能。
実際にこれらコントロールを行うと、都度再生しているスマホを操作することなくイヤホンからダイレクトに操作できるので非常に便利。
ただし、マルチファンクションキーでのコントールは、操作に慣れない内はコントールできるタスクとアクションが中々一致しません。数回操作していると、これら操作にも次第に慣れるので、難しいという印象はありません。
慣れるのに少し時間がかかりますが、マルチファンクションキーでのコントロールはスマホをいちいち取り出す必要がないので便利な機能といえるでしょう。
クセのないフラットな音質が心地良い
イヤホンの性能を語る上で一番重要な「音質」について。
GLIDiC Sound Air TW-5000を装着し、音楽を聴きはじめるとすぐに気付くのがフラットな音質であるということ。
低音・中音・高音の音をよく聴くと、中音域の音が特に抜けがよく、その効果により音全体にフラットな印象を与えてくれます。
カナル型のイヤホンにしては低音はそこまで強く感じないので、重低音をボンボンと強くならせたいという人にはむしろ不向きかもしれません。
裏をかえすなら、低音を強くしない分、中音のバランスが取れているので誰が使っても聴きやすいクセのない音がこのイヤホン最大の魅力です。
ぼくの好みはロック系の音楽なので、ベース音がしっかりと入った低音が強い曲も多いのですが、このイヤホンを使って聴いてみると、低音がマイルドになり、中音域の音がフラット出力。同じ曲を聴いていてもこれまで感じたことのないような新たな曲の良さに気づけますね。
J-POPなどのポップ調の曲であれば相性は抜群。クセのないサウンドで、変に音を飾ることなく音楽本来のそのままの力を存分に引き立ててくれます。
曲を構成する1つ1つの音の角がとれ、丸いような音として耳に入ってくるので心地良く非常に聴きやすいサウンドです。
1万円以下で手に入るコスパの高い完全ワイヤレスイヤホン
GLIDiC Sound Air TW-5000の評価をまとめると、
- フラットでクセのない音質
- 収納も充電もできる便利な専用ケース
- ケーブルがなく付け心地が快適
- 本体からダイレクトにコントロール可能なマルチファンクションキー搭載
- 本体価格は1万円以下で手を出しやすい
このようなメリットがあります。
完全ワイヤレスイヤホンは最低でも1万円以上するような製品であり中々手を出すことはできないのが現状。高いものだと3万円するような製品もあります。
ぼくはあまりコストパフォーマンスが高い、いわゆるコスパが良いという表現は使いたくないタイプの人間ですが、GLIDiC Sound Air TW-5000はそれに該当すべき完全ワイヤレスイヤホンだと考えます。
GLIDiC Sound Air TW-5000はソフトバンクセレクションオンラインショップで購入可能です。
初めて使う完全ワイヤレスイヤホンとしてもオススメできる性能と価格なので、ぜひとも試してみてください!
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