iPhoneのカメラは高性能であるがゆえ、日常のあらゆるシーンで動画を撮影することって多いですよね。
アクティビティ、ステージショー、発表会、子どもの成長記録等々、気軽に高画質動画を撮影できるiPhoneのカメラは大変重宝するものです。
現行の最新モデルとなるiPhone Xでは、写真は1200万画素、動画は60fpsの4K動画が撮影できるほどの高性能カメラを搭載しています。
iPhoneのカメラで撮影した動画は、PCモニターや大画面テレビといったiPhoneよりも大きな画面で再生してもしっかりとした解像度で楽しめますよね。
しかしながら、画質については満足できるレベルに達しているものの、音質についてはiPhoneという小さな筐体に搭載された内蔵マイクでは限界を感じるところ。
一度しかない機会を収めた動画は、より高音質で録画することによって、映像により臨場感を加えることができます。
今回は、iPhoneで撮影した動画を高音質で収録できる外付けマイク「SHURE MV88」をレビューします。
iPhone内蔵マイクで「良い音」を録音するには限界がある
iPhoneは手軽に写真や動画を撮影することができるツール。
しかも、画面から伝わってくる映像はとても鮮明で、カバンやポケットにしまっておいた携帯電話から撮影されたものとは思えないほど、高画質な映像が撮影できるカメラともいえるでしょう。
しかしながら、その動画の音質はどうでしょうか?
人が会話する様子だけであれば特に不満を感じることがないかもしれませんが、音楽を伴うような映像となるとiPhone内蔵マイクでの音質に徐々に不満を感じる人も多くなるものと思います。
特に、ライブやショーなど大音量のミュージックが流れるようなシーンでは、さまざまな音を全て内蔵マイクが拾いあげてしまい、区別がつかないような潰れた音になりがち。
日本ではライブでの収録は著作権の関係で禁止されていることが多いものの、海外のライブはフリーな場合が多く、iPhoneで撮影されたライブ動画がYouTubeにアップロードされているものを目にしたこともあるかと思います。
これら動画に共通する特徴は、音質の満足度が欠けてしまうこと。
映像をダイナミックで臨場感あるものに欠かせないのは、高音質な音声です。
iPhoneで撮影した動画をより良いものに仕上げたいのであれば、iPhone用の外付けマイクは必須ツールです!
SHURE コンデンサーマイクMV88の特徴
ぼく自身、音楽活動をしているわけではありませんが、イベントでのショーを撮影することや、子どもの成長の様子を撮影することが多く、「映像の美しさだけでなく、より高音質で録音したい!」という考えに変わりはじめた結果、このSHURE MV88を購入する動機となりました。
SHURE製のコンデンサーマイクMV88は、iOSデバイスとLightningで接続できる外付けマイク。
iPhoneのLightning端子に差し込むだけですぐに外付けマイクとして使用できる手軽さが特徴です。
マイク本体は指向性のあるステレオ録音が可能。
L入力とR入力のマイクは回転させることができます。
さらに、Lightning端子に接続したあと、首を90度触れるので、音が発生する最適な方向にマイクを調整できます。
90度首を振るとこんな感じ。
iPhoneデフォルトのカメラアプリやボイスメモアプリでも、MV88を使った高音質録音ができますが、SHURE社が提供している専用の無料アプリ「ShurePlus MOTIV」を使うと、指向特性やDSPプリセットモード、ステレオ幅といった細かな調整をした本格的な録音ができます。
ぼく自体、音響についてそこまで詳しくないので、細かな調整項目については正直わからない部分も多いですが、DSPプリセットモードを使えば最適に調整された5つのモードでの収録ができて便利です。
- スピーチ
- 歌声
- フラット
- アコースティック楽器
- バンド
プリセットされた項目から指向特性やコンプレッサー、ウインドノイズ低減のON/OFFといった細かなチューニングができるので、録音環境にあった条件に色々設定してみると良いですね。
また、音声だけでなく動画を撮りたい場合は「ShurePlus MOTIV Video」という動画アプリも無料で提供されています。
本体セットには、風切り音を低減する風防が付属されています。屋外での撮影にはコレを使うと余計な風の音を拾いにくくなります。
また、専用ケースも付属するので持ち運びも便利です。
このようなLightningアクセサリーは、使っていない時に端子部分に不意に当たってしまい折れてしまうようなこともあるので、耐衝撃性のある専用ケースが付属するのは嬉しいポイント。
iPhone内蔵マイクとSHURE MV88の音質を比較
では、実際にiPhone内蔵マイクとSHURE MV88で撮影すると、どれくらい音質に違いが出るのか気になりますよね。
というわけでiPhone内蔵マイクとSHURE MV88の音質比較動画を作成。
ディズニーシーのショー「パイレーツサマーバトル “ゲットウェット”」で収録し、以下の動画にまとめてみました!
スマホのスピーカーでは違いがわかりにくいと思うので、イヤホンやヘッドホンを接続した状態で聞いてみてください。
動画の中の最初がiPhone X内蔵マイクで撮影したもの、次にMV88で収録したものが流れます。(MV88の方は裏でぼくがカメラ連写しているシャッター音拾ってます・・・すみません)
一度聞いてもらうとわかると思うのですが、iPhone X内蔵マイクの音質は音自体は全体が録音できているものの、大きくなったときに音が潰れてしまって聞こえます。音の解像度もイマイチ・・・。
それに対してMV88で録音した方は、音声が非常にクリア。
ひとつひとつの音の解像度が高く、音量が大きくなっても音が潰れることなくハッキリと聞こえます。
ステレオ録音なので、音の臨場感もハンパないです。音楽の広がりをしっかりと感じることができます。
同じ音楽でもMV88で録音したモノは深みのある音を楽しめますね!音楽シーンでの収録には最適です。
iPhone用外付けマイクMV88で音声を豊かにして、臨場感ある素敵な動画を思い出に!
何回も撮影できる機会があればよいものの、動画を撮影している時はその時だけしか撮影できないようなモノもあります。
せっかく動画を思い出として残すのであれば、より高音質に録音して臨場感あるムービーに仕上がった方が良いですよね。
SHURE MV88は難しい設定をすることもなく、端子に差し込むだけで簡単に高音質録音ができる素晴らしいアクセサリーだと感じています。
サイズもコンパクトなので荷物と一緒に常に携帯しておいても全く気にならない大きさ。
ショーの撮影はもちろん、音楽シーンであれば活用シーンは数え切れないほどあると思います。
もちろん、お出かけした時の子どもの撮影にもピッタリなアイテムです!
iPhoneユーザーで動画をよく撮る方にはぜひとも1度使っていただきたいかなぁ。
このコンデンサーマイクの良さが全力で分かっていただけると思います!ぜひお試しください!
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[…] 【レビュー】iPhone用外付けマイク「SHURE MV88」で動画を高音質に!臨場感ある音で素敵な思い出に! […]