Apple Watch Series 3以降のモデルでは、端末単体でモバイル通信が可能となったGPS + Cellularモデルが展開されています。
中に、「eSIM」と呼ばれる電子SIMを搭載しているのが特徴で、これに通信契約情報を書き込むことで、単体での通信が可能となります。
ドコモ・au・ ソフトバンクで月額500円程度の番号共有サービスを契約した上で、このeSIMに電話番号や契約者情報を記録すると、モバイル通信プランがApple WatchにセットされiPhoneが手元になくても単独で電話やメールを始めとした通信サービスが利用できるというもの。
Apple Watchを機種変更するにあたって、「Apple Watchに設定したeSIM情報はどうやって消去し、新しいApple Watchへ移行するのか!?」という点は気になりますよね。
それに、旧Apple Watchの下取り査定に出す場合には、中に入っている個人情報の塊ともいうべきSIM情報がどうなってしまうのかかなり不安です。
そこで今回は、Apple Watchを機種変更する場合に
- 旧Apple WatchからeSIM情報を削除する方法
- 新Apple WatchへeSIM情報を移行する方法
について解説します。
Apple Watchに設定したモバイル通信プラン(eSIM情報)を消去する方法
Apple Watch Series 3以降のGPS + Cellularモデルでは、本体内部にはeSIMを搭載し、iPhoneと同じSIM情報を共有。
これにより、1つの携帯電話番号がiPhoneとApple Watchで共有され、iPhoneと同じ音声通話や通知が受け取れるようになっています。
このSIM情報をApple Watchから消去するには、以下、3つの方法により実行可能。
[box class=”box28″ title=”Apple WatchのeSIM情報を削除する方法”]
- iPhoneのWatchアプリから「一般>リセット>モバイル通信プランをすべて削除」
- iPhoneのWatchアプリから「一般>リセット>Apple Watchのコンテンツと設定を消去」
- Apple Watch上のアプリで「一般>リセット>すべてのコンテンツと設定を消去」[/box]
方法3のすべてのコンテンツと設定を消去の場合、削除している過程で「モバイル通信プランを削除」という項目が出てくるので、そちらをタップすればSIM情報が消去されます。
つまり、ドコモショップ、auショップ、ソフトバンクショップに行かなくても、セルフでiPhoneとApple WatchがあればSIM情報を消去可能です。
そのまま、各キャリアでの番号共有サービスは継続されているので、新たなApple Watchで再び各キャリアのIDでログインすれば、簡単にモバイル通信プランを設定できます。
eSIMを搭載したApple Watchを下取りに出そうと考えているのであれば、Apple Watchの中からデータやSIM情報など、すべての情報を消去する必要があるので、方法2や方法3がおすすめです。
Apple Watch Series 3を下取りに出さずに、手元に持ち続けるのであれば、1番の方法でモバイルデータ通信設定のみ消去するのがおすすめです。
すべて消去してしまってApple Watchのバックアップは大丈夫か!?
Apple Watch内のデータは定期的にペアリングしているiPhoneの中に自動でバックアップがとられるようになっています。
また、すべてのコンテンツと設定を消去を含め、iPhoneとペアリングを解除した時点でiPhoneのWatchアプリの中にバックアップデータが作成されます。
つまり、リセット操作を行うだけでバックアップされるのでご心配なく。
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Apple PayのSuica削除をお忘れなく!
Apple Watch内のデータ消去を行う前に、Apple Watchで「Suica」を使っているのであれば、必ずSuica情報を削除(iCloudサーバーへの待避)をしておきましょう。
Apple Watch内のApple Pay移行方法は、以下記事で詳細を解説しています。
ぜひ参考にどうぞ!
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Apple Watchを乗り換える際のデータ移行方法
無事に旧Apple Watchの情報を消去できたら、続いて新しいApple Watchへ乗り換えるため、バックアップデータを復元する操作とモバイル通信プランの設定が必要になります。
例えば「Apple Watch Series 3」から「Apple Watch Series 5」、「Apple Watch Seires 4」から「Apple Watch Series 5」といったように、Apple Watchの乗り換えや機種変更時には必ず行いましょう。
iPhoneのバックアップデータを選択するだけでOK
機種変更前の旧Apple WatchとペアリングしていたiPhoneのWatchアプリにバックアップデータが保存されているで復元は簡単。
iPhoneとペアリングする際に、バックアップデータを選択するだけでOK。
また、ペアリング設定画面の途中でモバイル通信プランが出てきたら、ドコモ・au・ソフトバンクの各キャリアページにログインして設定するのみ。
モバイル通信プランを設定する方法については、以下記事で詳細を解説しています。参考にどうぞ!
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