こんにちは、ガジェットブログ『MONOTIVE』をお読みいただきありがとうございます。
運営管理人のニノ(@fatherlog)です。
今やスマホの音楽や動画を外出先で聴くなら、軽くてケーブルいらずで手頃に使える「完全ワイヤレスイヤホン」一択というユーザーも多いことでしょう。
iPhoneユーザーに人気のAirPodsはその代名詞ですが、iPhoneとの親和性や音質など、性能面で優れている一方で価格が高いことがネック。
そんな悩みを解決してくれるかもしれない製品が、イヤホン界のユニクロ「SOUNDPEATS」から登場。
本記事では今注目されている「SOUNDPEATS Mini Pro」をレビューします!!
結論から言うと、コンパクト・完全独立型ワイヤレス・ノイズキャンセリング対応・そして低価格という完全ワイヤレスイヤホンに必要な機能が全て詰め込まれたコスパ最強のイヤホンとしてオススメです!!
本記事はメーカーより物品提供を受けています。
記事内容は、一切の忖度はなく筆者自身が感じたままの自由記述です。
SOUNDPEATS Mini Pro:VGP2022金賞・コスパ大賞を受賞した人気の高いワイヤレスイヤホン
「SOUNDPEATS」は高性能で使いやすいイヤホンやヘッドホンといったオーディオ機器を得意とする深圳発のメーカー。
中でも、今回レビューする「SOUNDPEATS Mini Pro」は、優れたオーディオビジュアル機器に贈られる国内最大級の総合アワード「VGP2022金賞」と「VGP2022コスパ大賞」を受賞していて、低価格ながらオーディオ市場からもかなり人気のある製品です。
早速、SOUNDPEATS Mini Proの主な特徴や仕様を以下紹介します。
SOUNDPEATS Mini Proの主な特徴・仕様
- スタイリッシュでミニマルな外観デザイン
- ハイブリッド式アクティブノイズキャンセリング(ANC)搭載で最大35dBものノイズ低減
- 自然で立体感あるバイオセルロースを利用した振動版を採用
- ハイレゾ主流のコーデックaptX Adaptiveに対応
- cVc 8.0ノイズリダクション対応でクリアなマイク音声
サイズ | 幅60×高さ45×奥行き24mm |
重量 | イヤホン片側:約4.97g 充電ケース+イヤホン×2:約37.5g |
防水規格 | IPX5 |
バッテリー容量 | 充電ケース:300mAh イヤホン本体:45mAh×2 |
最大再生時間 | イヤホン単体: ANC OFF→約7時間 ANC ON→約5時間 充電ケース併用: ANC OFF→約25時間 ANC ON→約21時間 |
イヤホン充電時間 | 2時間 |
搭載端子 | USB-C |
Bluetooth | Bluetooth5.2対応 |
ノイズキャンセリング | ANCノイズキャンセリング cVcノイズキャンセリング |
対応プロファイル | HSP、HFP、A2DP、AVRCP |
対応コーデック | aptX-Adaptive、aptX、AAC、SBC |
付属品 | ・SOUNDPEATS Mini Pro本体 ・イヤーチップ(S/M/L) ・充電ケース ・USB-C充電ケーブル ・取扱説明書 |
最大35dBのノイズを低減。繊細な音を奏でるバイオセルロース製振動版を搭載
簡単にSOUNDPEATS Mini Proの特徴的な機能を解説しておきます。
大きなポイントとして、ノイズキャンセリング機能を搭載していることと、高音質を実現するために自然由来であるバイオセルロース製振動版を採用していることが挙げられます。
SOUNDPEATS Mini Proは、他社製品で数万円以上するような高級イヤホンに搭載されている機能であるノイズキャンセリング機能を堂々と搭載。
このハイブリッド式ノイズキャンセリングによって、ユーザーの周囲で発生する不快な環境騒音など、最大35dBものノイズ低減効果を発揮します。
例えば、電車やバスに乗って通勤通学する際、電車の走行音や車のエンジン音、駅や屋外で発生するさまざまな環境騒音に対して大きな効果を発揮するでしょう。
また、イヤホン音質の要ともいえる内部のドライバーユニットには、自然由来のバイオセルロース製振動版を採用し、繊細で透明感ある立体サウンドを実現しています。
低価格帯のイヤホン製品では安価なPET素材の振動版が用いられることも多いのですが、少し品のない音になりがち…。
バイオセルロースの振動板は、内部損失が高く特定周波数の音の響きを抑えつつも、全体的に解像度の高いナチュラルな音に仕上げてくれる特徴があります。
外観デザイン:コンパクトさを極めたミニマルなデザイン
SOUNDPEATS Mini Proの外観デザインからチェックしていきます。
まずイヤホン本体を手に取って最初に感じたことは、高性能な完全ワイヤレスイヤホンでありながら非常にコンパクトな筐体サイズに仕上がっていること。
僕が普段使用しているワイヤレスイヤホンは、AppleのAirPods ProやSONYのWF-1000XM4といった高性能かつ高価格帯に属するイヤホンを使用することが多いです。
これらのイヤホンサイズに慣れていることもあってか…SOUNDPEATS Mini Proを手に持ったときにサイズ慣れしたイヤホン達とは異なる「さらなるコンパクトさ」を感じたことは印象に強いです。
今回レビューしているブラックのイヤホン本体は、デザインを主張しすぎない黒みが素敵。サイズがコンパクトなので尚更そう感じるのでしょうか。
適度に高級感を演出するようなブランドロゴの刻印など、耳装着時に外部から常に露出するイヤホンデザインとして、シャープでカッコ良い感じです!!
順番前後しますが、こちらが左右のイヤホン本体を収納できる充電ケース。
マッドな質感のケース筐体の表側にはSOUNDPEATSロゴと充電状態等を知らせてくれるLEDインジケータがあります。
ANC(アクティブノイズキャンセリング)をONにした場合、イヤホン単体では約5時間再生できるところ、この充電ケースに入れて充電回復させれば、最大で21時間再生までスタミナが伸びます。
充電ケース背面側には、充電用のUSB-C端子を搭載しています。
ただし、充電ケース自体はタマゴ形のような丸みを帯びた形状であるため、背面USB-C端子に充電ケーブル接続している際、充電ケース自体を立てておいておくことは不可能かと思います。
SOUNDPEATS Mini Proのパッケージには、
- SOUNDPEATS Mini Proイヤホン本体
- イヤーピース(S/M/L)
- USB-C充電ケーブル(Type-A/C変換)
が含まれています。
デフォルトでイヤホン本体にイヤーピースのMサイズが装着されているので、ユーザーの耳のサイズ感によって、イヤーピースサイズをあらかじめ変更しておきましょう。
実際にSOUNDPEATS Mini Proを使ってみた感想レビュー
ここからは、屋外ランニングやPC作業中でのイヤホン利用を通して、実際にSOUNDPEATS Mini Proを使って感じたことをレビューとしてまとめておきます。
価格以上の性能を感じられるノイズキャンセリング機能やパススルー機能
ノイズキャンセリング機能は、ユーザー周囲の環境騒音を低減し、装着した耳の中で静寂な音環境を作り出せる機能です。
このノイズキャンセリングの効果によって、どんな環境下であっても、静寂なベースの上に広がるより純粋な音を楽しめるようになります。
SOUNDPEATS Mini Proのノイズキャンセリング機能は高級機種に見劣りしない性能を発揮しかなり優秀!!
実際にONにすると、かなり広いストライクゾーンで環境騒音を低減できると感じました!!
ランニング中では、足を交互に地面に付けた際に発生する「ザッ、ザッ」と発生する音や、車道を走行するトラックや車の走行音が、かなりな勢いで聞こえなくなります。(※ランニング中は安全な歩道上を走っています)
特に、低音域での騒音低減効果は強く感じられます!
一方で、高音域のノイズ低減には比較的弱い感じで割とそのまま聞こえてきます。
例えば、屋外にて、雨の日の車タイヤ音では、水をはじくような音が鳴るため「シャー」という高音が聞こえたり、自宅内で小さな息子達のカワイイ声がそのまま聞こえたりする感じです。
またANCとは反対にパススルー機能も搭載しているので、外部の音をそのままイヤホン内部にあえて取り込むことも可能です。
電車内など安全な場所で動かない場合は、環境騒音を低減した方がメリットがありますが、屋外を歩く・走る際には、周囲の交通音をそれなりに聞いておく必要もあります。
イヤホン装着し両耳が塞がれている状態でも、外部音取り込み可能なパススルー機能に設定することで、まるでイヤホンを付けていない裸の状態と同じように環境音そのままの状態を聞き取れます!
バランスの取れたフラットな音質、クセのない音楽再生が可能
イヤホンの性能評価として、その気になる音質について。
結論から言うと、SOUNDPEATS Mini Proの音質は、全体的にバランスの取れたフラットな音質であり、クセのない音楽再生を楽しめます。
僕自身は、クラシックとロックという相反する音楽カテゴリーが好みで、これらを中心に聞き込んでみました。
バイオセルロース振動板の効果もあってか、特に中音域の伸びは柔らかく割と強めに聞こえ、次に高音域の音が上から少し塗り重なるように入ってきます。
低音域もしっかりと聞こえますが、そこまでブーストしまくるような重低音という感じでもありません。いわゆるオルタナティブロックやUKロック、EDMといった低音域を重視するようなサウンドには不向きかもしれません。
一方、他のロックミュージックや、J-POP、弦楽器や鍵盤楽器・オーケストラサウンドなどのクラシック音楽では、中音域や高音域において解像度が高くクセのない高音質を楽しめる印象です。
AirPods ProとSOUNDPEATS Mini Proを比較すると、後者は空間オーディオ非対応ということもあり、音の細かな伸びや広がりでは負けてしまうものの、1万円以下の低価格帯に属する完全ワイヤレスイヤホンということを考慮すれば大健闘するほどの音質と評価できます。
バッテリー持ちは期待以上のスタミナ力を発揮
コンパクトな筐体であると、ついイヤホン本体のバッテリー持ちが心配になるところです。
その先入観を覆すほど、SOUNDPEATS Mini Proのバッテリー持ちは優秀!
ANC機能をONにしている状態で、スペック上5時間再生が可能であり、実際にウォーキングやランニングのワークアウト中、2時間連続で装着していても一切充電切れになることはなし。
その後、充電ケースに入れて再び移動時に1時間ほど使用など、1日に約4時間ほど使う生活をしたところ、平日1週間は充電ケース自体の充電なしに過ごせました。
充電ケース自体の充電作業は、USB-Cケーブル接続が必要なため、それなりに面倒になることが多いですが、毎日利用していても週1度のケース充電で済みそうです。
イヤホン本体のタッチ操作は便利な反面、複雑すぎるコマンドと感じることも
SOUNDPEATS Mini Proは、イヤホンハウジング部分のマルチファンクションボタンのタッチ操作に対応。
両耳に装着している状態で指先で触れると、ノイズキャンセリングやパススルー機能のON/OFF切替、音量調節、曲送り等の操作など、マルチな制御が可能です。
例えば、左側のタッチボタンを1.5秒ほど触れるとANCやパススルーモードの切り替え、右側のイヤホンボタンを1回タッチすると音量を上げるといった具合です。
取扱説明書の操作方法一覧を見ると、かなり多岐な操作が可能であることが分かります。
一方、どちらのボタンを何秒・何回タッチして…という複雑な操作と感じてしまうかもしれません。
これら制御を完璧に使いこなすにはそれなりに時間がかかりそうです。
音量調節やANC機能切替など、よく使う機能だけでも操作方法を覚えておくと便利です!
SOUNDPEATS Mini Proレビューまとめ:1万円以下で買えるコスパ最強のノイキャンイヤホン
SOUNDPEATS Mini Proを実際に使ってみて、VGP2022金賞やコスパ大賞を受賞している理由がよく分かりました。
これまでAirPods Proメインで使用していた僕自身の耳にも、大きな衝撃を与えてくれるほどの高性能を発揮してくれます。
しかも、この高性能な完全ワイヤレスイヤホンが1万円以下でお釣りのくる価格で購入できるという低価格帯製品であることを考えると、尚更驚きが増します!!
あまりコスパが良いという言葉は使わないようにしているのですが…
ごめんなさい、さすがに、今回のSOUNDPEATS Mini Proはコスパ最強のワイヤレスイヤホンだと思います!!
価格が安くて性能もオススメなスマホ用の完全ワイヤレスイヤホンを探しているという人は、ぜひSOUNDPEATS Mini Proがオススメです!!
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