こんにちは、ガジェットブログ『MONOTIVE』をお読みいただきありがとうございます。
運営管理人のニノ(@fatherlog)です。
Anker、CIO、UGREENなど数々の有名なUSB充電器ブランドが乱立している昨今ですが、これまたスゴイヤツきました・・・
新たな刺客到来かもしれません・・・
今回は「VOLTME」(ボルトミー)というブランドから発売されている、USB-C×2ポートを搭載した最大35W出力の充電器「VOLTME Revo 35 Duo CC」をレビューします!
このVOLTMEブランドのUSB充電器使用は今回初めてだったのですが、実際の充電出力やUSB-C×2端子搭載、コンパクトな筐体サイズといった製品の性能面の良さはもちろん、パッケージを含む製品デザインがかなり良い感じ。
今後、モバイル充電器ブランドとして既存大手と肩を並べるくらい流行るのでは!?・・・と期待を寄せずにはいられない注目株です!!
- USB-C×2ポート搭載
- 単ポート最大出力35W、同時使用最大出力18W
- スマホ/タブレット/PC端末などを効率良く充電
- GaN III技術で充電器本体が超コンパクト
- 他社の同等性能USB-C充電器と比較して価格が安い
本記事はメーカーより物品提供を受けています。
記事内容は、一切の忖度はなく筆者自身が感じたままの自由記述です。
VOLTME(ボルトミー)とは!?
VOLTME(ボルトミー)。
僕も正直初めて聴いたブランドで、USB充電器をこよなく愛する読者の方でも、正直ブランド名を聴いたことがない・・・という人も多いかと思います。
このVOLTME(ボルトミー)は、今や世界的なテクノロジー系ベンチャーが集結している深セン発の充電ブランド。
もともと大手製造元で20年以上の実績を持つ製品提供実績があるようで、より技術革新の推進や顧客満足を追求していく上で、新たに独自のブランド「VOLTME」を立ち上げたという経緯だそう。
直近では、このVOLTMEブランドからドイツの有名なプロダクトデザインアワードである「レッド・ドット・デザイン賞2023」にて、「世界初折り畳み式ポータブル電源」と「140WGaN急速充電器」の2つが受賞。
今回レビューする「VOLTME Revo 35 Duo CC」も、既存ブランド顔負けの性能、製品デザイン、コストパフォーマンスを有していると個人的に実感し、戦国時代の様相を呈する充電器分野において、今後大きく注目したいブランドです!
VOLTME Revo 35 Duo CCの製品特徴・スペック
以下、VOLTME Revo 35 Duo CCの主な特徴とスペックまとめです。
- USB-C×2ポートを搭載
- 単ポートで最大35W出力、2ポート使用で最大18W出力
- スマホ/タブレット/ノートPCなどをUSB-PDで効率よく充電
- GaN III(第3世代)技術採用で製品サイズを超コンパクト化
- 折りたたみ式プラグ採用
- 他社同等製品と比較して価格が安い
製品名 | VOLTME Revo 35 Duo CC |
端子 | USB-C×2 |
出力 | 単ポート:最大35W 同時使用:各ポート最大18W |
サイズ | 48 x 30 x 48 mm |
重量 | 70g |
VOLTME Revo 35 Duo CCの外観
VOLTME Revo 35 Duo CCの外観周りをチェックしていきます。
もうパッケージデザインからして、かなり良い感じですわ。
こういうミニマルなパッケージデザインってオシャレで好み!!
正直、見た目良ければ大体製品の性能もGoodなモノが多いかと。
こちらが中身一式。基本的には、VOLTME Revo 35 Duo CCの充電器本体が1つのみ。
USB-Cケーブル等は同梱していないのでご注意を。
こちらが、VOLTME Revo 35 Duo CCの充電器本体。
ブラックに覆われたマットな質感が際立つオシャレな筐体デザインです。
これまたさりげない感じで、VOLTMEのロゴが片側のみ薄く刻印されていて良い感じ。
やはりパッケージデザインがオシャレなだけあって、充電器本体の見た目もオシャレ確定で間違いない感じです!!
出力端子にはUSB-PDに対応しているUSB-C端子×2を搭載。
三菱に似たロゴマークがあり、こちらは充電器本体が通電するとさりげなく光る仕様です。
おそらく「VOLTME Revo 35 Duo CC」の「CC」はUSB-C×2ポートを示す略語かと考えます。
こちらは、充電器本体のスペック表記。
日本で安心して使えるお馴染みの家紋「PSE」マークもしっかり取得されています。
電源プラグは折りたたみ式を採用。
筐体表面より少しプラグが浮き上がっているので、指がかかって簡単にプラグを出せます。
他社USB充電器ではこのプラグが筐体より中に収納されてしまい、指がかからずプラグが超出しにくい製品もあるので・・・細かい配慮は大事です!!
こちらグレーのケーブルは、同じくVOLTMEブランドのシリコン素材を採用した絡みにくいUSB-Cケーブル。
前述のとおり、VOLTME Revo 35 Duo CCの充電器パッケージには、ケーブルが標準付属されないため、別途USB-Cケーブルや、USB-C – Lightningケーブルなどを準備する必要があります。
ケーブルは3層構造になっていて、絡みにくいだけでなく耐久性を持ち合わせている点も特徴です。
また、最大60W出力、480Mbpsのデータ転送に対応しています。
さらにスペックでは、25,000回の折り曲げテストもパスしているほど。
長らくケーブルを使っていると、どうしても端子の根本部分が断線しやすいもの。
ケーブルは毎日使う、言わば消耗品的存在なので、低価格ながらケーブル自体の高い耐久性により長期的に使うことができる点は、大きなメリットになるでしょう。
VOLTME Revo 35 Duo CCの充電出力を検証
では、VOLTME Revo 35 Duo CCの充電出力を検証してみます。
単ポート使用時の出力チェック
まずは単ポート使用で、iPhone 14 Pro Maxと12.9インチiPad Proをそれぞれ充電し、瞬間的な出力をチェッカーで測定してみました。
単ポート使用時 | 計測値 (電流・電圧) | 出力 |
iPhone 14 Pro Max | 9.42V・2.80A | 約26.4W |
12.9インチiPad Pro | 15.2V・2.19A | 約33W |
iPhone 14 Pro Maxの充電時は約26.4Wの出力。良好です。
USB-C – Lightningケーブルを使用したUSB-PDのiPhone急速充電では、ほぼこの25W付近の値を最大値に出力することが多いため、単ポート使用時にしっかり効率良い充電ができていることが分かります。
さらに、12.9インチiPad Proへの充電では、VOLTME Revo 35 Duo CCの単ポート出力定格値である35Wにほぼ近い、約33W出力を確認できました!!
こんなコンパクトな充電器から、33Wの出力が得られるって・・・本当にスゴイっす!!めっちゃパワフル!!
2ポート同時使用時の出力チェック
続いて、iPhone 14 Pro Maxと12.9インチiPad Proの2台を、USB-C×2ポート同時使用で充電。その際の瞬間出力を検証。
(出力検証はさておいて、VOLTME Revo 35 Duo CCの充電器外観ほんとかっこええ・・・)
すません、本題戻ります。
USB-C電流チェッカーは1台しかないため、差し替えてそれぞれ交互に測定しています。
結果は以下のとおり。
2ポート同時使用時 | 計測値 (電流・電圧) | 出力 |
iPhone 14 Pro Max | 9.11V・1.03A | 約9.4W |
12.9インチiPad Pro | 12.1V・1.4A | 約17W |
2ポート同時に使用した場合、スペック上のそれぞれのUSB-C出力は最大18Wまで。
結果は、iPhone側で約9.4W、iPad側で約17Wという出力です。
よって、12.9インチiPad Proの充電では、2ポート同時使用時のほぼ定格値を得られていることが分かります。めちゃ良い感じの結果!!
iPhone 14 Pro Maxの充電では、定格近い18W出力までは届かず若干もの足りないものの、通常の5Wや7.5W出力充電に比べると、より高速な10W近い出力を確認。
よって、VOLTME Revo 35 Duo CCの2ポート同時充電では、単ポートよりは出力が落ちるものの、2ポート同時使用の定格値範囲内で機器に応じた最大限効率良い充電ができる感じです!!
iPhone 14 Pro Maxを充電時間とバッテリー回復量
単ポート使用で十分な出力を確認できたiPhone 14 Pro Maxの充電時間とバッテリー回復量はこんな感じ。
ちなみに、最速での充電結果を検証したいため、設定アプリから「バッテリー充電の最適化」はオフにしています。
充電時間 | バッテリー残量 |
---|---|
10分 | 17% |
20分 | 36% |
30分 | 50% |
40分 | 65% |
50分 | 76% |
60分 | 82% |
70分 | 87% |
80分 | 95% |
90分 | 97% |
100分 | 98% |
110分 | 99% |
120分 | 100% |
注目したいのは、充電開始30分でのバッテリー残量が50%回復したこと!
公式スペックでは、iPhone 14 Pro Maxを30分で50%充電できる、と謳われているので、スペック通りの高速充電ができていることを確認できました。
ホントめちゃ速いですわコレ!!
そして、充電開始から60分(1時間)経過で、バッテリー残量は82%まで回復。
これまた驚異的なスピードでの高速充電です!!
一方、80%から100%までは、充電回復ペースがかなり緩やかになっていますが、これはおそらくiPhoneの内部システム的にバッテリーを保護するための急速充電を制御していることによるもの。
この辺はiOS的な問題に起因するもので致し方ない感じなので、深掘りはやめておきます・・・
ともあれ、VOLTME Revo 35 Duo CCを使ったiPhone急速充電検証では、iPhoneの充電8割まで超高速な効率良い充電ができているので、充電性能への満足感は相当高いです!!
iPhoneやiPadなどのスマホ・タブレットであれば、このVOLTME Revo 35 Duo CCが1台あれば十分過ぎる活躍をしてくれるでしょう。
MacBook Airでそこそこ、MacBook Proのような更なる高出力が必要な機器では少しもの足りないかもしれませんが、充電回復速度にこだわらなければ、これらのラップトップ機器でも単ポート充電によりそれなりに使いこなせると思いますよ!
VOLTME Revo 35 Duo CCレビューまとめ:コスパ良きハイパフォーマンスなUSB充電器!新たな主力ブランドへの進化へ期待!
VOLTME Revo 35 Duo CCの充電器についてレビューをまとめました。
USB-C×2ポート搭載で最大35W出力(単ポート)という充電性能だけでも十分立派なのですが、さらに注目したいのは他社同等製品に比べてVOLTME Revo 35 Duo CCの価格が非常に安いところ!!
例えば、CIOの「NovaPort DUO 30W」は同じくUSB-C×2ポート搭載した充電器ですが、こちらは実売価格で約3,800円ほどします。
一方、「VOLTME Revo 35 Duo CC」は実売価格約2,300円強で手に入れられるため、性能がほぼ同等ながら両者の価格差は半額にせまるような内容です。
というわけで、充電性能、オシャレな見た目、お財布に優しい価格設定、というユーザーにとってメリットしかない3拍子が揃った、大変コストパフォーマンス良きUSB-C充電器と評価します!!
USB-Cポートを複数搭載した充電器を探している人はぜひともチェックしてみてください!!
最後までお読みいただきありがとうございました。
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