自宅にプロジェクターが1台あると、わざわざテレビを設置することなく、気軽に大画面の映像コンテンツを楽しめる環境が整います。
近年市場活性化している数多くの家庭用プロジェクターの中から、POKITTER(ポキッター)のRelaks(リラクス)というプロジェクターをレビューします。
- POKITTER Relaksの使い勝手
- POKITTER Relaksのプロジェクター性能(明るさ・音質)
- POKITTER Relaksを実際に使ってみて分かったこと(メリット・デメリット)
- POKITTER Relaksがおすすめな場面・おすすめな人
本記事はプロモーションを含みます。
※MONOTIVEでは、プロモーションを含む記事であっても、ありのままの使用感を忖度なくレビューしています!!
結論:POKITTER Relaks(ポキッター リラクス) プロジェクターの評価まとめ
POKITTER Relaks プロジェクターのレビューを通して、以下評価にまとめました。
機能性
フルHD画質対応でキレイ。400ANSIルーメンの明るさも夜なら十分。
NETFLIX公式ライセンス認証でスムーズにネトフリが楽しめる点もGood。
音質は臨場感たっぷりな迫力あるサウンドで◎
デザイン
パッと見では良い感じのデザインと感じるが、よく見ると部分的にチープな印象もあり。スピーカーが大きいからか、家庭用プロジェクターとしての本体サイズは大きめ。
使い勝手
画質・音質・台形補正など、プロジェクターに必要な基本機能は申し分ないレベル。
ただし、赤外線リモコンが問題。リモコン操作時の先端向きによりリモコンの効きが悪い事が多々発生。視聴時の大きなストレスになった。
価格
実売価格4万円台、セール時なら4万円を切る価格で入手可能なため、画質・音質・付随の機能性を考えると高コスパと感じる。
【総合評価】
・キレイで明るい400ANSIルーメン/フルHD画質、迫力ある10Wスピーカー×2基による音質、ネトフリ公認機種であること等、映像コンテンツを楽しむ分には結構な満足を得られる家庭用プロジェクター
・赤外線リモコンの使い勝手の悪さ、冷却ファンの動作音、本体サイズの大きさはイマイチなところ
・これ以上の性能や使い勝手を求めると、10万円弱の上位機種帯に入るため、5万円未満の格安プロジェクターを探している価格重視派な人で、それなりの性能・使い勝手に全て妥協できるならアリな選択
POKITTER Relaksプロジェクターを実際に使って感じたこと(メリット・デメリット)
POKITTER Relaks(ポキッター リラクス)のプロジェクター実機を、実際に1ヶ月ほど使ってみて良かったと感じたことや気になるポイントをまとめました!
フルHD解像度(1080p)の大画面で鮮明な映像!400ANSIルーメンで明るく見やすい!
プロジェクター性能として一番気になるのは、やっぱり「画質」ですよね。
POKITTER Relaksは、1080pのフルHD画質に対応しているプロジェクター。明るさは400ANSIルーメンです。
結論から言うと、POKITTER Relaks プロジェクターの画質は満足レベルの高いキレイな画質。しかも超大画面!!
こんな感じで、実際に壁面に映像をプロジェクター投影してみると、とても明るく鮮明な映像を楽しめます。
フツーにめっちゃキレイですよ!!
高画質=4K画質というようなイメージがあり、4K画質の1ランク下に位置するフルHD画質ではもの足りないのでは!?・・・という声も聞こえて来そうですが、
実際に投影された映像を見ると、「フルHD」でも何ら違和感なく十分鮮明な映像です!本当にキレイ。
しかも投影される画面は、最大120インチ相当の「超」が付くほど大画面で、映像のダイナミックさはハンパないです。
実際に投影画面の大きさが分かってもらうよう、斜め方向から撮影した様子です。
奥にある部屋扉や取っ手の大きさと比較してもらうと、プロジェクター投影画面のスケール感が分かりやすいかと思います。
投影された映像を生で見ると本当に迫力満点です。
POKITTER Relaksのプロジェクター輝度は、400ANSIルーメンというスペック。
「ANSIルーメン」とは近年のプロジェクター製品スペックで良く用いられる、プロジェクター自体の明るさを表す統一された国際規格。
安価な製品では100〜200ANSIルーメンほどの製品が多く、ハイエンドモデルともなると2000ANSIルーメンを持つ製品もある。
2万円前後で購入できる低価格プロジェクターのほとんどは、100〜200ANSIルーメンほどのスペックであるため、個人的には映像の明るさが若干足りないような感覚を持っています。
それら安価プロジェクターのスペック比2倍〜4倍となる400ANSIルーメンもあれば、夜投影で超明るい映像が映し出されるので見やすさ完璧です。
また、色の彩度やコントラストといった表現自体も適切なバランスに調整されていて、クセのない見やすいと映像と感じました。
こんな感じで、家庭用プロジェクターの画質としては、全く申し分のない映像を楽しめる良き性能と評価します!
Netflix公認ライセンス認証なのでネトフリ視聴が超スムーズなプロジェクター
ストリーミング動画サービスでユーザーから高い支持を得ているNETFLIXですが、実はプロジェクター製品ってNETFLIX製品を表向きに見れるモノと見れないモノが存在します。
例えば、XGIMIのプロジェクターなどでは、NETFLIX公式ライセンス認証がないため、裏技的にNETFLIXをインストールして見ることになります。
その結果、たびたびアップデート等による視聴エラーが発生することも。
POKITTER Relaksは、NETFLIXの公式ライセンス認証を取得しているプロジェクターであるため、正式にネトフリ対応しているという点も、かなりの強みかと思います。
リモコンにもNETFLIXボタンが設けられ、ボタン押すだけで一発起動します。
ログイン操作もスムーズなので、普段からネトフリユーザーの方であれば、特におすすめなポイントです。
2基搭載した10Wスピーカーで臨場感・迫力ある音量!音質も良き!
一般的な小型家庭用プロジェクターの搭載スピーカーは、3Wスピーカー×2基か、せいぜい5Wスピーカー×2基くらい程度。
音量にはそう大きな期待はできないのが現状です。
一方、このPOKITTER Relaksは、10W出力のスピーカーを2基搭載、合計20W出力あります。
よって、かなり大きな音量をプロジェクター自体で出力できるため、外部スピーカーに頼らずとも、プロジェクター自体のスピーカーだけで十分な音圧を感じられます。
音質自体もバランスの良いスピーカーで、音割れすることもなく鮮明な聞こえ具合です。
YouTubeで音楽系のMVやライブ映像を見た時の臨場感は結構すごいです!
オートフォーカス・自動台形補正で設置後の設定が簡単!
POKITTER Relaksのプロジェクターには、オートフォーカス機能と自動台形補正機能が搭載されています。
プロジェクターの向きを変えたり、位置をずらしたり際に、機械自体が自動でそれを検知してピント合わせを実行します。
さらに、オートフォーカスと同時に画面の歪みも直してくれる自動台形補正の機能も作動します。
ユーザーが都度設定する手間無く、設置した場所に応じて、最適な見やすい画面になるよう、全自動でボタンを押すことなく勝手に調整してくれるので、設置と初回設定作業は簡単です。
細かい点を挙げるなら、ピント調整は非の打ち所がないくらい100%鮮明な合わせ具合ですが、台形補正の精度に関しては95%くらいの仕上がりってイメージかも。
実機で何回かオートフォーカス・台形補正を作動させたところ、ほんのわずかにヨコ長の長方形になりきれていないような微妙な傾きを感じることが数回ありました。
気にならないと言えば気にならないレベルなのですが、気にすれば気になるかもという・・・わずかな曲がり具合かと。
このような場合は、手動の設定メニューから4つ角の位置を微調整できるので個別設定してマニュアル的に補正しましょう。
赤外線リモコンの影響で操作の反応は悪い
ここからは気になる点も書いておきます。
POKITTER Relaksを使っていて、たびたびストレスに感じたのがコレ、赤外線リモコンの反応が悪い問題。
プロジェクターに付属するリモコンは、Bluetoothリモコンが採用されることが多いため、リモコン向きを気にすることなく、入力した操作がスムーズに実行されるものです。
しかし、POKITTER Relaksのリモコンは赤外線リモコンであり、受光部は本体の背面側に搭載。
よって、リモコンの向きとプロジェクター本体の設置位置が絶妙に関係します。
例えば、ソファに座って、ソファ前のテーブルにプロジェクター本体を設置して前方投影する場合はセーフ。
ユーザーよりも前に、赤外線リモコン受光部があるプロジェクター本体の背面側が面するため、リモコンの効きは良いです。
一方で、例えば、壁面棚にプロジェクターを設置して対面側の壁面に投影するような設置方法では、リモコン受光部が壁面側に隠れるので致命的。
リモコン操作の効きが悪いことが多く、なかなか思うような操作ができません。
本体ボタンの直接操作でも良いですが、都度本体のそばに行き、本体上部ボタンを押して操作するのは面倒極まりないため、解決策とは言い難いです
こんな感じで、プロジェクターの設置状況によっては、リモコンの効きが悪い点が大きなストレスにつながります。
総合評価を要検討に値する【2点/5点】としたのは、このリモコン操作性・使い勝手を大きな懸念点として考慮した結果です。
昼間のプロジェクター投影は若干厳しめ
「プロジェクターって昼間は視聴できるのかな?」と気になる人向けの見出しです。
結論を書くと、「明るい昼間での視聴はできなくはないものの、プロジェクターの明るさが足りず見にくい」という感じです。
格安プロジェクターの明るさは100から200ANSIルーメンの製品が多く、POKITTER Relaksはそれを上回る400ANSIルーメンですが、さすがに昼間での投影はこんなもんかと。
日中にPOKITTER Relaksを使ってプロジェクター視聴をしたい場合は、遮光カーテンを導入するなどして、部屋の中を暗くする工夫が必要になるかと思います。
ファン動作音はそれなりに大きめ。視聴コンテンツによっては気になる
本体搭載の冷却ファンの動作音がそれなりに気になります。
映画やドラマの静かなシーン、バラード系の音楽コンテンツなど、音量が控え目な映像を見ている時は特に目立ちやすく、それなりに高回転で動作している冷却ファンの音が耳に入る感じです。
うるさくて視聴できないといった気が散るレベルではないものの、気にならないとは決して言えない具合です。
格安プロジェクターなので、この辺もある程度は妥協しなければいけないポイントなのかと思います。
本体で上下方向の投影角度微調節ができない
もう1点気になったのがコレ、上下方向のプロジェクター角度微調整ができないこと。
壁面に投影した映像を上下方向に調整したい時、本体底面に角度調整用のスタンド機能がないため、何か物体を挟み込む必要があります。
ちょうど良い角度調節できる挟むモノが必要です・・・
POKITTERはどこの国のメーカー!?
POKITTERは、2022年に立ち上がった中華系の新興ブランド。
中国ではオンライン教育のスタートアップ企業として、ソフトバンク・ビジョン・ファンドやアリババなどからも出資を受けているZuoyebangのグループ子会社です。
立ち上げ間もない新興企業ながら、リーズナブルで安価なプロジェクター製品を市場投入しているブランド、という感じです。
POKITTER Relaksレビューまとめ
POKITTER Relaksのプロジェクターの実機レビューを通して、評価がかなり分かれそうな機種だと感じました。
- プロジェクターの画質・明るさ・音質はそれなりに良いモノを求める人
- とにかく安いプロジェクターを探している価格重視派の人(目安:4万円程度)
- ある程度の使い勝手での気になる点を妥協できる人
これら全てに該当するのであれば、POKITTER Relaksの購入は「アリ」な範囲かと思います。
一方で、レビューでのデメリットで書いたように、
- リモコンの操作性
- 冷却ファンの動作音
- 上下方向の角度微調整
- 本体サイズの大きさ
これらの点には一切の妥協はできない、というユーザーにはあまり向いてません。
何に重点を置くかと妥協できる具合で、評価が大きく分かれるプロジェクター・・・です!
購入検討する際は、比較的安いな販売価格に対して、良い点はさておき、気になる点を妥協するかどうか・・・
スペック面を総合的に判断して良く検討することをおすすめします!
本記事はメーカーより物品提供を受けています。
記事内容は、一切の忖度はなく筆者自身が感じたままの自由記述です。
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