戦国時代の様相を呈するロボット掃除機業界の昨今…どれを選んだら良いか本当に選択肢が豊富で迷いますね。
今回は、ゴミ吸い機能とモップ清掃がセットになった最強のロボット掃除機「Narwal Freo」(ナーワルフレオ)をレビューします。
結論として、長年iRobot社のルンバ・ブラーバに床掃除を担ってもらっていた我が家は、Narwal Freoをメインのロボット掃除機として迎え入れることにしました!
ゴミ吸いはもちろん、モップ清掃が凄すぎる「最強」のロボット掃除機です!!
本記事はメーカーより物品提供を受けています。
記事内容は、一切の忖度はなく筆者自身が感じたままの自由記述です。
- Narwal Freoの機能性・使い勝手
- Narwal Freoによるゴミ吸い・モップ清掃を実際に使ってみて分かったこと(メリット・デメリット)
- Narwal Freoがおすすめな人
- ルンバ・ブラーバと比較してみた個人的感想
結論:Narwal Freoの評価・オススメ度まとめ
Narwal Freoを導入後、1ヶ月ほど実機使用してみた感想を踏まえ、Narwal Freoがおすすめ度合いや評価を以下のとおりまとめました。
機能性
・ゴミ吸引とモップ清掃がセットになった2 in 1モデル
・モップによる水拭き機能が特に優秀で、しっかり加圧する回転モップの水拭き効果で床ピカピカ。モップ自体の洗浄・乾燥も自動でメンテナンスが楽。
・吸引力は最大3000Paでロボット掃除機としては一般的な性能。
デザイン
・ホワイトカラーをベースにしたナチュラル系のホーム家電デザイン。高級感◎。
・ロボット掃除機自体は比較的大きめのサイズ。ステーションもそれなりに大きさを取る。
使い勝手
・アプリでの遠隔操作・管理は直感的で分かりやすく、ロボット掃除機に不慣れなユーザーでもとても使いやすい仕様。
・ステーションにはタッチディスプレイを搭載し、アプリが無くてもロボット掃除機のコントロールができる。
価格
・一見すると圧倒的に高いと感じる価格設定であり、絶対的導入コストはそれなりにかかるため、この評価。
・ただし、実機使用すると、その優秀な機能性や使い勝手から納得できる価格と感じるため、コストに対するパフォーマンスはしっかり回収できる。
【総合評価】
・水拭きモップ清掃は感動レベルの性能。目では分からない汚れまでしっかり拭き上げて床の清潔感は日々最高な状態。
・ゴミ吸引も不満ないレベルに性能発揮。床のホコリ・髪の毛・紙くず・食べカスといった家庭内の生活ゴミをしっかり清掃してくれる。
・価格が高いことが導入へのネックとなるが、価格以上の仕事を十分にこなしてくれる満足度。
・ロボット掃除機の最上級モデルと、水拭き清掃の最上級モデルを2台購入すると、これに近い金額にため、1台2役の優位性は大きいように感じる。
・「導入コストがある程度かかっても良いので、とにかく高い機能性を売りにしたフラッグシップモデルが欲しい」という人に断然オススメ。
・他社最強ロボット掃除機と比較すると、圧倒的な性能差という大きなアドバンテージがあり魅力を感じる。
Narwal Freoを実際に使ってわかったこと(メリット・デメリット)
ここからは、Narwal Freoの実機レビューを通して、ロボット掃除機のゴミ吸引具合やモップ清掃した様子など、実際に使ってみて気付いたメリット・デメリットを紹介します。
水拭きモップ清掃が最高レベルに優秀!床が超ピカピカに
まずはコレ、Narwal Freoのイチ押しポイント「水拭きモップ清掃」から。
一言でまとめると、水拭きモップ清掃は本当に「神」レベルに重宝する機能!凄いです。
人力で力を込めて床を一生懸命拭き上げたような仕事っぷりで、程よい水加減でモップ清掃。
びしょ濡れなんて事は絶対ないですね。2~3分くらいすれば自然に乾くくらいのちょうど良い水拭きです。しかも動作音がめちゃ静か。
全くうるさくないので、床下にいても分からないレベルかと。マンションやアパートなどの共同住宅でも躊躇なく使えると思います。
清掃後は、サラサラかつピカピカ。清潔感に溢れまくる床に仕上がります。
水拭きモップ清掃後の床を歩くと、足裏への感触の違いが清掃前と比べ段違いです!
水拭きモップ清掃時はロボット掃除機が弓字型走行で効率良く清掃。重なるように走行し、掃除漏れがないよう隙間のない水拭きモップ清掃をしてくれます。
また、レモン&バジルの専用クリーナー付きなので、さまざまな有効成分による床の清掃レベルをアップさせる他、除菌効果もありです。素晴らしい。
清掃後の床の香りは、ほとんど分からないレベルの微香という感じ。ニオイのクセは全く無しですね。
しかも、この専用クリーナーは、本体内部に逆さまにしてそのままセットするだけ。
清掃中は自動でクリーナーを投入してくれるので、ユーザーは何もしなくてOK。超楽すぎます。
ステーション内部に汚水タンク(DIRTY WATER)と清水タンク(CLEAN WATER)を配置。
水拭きモップ清掃中は、Narwal Freo本体が5分に1回くらいステーションに帰っては、モップを洗浄→汚水を絞り回収→新しい清水を含ませてまた清掃に向かう、というルーティーンを何度も繰り返します。
人がモップ清掃するときと同じで、かなり頻繁にモップ自体の水洗いを実行してくれます!
水拭きモップ清掃後のタンクを比較するとコレ。一目瞭然すぎるくらい清掃前後での水の透明度が全く違います。
床って見た感じでは何もわからないですけど、実際はこんなに汚れてるんですね・・・驚きです。
クリーナーやモップのランニングコストも考え、毎日の水拭きは避けて、3日に1度ほどのペースで水拭きモップ清掃をしていますが、毎回コレに近いくらいの汚れは清掃してくれる感じです。
この汚れ具合からも分かるように、ゴミやホコリだけでなく、見えない床の汚れをしっかりと水拭きモップ清掃してくれるNarwal Freoの性能には本当に脱帽です!!
他社のロボット掃除機でも水拭きする機能付きの製品は数多くありますが、ここまでの清掃は期待できないモノがほとんど。
競合製品とは比べものにならないくらいNarwal Freoの水拭きモップ清掃が優れていると感じました!!
これまで我が家はブラーバジェットm6で日々の床清掃していたんですが・・・あまりの違いに開いた口が塞がりません・・・!!
水拭きモップ清掃は最高レベルの性能。
見えない床の汚れまでしっかり清掃し、ピカピカで清潔な床に仕上がる。
他社ロボット掃除機とは比べものにならないほど優れている!!
水拭きモップのメンテナンスも楽!洗浄・乾燥まで全部自動工程
モップ自体のお手入れも、清掃中は基本的にメンテナンスフリーです。これも超楽なおすすめポイント。
Narwal Freo本体がステーションに帰ると、モップの汚れ具合を自動検知してステーション内部でモップ洗浄を自動で行います。
モップ洗浄時はステーション近辺でそれなりに音がしますが、騒音というような音でもなく、例えるなら洗濯機の洗いやすすぎ工程でモーターが回るくらいの音かと思います。
洗浄後のモップはこんな感じ。
家中掃除して2〜3時間くらいの水拭き工程を終えたあとのモップですが、文句ないくらいキレイに洗浄できていますね
しかも、Narwal Freo本体では、水拭きモップ清掃後に、モップ洗浄だけでなく、40℃の温風を使ったモップ自体の乾燥も自動でしくれるので、モップ清掃後特有の嫌な悪臭も全くないです。
濡れ感が全くわからないほど乾いてます。
「モップからの悪臭がなくニオイO」は超重要なポイントです!!
1ヶ月経ってもこの状態を継続できています。
底面側に回転モップを2基搭載できる構造です。
時期が来て交換するタイミングがきたらマジックテープ式で簡単着脱でき交換も容易です。
自動清掃・自動洗浄だけだとちょっとね・・・と気になる人は、定期的に外してモップ自体を手動で洗濯や清掃するのもアリかと思います。
モップ自体の洗浄・乾燥は自動工程によりメンテナンスフリー!モップ特有の生乾き臭も全く無し!
ゴミ吸引もしっかり機能!隅々まで細かく清掃
Narwal Freoは紛れもなくロボット掃除機。
メインの水拭きモップ清掃だけじゃなく、ゴミ吸引も問題ないレベルでしっかり機能してくれます。
数値的には最大吸引力3000Paなので、ここらへんは一般的なロボット掃除機と変わらない性能です。
Narwal Freoには、「テールスイング」という特許技術を搭載。
清掃中にお尻側をねじりながら壁際に沿った掃除をすることで、円形のロボット掃除機とは思えないような壁の際部分まで丁寧に清掃します。
また、カーペット段差も乗り越えて、起毛があるふかふかタイプのカーペット状のゴミ吸引清掃も可能。
さらに、テーブル下のような、人力による掃除機作業で手が届きにくいような奥まった場所でも問題なし。
ロボット掃除機自体が縦横無尽に走行するため、黙っていても勝手に掃除してくれます。ほんと超便利。
吸引清掃で回収したゴミはフィルター付きのダストボックスに集まります。
ただし、他社ロボット掃除機でよくあるようなステーションでの自動ゴミ回収には対応していないので、掃除終了後はこのクリアボックス内を都度捨てる必要アリです。
捨てる時はワンタッチで開けられるので、ゴミ捨てもそこまで手間じゃないです。
日々のゴミ吸引清掃後は、このボックス内がホコリや髪の毛で割とパンパンになるレベルです。(画像は汚いので割愛します…!!)
どこにこんなホコリとか髪の毛落ちてたの?ってレベルで外出してる間に、全部自動で家中を丁寧なゴミ清掃・回収してきてくれるので、もう本当に助かってますね。
我が家では、もうNarwal Freo無しでは家事が成り立ちません。必要不可欠な存在です。
ゴミ吸引の清掃具合は満足レベルに機能。特許技術で壁際の細かい部分までしっかり掃除。
センサーが秀逸で障害物にぶつからない!マッピング精度も優秀
Narwal Freoが実際に清掃している様子を見ていて気付くのは、障害物検知のセンサーが優秀で家具や壁に対して不用意にぶつからないこと。
他社のロボット掃除機って結構ガツガツと壁にぶつかりながら走行・清掃するのは、もはやロボット掃除機あるあるです。
つい最近まで使っていた我が家のルンバi7は・・・中々激しいお友達でした・・・!!
Narwal Freoには、障害物検知センサー・超音波センサー・レーザーセンサー・複数の赤外線センサーなど、あらゆるセンシング機能を搭載しているため、そのセンサー精度はかなり優秀。
実際の走行の様子をみていても、このセンサー精度は明らかです。本当に家具にぶつからずに走行・清掃してくれます。
例えば、その日だけ、偶然に移動した状態のイスやテーブル・通販の段ボールが置いてあれば、それすらもしっかりその場でセンサー検知して避けてくれます。
障害物検知だけでなく、自宅マップ作成中のマッピング精度も優秀です。
実際に、初回起動後のマップ作成を実行すると、わずか6分でほぼ正確な自宅マップを作成してくれました。
こんな感じでわずか6分台で自宅マップ作成してくれました。
ちなみに、マップの一部に突出している部分が多いのは、色々段ボールやオモチャ箱を置いている物置状態であるため。
また背丈の低いベッドもセンサーの障害物となり、部屋全体の認識まではいかなかった模様。
正確なマップ作成するなら、床上のモノを完璧に移動・排除した状態で、Narwal Freoを走らせることをオススメします。
センサー精度がとことん優秀!
家具や壁に余計にぶつかることなくスムーズに清掃可能。マップ作成の精度も◎
アプリ操作が使いやすい!遠隔コントロールも簡単に
1ヶ月超の使用を通して、Narwal FreoのアプリはUIが良く、管理・操作がしやすいと感じました。
日々の自宅清掃において、ロボット掃除機の動向はものすごく気になる事。
各種清掃モードの決定、スケジュール設定、進入禁止エリアの設定、モノが絡まる等でロボット掃除機が止まってしまう事、どの範囲を掃除したか清掃状況の確認など・・・
これら全てはアプリで管理・実行しなければならないので、アプリ操作の使い勝手も製品の善し悪しを決める重要なポイントです。
アプリでの遠隔コントロールでは、全自動お任せのFreoモード、掃除のみ、水拭きのみ、掃除と水拭き同時実行、掃除終了後の水拭きなど・・・多様な清掃メニューから選択・実行できます。
また、個別に清掃プランを作成することができて、この機能がかなり重宝します!
- ユーザー好みの清掃プランを個別作成(名付け可)
- 清掃モードの選択
- 清掃する部屋の指定
- 清掃の詳細指定(ゴミ吸引の強弱、モップ清掃の往復回数など)
僕のNarwal Freoの運用方法としては、日々の掃除はスケジュールによる掃除を実行。
その他、料理し終わった後キッチンのみ掃除したい場合など、部分的な1回限りの掃除は、アプリから都度操作するという使い方をしています。
日々の掃除については、都度アプリで清掃指示を出すのも面倒なので、僕と同じように毎日の清掃プランをスケジュールで指定しておくのが断然オススメです。
スケジュール指定で掃除プランを登録しておけば、掃除指示を忘れることなく、日々家中を清潔に保てます!
余談ですが・・・毎日決まった時間にロボット掃除機による清掃が行われることを事前に意識できていると、ロボット掃除機の巻き込みによるエラーを回避したいと心理的に働くようになり、床に置いてあるモノを外出前に必ず整理するクセが付きます。
ロボット掃除機導入による良い習慣化が生まれます!
細かな清掃指示、個別清掃プランの作成、清掃状況の確認など、アプリの使い勝手が良い!
本体サイズが大きく狭い/低いスペースへ入りにくい
気になる点を挙げるなら、Narwal Freoのロボット掃除機本体・ステーションともにサイズ感がかなりあるということ。
あらためて目の前のNarwal Freoを見てみると、結構デカいです。
ロボット掃除機本体 | ステーション | |
サイズ | 350×351.5×106 mm | 370×415×435 mm |
重さ | 4.5 kg | 8.75 kg |
iRobotのルンバシリーズやSwitchBotのロボット掃除機と比べると、Narwal Freoはかなりアメリカンなサイズです・・・
サイズのスペックからもわかるように、数値的には幅約350mm(35cm)以下の隙間は通過できず入り込めません。
また、高さも10.6cmあるため、最低でも11cmくらいの高さスペースが必要です。
ルンバi7時代には清掃出来ていたベッド下の空間は、Narwal Freoでは引っかかって入れなくなり、現在ベッド脚の高さを設けようかと検討しています。
Narwal Freoの清掃可能範囲は、日々のロボット掃除機活用の生命線となるので、幅が狭いスペースや高さ方向で微妙そうな空間がある方は、事前にサイズ的に問題ないかどうかをチェックしておいた方が納得できると思います。
また、Narwal Freoのステーション自体もかなり大きく、設置スペースをそれなりに占有します。
Narwal Freoのステーション実物を見ると、他のロボット掃除機のゴミステーション等比較してもかなりのサイズ感です。
その分、モップの自動洗浄・乾燥、2つの水タンク搭載、タッチパネル搭載など、メリットもあるので、その辺は一長一短かと。
ステーション自体を設置できるスペースがあるかどうかも、事前に確認しておくことをオススメします。
我が家ではその大きさと丸みある可愛さから「ベイ●ックス」と呼ばれいるのは、ここだけの話です
まとめ:卓越したモップ清掃とゴミ吸引機能を持つ最強「ロボット掃除機」
Narwal Freoを1ヶ月超にわたって使った実機レビューをお届けしました。
ゴミ吸引はもちろんのこと、卓越した水拭きモップ清掃は他ロボット掃除機とは比較にならないほど、高性能なパフォーマンスを発揮してくれます。
我が家はルンバ・ブラーバを卒業し、Narwal Freoをメイン機に迎え入れました!!
ロボット掃除機のブランドとしては後発的で「Narwal(ナーワル)」ブランドはまだ大きく認知されていないかもしれませんが、今回のNarwal Freo実機使用により、その実機性能はもちろん、ブランド力的にも個人的にはかなり評価上々です!
Narwal Freoの導入には、実売価格約15万円弱というコスト面が大きな障壁になるかと思います。
Narwal Freoは高い・・・高いんだけど、高いなりの理由がしっかりある・・・って感じです!
ただ、ゴミ吸引と水拭き清掃がセットになったフラッグシップモデル帯では、割と相場付近の価格設定という印象ですし、実機使用を通して、価格相応の価値観を感じるパフォーマンスを発揮していると本気で実感。
洗濯機や冷蔵庫と同じで「1度購入すると5〜10年単位くらいの長期スパンで継続使用する家電」というスタンスだと、導入への1歩も踏み出しやすいかと思います!
- ロボット掃除機にゴミ吸引だけでなく水拭き機能も欲しい人
- 中途半端な水拭き機能ではなく、しっかりと床を綺麗に水拭きモップ清掃したい人
- ロボット掃除機の価格よりも、高性能・高機能を求めたい人
- 使い勝手の良いロボット掃除機を数年単位で長期導入したいと考えている人
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