カメラ撮影をそれなりに毎日行う中で、空撮できるドローンに手を出してみたいと思うことは多々あります。
ただ、法規制や免許登録など・・・なんだか厳しそうなイメージが先行して実態がよく分からず、気軽に手を出しにくいのが素人の現状。
そんな悩みを解決する超軽量な空飛ぶAIカメラ「HOVERAir X1 Smart」が、クラウドファンディングのMakuakeにて日本上陸!
HOVERAir X1 Smartは、100g未満の機体重量であるため機体登録が不要。
さらに、ドローン操縦免許も不要で、誰でも手軽に撮影できる日本での使いやすさを追求したAI飛行カメラです。
今回は「HOVERAir X1 Smart」の先行レビューとして、色々と使ってみた感想やメリット・デメリットの所感など、空撮初心者目線での所感をまとめています。
- HOVERAir X1 Smartの機能・スペック概要
- HOVERAir X1 Smartを使って撮影した作例
- HOVERAir X1 Smartの実際の使い勝手(メリット・デメリット)
- HOVERAir X1 Smartがおすすめな場面・おすすめな人
【結論】HOVERAir X1 Smartのレビュー評価・オススメ度まとめ
実際にHOVERAir X1 Smartを使ってみた個人的な使用感を踏まえ、以下に評価・オススメ度レビューとして以下にまとめました。
機能性
・コンパクトな筐体に2.7K@30fps/1080p@60fps動画、12MP写真を撮影できる高画質カメラを採用
・AI搭載でオートプログラム的に本格的な空撮ができるモードを搭載
・機械式、電子式、水平維持を組み合わせたトリプル手ブレ補正
・本体重量99gの超軽量筐体。100g未満のため、機体登録不要・操縦免許不要
デザイン
・軽量化実現のためか、あらゆるパーツが細くて薄いプラ系素材のため、パッと見の本体の印象は少々チープな感じが否めない
・シンプルでミニマルな見た目のスッキリさは◎
・柔らかくかつ柔軟なプロペラゲージのため、落下した際の衝撃にはそれなりに強い
使い勝手
・機器を使った空撮に慣れていない初心者でも操作しやすい撮影手順
・離陸や着陸は手の平でオートに動作
・各種自動撮影モードが使いやすくワンタッチでクオリティの高い撮影ができる
・連続撮影5分〜10分程度の電池持ち。交換用バッテリーはほぼ必須。
価格
・HOVERAir X1 Smartは、性能的にも価格的にも本格的なドローン製品と、おもちゃ的な格安空撮デバイスの間に位置するような存在。
・Makuakeで扱われる割引価格は、相場に適した価格帯であり、決して高い金額ではない。
・金額に対する性能パフォーマンスもしっかり得られるクオリティかと思う。
【総合評価】
・法的には100g未満のトイドローンに分類されるHOVERAir X1 Smartは、機体登録不要・免許不要で誰でも気軽に撮影できる「空飛ぶAIカメラ」(※)
・超軽量化、極小化された本体で、外出先にも持ち出しやすく抜群の携帯性
・個人的なSNSやYouTube動画の撮影であれば、画質・使い勝手ともに十分すぎる性能を発揮し、満足度は高い
・電池持ちが良いとは決して言えないため、交換用バッテリーの導入も前提として考えた方が良い
HOVERAir X1 Smartのスペック概要
HOVERAir X1 Smartの主なスペックは以下のとおり。
サイズ (長さ×幅×高さ) | 142mm ×111mm ×27mm |
重さ | 99g(バッテリー含む) |
容量 | 32GB |
カメラ解像度 | 【写真】 4,000×3,000 (12MP) 【動画】 2,704×1,520@30fps 1,920×1,080@60fps 1,920×1,080@30fps (HDR) |
イメージスタビライザー | メカニカル(チルト)+ 電子式手ブレ補正(EIS)+ 水平ブレ補正(HL) |
最高速度 | 【水平】25km/h 【上昇・下降】5.4km/h |
最大耐風性 | 7.9m/s(耐風レベル4) |
最大飛行高度 | 15m |
バッテリー容量 | 690mAh |
バッテリー充電時間 | 35分 |
価格 (Makuake クラファン時) | 【All in One set × 2】 104,880円(30%OFF) 【All in One set】 59,980円(20%OFF)の59,980円 【プレミアムセット】 59,990円(14%OFF) 【基本セット】 Makuake限定価格59,980円(本体のみ) |
HOVERAir X1 Smartを使ってみて良かったところ(メリット)
ここからは実際にHOVERAir X1 Smartを使ってみて、良かったと感じたところをまとめました。
スマホよりも軽い超軽量タイプで機体登録不要・免許不要!初めての空撮カメラに超オススメ!
HOVERAir X1 Smartの最大の特徴は、バッテリーを含む本体重量が100g未満であるため、法律で規制されている機体登録等の面倒な事項とはほぼ一線を画していること。
機体登録は不要、操縦免許も不要で扱えるので、ドローン初心者のユーザーでも安心して使えるAI飛行カメラと言えるでしょう。
どうしても・・・ドローン初心者からすると、この法的な規制関係の知識が曖昧なことから、ドローン導入に対する不安なイメージが大きくあり、空撮をしようにも気軽に手を出しにくい大きな障壁になっていると思います。
HOVERAir X1 Smartはこの規制をクリアするべく、従来機種のHOVERAir X1が超軽量化された筐体へとアップデートされた日本向けの製品で、AI飛行カメラに位置付けされるような空撮機器です!
これから空撮動画や空撮写真を始めたいと考えているユーザーには、その導入機種としてかなり最適かと思います!
スマホで十分に映える画質の2.7K/12メガピクセル高画質カメラ
空撮した写真や動画データを何のコンテンツ用として使うか・・・
というポイントを考えた時、多くのユーザーはスマホで楽しめるSNS投稿用の写真/動画、スマホ保存しておきたい写真/動画、YouTube等の動画投稿用素材、というポジションの方が多いかと思います。
そしてこれらのコンテンツは、おそらくスマホ画面で見て楽しむものがほとんどかと。そこまでカメラに過度な高画質性能は求めなくても十分というのが現実です。
よって、HOVERAir X1 Smartが持つ2.7K動画/12メガピクセル写真の性能があれば、大概十分な画質のコンテンツ撮影を実現してくれます。
屋外撮影の作例(写真・動画)
実際にHOVERAir X1 Smartを使って撮影した画像はこんな感じ。
屋外撮影したこの日は若干の雪がチラつくくらいの天気でしたが・・・屋外ではそれなりに明るさが取れるため、詳細部分までノイズの少ない明るい写真になっているかと思います。良い感じ!
続いて、動画撮影したのがコレ。
どうでしょう!?個人的所感としては、動画画質・・・普通にめちゃキレイだと思ってます!!
これ記事掲載のために動画画質を1080p画質に圧縮書き出ししたものですが、実際のデータはもう少し大きな2.7K画質でしっかり取れています。
解像度だけでなく、ブレ補正機構もしっかり利いているので、HOVERAir X1 Smartを動かしても、カメラがブレることなくスムーズな映像で良い感じです。
屋内撮影の作例(写真・動画)
続いては屋内での撮影。
自宅のリビングとワークスペースで日中に撮影してみました。
さきほどの明るさが取れた屋外撮影とは異なり、室内での撮影ではやはり明るさがとりにくい模様。
パッと見た感じはそうでもないですが、細かな部分をよく見てみると、ディテール表現が甘めでくらい部分のボワッとしたノイズもそれなりに入っているかと思います。
暗い場所での撮影は正直そこまで得意で無さそうです・・・
日中屋外での撮影が画質的に一番オススメです!
最後に屋内撮影の動画作例を。
こちらの掲載動画も記事内でのデータサイズ圧縮化のため、1080p画質にリサイズしたものを掲載。
屋外撮影時と同じく、室内で撮影しても相変わらずスムーズで滑らかな動画クオリティ!めちゃキレイな動きです。
一方、屋内での写真撮影と同じく、動画撮影時であってもやはり屋内の明るさ具合ではノイズが入りやすい状況にありそうです。
ただ、全然見れない動画というわけではなく、画質にはそれなりなクオリティがあるとは思いますので、SNS投稿や友人・家族で共有する分には全然使える良い感じの素材になるかと思います。
離着陸は手の平で!本体操作が簡単!
導入前はAI飛行カメラの離着陸操作に対して、難しそうなイメージを持ってしまうかもしれませんが、これも全く問題なし。
HOVERAir X1 Smartの離着陸操作は、以下のような手順で手の平で行います。
- 撮影したいモードに設定
- カメラを見つめる
- 電源ボタンを軽く1回押す
- カメラの自動動作が終わり撮影者の前まで飛行して戻ってくる(カスタムモードは自分の近くまで飛行操作)
- 機体の真下で手の平を差しだして待つ
こんな感じで離着陸操作もかなり簡易な手順で行えるので、空撮初心者の僕でもスムーズにできました!
初めて飛行する場合はスペースに広さのある屋外が良いかと思いますが、慣れてきたら室内で飛ばして空撮するって使い方も便利です。
また、機体本体が軽いため、周囲環境の影響は受けやすいです。
飛行ゾーン周囲の干渉物確認や、風速などの環境条件は大丈夫かどうか、しっかり確認しておくことをお勧めします。
テンプレート別のシーン撮影が豊富
HOVERAir X1 Smartは専用のアプリと連携することで、カメラのステータス確認、本体の設定や飛行モードの設定、撮影したデータのやり取り等ができるようになります。
このアプリの使い勝手が結構優秀で良い感じ!
飛行モードに慣れない段階では手順解説が表示され、画面に従って操作するだけなので、手順書いらずの簡単仕様。
- ホバリング(オート)
- ズームアウト(オート)
- フォロー(オート)
- オービット(オート)
- 俯瞰撮影(オート)
- 手動制御
- ストップモーション撮影
- アドバンスドモード
また、搭載されている飛行モードも上記のようにかなり豊富で、実際に使って撮影してみるとどれも本格的な空撮が楽しめるモードばかり!
しかも、AI搭載による被写体認識の追従制御も抜群です。しっかりとカメラが付いてきます…
参考までに、こんな感じの撮影ができるっていう公式のYouTube動画を貼り付けておきます。
アプリの設定画面では、各モードごとのビデオ画質や飛行時間、飛行高度など、細かな設定変更もできるので、完全なオート撮影というではなく、ユーザー好みの撮影設定にある程度変更することも可能です。
プロペラをしっかり保護するタフな本体
4枚あるプロペラは軽量な枠によりしっかりと保護。
プラ系素材で見た目はチープな感じも否めませんが、これが結構な保護力を発揮してくれます。
僕自身操作があまり慣れないため、何度か飛行中のHOVERAir X1 Smartを落下させてしまったのですが、本体が壊れたり、破損してしまうようなこともなく、しっかりとプロペラをガード。
なかなかの衝撃耐久力があるという印象で、万が一のことがあってもそこまで大きな心配はないと思います。
HOVERAir X1 Smartの気になるところ(デメリット)
電池持ちは良くないので交換バッテリーは必須
バッテリーを含めて100g未満、という仕上げなので本体の軽量化によりバッテリー容量も690mAhで、そこまで大きいスペックではないです。
実際に飛行させてみると、連続飛行時間としては5分強というくらい。10分間はバッテリーが持たない感じです。
電池持ちは良いとは言えず、むしろ相当な勢いでバッテリーが減ります。
実際に撮影する際は、1分程度撮影→撮影した画像を確認→再度撮影→別の飛行モードでさらに撮影・・・という使い方になり、連続飛行時間は5分ではとても収まらないと思います。
よって、交換用バッテリーは絶対に必要になってくるアイテムです。
導入時は交換用バッテリーがあるセットの検討がオススメです!
まとめ:初心者でも手軽に導入しやすいAI飛行カメラ
HOVERAir X1 Smartは、日本国内での法的な規制もほぼ対象外となる機体登録不要・操縦免許不要のAI飛行カメラ。
心理的な障壁を感じることなく、初心者でも導入しやすい空撮機器です。
Makuakeのクラウドファンディングでは、バッテリー持ち状況の改善に大いに役立つであろう予備バッテリーを含む本体セットが割引価格で販売されているので、気になる方はこの機会をお見逃しなく!
- 空撮デビューしたい人で機器登録不要・操縦免許不要のモノを探している人
- 撮影機能やカメラ画質にも妥協したくない人
- 本格的ドローンではなく入門的かつ高機能なAI飛行カメラで空撮したい人
- AI飛行カメラの操縦が不慣れでも、自動プログラムによる撮影でクオリティの高い映像を撮りたい人
- 気軽に持ち運んで色々な場所で撮影したい人
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