どうも、NINO(@fatherlog)です。
今回はSEOのことをかじった記事を書いてみようと思います。
このブログ「FatherLog」では主にApple製品のことやガジェット類について情報発信をしています。その中には「企業から無償提供いただいた製品をレビューする」記事もあります。いわゆるPR記事ってやつでしょうか。
PR記事の中身としては、製品のレビューの詳細に書いた後にその製品を作っている企業のHPであったり、直販サイトやアフィリエイトを含めた販売ページなどに誘導するっていうのが王道パターン。
実はこの時にSEO的に気をつけなければならないとても重要なことがあります!
今回は企業から提供された製品のレビュー記事作成時にSEO的観点から気をつけなければならないことについて解説します。
photo credit: Google SEO Search Magnify Glass via photopin (license)
SEOのことを簡単に解説
そもそも「SEOを知らない」という方のために簡単に説明します。
「SEO」とはSearch Engine Optimizationの略。日本語にすると「検索エンジン最適化」です。
記事を作成するとGoogleのクローラーと呼ばれるWEB上のファイルを収集するプログラムが巡回し更新記事された記事を探しにきます。そして、Googleという検索エンジンの中にインデックスされ、特定のキーワードでユーザーが検索をすると検索結果に自身の作成した記事も表示されるようになります。
検索結果として表示されるときに最も重要なのが、検索結果の「順位」です。インデックスされた後、Googleのアルゴリズムが関連するさまざまな他サイトの中身を評価し、その採点結果からある特定のキーワードにおいて検索された時の順位決めをします。
検索結果が上位になればなるほど、検索したユーザーが記事を見てくれます。下位になればあまり見てくれません。
そりゃそうですよね。
自分で何か調べたいことがあるとします。”特定のキーワード”で検索をかけて後、1ページ目の検索結果の中から調べたい情報を探すのがほとんど。その先2ページ目、3ページ目・・・という風に検索結果のページを掘り下げていくなんてことはよっぽどの調べごとがない限りしません。
つまり、検索エンジンに対して自サイトを最適化することによって検索順位を上げることが期待できます。
被リンクはSEOの最重要項目
他サイトから自サイトへのリンクは、Googleのアルゴリズムが自サイトを評価するに当たってとても重要な項目です。他サイトから自サイトへの「自然な」リンクが多ければ多いほど、Googleのアルゴリズムは自サイトが優秀なサイトであると判定します。つまり被リンクが多いほどSEO的には良い効果をもたらします。
あえて「自然な」と強調して書きました。これはなぜか。
少し前まで横行していたのが、専門の業者が金銭をもらって適当なサイトを作り、評価を上げたいサイトへの「不自然な」リンクを大量に貼って意図的に評価を上げるという行為。今ではスパム行為となって禁止されています。
むしろ、そのようなスパム行為が確認されるとサイトは大きなペナルティを受け、Googleからの評価が大幅に低下してしまいます。キーワード検索されたとしても表示されなくなってしまう可能性も。
コンテンツの質が高ければ、自然と自サイトへの被リンクが増えるはずです。スパム行為による不自然な被リンクではなく、「このサイトは役に立ってぜひ参考にしてね!」という具合で「自然に」にリンクされなければならないのです。
不自然な発リンク
んで、ここからが本題。
“無料で製品を提供してもらうブロガー”と”製品紹介によって売上が上がる企業”の双方にメリットがあるこのビジネスモデルですが、SEO的に気を付けなければならないことがあります。
PR記事では、企業から製品を無償提供受けレビュー記事を作成し公開をします。その中に含まれる「製品を提供している会社へのリンク」や「アフィリエイトを含む製品購入への誘導リンク」を何も考えずにそのまま貼ることはSEO的にNG!
なぜならば、「企業から無償で製品を提供される見返りとしてリンクを貼って企業のサイト評価を上げる」という一連の流れが先ほどのスパム行為と同じ要素を持っているからです。
これら製品ページや販売サイトへのリンクは、企業から無償提供を受けなければ発生することのなかった「不自然な」リンクです。その結果Googleからペナルティを受けてしまいます。
これについてはGoogleウェブマスター向け公式ブログでも詳しく解説されています。
記事中には、例として次のようなリンクが好ましくないとされています。
- 企業のサイト
- 企業のソーシャルメディアアカウント
- 商品を販売しているオンラインストアのページ
- 商品のレビューを掲載しているレビューサービスのページ
- アプリストアに掲載されている企業のモバイルアプリ
まとめると、製品を無償提供してもらいレビュー記事中でリンクをそのまま追加することはSEO的にやってはいけないことなんです!
どのようにリンクを貼れば良いか
ただ、レビュー記事には企業サイトや企業の商品ページへのリンクは必然と入ってきます。記事を見たユーザーも、「この製品欲しいな!」と思うユーザーだって当然いるワケなのでリンクが無くなるのは不親切です。
ではどのようにリンクを貼ればよいのでしょうか。
答えは簡単!
リンクを貼る時にひと手間加えることで解決できます!
nofollow属性を追加
対策方法として、Googleのクローラーに対して「この企業へのリンクはページ評価を上げるための被リンクではありませんよ!リンクの先をたどる必要はないですよ!」と正しく伝えてあげることが重要です。
そこで使うのが「rel=”nofollow“」です。リンクのAタグの中で以下のように使います。
このようにリンクに対してnofollow属性を追加することにより、Googleに対してスパムまがいなリンクではないということを適切に伝えることができます。
記事内容にも注意しよう
事務的な作業としては、先ほど話したとおり「リンクに対して nofollow 属性を追加すれば良い」だけですが、他にも記事内容では以下の2点に気をつけましょう。
関係を開示する
企業から製品の提供や特定の依頼を受けて作成した記事は、「○○から提供を受けている」とスポンサーがいる旨をしっかりと書きましょう。
記載する位置は記事中のどこでもいいですが、ユーザーが最後まで読んでくれない可能性もあるので上部に記述するのが好ましいとされています。
魅力的でユニークなコンテンツを作成する
同じ商品のレビュー記事はネット上には山ほどあります。その中で埋もれずに以下にオリジナル性を出していくかが重要です。
ただ単純に書くだけでなく、ユーザー目線にたった上で自分だけのオリジナルな視点や考えが追加された記事は、とても面白く魅力ある記事になります。そのような記事は見ているユーザーもかならず満足してくれるはずです。
いわゆる人気ブロガーになれるかどうかはここに係ってくるものだということですね。
必要に応じて「nofollow」を正しく使おう!
レビュー記事を作成し公開することは決してなんら悪いことはないのですが、必要に応じて「nofollow属性を追加」することが大事です。
海外では、企業提供のレビュー記事で「nofollow属性を追加していないサイト=不自然な発リンクをしているサイト」に対して、GoogleのWEBスパムチームが手動で探して警告を送っています。
ペナルティやスパム認定を受けようものならたまったもんじゃありません!
企業から提供を受けた製品や商品のレビュー記事を書くときはリンクに必ず nofollow を追加しましょう!
リンク個別にnofollowを追加するには、このWordPressプラグインを使用する方法が便利です!
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