部屋で音楽を聴く時、ガッツリしたスピーカー機材でボンボンと鳴らしてして聞いたら絶対に気持ち良い。しかし、アパートやマンションなど共同住宅という住まいの都合上それができない人も多いはず。
となると、ボンボンと鳴らして聞くよりは、程よく高音質でコンパクトかつ手軽に聞けるBluetoothスピーカーで聞くという方が、現代のライフスタイルに合っているのかもしれません。
Bluetoothスピーカーといっても、もちろんピンからキリまでありますよ。
その中でも、高級機種の部類に属する老舗音響メーカーであるBOSEの人気シリーズ「BOSE SoundLink Mini Bluetooth Speaker II」を今更ながら購入!
早速レビューします!
BOSE SoundLink Mini Bluetooth Speaker IIの仕様・スペック
コンパクトサイズで持ち運びに便利な上、音質も良いと各所で評判だったので、前からずっと気になっていた「BOSE SoundLink Mini Bluetooth Speaker II」。
ただ価格面でずっと引っかかっていたんです。なんせBOSE製品なので・・・27,000円・・・。
しかし、9月に価格改定され、なんと値下げしたんですよ! 23,720円!!
まぁ、3,000円ちょっと安くなったのですが、狙っている製品が値下げされると「今だ!」と思ってしまう性格な僕は即購入したワケであります。
【BOSE SoundLink Mini Bluetooth Speaker IIの主要スペック】
サイズ | W18cm × D5.9 cm × H5.1cm |
重さ | 670g |
接続 | Bluetooth, 3.5mmステレオミニジャック |
ワイヤレス通信 | 最大10m |
再生時間 | 最大10時間 |
充電端子 | Micro-USB端子 |
USBケーブル | 1m |
カラー | カーボン、パール、 ブラック/カッパー(新色) |
外観レビュー
コンパクトからすればかなり大きい箱で到着。しかも結構重い。
開けると、スピーカー本体に加えて、箱下の部分には充電用の台座となるクレードルが入っているんですね。そりゃ重いわけだ。
黒い緩衝材をめくり挙げて・・・この瞬間、たまらんです!
はい、登場!
「BOSE SoundLink Mini Bluetooth Speaker II」がわが家に君臨。
今回、カラーは「カーボン」を選択。マットなブラックカラーが落ち着いていてとてもGoodなヤツ。
スピーカー上部にコントロール系が集約されています。
ボタンは全部で5つ。
左から、電源 / 音量小 / マルチファンクションボタン / 音量大 / ペアリング機能 がそれぞれ配置されています。
こちらは側面。
3.5mmステレオオーディオミニジャックと充電用のMicro-USB端子があります。
スピーカーの背面。パンチングに穴が開いているのがわかります。背面からもしっかりと音が抜けるような構造になっているみたい。
底面部には仕様表がぎっしり。シリアルナンバーもここに記載されています。
右下に見えるのが、クレードル設置時の接点です。
本体一式はこちら。
- スピーカー本体
- 専用クレードル
- USBケーブル
- 電源アダプタ
- 取扱説明書一式(日本語表記あり)
BOSE SoundLink Mini Bluetooth Speaker IIを使って良かったと思うこと
事前の口コミ評価で「良い!」「最高!」なんてたくさん聞いていたもんですから、先入観で良いモノと思ってしまっていますが・・・。
実際に使ってみて良かったと思うこと列記してみます。
本体サイズからは想像できない「迫力サウンド」がハンパない!
スピーカーなのでやはり一番褒めたいのはコレ。音がハンパないです!
本体のサイズはコンパクトで、500mlのロング缶を横に置いたくらいの大きさでしょうか。
しかし、曲を再生してみると、見た目のコンパクトという印象が一変。
重低音がかなり聞いた迫力あるサウンドが出ます!低音がボーンと部屋中に響き渡る勢いは本当に凄い。かといって低音がうるさく床や壁など構造体に響くわけでもないです。耳にしっかりと聞こえてくる心地良くもあり、迫力もある低音を鳴らしてくれます。
低音がこれだけでると、再生している音に厚みがでるので、力強く聞けるんですねー。
ぼくは好みでロックを良く聴くんですが、スピーカーからの低音の響かせ具合が絶妙すぎます。
マルチファンクションボタンが便利!
コントロール系ボタンの中でも、真ん中の○が3つ並んだマルチファンクションボタンは、結構使えます。
このボタンで音楽の再生/停止、曲送り/曲戻し、通話の応答/切断などができます。
コマンド | 操作方法 |
再生 | ボタンを1回押す |
一時停止 | |
曲送り | ボタンを2回押す |
曲戻し | ボタンを3回押す |
スピーカー付近で音楽を聴いているんだけど、再生端末がそばにないなんてことがよくあるので、スピーカーから直接操作できるのは嬉しい機能です。
クレードルに置くだけで充電!再生は10時間!
充電するときは、本体を専用クレードルの上に置くだけで勝手に充電してくれます。
Bluetooth機器は充電がかならず必要でMicro USBを挿すのが意外と面倒だったりするのですが、このBOSEスピーカーは本当に置くだけ。面倒な手間がないのが良いです。
持ち出した後の電池性能もしっかりと10時間働いてくれます。外に持ち出したとしても電池残量を気にせず十分な時間使えます。
設定も簡単!最大8台分をペアリングリストに登録!
Bluetooth接続というとペアリングといった接続方法がよくわからないという初心者の方もいると思いますが、箱の裏面をあけると非常にわかりやすいイラストで接続手順が書かれています。
音声ガイダンスも日本語に設定可能。設定時のボタン操作や、電池残量、接続先などを日本語で読み上げてくれるので、スピーカーの接続状態などをしっかりと把握することができます。
スピーカーは最大2台の機器と同時接続できるほか、直近に接続した最大8台までをペアリングリストに登録されるので、接続したい端末を複数所持している人には嬉しいポイント。
1度ペアリングしたあとでも、再びスムーズに接続できます。切り替えたい場合はペアリングボタンを2回押すと、次の登録済み端末に接続します。
BOSE SoundLink Mini Bluetooth Speaker IIの微妙なとこや改善してほしいこと
ここまではいいことばっか書いたんですけど、ここからはちょっと微妙に思ったことまとめました。
音はいいんだけど、クリアさが物足りない
確かに迫力ある重低音が響くので、コンパクトな見た目とのギャップで「おおお!」とはなるんですが、反面、高音部のクリアさはもの足りないと感じます。
試しに、ラヴェルの「水の戯れ」を聞いてみました。水の流れのように鍵盤から音が流れ透明感が活きる曲です。このような、クラッシック音楽のピアノ曲を聴くとよくわかるんですが、音の透明感が少ないんですね。
フラットな音ではなく、明らかに低音が強い音が出て、高音部の音が抜けるようなクリアさに欠けます。イコライザを調整して挑戦しましたが、クリアさを際立たせることが厳しいです。
スピーカーではないですが、BOSEのノイズキャンセリングヘッドホン「QC35」と聞き比べると、QC35ヘッドホンでは一つ一つの音がはっきりとクリアに聞こえます。
ここらへんは個人の好みになってくると思いますが、個人的には低音がガンガン効くサウンドが好きなので、全然許容範囲かな。
コンパクトだけど、結構重い・・・
見た目は本当にコンパクト。手のひらサイズですから。
でも、本体を持ってみると明らかにズシッときます。670gありますからね。見た目がコンパクトなので、なおさらそう感じます。
よく言えば、「こんなコンパクトなスピーカーにこれだけ詰まってる感、最高!」といえますが、その反面、「これだけコンパクトなのに普通に重い!」と感じてしまいます。
外出先に持ち運びたいってなったときにバックパックに「気軽入るサイズ」ですが、「気軽に持てる重さ」ではない気がします。
まぁ、手持ちスピーカーとしてここまでサイズを小さくしているので、限界があるとは思いけど。重さ的も重量感があった方が、設置した時も安定性がでるので、一概にダメとは言えないとも考えますが。
今後のシリーズで更に500gを切るくらい軽量化されていくことを期待します。
高級機種だが買う価値は十分にあり!!
良いところと微妙なところをまとめると、総合して80点! 音質は十分良いですし、サイズ感もGoodです。微妙なことも書きましたが「買って後悔した」なんて事は全くなし! 明らかに買って良かったです!!
今は値下げしていますし、24,000円程の金額をこのスピーカーに出す価値は十分にあると思います!
厚みのあるリッチな音を気軽に楽しみたいって人や、低音が好きだーって人には本当にオススメします!!
なお、新色のブラック/カッパーが9月23日より発売されるので、気になる方はぜひチェックすべし!