iPhone 7 やiPhone 7 Plusからは、イヤホンジャックが廃止されてしまいました。
これまでの調子で有線式イヤホンを接続しようとすると、「あっ!」と思うわけです。
iPhone7を使うとわかるハッとする瞬間。これな。 pic.twitter.com/lMnKNCDWwA
— NINO@FatherLogの中の人 (@fatherlog) 2016年10月9日
やはり時代の流れはワイヤレスタイプである「Bluetoothイヤホン」の方が圧倒的に多くなってきましたね。
今回は、Bluetoothイヤホンの中でも左右のユニットが完全に独立したSoundPEATS「Q16」を提供いただいのでレビューしたいと思います!
左右のユニットが完全に独立したSoundPEATS 「Q16」
SoundPEATSは、低価格ながら高機能なイヤホン製品を数多く取り扱い、Amazonでブランド展開しているメーカー。
これまでもBluetoothイヤホンは数多くレビューしてきましたが、今回のQ16は初の完全ワイヤレス化したもの。
左右のユニットをつなぐケーブルも廃止され、互いに独立しているのが最大の特長です。
[voice icon=”https://monotive.jp/wp-content/uploads/2017/02/NINO-Standard-Big.jpg” name=”NINO” type=”l icon_black”]コードがないので装着していても全く邪魔にならないです![/voice]
製品の主な仕様は以下のとおり。
製品名 | SoundPEATS「Q16」 |
重さ | 約12g × 2個 |
充電時間 | 約2時間 |
連続再生時間 | 約6時間 |
バージョン | Bluetooth 4.2 |
通信距離 | 10m |
音質 | AACコーデック対応 |
防水 | IPX4(生活防水) |
製品保証 | 12ヶ月間 |
充電時間は2時間ながら、再生時間は6時間確保されているので日常的な使用にも使えるイヤホンです。
Bluetoothのバージョンは4.2に対応しているので従来の約2.5倍の速度で高速通信可能。遅延も少なくなっているのは嬉しいポイントですね。
IPX4等級の防水性能なので、ちょっとした雨や汗にも適度に抵抗してくれます。
Q16を開けてみた!
SoundPEATSのQ16が到着。箱は、黒を基調とした高級感のあるデザインです。
箱をあけるとお馴染みのSoundPEATSロゴが描かれたイヤホンケース。
このイヤホンケース、触ってみるわかるのですが、衝撃を吸収できるような緩衝材仕様になっています。イヤホンを収納している際にも、外部から来るの傷や衝撃を和らげてくれます。
このフカフカ感あるケースは、イヤホン本体の価格帯からすると豪華過ぎるくらいの装備です。
こちらが中身を全て取り出したところ。
- Q16本体 (左右2個)
- 交換用イヤーピース(大・中・小)※中はもとから本体に設置
- 充電用2又USBケーブル
- 取り扱い説明書(英語表記)
- 専用収納ケース
本体はカナル型のイヤホンです。
高音質で音楽を楽しむには、耳の穴に密着してしっかりと塞いでくれるイヤーピースを選ぶのがポイントとなります。
付属で大・中・小の3サイズからイヤーピースの大きさを変えられるので、大概の方の耳の穴にフィットすると思います。
[voice icon=”https://monotive.jp/wp-content/uploads/2017/02/NINO-Standard-Big.jpg” name=”NINO” type=”l icon_black”]ぼくは左耳が「中」、右耳は形が変わっているので「小」がフィット![/voice]
自分にあったサイズを選ぶことにより抜群の装着感と音質を味わうことが可能となります。
付属の取り扱い説明書は全て英語で書かれています。
各々の操作はそこまで難しいことはありませんし、簡単な操作となっています。
説明書をがっつり読み込みたいけど英語は苦手、という人は注意が必要です。
Q16の外観をチェック
Q16のイヤホン本体重さは、左右それぞれ約12g。
イヤホンのハウジング部分をパッと見ると「少し大きいな」と感じたんですが、手に持ってみると「12g」という重さは相当軽いです。
この軽さであれば、耳に付けていても重量感を感じることなく、装着からくる疲労も特に発生しません。
独立した左右のイヤホン
左右ともにそれぞれが独立しているイヤホンは、ボタン操作部を見ると赤色3連ボタンと黒色3連ボタンのものがあります。
見分け方はこんな感じ。
- 赤色3連ボタン → 右耳イヤホン
- 黒色3連ボタン → 左耳イヤホン
操作ボタンの色だけでなく、本体にもしっかりと「L」「R」表記があります。
フックが自在に動いて装着しやすい
耳に装着するときには、外れ防止用のフックを耳外側に引っ掛けるのですが、このフックが中々自在に動いてくれます。
通常時はこんな感じのフックが・・・
思いっきり伸ばしてやりました!!
[voice icon=”https://monotive.jp/wp-content/uploads/2017/02/NINO-Standard-Big.jpg” name=”NINO” type=”l icon_black”]意味も無く曲げられているクリップをついつい伸ばしてしまう時の感覚に似ています。[/voice]
これだけ伸ばした状態から手を離すと、形状記憶された元の形にスッと戻ります。
つまり、耳に装着時も窮屈することなく、ビヨーンと伸ばして耳にはめたあとにスッと戻せば、簡単に装着できるってことです!
充電時は左右の独立イヤホンそれぞれにUSBを接続
Q16の本体の充電はUSBで行いますが、イヤホン接続側の端子は2又に分かれています。
[voice icon=”https://monotive.jp/wp-content/uploads/2017/02/NINO-Standard-Big.jpg” name=”NINO” type=”l icon_black”]こんなUSBケーブル見たことないので、驚きというよりちょっとした違和感。[/voice]
2又に分かれたケーブルを、独立イヤホンそれぞれに接続するタイプです。
そりゃそうですよね。
これまでのBluetoothイヤホンは、左右のイヤホンを結ぶケーブルが存在したので、コントロールされる主に右側イヤホンで充電さえすれば、左側イヤホンにも給電してくれます。
左右独立イヤホンならではの2又USB充電ですね!
Q16で音楽再生してみた!装着感や音質は!?
なんてったってイヤホンなんで、見た目よりも装着感や音質がもっとも重要なポイントです。実際にQ16を使用して音楽を再生してみました!
意外にも疲れない装着感
こんな感じでいつも通りいろいろな記事を書きながら、3時間ほど装着して音楽を聞いてみました。
フック式タイプだと耳たぶが痛くなることがあるんですよね。
[voice icon=”https://monotive.jp/wp-content/uploads/2017/02/NINO-Standard-Big.jpg” name=”NINO” type=”l icon_black”]マスクを長時間つけていると耳たぶの上が地味に痛くなることってありますよね。[/voice]
Q16でも、このような痛みがあるだろうなと思っていたんですが、結果は「痛みなし!」
特に、耳が疲れるというような感じもしませんし、何だったらあと3時間くらい付けていても苦には感じませんね。
装着感は、かなり自然な方だと思いますよ!
両耳で効く操作設定は少し手間かも
左右が独立型イヤホンなのですが、ペアリングなどメインのコントロールは右耳イヤホン(赤色ボタン)で行います。
スマホなど再生端末の機器とペアリングすると、まずは右耳イヤホンでのみ再生されます。
片側で利用したい場合はこのままでも良いのですが、音楽は両耳で聴きたいですよね。
というわけで、ここから左耳の設定をするわけです。
右耳で再生されるようになったら、今度は左耳の真ん中のボタンを長押しして電源を入れます。
すると、右耳イヤホンに接続され、右耳経由で左耳に転送されるようになります。
この状態で初めて両耳イヤホンで聴くことができるのです。
操作性の評価としては、両耳の電源をそれぞれONにする必要あり、計2回も電源ONにする必要があるので、どうしても倍の手間がかかってしまうことはあまりいただけないですね。
音質は!?
AACコーデック対応ということもあり、Bluetooth特有のドンシャリ音はかなり抑えられていますね。
音に遅延も特になく、ノイズが入ったりすることもありません。
カナル型イヤホンなので、耳の穴と密閉性を保つことにより、迫力ある低音まで出せます。しっかりとした厚みのある音になるので、RockやDanceミュージックでも力強く再生できます。
中音域も広がりある音を安定的に出力してくれます。クセのない音圧なので耳に自然と入ってきて効きやすいです。
1つ気になるのは高音域かな。伸びがイマイチ足りないんですね。ピアノの音が響くようなクラッシック曲をチョイスしたんですが、透き通るような音とまでは行かないんです。その手前で失速してしまうような感じ。
この高音域の伸びについては純粋にちょっと足りない点と感じました。
イヤホン全体の評価としては、この価格帯でのBluetoothイヤホンとしてはバランスが取れているので、かなり優秀な方だと思います。
まとめ
Q16の最大の特長は、左右が完全独立イヤホンになっているということ。
ケーブルが煩わしく邪魔に感じている人には、完全ケーブルレスで利用できるのは、相当使いやすいポイントになると思います。
音質もこの価格帯のBluetoothイヤホンとしては、十分過ぎるほどのパフォーマンスを発揮してくれるのでオススメです!