現代の住宅事情は、予算的にも使い勝手的にも、空間的にコンパクトにまとめて合理化している間取りが多いですよね。
そんな限られた空間の中でも、やはりエンターテインメントを織り交ぜた快適さは常に追求したいもの。
「寝室でゆっくりと映画やネット動画楽しみたいけど、わざわざテレビ置くスペースもないし…」
「リビングでプロジェクター設置するにも、その設置スペース確保するのがなぁ…」
という悩みを持つ家庭も多いかと思います。
そんな方に、ぜひともオススメしたいのが、今回レビューするコレ、「Aladdin X2 Light」(アラジン エックスツー ライト)

居住空間の必需品であるシーリングライト(天井照明)、高音質スピーカー、エンターテインメント機器の代表格であるプロジェクターという、3つの要素を1つに融合させた、3in1モデルです。
Aladdin X2 Light = シーリングライト(天井照明)+高音質スピーカー+プロジェクター
本記事では、Aladdin X2 Lightのスペックや主な特徴、画質や音質など実際に僕自身が使ってみて感じたこと(メリット・デメリット)をまとめています。
自宅にプロジェクター導入したいと考えている人は、ぜひ参考にしてみてください!
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Aladdin X2 Lightの主な特徴・スペック

今回紹介するプロジェクターの「Aladdin X」というブランド…
あまり馴染みがないかもしれませんが、その前身はSNSなどでもかなり話題になっていた「popIn Aladdin(ポップインアラジン)」が新たに生まれ変わったブランドです。
シーリングライト、スピーカー、プロジェクターの3つが1つに融合した画期的な製品が人気かつ注目されているメーカーです。

本記事でレビューする、Aladdin X2 Lightは、同じくAladdin X2シリーズのハイエンドモデル、Aladdin X2 Plusの主要な魅力をギュッと1台に詰め込み、より手頃な1台にまとめた点が特徴です。
Aladdin X2 Lightで出来ること
高画質&高音質プロジェクター機能

Aladdin X2 Lightのメイン用途とも言うべきは、やはりこのプロジェクター機能。
フルHD 1080p画質の高解像、700ANSIルーメンの明るい投影で、ネット動画や映画などを超大画面で楽しめます。
しかも、設置は天井の引っ掛けシーリングライトにそのままダイレクトに差し込むだけで、コードレスかつ毎回の映像調整設定なども一切不要で、プロジェクター運用ができる優れモノです。
わざわざ設置するスタンドや、使わない時の収納なども一切考える必要がないので、居住空間スペースの有効活用をしつつ、日々の生活の中で手軽に使える本格的なプロジェクターとなっています。

しかも、本体内部にはHarman Kardon製の高性能スピーカー(8W x 2基)も搭載。
映像だけでなく迫力かつ繊細な高音質スピーカーで、プロジェクターに没入するように楽しめる点が魅力です。
ライト機能(天井照明)

Aladdin X2 Lightは、高画質&高音質なプロジェクター機能だけでなく、室内の天井照明としても使えるライト機能を持っています。
明るさは5500lm、従来機の明るさスペックよりも遙かにパワーアップな進化を遂げ、広さにして14畳ほどの空間用としても使える天井照明なので、室内を十分に明るく照らせる能力も持っています。

さらに、照明部分はムードライトとしても使用可能。
通常の昼白色・電球色の天井照明だけでなく、50段階で細かく調色できるカラフルなRGBライティングで、設置空間を光の色で演出できる効果も持っています。
Aladdin X2 Lightのスペック・仕様
Aladdin X2 Lightの主なスペック・仕様は以下のとおり。
光学系 | |
接写方式 | 単板DLP™方式 |
表示素子 | DLP® 0.23 1080p DMD |
明るさ | 700 ANSI ルーメン |
LEDシーリングライト | |
適用畳数 | 〜14畳 |
器具光束 | 最大5500 lm、100段階調光 |
光色 | 2700K~6500K、100段階調色 |
LEDムードライト | |
LEDカラー | RGB(50段階の調色) |
LED灯数 | 46灯(RGBライト) |
投影調整範囲 | |
上下可動域: 台形補正: | 0−19度 水平40度,、垂直40度 |
スピーカー | |
搭載スピーカー | Harman Kardon(8W×2基) |
システム | |
CPU | MT9270 |
メモリ | 1.5GB |
ストレージ | 32GB |
OS | Aladdin OS |
電力条件 | |
定格電圧 | AC100V〜240V |
定格周波数 | 50/60Hz |
定格消費電力 | 160W |
駆動音 | 32db程度 |
無線 | |
無線LAN | Wi-Fi 5 Dual-band 2.4/5GHz, 802.11a/b/g/n/ac |
Bluetooth | 5.1 |
外形・重量 | |
外形寸法 | 幅約456 x 高さ121mm |
質量 | 4.7kg |
Aladdin X2 Lightを設置してみた
設置作業は10分ほど。意外と簡単

本体取り付け作業、シーリングライトの取り付けが慣れない人にとっては苦に感じるかもしれませんが、結論から言うと、この設置作業、意外にも10分ほどで終わるとても楽な作業であることに驚きます。

この写真と解説図付きの解説書が、端的かつ分かりやすく、かなりイイ感じに仕事してくれてます。
では、この手順書どおりに。

まずは設置したい場所のシーリングライトのスイッチをOFFに。
既存の照明が付いていたらこの時点で外しておき、引掛シーリングを露出させておきます。

付属の引掛シーリング用専用アダプターを差し込み回し込んで固定。

ここでもう本体の登場。
先ほどの、専用アダプターを中心に、本体真ん中の丸穴にとおして「カチッ」となるまで押し上げます。
(2段式なので2回カチッとなるまで)
押し込んだら、アダプター上のロックをONにしておきます。

投影させたい壁面に向くよう、プロジェクター接写窓の向きを回転して調整します。


引掛シーリングアダプターと、Aladdin X2 Light本体のコネクターを接続。
できたら、丸穴カバーでしっかり閉じておきます。

最後に、LEDライト部分にシェードを取り付けます。これで完成。
めちゃくちゃ簡単です。10分もかからないくらいで作業できました!
こんな感じで設置作業はとても簡単な手順ですし、しっかりとした説明書が付属しているので、迷うことは一切なく分かりやすい手順かと思います。
Aladdin X2 Lightの実機使用感(メリデメ)

ここからは、Aladdin X2 Lightの実機使用感を踏まえて、良かったところや気になるところをまとめています。
プロジェクターの画質はどんな感じ!?

プロジェクターの画質と音質、やっぱり一番気になるのがこの部分かと思います。
スペック的には、画質は1080pのフルHD画質、明るさ700ANSIルーメン。
これは、家庭用プロジェクターとしては強めの数値かと思います。

実際にプロジェクターで映してみると、めちゃくちゃイイ感じ!画質超キレイでございます。
テレビやモニター界隈では、4K画質が主流になっているため、この1段階下となるフルHD画質でも大丈夫なものか…
スペック的に心配な部分もありましたが、結果は全くの杞憂。
フルHDでも全然OKって思えるキレイさ・鮮やかさです。

プロジェクターからの投影映像は、壁面とAladdin X2 Light本体の距離によって異なるのですが、我が家の場合は大体、100インチほどの投影サイズ。
びっくりレベルの超大画面でこの鮮やかな映像を楽しめます!
プロジェクターの音質は!?

映像と共に重要なのが音質ですね。
結論から言うと、このAladdin X2 Lightの音質、ハンパないです。超高音質だし、音圧スゴい。
本体にはHarman Kardonの高音質スピーカー8Wを2基も搭載していて、合計16W出力。こりゃ音質スゴいの納得です。
そもそもホームプロジェクターの相場的には、3W〜5Wほどのスピーカー性能がほとんどなので、Aladdin X2 Lightの音質とは圧倒的な差があります。

低音はしっかりとベースがのるような厚みのある音が出ていて、中音・高音もハッキリとした解像度の良い音が出てきます。
なので、YouTube動画であってもかなり臨場感のある映像と音が楽しめますし、映画コンテンツを見ると没入感ハンパないですね。
Aladdin X2 Lightの高画質映像と高音質スピーカーの効果で、映像体験としてはかなり高い評価であり感動レベルの満足感を味わえます。
大人から子供まで楽しめるアプリやコンテンツが充実

プロジェクターのアプリはかなり充実していて、YouTubeやアマプラ、Hulu、ディズニー+など、主要なサブスク動画には基本対応しています。
配信動画見るには基本的に困らないと思います。サブスク系動画なら基本何でも揃ってます。
さらに…それだけでなく、子供も楽しめるコンテンツもめちゃくちゃ充実。
例えばコレ、みんな大好き「スイカゲーム」。

子供は当然知っていてサクサクプレイしてますね。
大分流行っていることは認知してましたが、僕自身は未経験。
でもコレがやってみると、意外にハマる笑
流行るのもわかるわ。面白い。
という感じで、ほんわかとスイカゲームを子供と一緒に楽しむ、なんて使い方もできます。
ちなみに操作はリモコンで行います。それなりに操作感は悪くないレベル。


その他、解説系のクイズコンテンツや、ひらがな表など、子供と一緒に楽しんで学べるようなコンテンツも充実しています。
あとは、カラオケ機能なんかも搭載してますね。
別売のマイクや、サブスク料金払うことでカラオケを楽しめる機能もあります。(無料だと一部楽しめます。)
天井照明としての実力は!?

Aladdin X2 Lightの天井照明も文句ない十分なレベル。
約14畳の部屋を賄える5500lmの照明は、力強く部屋全体を照らしてくれます。

なので、プロジェクターの機能ベタ褒めにとどまらず、天井照明としてもかなり優秀ですね。
ちなみに、我が家では交換前のシーリングライトより、絶対明るくなりましたコレ。
しかもそれでプロジェクター内蔵してるとか、もう神レベルに最高すぎる。

リモコンの操作も照明関係色々コントロールできるので、Aladdin X2 Lightはプロジェクターだけでなく照明機能としても、しっかり仕事をしてくれます。


さらに、Aladdin X2 Lightには50色のRGB変更できるムードライト機能も搭載しています。
こんな感じで、色味をカラーで変えられるので、場の雰囲気に合わせてカラー変更できるのはなかなか面白い機能。
青色で落ち着いた雰囲気の中、常夜灯代わりに寝る、なんて使い方も全然アリかと思います。
TVや地上波録画したレコーダー内容を遠隔で視聴できる

対応しているTVチューナーやレコーダーであれば、遠隔で接続してAladdin X2 Light上で再生することも可能。
TVチューナーは「Xit AirBox(サイトエアボックス)」という製品が推奨品とのこと。
我が家では、TVチューナーは購入しませんでしたが、レコーダーが対応機種だったため、録画ならAladdin X2 Lightで視聴できる状態でした。

別途、DiXimM Playという900円の課金が必要ですが、これは導入価値あり。
録画機でとったモノをAladdin X2 Light上で遠隔再生できます!しかも遅延も少なく、画質も普通に◎。
使い勝手はめちゃ最高です。

地上波テレビはそんなに見ないですが、ピンポイントに見たい番組はいくつかあって毎週録画したりしてるので…
それをAladdin X2 Lightで遠隔視聴、しかも大画面・高音質でコレをゆっくり視聴できるのはほんっと最高です!
壁面への投影距離(画面サイズ)はしっかり事前確認がオススメ

Aladdin X2 Lightの投影画面サイズは、Aladdin X2 Light本体と壁との位置関係で決まります。

短い距離でも比較的大きな画面で楽しむことができますが、離れれば離れるほどより投影画面サイズが大きくなります。
個人的には、2mくらいあると100インチほどの投影サイズとなり、ベストな距離感という具合です。

余談ですが、最初設置している引掛シーリングの位置が1.3mほどで画面サイズに納得いかず、引掛シーリングの位置をずらして、2m確保しました。
これで100インチ投影が出来るようになり、快適度は100倍くらい増して最高です。
引掛シーリング位置の移動は、要資格工事となります。
無免許のDIY施工は違法行為となるので十分な注意が必要、お近くの電気工事店に頼むなどがオススメです。(僕自身、第二種電気工事士の資格保持者です。)

それから、上下方向の投影位置もAladdin X2 Lightの本体設定で変更できます。
実機での調整だとこんな感じ。


設置場所そのままでも、上下方向の調整はかなり利くので、設置状況に応じて最適な角度を探せると思います。
と、こんな感じで、Aladdin X2 Lightの設置場所と壁面までの距離感によって、画面の大きさが変わり投影サイズも変わります。
引掛シーリングの位置とそこから投影した時にどのくらい壁面を占領するかどうか、という点は事前に入念チェックしておくことをオススメします!
昼間の投影だとどんな感じか!?

プロジェクターを昼間に使えるかどうか、という疑問もあると思います。
ズバリ答えると「可でも不可でもなく、どちらかと言えばアリ寄り」という感じです。
昼間投影した画はこんな感じ。


両方とも外が明るい状態でブラインドも閉めない状態での撮影したものです。
700ANSIルーメンあるため、明るさはそれなりに確保しているみたいで、意外にもノーカーテン状態でもそれなりに映像が映っていることがわかると思います。
なので、ブラインドや遮光カーテンなど、昼間でもある程度、外からの光を遮る対策を講じておくこと、快適に映像を楽しめると思います。
Netflix勢はちょい難ありかも…

人気な動画コンテンツが豊富で、ユーザーからもかなり人気のあるNetflixですが、Aladdin X2 Lightでももちろん視聴はできます。
ただし、これ公式アプリ的な扱いではないせいか、操作感がイマイチです。
ブラウザー上のような表示で、マウスカーソルをリモコンで動かす、といった具合です。
慣れると意外とイケますが、やっぱり操作はやりにくいですね。正直。
対策というか、一応公式のオプション品で「ワイヤレスHDMI」という製品(¥18,800)を購入して、スマホ画面を無線HDMIでキャストする、というような感じの飛ばすやり方が有力みたいです。
まぁ、ゲームなどをするなら導入ありかもしれませんが、Netflixだけの為にコストをかけるにはちょっと辛いですねコレは。
Netflixを見たい人は、この操作しづらい点に注意が必要です。
まとめ

天井照明としてはもちろん、高画質かつ高音質の大画面プロジェクターとして使えるこのAladdin X2 Light。
導入すると毎日のおうち時間が劇的に良い方向に変わります!
感動レベルの映像体験を自宅で手軽に、しかも天井照明とセットなので、スペースを有効活用して設置できるという点も、住宅の中では重宝する理由になると思います。
- プロジェクター設置を考えている人
- プロジェクター設置する際の配線や設置スペースを極力省きたい人
- 大画面で映像コンテンツを楽しみたい人
- プロジェクター投影できそうな壁紙やスクリーンがある人
- プロジェクター本体だけで映像・音質も満足したモノを探している人
Aladdin X2 Lightの販売情報詳細は以下に記載しています。
上記オススメの人に1つでも当てはまる方や、気になる方はぜひチェックしてみてください!
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