「Apple Watch」は、iPhoneと連携することにより日々のフィットネス記録を残したり、iPhoneの通知を都度確認できる他、Suicaを登録してかざすだけで鉄道利用やショッピングができるなど、何かと便利なツールです。
そんなApple Watch唯一の欠点が「電池持ち問題」。
最新の「watch OS 3.1」にアップデートすると、この1日足らずしか持たなかった電池持ちが改善されるということが明らかになりました!
1日も充電が持たないApple Watchの電池持ち問題
Apple Watchの電池性能は、公式値の最大稼働時間が「18時間」とされています。つまり、1日も充電が持たないということです。
Apple Watchを使うには毎日の充電は当然必須。
さらに使用状況によっては、朝に家を出てから夜帰宅するまでの間に電池が切れてしまい、スマートウォッチどころか、本来の時計機能すら果たせないこともこれまではありました。
ぼく自身も、この電池持ち問題に嫌気がさし、一時期 Apple Watchの使用を止めていたことがあります。
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腕時計を毎日”充電”するというのは、これまでの生活では習慣化されていない作業なので、なかなか慣れないことから面倒な作業となってしまっているんですねー。
そんな中で、バッテリー性能を改善して欲しいという要望は多くのApple Watchユーザーが思っていることだと考えます。
watch OS 3.1ではバッテリー性能がなぜか向上!電池持ちが改善!
iOS10.1が公開され、iPhone 7(Plus) でApple Payが使用できることになったことに伴い、Apple WatchのOSである「watch OS 3.1」も公開されました。
Apple Pay関連がメインの内容であるはずのアップデートですが、なぜかバッテリー性能が向上され電池持ちが格段に良くなったという報告が相次いでいます。
watch OS 3.1のリリースノート
watch OS 3.1では以下の内容がアップデートされています。
watchOS 3.1
- 日本で販売されるApple Watch Series 2でApple Payが利用できるようになり、店舗やAppでクレジットカードやプリペイドカードでのお支払いが可能
- 日本全国で、Suicaによる交通機関や店舗での支払いに対応
- Apple Payを利用して、WalletでSuicaにチャージしたり、定期券を更新することが可能
- “メッセージ” Appで、“吹き出し”および“スクリーン”エフェクトを再生する新オプションを追加
- “視覚効果を減らす”がオンの時でもメッセージのエフェクトの再生が可能
- タイマー終了が2回通知されてしまう問題を修正
- Apple Watch Series 2が完全に充電できない問題を修正
- アクティビティリングが文字盤から消えてしまう問題を修正
- 他社製のAppで、Force Touchのオプションが表示されない問題を修正
このアップデートのセキュリティコンテンツについては、次のWebサイトをご覧ください:https://support.apple.com/ja-jp/HT201222
watch OS 3.1の目玉機能は、やはりSuicaやApple Pay対応になったこと。これはこれでかなり便利な機能なので、ぜひとも活用したいところ。
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他の項目を見ても電池持ちが改善されたという内容は一切ありません。
強いて言うなら、「Apple Watch Series 2で完全に充電できない問題を修正」という改善はありますが、「バッテリー性能が改善された」や「処理性能が向上した」とったような、バッテリーの延命につながりそうな記載はありません。
バッテリー性能が2倍以上に改善!
セキュリティアップデートでメモリ処理が強化されたことや、前述のSeries 2で完全に充電できない問題が修正されたせいか、Apple Watchの電池性能が格段に良くなっています。
これまで1日持たずして切れていたバッテリーが2日間は余裕で持つようになりました!
WatchOS 3.1にしてから、Apple Watchの電池持ちがヤバイ。
3日くらい持ちそうとかマジで神— NINO@FatherLogの中の人 (@fatherlog) 2016年11月3日
もう本当に驚いていますよ!
Apple Watch Series 2を100%の状態から使い始め、1日経過した夜に電池残量を確認するとまだ70%以上残っています。そして、充電しないで2日目も使用。電池残量はまだ20%以上残っていました。
さすがに3日目の午後くらいで充電が切れてしまいましたが、2日間は余裕で持つようになりました!!
Twiiterでの反応を見ると、ぼくだけではありませんでした。
今さらですけど、今年の Apple Watch は随分と電池が長持ちするようになりましたねぇ。腕に12時間付けてるけど、まだ2割しか減ってない。
— キシイーヌ (@kishidog) 2016年11月5日
Apple Watch、朝から使い続けて電池残量72%。アップデートで余裕で2日は持つようになったね
— りんつ (@linz_torute) 2016年11月4日
Apple Watch Series2 42mm のバッテリーは、朝9時から夜9時までの使用で、残84%くらいですね。
これなら2日いけますね。— まっすん (@masudaq690) 2016年10月31日
Apple Watch Series 2、watchOS 3.1 にしたらびっくりするほどバッテリーが持つようになった。12時間経って、75%以上バッテリーが残ってる。 今日はほとんど時計としてしか使ってないせいもあるけど、2日はもちそう。嬉しい〜(^o^
— さこちゃ (@sacocha) 2016年10月28日
朝100%で帰宅時に98%だからWatch OS3.1のバッテリー持ちは素晴らしい pic.twitter.com/EKtMebYiXs
— ♤れいにこ♤ (@reinico21) 2016年10月27日
電池持ちやバッテリー性能が改善されたという報告は、これ以外にもかなりあります。
この嬉しいバッテリー改善ですが、対象機種は、Apple Watch Series 1やSeries 2に限らず、両機種で起きている模様です。
毎日の十分な使用にも耐えうる電池性能を持ったApple Watch
購入検討している方の中には、18時間という公式の電池性能値がネックで引っかかっている人もいるでしょう。
watch OS 3.1ではこれが2日間以上持つように改善されているので、十分購入を検討する余地はあると思います!
また、Apple WatchにSuicaを登録して使用する場合は、Apple Watchの電源が切れてしまうとSuica機能が使えなくなってしまいますが、2日以上もバッテリーが持てば、充電忘れによって「しまった!使えない!」となる場面も減ることでしょう。
Apple Watch ユーザーの方で、まだアップデートしていない人は、ぜひともwatch OS 3.1へのアップデートをオススメします!