あのモニターやデスクガジェットでお馴染みのBenQ(ベンキュー)から、すんごいの来ました。
僕自身、これまで数多くのスピーカーやヘッドホン・イヤホンといった音響機器をレビューしてきましたが、これほどまでに「声」が聴きやすいと感じたスピーカーは過去に一度もありません!
そう、今回紹介するのはBenQのBluetoothワイヤレススピーカー「treVolo U」のレビューです。
treVolo Uは、昨今のオンラインコミュニケーション社会を見越して「声」に特化し開発されたBluetoothスピーカー。
そのため、音声が非常に聴き取りやすいという特徴を持っていて、以下のようなユーザーに特におすすめです。
- 自宅で学校のリモート授業を受ける学生
- 自宅でオンライン会議やWEBミーティングを使いリモートワークしている人
- スマホ・タブレット・PCを使いオンラインで語学学習している人
- ラジオやYouTube視聴が好きな人
- 子供用として学習に使えるBluetoothスピーカーを探している人
本記事では、オンラインの英語学習やビデオ通話、YouTube視聴や音楽再生を通して、「treVolo U」の実力をチェック。
実際に使ってみて感じたことをレビューとしてまとめました!
本記事はメーカーより物品提供を受けています。
記事内容は、一切の忖度はなく筆者自身が感じたままの自由記述です。
これまでになかった「声」特化型のBluetoothスピーカー
BenQといえば、主にディスプレイ・モニター等の映像機器関連が特に有名なメーカー。
ちなみに、MONOTIVEではデスク環境の照明機器として「ScreenBar Halo」のレビューもしています。(今でも使っている最高のモニターライト)
そして、今回紹介する「treVolo U」は、BenQ初となる語学学習専用のBluetoothスピーカーとして登場した製品です!
BenQ treVolo Uの主な特徴やスペック
近年、コロナ禍の影響もあり、自宅でリモート学習やリモートワークする機会も多いかと思います。
学校の授業をPCやタブレットの画面越しで受けたり…会社の会議や面談もオンラインで…
画面上に映る映像はもちろん大事ですが、オンラインでのコミュニケーションはやはり「声」が重要なポイントになります。
そんな「声」が重要な要素となるWEBでのコミュニケーションシーンを、さらに快適な時間に引き上げてくれるBluetoothスピーカーとして登場したのが、こちらBenQの「treVolo U」です。
treVolo Uの主な特徴や仕様は以下のとおり。
- 人の声がクリアに聞こえる高低音分類技術を採用したスピーカー
- 人の声だけを抽出できるエコーキャンセラー技術を搭載
- 外国語特有の空気音・唇歯音等、声のディテールを細かく再現できるクリアサウンド
- 環境に応じて最適な音量に調整できる「安心モード」搭載
- 学習や利用シーンに合わせた3つの音声モード
- 子供でも簡単に使いこなせるコントロール操作
サイズ | 幅174×高さ95.34×奥行81.36 mm |
重さ | 約760g |
電源 | DC5V/ 2A Type Cケーブル |
連続再生可能時間 | 約12時間 |
Bluetooth | Bluetooth5.0(10m以内) |
マイク | ・全指向高感度マイク×1 ・全指向性環境音マイク ×1 |
外部接続端子 | ・3.5mm(4pin CTIA) ・Type C USB2.0 (充電用) |
BenQ treVolo Uの外観
BenQのBluetoothスピーカー「treVolo U」のパッケージ中身は以下のとおり。
- treVolo U 本体
- 3.5mmオーディオケーブル×1
- USB Type-C充電ケーブル(片側はType A端子)
- 充電用アダプター
- 取扱説明書・ガイド(日本語対応)
声特化型とは言えども、スピーカーの筐体自体は一般的なBluetoothスピーカーとほぼ変わらない形状をしています。
表面の淡いブルーカラーをしたパンチングメタルが、なんとも柔らかな印象を出しています。
全体的に丸みを帯びたデザインやホワイト基調のカラーに仕上がっていて、大人のカッコ良いガジェットというよりは、子供向けのポップなスピーカーを意識したような可愛らしい製品デザインであると感じました。
こちらはtreVolo Uのスピーカー背面側。
音の響きが広がるよう、背面にも無数の穴が設けられています。
背面側の右下部分には、カバー付きの外部接続端子が設けられています。
外部からの音声入力3.5mmステレオミニジャックのみで、USB Type-C端子は充電専用となっています。
底面部はシリコンゴムのような滑り止め素材が一面に貼られているので、デスク上での安定した設置が可能です。
スピーカー上部にはコントロールできるボタン類が横一列に並んでいます。
ボタン部分それぞれは大きめに設けられていて、またそれぞれのボタン用途が分かりやすく視覚的に操作が優しいアイコンになっています。
これなら機器操作にあまり慣れていない子供でも、直感的にボタン操作ができ十分に使えそうです。
音質チェック:話し手が目の前にいるような臨場感溢れる「声」出力性能
では、BenQ初の声に特化したBluetoothスピーカー「treVolo U」の性能はどれほどのものなのか!?
音楽再生・YouTube視聴・語学学習・オンラインビデオ通話(FaceTime)など、僕の生活で日常的に行っているこれらデジタルアクティビティを、全てtreVolo Uでの音出力に切り替えて検証!
以下、レビューや感想をまとめました。
声の効きやすさは他製品で経験したことのない最高レベルの性能!
結論から先に言っておきます。
treVolo Uは、声に特化して開発されたBluetoothスピーカーというだけあって、人の声の聴きやすさは群を抜いた断トツレベルの性能 !!めちゃくちゃ声聴きやすっ!!
事前に想像していたレベルをはるかに超えていて、今まで経験したことのないような衝撃を受けました!
他製品でこんなに声聴きやすいスピーカー、多分他に存在しないんじゃないのかな。
treVolo Uの音声出力は、まるで目の前に話し手が喋っているような臨場感あふれる音声です。
声出力の音質チェックでは、3つあるtreVolo Uのモードの内、「動画学習モード」に設定。
人の声を強化しはっきり聞こえるよう出力してくれるモードです。
YouTube動画や、僕が英語勉強でシャドウイング学習しているTEDのスピーチ動画で音質の性能検証をしましたが、終始圧巻の聴きやすい声出力と感じました。
英語であれば「r」と「l」の発音、「b」と「v」の違い、「th」の発音なども鮮明に聞こえ、BenQ公式の製品紹介で書かれているような外国語学習で重要となる空気音、唇歯音、舌音などの正しい発音が確かにしっかりと鮮明に聞き取れます。
我が家には小学生の子供がいて、今まさに初級レベルの英語学習をしているところですが、英語はやはり喋ってなんぼの語学。
決してカタカナ読みするものではなく、聴いたままの発音をそのまま口で再現することが、英語上達への最短の近道だと思っています。
treVolo Uを早速子供の英語学習用に取り入れたところ、我が子も思わず「父ちゃん!!コレ聴きやすさヤバい!!」と絶賛しています!
treVolo Uの声出力は発音ディテールが細かく再現されて耳に入ってくるので、発音から入る子供の英語学習用に抜群の効果を発揮してくれるでしょう。
また、英語学習だけでなく、YouTube動画にもおすすめ!!
画面上のYouTuberの声が強調されるので、Youtube動画視聴の満足度が抜群に上がりますよ!!
- 抜群に人の声が聴きやすい音質
- 外国語学習で大事な発音のディテールをしっかり再現してくれる
- 子供も認める抜群に優れた声の聴きやすさ
- 子供の英語隔週用に抜群の効果
- YouTube動画視聴にも最適
オンラインでのビデオ通話も圧倒的に聴きやすい
treVolo Uは、声に特化したBluetoothスピーカーなので、動画視聴だけでなく、近年利用シーンが格段に増えた、リモートワークでのオンライン会議やWEB面談、友達や家族とのビデオ通話などにも最適なツール。
treVolo Uの3つのモードの内「ライブ学習モード」は、上に挙げたビデオ通話といった双方向音声コミュニケーションの際に役立ちます。
このモードでは、人の声だけを抽出するエコーキャンセラー技術によって、環境騒音やエコーを減少させて直接対面で話しているようなクリアで聴きやすい環境を実現し、treVolo Uを使っているユーザーも、オンライン上の相手側でも、快適に会話可能です。
実際、iPhoneのFaceTimeを使って遠方に住んでいる家族とビデオ通話で検証したところ、これまで慣れていたビデオ通話の音質とはもう天と地の差。
特にスマホ・タブレット・PC搭載のデフォルトのスピーカーから出力しているという人であれば、この差はより大きなものと感じるでしょう。
物理的な距離を全く感じさせず、本当に目の前に通話相手がいるんではないか!??と錯覚するほど、鮮明かつクリアに音声が聞こえます。
続いて子供の学校のリモート授業の際、treVolo Uを使って試してみました。(我が子に試してもらいました!)
これまで、学校支給のPCを使った状態では、クラス内が少しざわついていて先生の声が聞き取り辛いことも多々ありましたが、treVolo Uを使うと周りの環境音をイイ感じに低減してくれるので、先生の声が以前に増して通りやすくなり、授業の内容が頭に入ってくるようになったそう。
学校のリモート授業、リモートワークでZOOMを使ったオンライン会議をする人や、LINEビデオ通話する人、FaceTimeでビデオ通話する人などにめちゃくちゃおすすめです!
- ビデオ通話のような双方向音声コミュニケーションで互いに聴きやすい環境を実現
- 通話相手の周りでなっている雑音や環境音を低減し、相手の声だけが抽出される
- ZOOMやFaceTime、LINEビデオ通話など双方向の音声コミュニケーションに最適
- 学校のリモート授業、リモートワークでのオンライン会議が超快適に!
音楽鑑賞は可もなく不可もなく、ある意味「新しい印象」な音質
treVolo Uの3つモードの内「音楽モード」は、高音と低音をどちらもよく聞こえるようにし、豊かな音楽再生ができるという機能。
実際に、僕が良く聴くロック・オルタナティブ・クラシックを中心に、音楽鑑賞してみました。
確かにスマホのスピーカーよりは音がかなり豊かになり、高音から低音までほどよくカバーされていて中々の音質で音楽再生を楽しめます。
一方で、僕が持っている他のBluetoothスピーカーや、デスクトップのスピーカー類の音と聴き比べると、どこか少しもの足りないような感じてしまいます。
というのも、声を聴きやすくしているスピーカーという性質もあるのか、高音から低音1つ1つの音がかなりシャープにとがっていて、耳にダイレクトで鮮明に聞こえてくるような印象をうけました。
言い換えるなら、声特化型スピーカーだからこそ表現できるような新たな音質の楽しみ方を体験できるかもしれません。
この辺までくるとユーザーの好みになると思いますが・・・あくまで音楽再生の音質を良くするのはオマケ的な立ち位置で、声の聴きやすさを抜群に良くしてくれるスピーカーと捉えていた方が良いかと思います。
- スマホ・タブレット・PCのデフォルトスピーカーよりは音質がよくなる
- 高音から低音まで音それぞれがシャープ・ダイレクト感が強い印象でユーザーにより好みが分かれる
専用アプリでtreVolo Uの設定や管理ができる!
treVolo Uには専用のアプリが用意されていて、アプリ上からtreVolo Uの機器設定・モード確認・バッテリー残量などの状況確認を管理できます。
また、アプリの初回起動時には、ユーザー環境に応じて各周波数の音をパーソナライズできる調整が行われるなど、中々の作り込みようです。
その他、おやすみモードのON/OFFや安心モードの実行など、子供がtreVolo Uを使用している場面であっても、親がスマホから管理できるような構成になっているので、状況がしっかりと確認でき安心して使いこなせます。
環境に応じた最適な音量に自動調整する「安心モード」が便利!
treVolo Uでは、聴覚保護を目的として過度な大音量になりすぎないよう機器が自動調整してくれる「安心モード」が搭載されています。
treVolo Uのスピーカー前面左上には、赤外線検出システムと全指向性環境音マイクを搭載。
これにより、スピーカーに面しているユーザーとの距離や環境音、さらに音源の情報をデータ解析し、心地良く聴きやすい音量へ機器が自動調整する仕組みです。
ついつい子供が操作してしまうと、ダイナミックに音を捉えたいのか、知らず知らずのうちに音量を上げてしまいがちです。
場面に応じた最適な音量へとtreVolo Uが自動調整することで、子供が使う場合でも安心してBluetoothスピーカーを使いこなせる心強い機能です!
比較:BenQ treVolo UとBOSE SoundLink miniⅡの音質を比べてみた
treVolo Uの音質をさらに見極めるため、普段愛用しているBOSE SoundLink Mini Ⅱ、iPhone 14 Pro Maxに今回レビューしているtreVolo Uを加え、音楽再生・動画視聴を通して、簡単に音質比較してみました。
僕自身が直感的な感想のスコア点数を100点満点で付けるとこんな感じです。
BenQ treVolo U | BOSE BOSE SoundLink MiniⅡ | iPhone 14 Pro Max | |
音楽再生 | 70点 | 90点 | 60点 |
動画視聴 (音声が中心の YouTube動画) | 100点 | 80点 | 60点 |
音楽再生では音楽のジャンル問わず、迫力ある低音から滑らかな音質かつ広がりある豊かなサウンドで、BOSE SoundLink MiniⅡが一番良い感じでした。
BenQ treVolo Uでの音楽再生は、iPhone搭載のスピーカーで聴くよりは 、そこそこ豊かに厚みのある音質へ向上したという感じ。
ただし、これが音声が中心となるYouTube動画視聴では全く逆の結果に。
BOSE SoundLink MiniⅡ自体、豊かな音であるのは確かなのですが、低音がYouTube動画裏で鳴っているBGMも多く拾っていたり、YouTuber周りの環境音も拾っていたりと…
声の聴きやすさという点にだけ的を絞ると、何だか音がこもっているような感じで透明度の高いクリアさは感じられません。
その状態からBenQ treVolo UでのYouTube動画の音声を聴いてみると、全く別物に聞こえるほど驚きました!
声の透明感が空間一杯に広がる感じで、treVolo Uのスピーカーからあふれ出てくるYouTuber音声の臨場感は、誰が聴いても文句なしの性能です。
すでにBluetoothスピーカーを持っているよ!という人であっても・・・
声コンテンツ(YouTube動画・ビデオ通話・語学学習など)での素晴らしくクリアな音質は、treVolo Uだけが持つ特徴であるので、2台持ちという選択肢も全然有りだと思います!
treVolo Uレビュー まとめ:抜群にクリアな声の聴きやすさでYouTubeやリモート授業・リモートワークの強い味方に!!
Bluetoothスピーカーというと、つい音楽再生での音質ばかりにこだわってしまいがちですが、今回BenQ初の「声」に特化したBluetoothスピーカー「treVolo U」を使い、Bluetoothスピーカーに対する概念が大きく変わりました。
昨今のメディアコンテンツは、音楽再生だけでなく、YouTube動画視聴や、リモート授業、リモートワークでのオンライン会議、ラジオ視聴など、本当にさまざまなコンテンツが存在しています。
そして、これらのメディアコンテンツの核にあるのは、人の「声」です。
人の「声」が抜群に聴きやすくなる性能を持つBluetoothスピーカー「treVolo U」は、人の声を中心としたコンテンツを利用する上で、快適な環境へと引き上げてくれる他にはないBluetoothスピーカーです。
treVolo Uは以下のような人におすすめ!1つでも当てはまるという方や気になる方はぜひをチェックしてみてください!
- 語学学習用のBluetoothスピーカーを探している人
- 子供用のBluetoothスピーカーで学習用や音楽用などマルチに使いたい人
- 2台目のBluetoothスピーカーとして「声」特化型のBluetoothスピーカーに興味がある人
- 子供用の語学学習で学習効率を上げたいと考えている人
- オンラインのリモート授業を受けている学生
- リモートワークでオンライン会議をよくする人
- ビデオ通話で友人や家族とオンライン会話する人
- YouTube動画視聴でYouTuberの音声をさらに聴き取りやすくして動画を楽しみたい人
また、treVolo Uの公式Twitterでは「#treVolo Uのある生活」というハッシュタグで、音が変える生活の在り方について treVolo Uの活用方法などが紹介されていますので、あわせてチェックしてみてください!
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