カドー除湿機ROOT 7100レビュー :見た目最高、性能最強。1年中快適な空間に!

春が過ぎ、梅雨、夏、そして残暑が過ぎ去るまでは、高温多湿な日々が続きやすい日本。

ベタベタとする室内の空気で、洗濯物も乾きづらく、部屋の快適度は何かと下がりがちです…。

新居の部屋に違和感なく馴染むようなデザイン性・機能性を合わせもった除湿機を探していたところ、cado(カドー)というブランドの除湿機「cado ROOT 7100(型番:DH-C7100)に出会いました!

結論から言って、「cado ROOT 7100」は、今までの除湿機にはシンプルかつお洒落なデザインでありながら、抜群の除湿力で部屋中を快適にしてくれる最高の除湿機

2ヶ月ほど使用したので、詳細レビューをまとめました!!

目次

カドー 除湿機 ROOT 7100(DH-C7100)の特徴・仕様・外観

cado除湿機「ROOT 7100」
cado除湿機「ROOT 7100」

cado(カドー)は、”空気をデザインする”という哲学のもと、空気清浄機・加湿器・除湿機など居室関連の空調家電において、デザイン性と機能性を兼ね備えた製品を多く展開しているメーカー。

同社が展開する多くの空調家電製品の内、除湿機ラインナップに属しているのはこの「ROOT 7100」1台のみです。

cado除湿機ラインナップは「ROOT 7100」のみ
cado除湿機ラインナップは「ROOT 7100」のみ

「ROOT 7100」の製品名に使われている「ROOT」という単語、日本語訳は「根」。

植物が土の中に張り巡らせた根(ROOT)から水分を汲み上げるように、ユーザーの生活に密着してあらゆる部屋の湿気を吸い取り快適な環境を実現してくれる・・・そんな思いが込められているそう。

以下、cado ROOT 7100の主な特徴や仕様をまとめました。

cado(カドー)除湿機ROOT 7100の主な特徴とスペック

cado ROOT 7100の主な特徴
  • デザイン性が高くオシャレな見た目
  • 1日あたり最大7.5L/日の除湿力(60Hz)の場合
  • 電気代が比較的安いとされるコンプレッサー方式採用
  • ハンドル・キャスター付きで部屋間移動が楽
  • 直感的で操作しやすいパネルボタン
  • 除菌・消臭剤or高機能電解酸性イオン水併用で嫌なニオイやウイルスの分解も可能(別売)
スクロールできます
除湿方式コンプレッサー方式
目安除湿面積[50Hz]
コンクリート住宅:16畳
木造住宅:8畳
[60Hz]
コンクリート住宅:19畳
木造住宅:8畳
除湿量[50Hz]
6.5L/日
[60Hz]
7.5L/日
タンク容量3.5L
※ピーズガード・Purioタンク容量は90mL
本体サイズ幅327×奥行207×高さ682mm
重量約12kg
運転音除湿(強):45dBA
衣類乾燥:48dBA
除菌消臭(強):47dBA
cado ROOT 7100の主なスペック

除湿機はどれがオススメ!? 除湿方式の違いを比較

除湿方式はコンプレッサー式を採用

特に、スペック面で注目しておきたいところは、除湿方式。

家電量販店など、国内で販売されている除湿機は、主にコンプレッサー方式・デシカント式・ハイブリッド方式という3つの除湿方式にそれぞれ分類されます。

各除湿方式の違いによる簡単な特徴をまとめました。(あくまで主観です)

スクロールできます
除湿方式コンプレッサー方式
デシカント方式ハイブリッド方式
除湿能力夏:◎
冬:〇〜△
電気代
運転音
仕組み湿気を含む空気を冷却器に通して水分を除去空気中の水分を除湿材に吸着させヒーターで水分除去コンプレッサー方式とデシカント方式を組み合わせたもの
デメリット冬の低温除湿が苦手ぎみヒーターを使うため室温上昇の影響有り。電気代も高め。2方式を搭載するため、構造上本体サイズが大きくなりがち
除湿方式による違い

cado ROOT 7100にした最終的な決め手はコンプレッサー方式を採用しています。

3つある除湿方式の中では、除湿能力、電気代などバランスが取れている中立派なイメージ。

バランスが取れた除湿能力を持つROOT 7100
バランスが取れた除湿能力を持つROOT 7100

きっと除湿機の購入を検討している人の中には、除湿方式の違いがある中でどれを採用した製品が自宅に最適なのか…と悩んでいる人もいることでしょう。分かります、僕も悩みました。

「どの除湿方式がおすすめ??」と疑問が浮かぶところですが…

正直、どの除湿方式にもメリットもあればデメリットもあるので、製品価格とかデザインとか、そういう部分を決め手にすれば良いと思います。

僕の場合は、除湿能力うんぬんというよりは、見た目が決め手でcado ROOT 7100を購入しています。

外観チェック|生活家電感が全くないお洒落でスマートなデザイン

cado ROOT 7100の正面
cado ROOT 7100の正面

「cado ROOT 7100」の見た目は、オシャレ家電特有の良さが存分に感じられます。まるでBALMUDA製品のよう。

世に出回っている除湿機や空気清浄機にありがちな「これぞ生活家電やで!!」という感が全くなく、余計な飾り気や装飾は一切なし。

スマート・シンプル・ミニマルといった特徴が随所に感じられ魅力的です。

cado ROOT 7100の側面
cado ROOT 7100の側面(カラー:クールグレー)

カラーは「ホワイト」と「クールグレー」の2色があり、僕は「クールグレー」を購入。

特に側面は製品カラーを大きく主張する部分で、クールグレーのボディ素地に対し、上下に真っ直ぐ張り巡らされたストライプ柄は、まるでスーツケースを彷彿させるようなデザイン。抜群のスマート感です。

上にアルミハンドル、下に除湿タンク
上にアルミハンドル、下に除湿タンク

移動しやすいキャスター付きで、上部にはアルミハンドル、下には除湿タンクがセットされています。

除湿タンクは、外さずに中身確認できるよう、タンク水量の小窓付き。

フィルターとホース排出口
フィルター付きの空気吸込口とホース排出口

空気吸込口は、簡単に取り外してメンテナンスできるフィルター付き。

その下にある丸い部分は、ホースを直挿しすると連続排水できる構造になっています。僕はこれまで使用経験なし。

直感的でわかりやすい操作ボタン配置
直感的でわかりやすい操作ボタン配置

本体上面には、電源・除湿モード・風量・タイマー等が設定できるボタンやLEDインジケータを配置。

余計な文字がかかれることもなく、アイコンを中心としたミニマルなデザインが素敵。しかも直感的でわかりやすい操作系です。

除湿タンクを取り出したところ
除湿タンクを取り出したところ

除湿した水はタンクに貯められ、こんな感じで簡単にカポッと外せます。

タンク上部には取っ手が付いているので、捨てる際もラクに持ち運べて便利。

ピーズガード・Purio投入タンク
ピーズガード・Purio投入タンク

除菌消臭剤「ビーズガード」・高機能電解酸性イオン水「Purio」投入タンクの容量は90ml。

このピーズガード・Purioを投入し同時に除湿使用することで、ニオイやウイルスを分解し、部屋干し臭の除去などに有効。

ビーズガードが別売購入ということもあり、毎日の除湿という点を考慮するとコスト高になることから、未だ使用したことはありません…。

現状では、衣類除湿のみでも特段部屋干し臭が気になった経験はなく、使用前後での違いが感じられなそうなので、もし今後部屋干し臭が気になるタイミングが出てきたら使ってみようかと思います。

cado(カドー)除湿機ROOT 7100を2ヶ月間使って実際に感じたこと

ここからは、cadoの除湿機ROOT 7100を購入後、実際に2ヶ月間使用してみて感じた色々なことをまとめておきます。

衣類乾燥モード|雨の日でも洗濯物が1晩で乾く抜群の除湿力

雨の日でも1晩で洗濯物が完璧に乾く除湿力!
雨の日でも1晩で洗濯物が完璧に乾く除湿力!

我が家は基本的に部屋干し派。ところが、梅雨や夏の高温多湿時期になると、部屋干しの洗濯物が乾きづらくなりがち。

子ども2人含む家族4人分の洗濯を夜寝る前に洗ってランドリールームに翌日夜まで1日干しておきます。

大体24時間後の翌日夜にはほぼ乾いていますが、ジメッと湿度が高い夜や日中を迎えると、24時間経っても洗濯物が乾いていないことが多いです。さらに独特な生乾きによる部屋干し臭がキツいことも…。

そんな悩みもあり、意を決してcado ROOT 7100を購入したワケですが、導入して一番感動したのは、なんといってもROOT 7100の驚異的な「除湿力」!!

外は雨、家族4人分の洗濯物を干し、ROOT 7100を衣類乾燥モードで1晩(約8時間)動かしました。

家族4人分の衣類乾燥で除湿した水(雨の日)
家族4人分の衣類乾燥で除湿した水(雨の日)

この凄まじい水分量!! コレ全て空気中から取れた水です。驚異的。

タンク容量が3.5Lなので、その半分くらいでしょうか。たったの一晩で約2L近い空気中の水分を除湿してくれました。

実際の湿度がどのように推移していたのか!?ランドリールームに設置してあるSwitch Botの温湿度計で確認してみます。

除湿前後の湿度比較
除湿前後の湿度比較

洗濯物を干し終わった時点では湿度が最高70%に到達。気温は約25度。雨という天候もあり、室内環境としては相当ジメジメしている感じです。

それから約4時間後、湿度は44%にまで低下。その後、朝方にかけて50%程度まで若干湿度が上昇するものの、最終的にこの値で落ち着いています。

湿度計測結果からは、しっかりとcado ROOT 7100の衣類乾燥除湿が効いていることを確認できます。

部屋干しの強い味方
部屋干しの強い味方


洗濯物を確認すると、特に乾きにくいジーンズや分厚い長袖衣類等も、申し分ないほど乾いていました!しかも生乾き臭や部屋干し臭もゼロ。

実際、洗濯ものを干したのが午後23時くらい。洗濯物の乾き具合を確認したのは午前6時過ぎ。

ということは、約7時間あれば、大量の衣類を干してもどんなに衣類を干していても洗濯物が乾く計算です。もの凄く優秀 !!

衣類乾燥機を動かすことなく、部屋干し自然乾燥のみでココまで乾かせる除湿力は、洗濯物の量が多いファミリー層の心強い味方になってくれるでしょう!

通常除湿モードでも部屋室内は超快適に

必要に応じて風向調整可能
必要に応じて風向調整可能

cado ROOT 7100による除湿力は、衣類乾燥だけでなく、通常の室内除湿モードでも性能をいかんなく発揮。

除湿面積が限られているので、さすがに家中の全部屋除湿は賄いきれませんが、リビング・居室・寝室といった部屋単位の除湿ならば効果的です。

2022年6月19日13時過ぎ、この日の新潟における外の気温は28度、湿度は70%ほど。熱帯を感じる気候模様でした。

朝洗濯乾燥後の水を捨て、午前中から通常の除湿運転を実行。

通常の室内除湿も十分な性能を発揮
通常の室内除湿も十分な性能を発揮

ちなみにエアコン運転(冷房・除湿)はしていない状態で、あくまでROOT 7100の除湿運転のみ。

Switchbotの温湿度計による室内空気の温湿度計測値は、気温28.3℃、湿度44%でした。

通常、室温は外気温より若干下がると予想されますが、除湿機運転の排熱により若干温度は上がり、外気温と等しく28℃。

注目の湿度は、外気70%よりも大きく下がって44%。

空気のベッタリ感は全くなく、乾燥しすぎでもなく、文字通り快適な室内空気を実現。ROOT 7100の除湿効果は凄まじいです!!

キャスター付きで部屋間の移動が楽すぎる

キャスター付きで部屋間移動が楽
キャスター付きで部屋間移動が楽

ROOT 7100は、除湿機底面に4つのキャスターを搭載。

さらに本体上部にアルミニウムのハンドルを備え、除湿機の部屋間移動が驚くほどラクです。

滑らかな転がり感
ハンドルを使って滑らかな転がり

ランドリールームで衣類を除湿乾燥、日中はリビングの除湿、就寝時は寝室の除湿など…
除湿機をユーザーが使いたい部屋にいつでも簡単に移動できる点は他メーカーの除湿機にはない大きなメリット

都度持ち上げる必要もなく、ハンドルを持って転がすだけ。キャスターの滑り心地もとても軽やかで、全く文句無し。

複数の部屋を行き来して除湿したいという人にピッタリです!

とにかくオシャレなデザインが魅力

オシャレなデザインが魅力的
オシャレなデザインが魅力的

cado ROOT 7100が放つ生活空間に溶け込むデザインも、この製品に大きく惹かれるポイントの1つ。

実際、僕自身の購入の決め手もやはり「見た目」です。

生活空間に溶け込むデザイン
生活空間に溶け込むデザイン

除湿機は、使う人の生活に密着して使うものであり、常に部屋の中にいると視界に入ってきます。

そういう点で、cado ROOT 7100は、主張しすぎない控え目な感覚が製品デザインに詰め込まれていると感じます。

ステータスランプはアルミハンドル付け根に配置
ステータスランプはアルミハンドル付け根に配置

他の生活家電にありがちなデザイン要素は全くなく、除湿機とは思えないようなスマートかつミニマルな筐体デザインは、オシャレそのもの!

設置するだけで、インテリア質感の大きな向上に繋がること間違いなし!

メンテナンスも簡単

1週間に一度ほどフィルター清掃
1週間に一度ほどフィルター清掃

メンテナンス面では、定期的なフィルター清掃が必要です。

僕の使用環境では約1週間に一度フィルター清掃をしています。

ワンタッチでフィルターを外したら、掃除機でササッと吸い込むだけ。

メンテナンス時間は1分ほどで済むので簡単です!

cado(カドー)除湿機ROOT 7100の運転音は気になる!?うるさい!?

ROOT 7100の運転音は気になる!?
ROOT 7100の運転音は気になる!?

ROOT 7100の除湿機運転音が気になるかどうか問題。

これはかなり主観が入る部分なので、あくまで個人的な感想という点で書いておきます。

スペック的には、通常除湿運転で45dBA。数値だとわかりにくいですが、日常に例えるなら、図書館室内ほどの音環境に近いとされ、「静か」に分類されます。

そして、この45dBAという運転音は、僕にとって全く気にならないレベルです。

日中活動している間はもちろん、夜間就寝時の除湿運転でも音が気になって寝られないという問題も全くなし。

コンプレッサー方式の特徴とは反して、cado ROOT 7100の運転音は「静か」という評価です

cado(カドー)除湿機ROOT 7100の電気代は1日8時間運転で約36円

cado ROOT 7100の電気代は!?
cado ROOT 7100の電気代は!?

除湿機は毎日使うものなので、やはり気になるのは電気代です。

公式スペックより、50Hz地域の除湿運転(強)消費電力は170W。これを元に電気料金を計算してみます。

昨今は多様な電気契約プランがあるので、あくまで平均的な電気単価を適用すると、電気代は1日8時間運転で約36円です。

この計算結果をもとに、1日8時間・12時間・24時間連続運転した場合の1日あたり・1ヶ月あたりそれぞれの電気料金を以下載せておきます。

スクロールできます
運転時間1日あたりの
電気代
1ヶ月あたりの
電気代
1日あたり
8時間運転
約36円約1,080円
1日あたり
12時間運転
約54円約1,620円
1日あたり
24時間運転
約108円約3,340円
cado ROOT 7100の電気代(試算)

1日8時間運転だと、1日で約36円、1ヶ月なら約1,080円という電気代になりました。

これを安いと考えるか高いと考えるか、あくまでユーザーの判断次第になると思いますが…
僕なりの考えとしては、快適な住環境をこの1台で実現できるメリットを考えると、カドー除湿機の電気代は決して高くはないランニングコストかな、と思っています。

cado(カドー)除湿機ROOT 7100:1年中室内空間を快適にしてくれるオススメの除湿機

cado ROOT 7100を導入して良かった!!
cado ROOT 7100を導入して良かった!!

「除湿機が欲しい」という悩みは、日本という気候性質上、多くの日本人が持っているものと思います。

しかし、ありとあらゆるメーカーから、さまざまな特徴をもった製品が販売され、目に余るほどある除湿機からお気に入りの1台を見つけることは至難の業。

今回、製品デザインと除湿能力の観点から「cado ROOT 7100」を購入しました。

おしゃれなデザイン、凄まじい除湿能力、快適なキャスター移動など、2ヶ月生活を共にした除湿機を総合的に評価するならば…
ROOT 7100がない生活は考えられないほど文句の付け所がない家電製品であり、現状でこのROOT 7100の右に出るモノはないと思います!!

除湿機購入を悩んでいる人は、cado ROOT 7100を候補リストにぜひとも入れていただきたいと思います。とてもオススメです!!

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