こんにちは、ガジェットブログ『MONOTIVE』をお読みいただきありがとうございます。
運営管理人のニノ(@fatherlog)です。
近年、車運転時の万が一に役立つ「ドライブレコーダー(ドラレコ」を搭載している車が随分と多くなりました。
一方、依然としてドラレコ搭載していない車も多くあるかと思います。
今回は、どんな車でも簡単に後付け設置できる高性能ドラレコとして、CANSONICの「ULTRADASH Z3+」(望遠レンズモデル)をレビューしていきます。
140°の超広角レンズに加え、50mm望遠のデュアルレンズを搭載した4K高画質モデルで、オプションのリアカメラも使うと、3画面の同時記録も可能な高画質ドラレコです!

- 140°超広角と50mm望遠のデュアルレンズ搭載(望遠レンズモデル)
- 各レンズは180°自由に回転して画角調整が可能
- 2K QHD画質で鮮明な映像
- SONY STARVISセンサーIMX335搭載で明暗差を補正した綺麗な映像が撮れる
- 簡単な手順でできる後付け設置
- 設置後の各ケーブル類仕舞いが大変
- タッチディスプレイではなく全てボタン操作
本記事はメーカーより物品提供を受けています。
記事内容は、一切の忖度はなく筆者自身が感じたままの自由記述です。
ULTRADASH Z3+の主な特徴・スペック・外観

CANSONICとは、車載DVR=ドライブレコーダーを主力とする台湾発の新興メーカー。
特に可動できるデュアルレンズ搭載の革新的なドラレコは特徴的で、以前発売された人気モデル「Z1」シリーズの後継機種として、今回「Z3+」にアップデートされています。
ULTRADASH Z3+の主な特徴・仕様

以下、ULTRADASH Z3+の主な特徴とスペックまとめです。
なお、本記事でレビューしているULTRADASH Z3+は、「望遠レンズモデル」と「赤外線モデル」という2種類展開されているドラレコの内、「望遠レンズモデル」のレビューです。
- 好みで選べる「望遠レンズモデル」と「赤外線モデル」
- 140°超広角と50mm望遠のデュアルレンズ搭載(望遠レンズモデル)※本記事の製品
- 140°超広角レンズ×2かつ赤外線暗視機能搭載(赤外線モデル)
- 各レンズは180°自由に回転して画角調整が可能
- 140°超広角・50mm望遠・リアカメラ(オプション)を合わせた3画面同時録画に対応
- 明暗差を補正した綺麗な映像が撮れるSONY STARVISセンサーIMX335搭載
- 簡単な手順でできる後付け設置
製品名 | ULTRADASH Z3+ (望遠レンズモデル/赤外線モデル) |
サイズ | 145×51×15mm |
重量 | 138.9g |
カメラ画質 | 500万画素 |
カメラ解像度 | 2K(2560×1440) 28fps |
レンズ仕様 | 広角:140°、F1.8 望遠:164ft、F2.0 |
ディスプレイサイズ | 2.7インチ ※タッチ操作非対応 |
電源条件 | 5V/1.5A 、12-24 DC |
シガーソケット規格 | 入力:12-24 DC 出力:5V DC ヒューズ:32mm/2A |
SDカードスロット | microSD、class10、最高256GBまで対応 32-256GB、SDHC、U3以上推奨 |
リアカメラスペック (オプション) | カメラ画質:500万画素 カメラ解像度:2K(2560×1440) 28fps レンズ仕様:160°、F1.8 |
ULTRADASH Z3+(望遠レンズモデル)の外観

では、ULTRADASH Z3+(望遠レンズモデル)を開封し、外観周りを見ていきます。

こちらがULTRADASH Z3+の標準で入っている中身一式。
- ULTRADASH Z3+ ドラレコ本体
- マグネット式スタンド
- 3Mホルダー&テープ
- ケーブル固定用クリップ
- シガーソケット電源ケーブル
- USBケーブル
- 静電気シール
- 取扱説明書
注意点として、microSDカードは同梱されていないので、別途準備する必要があります。

こちらがドライブレコーダー本体。
コンパクトサイズというよりは、バックミラーのようなヨコ長形状をしていて、左右に超広角と望遠のそれぞれレンズが搭載されています。(望遠レンズモデルの場合)


それぞれレンズとも画質は500万画素、解像度は2KQHD。
セキュリティカメラ用の超高感度性能を持つSONY製のSTARVISセンサーIMX355が搭載され、暗い場面でもノイズの少ないキレイな映像撮影ができます。
さらに各レンズとも180°回転可能で、自由な画角調整ができるのも特徴です。

2.7インチのディスプレイを搭載。
非タッチパネルなので、本体は全てディスプレイ横にあるボタンで操作します。

映像を記録するmicroSDカード挿入口は本体下部に配置。

本体上面には端子口が集結。
リアカメラ用のUSB-Cポート、マグネット式のジョイント、電源端子の3つです。

電源部分。久々に懐かしのUSB Mini-Bポートを見たような…


ちなみにマグネット式スタンドの側面にも電源端子を配置。
車に設置したときの配線状況を考慮してか、ULTRADASH Z3+本体あるいはマグネット式スタンドのどちらか最適な方に電源ケーブルを挿入できるよう設計されています。


マグネット式スタンドを取り付けた状態はこんな感じ。
このユニットを車のフロントガラスへ設置し、ケーブル類を接続すればOKです。
ULTRADASH Z3+を実際に使ってみた所感(メリット・デメリット)
ドラレコ映像:昼夜問わず鮮明で綺麗な超高画質!望遠の解像度も良好!
CANSONIC ULTRADASH Z3+のカメラ解像度は、超広角レンズ・望遠レンズ・リアカメラともに500万画素・2KQHD画質。
これは、市販されている多くのドライブレコーダーで採用されている1080p画質より1ランク上の画質であり、ULTRADASH Z3+によって録画されたドラレコ映像はかなり鮮明でキレイです。
実際に車走行中に撮影したドラレコ映像を15秒ほどにまとめたので、こちらを見てください!
こちらは明るさのある昼間に、高速道路走行している際に撮影した映像です。カメラ映像画質の鮮明さは一目瞭然かと。
高速道路移動中は周囲の視界が比較的早いスピードで変化していきますが、速度に負けてしまうような曖昧な描写は一切なく、細かな木々の風景、道路の白線が流れる様子、頭上に出てくる看板文字など、すべてクリアでハッキリと映像におさまっています。ほんとキレイ!!


こちらは、先ほどの望遠レンズ映像を一部キャプチャしたもの。
看板標識の大小文字が鮮明に映っていることが確認できます。カメラ画像の色味も再現度が高い綺麗な仕上がりです。



上のYouTube動画をより最大化するなどして大きな画面で見てもらうと分かるのですが、望遠レンズ映像では前方車のナンバープレートも確認する、という使い方もできます!
続いては夜間走行時の映像です。こちらも以下をまずは見てください。
夜間帯なので昼間より周囲の照度はおちますが、それでも周囲の風景、道路の白線が流れる様子など、超広角レンズ・望遠レンズ・リアカメラともに、こちらも鮮明で滑らかな映像として記録されています。
また、注目したいのは、信号機の色や矢印信号の色。これら信号も常時点灯している状態をハッキリと映像に捉えられています。
LED信号機の場合、肉眼ではしっかり信号機として光っていても、安価なドラレコを通した映像では、チラついたりすることや、信号機の色が映像に入っていないという劣悪な性能のモノもあります…
昼間撮影はもちろん、夜間撮影であっても鮮明な映像が残せるULTRADASH Z3+の映像性能はかなり優秀と言えるでしょう。



万が一、車での事故やトラブルが起きた際は、より鮮明な画像があることでより大きな安心に繋がると思います。
簡単に後付け設置できるドライブレコーダー


ドライブレコーダーの設置というと何だか面倒な手順をイメージしてしまいますが、ULTRADASH Z3+の設置は超簡単。
フロントガラスの好きな位置に吸盤付きのスタンドを吸着させて、ULTRADASH Z3+本体をくっつけて設置。


そこへ、シガーソケットより取った電源コードを接続したら終わり。たったのこれだけです!
(リアカメラがある場合はリアカメラのコードも追加で差し込むだけ)
設置手順は至って簡単で、5分あれば取り付け完了できますよ!!


最近の車はシガーソケット付きの車の少なくなっているため、シガーソケット電源が取れない場合は、このようにモバイルバッテリーのUSB電源によりULTRADASH Z3+へ給電してもOKです。
露出するコードの取り回し・仕舞いをどうするか課題


1点気になるのは、後付け設置したあとの各ケーブルをどのように取り回し・仕舞いするかということ。
設置作業自体は簡単なんですが、後付け設置しているため、基本的に長いケーブル類は全て露出状態です。


よって、単純に設置しただけでは、この露出されているケーブル類が邪魔になってしまうため、付属のクリップや市販のツールを使って、何かしらの方法でこの長いケーブル類を仕舞いこまないといけません。
特にバックドアに設置したリアカメラとフロントガラスに設置したULTRADASH Z3+本体はかなり距離があり、その横断している車の前後方向に沿うようにケーブルが横断するワケです。



そのまま接続しただけの状態なら完全に邪魔です…
簡易的な手順で設置できるメリットがある一方で、ケーブル収納・仕舞いに一手間かかるということは、現実問題として把握しておいた方が良いかと考えます。
タッチディスプレイに非対応


ULTRADASH Z3+に搭載された2.7インチディスプレイは、残念ながらタッチディスプレイに非対応。
よって、本体の細かな設定や、撮影した動画の確認をする場合は、ディスプレイ横にあるボタンを押して操作しなければなりません。
スマホやタブレットのタッチディスプレイが流行していることもあり、ユーザーにとっても使いやすいと思うので、タッチディスプレイ対応は今後の製品アップデートでぜひとも対応して欲しいところです。
ULTRADASH Z3+レビューまとめ


ULTRADASH Z3+は、ドラレコでは珍しい2レンズ搭載。2K QHD画質の映像で鮮明に記録できる、高性能ドライブレコーダーです。
正直、最近発売されている車では、ドライブレコーダーを納車当初から搭載しているモデルがほとんど。
一方で、中古車グレードなど、ドライブレコーダーをまだまだ搭載していない車も多くあるため、手頃で高画質なドラレコを探しているという人にとって、ULTRADASH Z3+はピッタリな製品としてオススメしておきます!
ドライブレコーダーの後付け設置購入を考えている人は、ぜひチェックしてみださい!
コメント
コメント一覧 (2件)
おおお!ありがとうございます。
今の今まで気づかず見落としてました…
接続状態もっかいチェックしておきますね。
ULTRADASH Z3+で気になった事があったのでコメントさせて頂きました。
ケーブルの接続方法が間違ってます。
説明書みてもらうと分かりますが、本来、吸盤と接続されてる地球の様なマークがついているもの(マグネット式スタンド)がGPSの受信機らしいです。なにも書いてないですが。
故障したときに問い合わせした際、使用時はスタンドの方に接続して下さいと言われました。
参考までに。