仕事やプライベート問わず、毎日何かしら触れあっている「データ」の保存先…
みなさんはどのように管理していますか!?
僕はサブスク契約しているiCloudのクラウドストレージへ保存することがほとんど。
一方で、Macのバックアップデータや、カメラで撮影した写真・動画ファイルを、直接手元のストレージに保存したい場面も多々あります。
そんな場面でぜひ活躍したいアイテムとして、今回は、コンパクトサイズながら超高速転送かつ大容量のデータを読み書き保存できる「Crucial X6」という外付けSSDのレビューをお届けします!
読み書き速度が遅いHDDストレージに悩んでいる人、USBフラッシュメモリーを使っている人は必見です!
本記事はメーカーより物品提供を受けています。
記事内容は、一切の忖度はなく筆者自身が感じたままの自由記述です。
Crucial X6 外付けSSDの主な特徴やスペック
今回レビューする外付けSSD「Crucial X6」は、米国の半導体・メモリメーカーであるMicron Technology(マイクロン・テクノロジ)社が展開するブランド「Crucial(クルーシャル)」の外付けSSDです。
Crucial製のSSDには、PCカスタムパーツのSSDや、SATA SSDなどがある中、この「Crucial X6」は外付けSSDのカテゴリーに属するPCアクセサリーとなります。
「Crucial X6」の主な特徴やスペックは以下のとおり。
- USB-C接続できる外付けSSD
- 最大4TBの大容量ストレージ
- 手のひらに収まる超コンパクトサイズ
- 最大800MB/sの高速な読み書き速度
- 高い耐久性を持つSSD
- macOS、Windows、Androidなど幅広く対応
- PCはもちろん、PS4/PS5等ゲーム機器でも使用可
ストレージ容量 | 500GB/1TB/2TB/4TBの4モデル |
最大読み書き速度 | 800MB/s |
本体サイズ | 幅69mm 高さ64mm 厚さ11mm |
重量 | 約40g |
保証 | 3年間 |
付属品 | USB-Cケーブル |
対応OS | macOS、Windows、Android、iPadOS(個人調べ) |
Crucialの外付けSSDにはエントリーモデルの「Crucial X6」と、よりハイスペックな「Crucial X8」の2種類があります。
「Crucial X6」と「X8」の主な違いは転送速度にあります。上位モデルの「Crucial X8」は、最大1,050MB/sという性能です。
とはいえ「Crucial X6」の読み書き速度は最大800MB/sであり、外付けSSDとしては他製品の性能を抜く圧倒的なスピード。
これは、すでに市場に多く出回っている一般的なSSDと比較しても、かなり高速な数値です。
これだけの速度があれば、4K動画といった大容量データファイルも、ストレスなく高速に読み書き保存できそうなので、期待が高まります。
Crucial X6の外観チェック:手のひらにおさまる超コンパクトサイズ
Crucial X6の外観まわりで注目したいのは、なんと言ってもそのサイズ感です。
最大で4TBという大容量データを保存できるSSD本体は、手のひらにすっぽりと収まるコンパクトサイズ。
正面からみると69mm×64mmのほぼ正方形に近い形をしています。
そして、このSSD本体の圧倒的な薄さ!! こちらは約11mmという数値です。うっすー!!
重量もわずか約40gなので、手に持ってみても重さという重さはほぼ感じられません。かるっ!!
(ある意味、こんなコンパクトサイズな本体で本当に4TBものデータが保存できるのかと不安を覚えるほど…)
もちろん、しっかりと超高速で大容量データを保存できるのでご心配なく!
Crucial X6の本体側接続端子はUSB-C接続を採用しています。
付属品で短いUSB-Cケーブルが同梱されているので、購入してすぐにPC等とUSB-C接続可能です。
サイズ感の比較として、Crucial X6とiPhone 13 Pro Maxを並べてみました。
どうでしょう。ヨコ幅はiPhone 13 Pro Maxよりも若干小さい感じです。そしてタテ方向は半分以上も小さい!!
身近なアイテムと並べてみると、極小筐体に仕上がったCrucial X6のコンパクトサイズをより強く実感できます。ちっさいです、ほんと。
Crucial X6の転送速度を実際に計測してみた!他社SSDやHDDとも比較!
Crucial X6の転送速度検証結果
SSDの性能を語る上で、データ転送速度という数値は欠かせない項目です。
Crucial X6の最大転送速度は800MB/sという数値ですが、実際にはどれくらいでるのか!?
早速、M1 Maxの16インチMacBook Proに接続して、「Blackmagic Disk Speed Test」というアプリを用いて、転送速度を検証してみました!
Crucial X6の転送速度実測値は、書き込み754.4MB/s、読み込み682.0MB/sという結果に!!
この結果を冷静に判断すると、外付けSSDの転送速度としてはかなり速いと評価できる数値です!!
理論値の800MB/sには届かないものの、特に、書き込み速度ではかなり理論値に近い値を記録しました。
Crucial X6と他社SSDやHDDの転送速度を比較
単体だけの測定結果だと、Crucial X6の転送速度がどれほど速いのか分かりにくいので、僕が所持している他社SSDやHDDと比べてみます。
まずはSanDisk製のポータブルSSD。
ちなみにこちらの転送速度スペックは520MB/sです。
結果は、書き込み472.9MB/s、読み込み519.6MB/s。
SanDiskポータブルSSDが持つスペックに近い転送速度は十分に出ていることがわかります。
一方で、Crucial X6の転送速度と比較すると、その差は約1.5倍近い開きがあり、Crucial X6の方が転送速度が優れています。
続いて、I-O DATA製の外付けHDD(EC-PHU3シリーズ)とも転送速度を比較してみます。
HDDでの転送速度検証結果は、書き込み115.5MB/s、読み込み117.5MB/s。
HDDとSSDを同じ土俵で比較するのは少し可愛そうですが…
Crucial X6とは約7倍もの速度が生じました。かなり大きなスコア差です。
SSDの転送速度数値になれてしまうと、やはり随分と物足りなさを感じてしまいます。
SSDとHDDの転送速度比較結果まとめ
今回検証したSSDとHDDの転送速度検証結果をまとめておきます。
ストレージ | 書き込み速度 (実測) | 読み込み速度 (実測) |
---|---|---|
Crucial X6 SSD | 754.4MB/s | 682.0MB/s |
SanDiskポータブルSSD | 472.9MB/s | 519.6MB/s |
I-O DATA 外付けHDD (EC-PHU3シリーズ) | 115.5MB/s | 117.5MB/s |
数値を並べて比較すると、一目瞭然。Crucial X6の転送速度が断トツに速いです!
正直、Ofiice系の文書ファイルや表計算ファイルを扱うぐらいだと、体感値としてはそこまで違いがわからないかもしれません。
スマホやカメラで撮影した多量の写真や動画ファイル、PC等のバックアップデータといった大容量データを扱う際には、この転送速度の差によって、データ転送の時間効率が大きく変わることと思います。
ストレスなく、大容量のデータをやりとりするためには、より高速な転送速度は絶対に欠かせません!
「Crucial X6」を実際に使ってみて感じたこと
「とにかく速い!!」外付けSSD
Crucial X6の転送速度結果は前述のとおりで、外付けSSDとしての転送速度数値はかなり優秀です。
特にHDDストレージ慣れしている人や、いわゆる”なんちゃってSSD”慣れしている人にとっては、Crucial X6を使った際に、大きな転送速度の差を感じると思います。
実際、フルHD画質で約50分ほどある70GBの動画データを、MacBook ProからCrucial X6へ試しに転送してみたところ、転送にかかった時間は約1分30秒ほどでした。
これだけの大容量データ転送を約1分強の短時間で処理できる能力は本当に素晴らしい。最高です。
Crucial X6さえあれば、PC本体やタブレット本体のストレージ浪費・圧迫とはもう無縁!
データ自体の容量や時間も気にすることなく、サクサクと読み書き保存できます!
性能は良い上に、他社高速SSDの相場価格よりも安い!
一般的にSSDは、HDDに比べて高価なもの。そして、そのSSDの中でも価格が高いものから安いものまでさまざまあります。
Crucial X6の転送速度と価格を考えた時、SSDの中でも高速な性能を持っていながら、価格は非常に安く抑えられています。
先ほど検証比較したSanDiskポータブルSSD(1TB)の実売価格は約2万円前後。一方、今回レビューしているCrucial X6の実売価格は約1万2千円ほどです。
価格だけ比較しても2倍近い開きがあります。その上、転送速度結果は前述のとおりで、Crucial X6の方が優れています。
そう!もうおわかりかと思いますが、
価格面と性能面を合わせて評価すると、Crucial X6はいわゆるコスパが良いってヤツです!むしろ最強かも。
いつでもどこでも持ち出せるサイズ感
Crucial X6は、対極的な存在である大容量データとコンパクトサイズという2つの特徴を両立させています。
最大で4TBもの大容量データが、僅か6cm四方という手のひらサイズのSSD本体に収められているのは驚き。
しかも、読み書き速度は超高速と文句無しの性能です。
Crucial X6のSSD本体とUSB-Cケーブルさえあれば、いつでもどこでも気軽に大容量データを持ち運び可能。
データ保存場所という厄介な問題による作業環境的な制限を受けることは一切なく、ストレスフリーな作業環境を実現できます!
まとめ:大容量データ時代の今、持っておいて損はない外付けSSDの決定版!
写真や動画をはじめ、データファイル1つあたりの容量は、今後もますます増大していくことと思います。
大容量データのファイル保存先をクラウドストレージにするのか…、あるいはローカルストレージにするのか…
クラウドストレージは、いつでもどこでもデータを読み書きできて便利な一方、毎月のサブスク課金が必要です。
今回レビューした「Crucial X6」は、初期投資として外付けSSDの購入費用はかかる一方、大容量のファイル保存、ストレスフリーな高速転送速度、ポケットサイズでコンパクトに場所を選ばず持ち運べるメリットがあります。
- SSDを購入したいが、類似品がいっぱいあり、どれを選んだら良いか分からない人
- 大容量保存できるSSDを探している人
- 今使っているHDDドライブやUSBフラッシュメモリーより高速で大容量化したい人
- 写真・動画データ等、高速なデータ保存(読み書き)をしたい人
- SSDの転送速度にこだわりつつ価格の安さも重視したい人
- 安心・信頼のあるメーカー製のSSDを探している人
- 大容量データを場所を気にせずいつでも持ち運んで作業したい人
Crucial X6は、性能面でも価格面でも非常に優れている外付けSSDであり、はじめてのSSD購入を検討しているという人に最適!
また、クラウドストレージと併用してローカルストレージ活用したいというユーザーにもぴったりなアイテムです。
気になる方は、【500GB・1TB・2TB・4TB】の4モデル展開なので、お好きな容量モデルをぜひチェックしてみてください!
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