【レビュー】Innergie C3 Duo:USB-Cを2端子同時使用できる超ミニマル急速充電器

USB-C端子を搭載したアダプターは、かなりの割合で「単ポート(1ポート)搭載のみ」という製品が多く、機器1つに対してアダプターが1つ必要になります。

そのため、充電する機器が多い場合、コンセント周りが煩雑になりがちです。

こんな場面でぜひ活用したいアダプターとして、今回のレビューは、1つのアダプターで2つのUSB-C端子を搭載した超コンパクトな急速充電器「Innergie C3 Duoを紹介したいと思います!

本記事はメーカーより物品提供を受けています。
記事内容は、一切の忖度はなく筆者自身が感じたままの自由記述です。

目次

Innergie C3 Duoの主な特徴・スペック・外観

Innergie C3 Duoの外箱パッケージ
Innergie C3 Duoの外箱パッケージ

今回レビューするアダプターのメーカー「Innergie」(イナジー)は、台湾に本社を置く世界的な電気機器メーカー「デルタ電子」が展開する充電アクセサリーブランド。

そして、この「Innergie C3 Duo」のUSB-Cアダプターは、同社が展開する”1つのアダプターであらゆる機器を充電” をコンセプトにした「One For All」に属する製品。

なお、One For Allシリーズの他アダプターのレビュー記事は以下からどうぞ!

では、本題に戻りましょう!

「Innergie C3 Duo」の主な特徴は以下のとおり。

Innergie C3 Duoの主な特徴
  • USB-C×2端子搭載
  • 最大30W出力(単ポート使用)
  • 超ミニマルな約70gのアダプター筐体
  • 折りたたみ式プラグ採用
  • PD3.0(PPS)・QC4.0 対応
スクロールできます
出力端子USB-C×2
出力単ポート:最大30W
2ポート同時:
1ポートあたり最大15W、合計最大24W
サイズ高さ30.4mm
横幅 42.8mm
奥行き45.6mm
重量約70.5g
対応規格PD3.0(PPS)
QC4.0
折りたたみプラグ対応
付属品なし

Innergie C3 Duo最大の特徴は、超コンパクトなサイズのアダプター本体にUSB-C端子を2ポート搭載している点です。

iPhoneやiPadとといったスマホ・タブレット端末を充電する上では、30W程度の出力があれば十分なところ。

Innergie C3 Duoが1台あれば、1台接続の高出力充電や2台同時のマルチ充電など、シーンを問わずに毎日の充電シーンで活用可能です。

では外観を見ていきます。

Innergie C3 Duoの正面
Innergie C3 Duoの正面

最近の充電アダプターは、こういう白を基調とした清潔感あるデザインが多いですよね。Innergie C3 Duoももれなくそんな感じ。

ミニマルながらUSB-C×2搭載
ミニマルながらUSB-C×2搭載

USB-Cポートは縦配置で2連搭載。ミニマルサイズな筐体の中によくぞ2つもUSB-Cポートを収めてくれました!

USB-PD対応の証としてPD刻印もしっかり入ってます。

PSEマークもしっかり取得
PSEマークもしっかり取得

正直、あまり名前を聞いたことがないブランドだと、法的に対応している製品なのか心配になるところですが…
Innergie C3 Duoは、日本国内の充電アクセサリー安心規格代表とも言うべき「PSEマーク」をしっかりと取得しています(…掲載画像はリサイズしているので、写りが若干粗っぽいです、ごめんなさい。)

電源プラグは折りたたみ式を採用
電源プラグは折りたたみ式を採用

Innergie C3 Duoの電源プラグは、折りたたみプラグ構造を採用しています。

使いたい時にプラグ部分を倒して出すタイプなので、収納時はコンパクト。

恒例の折りたたみプラグチェック…
恒例の折りたたみプラグチェック…

ここで、僕のレビューでは恒例となっている折りたたみプラグチェックです。

実は…折りたたみプラグ収納時にアダプター本体筐体よりも内側に入り込んでしまうと、指先が引っかからずプラグを出しにくい、といった製品が一定の割合で出現します。

Innergie C3 Duoは「合格」です!

プラグ収納時は、邪魔にならない程度で良い感じに筐体から若干プラグが突出しているので、プラグ使用したい時も簡単に引き出せます。

参考までに、同じくInnergieから出ている60WのUSB-C×2端子搭載アダプター「Innergie C6 Duo」とサイズ比較してみました。

Innergie C3 DuoとC6 Duoのサイズ比較①
Innergie C3 DuoとC6 Duoのサイズ比較①
Innergie C3 DuoとC6 Duoのサイズ比較②
Innergie C3 DuoとC6 Duoのサイズ比較②

60W出力のInnergie C6 Duoよりも、今回レビューしているC3 Duoの方が、一回りほどサイズが小さくコンパクトに仕上がっている感じ。

まぁ、今回はC3 Duoのレビューなのですが…このサイズ感比較だけで考えると、C6 Duoはたったの一回りサイズが違うだけで出力が30Wから60Wまで2倍になるって事実もすごいですよね!

Innergie C3 Duoの充電出力を検証!

Innergie C3 Duoの出力を検証
Innergie C3 Duoの出力を検証

それでは、最大30W出力を持つInnergie C3 Duoの実際の性能を確かめるべく、iPhone 13 Pro Maxと12.9インチiPad Proを使って、リアルタイム出力を検証してみます。

なお、最大出力が得られるよう、iPhone 13 Pro Maxと12.9インチiPad Proは充電残容量を10%以下にしてある状態です。

まずは、iPhone 13 Pro Maxを単ポートでUSB-C接続充電してみます。

iPhone 13 Pro Maxを単ポートで充電
iPhone 13 Pro Maxを単ポートで充電

検証結果は、
9.05V×2.91A→約26W

ほぼほぼ定格の30Wに近く、iPhoneの高速充電に必要な十分な出力を確認できました。

続いては、12.9インチiPad Proを単ポートで充電してみます。

12.9インチiPad Proを単ポートで充電
12.9インチiPad Proを単ポートで充電

検証結果は、
15.0V×1.91A→約29W

12.9インチiPad Proの方がより大きな出力が必要となるため、先ほどのiPhone 13 Pro Maxよりもさらに大きくなりました。

こちらもほぼ定格の30Wに近い性能を確認です。

最後の2ポート同時使用時の結果です。

2ポート同時充電①
(iPhone 13 Pro Max)
2ポート同時充電①
(iPhone 13 Pro Max)
2ポート同時充電②
(12.9インチ iPad Pro)
2ポート同時充電②
(12.9インチ iPad Pro)
スクロールできます
iPhone 13 Pro Max側の出力約13W
12.9インチ iPad Pro側の出力約14W
2ポート同時充電時の各出力

スペックを見てみると、単ポート使用時は最大30W出力である一方、2ポート同時充電時は、1ポートあたり最大15W、2ポート合計で24W出力に制限されます。

検証結果としてはかなり良好で、同時充電時の最大定格である15W出力に近い値をそれぞれ得られています!Good!!

合計すると27W!?なので、2ポート合計の定格よりは少々大きい値が出ていますが…

あくまでリアルタイムの出力をそれぞれ切り取っただけですし、多少大きい出力だということはしっかりと充電できている証なので、良しとしておきましょう!!

Innergie C3 Duoレビューまとめ|スマホやタブレットの同時充電に最適なUSB-Cアダプター

スマホやタブレットの同時充電に最適なUSB-Cアダプター
スマホやタブレットの同時充電に最適なUSB-Cアダプター

コンセント周りのスペースを取りがちなUSB-Cアダプター。充電機器の数が増えれば増えるほど、USB-Cアダプターの量も多く必要になり、スペースの取合いになってしまいます。

Innergie C3 Duoは、超ミニマルな筐体サイズの中に、ちょうど良い出力のUSB-C端子を2ポート搭載しているので、複数機器を同時充電しても、使用するコンセントプラグは1つだけ!

スマホの効率良い急速充電はもちろん、タブレット端末など、複数の機器を同時に充電したいユーザーにもオススメなので、気になる人はぜひチェックしてみてください!

Innergieブランドの他アダプターレビューも合わせてどうぞ!!

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