USB-C端子の需要は伸びるばかり…
MacBook Air/ProやiPad Air/Proなど、近年のApple製品はUSB-C端子を搭載した製品が随分と多くなってきました。
iPhoneも同じく、iPhone本体側の端子は依然としてLightning端子を採用しているものの、もう片側のアダプター側では、急速充電を使う際にUSB-C端子接続が必要となります。
そんなUSB-C需要の高いシーンでの活躍が期待できるアイテムとして、複数のUSB-C機器をアダプター1つで効率良く同時に充電できる「Innergie C6 DUO」をレビューします!
本記事はメーカーより物品提供を受けています。
記事内容は、一切の忖度はなく筆者自身が感じたままの自由記述です。
Innergie C6 DUOの主な特徴・スペック・外観
今回レビューするアダプターのブランド「Innergie」(イナジー)は、電源製品やソリューション分野などの世界的企業として著名な台湾に本社を置く「デルタ電子」が展開する充電アクセサリーのブランド。
「Innergie C6 DUO」は、同社が”1つの充電器であらゆるデバイスを充電する”という意味で名付けた「One for All」シリーズの1製品で、最大出力63W(単ポートは60W)でUSB-C端子を2つ搭載、サイズをコンパクトに仕上げている点が特徴です。
- 最大63W出力(1ポート使用時は最大60W)
- USB-Cポート×2搭載で複数のType-C機器を同時充電
- Phone高速充電が可能、MacBook Air充電もイケる
- 折りたたみプラグ・丸味を帯びたデザイン採用でスマートな筐体
- ポケットに入るコンパクトサイズ
- PD3.0・QC4.0対応
出力(1ポート使用時) | 最大60W |
出力(2ポート使用時) | 45W+18W 30W+30W |
搭載端子 | USB-C×2 |
サイズ | W47×D56×H30.4 mm |
重量 | 140g |
製品保証 | 2年間 |
外箱を開けて中身をチェック。
中身は至ってシンプルでC6 DUOのアダプター本体と説明書が1つ。USB-Cケーブル等の同梱付属品はありません。
本体の大きさは、幅47×奥行き56×高さ30.4 mmで、厚みを除くと平面的にはカードサイズくらい。重量も140gと、60W級のアダプターからすると、そこまで重くない印象です。
Apple 20WUSB-CアダプターとInnergie C6 DUOのサイズ感を比較するため、本体を並べてみました。
見た目のサイズは、Apple純正アダプターの方が一回り小さいものの、そこまで大差ないようにも感じます。
この微妙なサイズ感の差でありながら、Apple純正は20W・Innergie C6 DUOは63Wと、最大出力に約3倍の差があるので、いかにInnergie C6 DUOのアダプター本体が高出力かつコンパクトに作られているかが分かるかと思います。
Innergie C6 DUOはUSB-C端子を2つ搭載しています。
iPhoneをUSB-Cで急速充電しながらiPadも充電する、といった感じで、複数のモバイル端末を同時に充電できて便利!
電源プラグは折りたたみ式を採用しているので、アダプターを使わない時には、筐体内部にすっぽりと収納できます。
それから、この手のアダプターのレビューで僕が必ずチェックしているのが、電源プラグ収納時に電源プラグ先が筐体からのどれくらい突出しているかという具合。
断面的に、収納時の電源プラグが筐体より内側に入り込むと、とことん電源プラグを出しにくいからです…。
Innergie C6 DUOは、プラグ収納時も数mm程度プラグが突出するので、指の腹を使って簡単にプラグを出せます。見事合格!
もう1点、外国ブランド製のアダプターで注意しなければいけないこと、「PSEマークの有無」です。
格安のアダプター類では、日本の電気用品安全法に準じたPSEマーク取得していない完全にアウトな製品が意外とありますが…
Innergie C6 DUOは、PSEマークをしっかり取得しているので安心です!
Innergie C6 DUOのアダプター出力を実際に使ってチェック!
Innergie C6 DUOの出力を確かめるべく、実際にこのアダプターを使ってiPhoneとMacBook Proを充電してみることに。
手持ちのiPhone 13 Pro Maxと16インチMacBook Pro(M1)を使って、以下3つのパターンで充電した時、それぞれの出力を検証しました。
- iPhone 13 Pro Maxを単独充電
- 16インチMacBook Pro(M1)を単独充電
- iPhone 13 Pro Maxと16インチMacBook Pro(M1)を同時充電
iPhone 13 Pro Maxを単ポート充電で出力検証
まずは、USB-C端子を1つ使った愛用機「iPhone 13 Pro Max」の単体充電。
結果は、
9.22Vで2.46A → 約22W出力となりました。
16インチMacBook Pro(M1)を単ポート充電で出力検証
続いて、16インチMacBook Pro(M1)を充電してみます。
検証結果は…19.5V×2.95A
→約58W出力
単ポート使用ではほぼ定格の60W近い出力を確認できました。
iPhoneとMacBook Proを2台同時充電した時の出力を検証
続いて、検証をもう1つ。
Innergie C6 DUOに搭載された2つのUSB-Cポートを同時に使って、充電出力を確認してみます。
充電検証に使ったのは、先ほどの単ポート検証と同じく、iPhone 13 Pro Maxと16インチMacBook Pro(M1)です。
結果は、
iPhone→9.16V×1.94A→約18W
MacBook Pro→19.8V×2.18A→約43W
という充電出力でした。
これまで3つ行った検証結果をまとめておきます。
パターン | 充電機器 | 出力(W) |
検証① | iPhone 13 Pro Maxのみ (単ポート) | 22W |
検証② | MacBook Pro(M1) (単ポート) | 58W |
検証③ | iPhone 13 Pro Max +MacBook Pro(M1) (2ポート同時) | 18W+43W |
単ポート充電ならiPhoneは高速充電に必要とされる十分な出力を得られ、MacBook Proの充電も無理なくできるレベル。
同時使用の場合、MacBook Proはさすがに43W充電なので、充電出力としては少しもの足りない気もしますが、iPhoneにおいては、それなりに高速充電できる18W出力が得られています。
USB-C端子を同時使用するなら、iPhoneやiPadといった比較的出力を要求されない端末同士がおすすめ!
これなら両機器とも十分な出力で充電できると考えられます。
Innergie C6 DUO レビューまとめ|複数のUSB-C機器を効率良く充電できて便利!
市場に出ている製品をみると、USB-C機器を充電できるアダプターは「1ポート搭載のみ」という製品が多いです。
USB-C機器ごとにコンセントを1つ使用すると、コンセント周りがさらに煩雑になることも…。
USB-Cケーブルを使い複数の機器を充電したいユーザーにとっては、Innergie C6 DUOのような1つのアダプターで2台のUSB-C機器を同時充電できるメリットは大きく重宝すると思います!
しかも、アダプター自体もコンパクトなサイズ感に仕上がっていて、めっちゃスマートです。
- iPhone/iPad/MacBookやガジェット機器をUSB-C接続で同時充電したい人
- USB-C単ポート使用でモバイル機器を高速充電したい人
- コンセント周りをすっきりさせたい人
- コンパクトサイズのアダプターを探している人
- 自宅用だけでなく、外出先でも充電アダプターを持ち歩きたい人
USB-Cケーブルを使ってiPhoneやiPad、MacBookなど複数の機器を日々充電している人は、ぜひ「Innergie C6 DUO」をチェックしてみてください!
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