どうも、NINO(@fatherlog)です。
毎年9月に新型iPhoneがAppleスペシャルイベントにて発表されるのがここ数年のお決まり。
Apple製品大好きなiPhoneユーザーの一人として毎年その発表を楽しみにしています。
2017年9月のスペシャルイベントでは、iPhoneが発売10周年を迎え「iPhone X(アイフォンテン)」として進化。
先進的な顔認証セキュリティシステムである「Face ID」の搭載、これまでのiPhoneの象徴であったホームボタンを廃止、有機ELディスプレイを採用した鮮やかな全画面ディスプレイが製品の特徴的なポイントであることは言うまでもありません。
そんな「iPhone X」を購入して早くも5ヶ月が経過。
ポジティブやネガティブな要素も含め、長期的に使ってみて色々とわかったことや気付いたことなど、「iPhone X」の各性能や仕様における評価を本気でまとめ!
これから、新生活が始まり「iPhone X」の購入を検討している人は、ぜひとも参考にどうぞ。
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先進的なセキュリティ機能である顔認証システム「Face ID」
これまでのiPhoneでは指紋認証Touch IDがセキュリティシステムの根幹でした。
それに置き換わる未来の認証システムとして登場したのが今回の顔認証である「Face ID」。
iPhone Xユーザー自身の顔を認識し、唯一無二の顔というファクターを使ってセキュリティ認証するシステムです。
しかも、設定アプリにより画面注視による顔認証をONにすると、iPhone画面を顔に向けてしっかりと見ていないとロック解除できなくなり、セキュリティ性は大幅に向上します。
大切なiPhoneの中身は重要な個人情報がかたまり。連絡先はもちろんのこと、2段階認証のパスワードアプリ、SNSでのやり取りした情報など、他人に見られることが好ましくないもので溢れていると思います。
Face IDの効果によって、そう簡単にはセキュリティ突破ができなるわけで、1人のiPhoneユーザーとして安心感が大きく得られました。
認証精度についても満足がいく仕上がりです。
指紋認証Touch IDの時は、うまく指紋を読み取れずに認証失敗となってしまうような場面もあり、精度に疑問を感じることも・・・。
Face IDではほぼ100%の状態で認証に成功します。これまで失敗した例は数えるくらいしかないですね。
顔認証による認証プロセスはスムーズかつ精度の高いものと考えます。
Face IDでのロック解除が不便に感じる時もある
便利でセキュリティ性の高いFace IDも、一方では不便と感じてしまうポイントがあるのも事実。
「顔を向けなければならないこと」と「目を開いて注視すること」というFace ID特有の認証プロセスが、かえって煩わしいと感じる場面があります。
その代表例が、起床後のiPhone操作。
寝て起きたあとすぐはまだ体が寝ている状態なので目は半開きです。
iPhone XのFace IDは、寝起き直後の半目開き状態ではスムーズにロック解除できません。目を大きく見開いて、こちらの画面をしっかりと向け注視しなければいけない。
結局、起床後のiPhone操作は、パスコードを入力して解除する場面が今でも多いです。
また、画面を顔にしっかりと向けるというポイントも引っかかる場面があります。
iPhoneを充電しながら操作したい場合、コード長に制約があったりスタンド式の充電台を仕様していると、特定の角度までしかディスプレイが動きません。
このようなiPhone画面の角度で制約がかかってしまう場面では、ロック解除ができないことが多くありました。
決済支払時にApple Payを利用するときもそう。
Apple Payを使ってiPhoneに登録したクレジットカード決済を行うにはFace IDが必要となりますが、端末の読み取り機部分が平らになっている場合、iPhoneをうまく顔の方をむけられず、結局パスコードでの認証を利用する場面があります。
マスクだと顔の輪郭をセンサーが捉えにくくなりYouTuberのHIKAKINさんがiPhone 8に乗り換えたという話は有名ですが、個人的にはマスク装着自体が好みでないので、マスク問題については言及は避けておきます。
廃止されたホームボタンの影響は限定的
iPhone Xは、有機ELディスプレイを搭載した全画面デザイン。これまでディスプレイ下部に搭載されてたiPhoneの象徴ともいうべきホームボタンが廃止されています。代替えのジェスチャーとして、画面下部からのスワイプアップに置き換えられています。
ロック解除、ホーム画面の表示といったiPhone操作の中枢を担っていたボタンだけに、最初の1週間ほどは、スワイプアップによる操作はさすがに違和感がありました。
というのも、これまでのiPhone では、画面下部からスワイプアップにより表示されるのは、コントロールセンター。
対して、iPhone Xでコントロールセンターを表示する時は、画面右上から↓方向にスワイプします。
この既存UIの置き換えによりホームボタンに関する動作が混同してしまった部分が1週間ほど継続しましたが、スワイプアップ動作に指先も徐々に慣れ、今ではスワイプアップによる動作も快適です。
ホームボタンは親指を直下に押すだけであり、スワイプアップだと上方向い動かす動作となるので、微妙なラグはあるかもしれませんが、大きくは気にならないもの。
むしろホームボタンを廃止したことにより画面サイズが大きくなったことは、デザイン的にも満足のいくものであるし、視認性を高める上でも良いものと考えます。
5.8インチ本体は手に馴染むジャストサイズ
基本的に僕は画面サイズが大きいiPhoneが好み。大きい方が単純に見やすいからです。
iPhone 6シリーズで始めて5.5インチとなるiPhone 6 Plusが発売されて以降、歴代のiPhoneはすべてPlusシリーズを使ってきました。
iPhone Xの画面サイズは5.8インチで、iPhone史上最大のモノ。
しかもiPhoneのPlusシリーズと比較すると、実はそこまでサイズが大きくないところも良い感じ。
ここで「iPhone X」と「iPhone 8 Plus」の大きさを比較してみます。
項目 | iPhone X | iPhone 8 Plus |
ディスプレイサイズ | 5.8インチ | 5.5インチ |
高さ | 143.6mm | 158.4mm |
幅 | 70.9mm | 78.1mm |
厚さ | 7.7mm | 7.5mm |
重さ | 174g | 202g |
ここで、注目したいのが、各項目における数値。
画面サイズが大きいiPhone Xの方が、筐体サイズも大きいと思いきや、iPhone 8 Plusよりも小さい筐体に仕上がっています。
グリップ感を考える時に特に重要なのが、幅と重さ。幅は約7mmも短く、重さも30gほど軽くなっています。
iPhone 8 Plusではどうしても大きさを感じてしまい、手に持ちにくいと感じるようなこともありましたが、よりスマートに仕上がっているiPhone Xでは、グリップ時にそこまでの大きさを感じることもなく、しっかりと馴染む感覚が手の平から指先まで伝わってきます。
大きいディスプレイを搭載しながらも操作がしやすいiPhoneです。
有機ELディスプレイの表示は美しく鮮やか
有機ELディスプレイの表示は非常にキレイで繊細そのもの。
iPhone 8シリーズまでのRetina HDディスプレイでも十分にキレイな表示でしたが、iPhone XではSuper Retina HDディスプレイへとさらに進化。
手軽に高画質写真・動画を撮影できる極めて優秀なカメラ性能
相変わらず、iPhoneのカメラ性能には驚いてしまいます。
背面カメラでは1200万画素の撮影が可能。広角カメラはf値1.8の明るさで光りの取り込みが多く、かなり明るい写真が撮れます。光学式手ぶれ補正にも対応し、しっかりと撮影したいシーンを捉えてくれる力があります。
実際にiPhone Xで撮影した作例を以下ご覧下さい。(※ブログ掲載用にウォーターマークのみ追加しリサイズ)
光学式手ぶれ補正の効いた広角カメラで上アングルからの撮影もバッチシ。
室内での接写撮りもハッキリと映してくれます。
Live Photosの長時間露光機能を使って夜景撮影。
シャッター切る時間が多少長くなるので、イイ感じの夜景撮影が可能。
飯撮りでもかなり明るく鮮やかな写真が撮れるので本当に美味しそうな写真が撮れます。
これがスマホの背面に搭載しているカメラなんて信じられないほどキレイな写真。iPhone Xのカメラ性能は凄まじいです。
iPhone XはPlusシリーズのみ搭載されてきた広角カメラと望遠カメラのデュアルレンズを搭載。
一眼レフカメラで撮影したような背景ぼかしのポートレート写真を撮影できる他、被写体周りの照明を調節できるポートレートライティング機能が使えます。
特にポートレート機能は重宝していて、子どもの活動する写真を搭載にふわっとした仕上がりの撮影が可能。外食時の飯撮りでも被写体をより主役へと仕上げてくれるポートレート写真ならではの良さがあります。
いくつかポートレート写真の作例も載せます。
撮りたい被写体をハッキリと残し、背景を望遠カメラでぼかしてくれる仕上がり。これもスマホのカメラとは思えないような高い出来映えです。一眼レフカメラを越すとまではいきませんが、それに匹敵するほどの性能はあるといっても過言ではないですね。
日常の気軽な場面に始まり、子どもの発表会、旅行に出かけた際の撮影まで、シーンを問わずに使える万能なカメラと言えるでしょう。
ただし、iPhone 8 Plusのレビュー記事でも書きましたが、ポートレートライティング機能については、あまり利用機会を得ることができませんでした。完全にオーバースペック。
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全面ディスプレイの恩恵
LINE、Instagram、Twitter、SafariやChromeなど、主要アプリではこの縦長ディスプレイ上での全画面表示に対応してきています。
1画面あたりの表示領域が多いので、1度で視界に入ってくる情報量はかなり多いですね。
スクロールの回数も随分と減り、効率よく情報を入れることができます。
ワイヤレス充電は日常の充電スタイルを変化させた
iPhone 8シリーズやiPhone Xからは、Lightningケーブルでの充電だけでなく、Qi規格のワイヤレス充電にも対応。
都度ケーブルを挿すことなく、専用の充電パッド上に置くだけですぐに充電開始できるのは本当に便利とした言いようがない。
ぼくの場合は作業デスク上、ソファ横のサイドテーブル、ベッドサイドテーブルの3ヶ所にワイヤレス充電器を完備しています。
主に、自分が活動する場所ごとにワイヤレス充電器がおいてあるので、ケーブルをはわせることなく、見た目もスムーズにいつでも充電可能。
iPhone Xを使わないタイミングで充電パッドの上に置くだけという一連の流れは、日々の充電スタイルを大きく変えてくれました!本当に便利。
Apple Storeで取扱いのあるBelkin Boost Up Wireless Charging Padとmophie wireless charging baseでは、通常アダプタの5Wよりも出力の大きい、7.5W出力での充電に対応しています。短時間で効率的に充電できるのでオススメ。
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ガラスパネルデザインは輝きを放つ美しさ
何度みても惚れ込めるほど、周りの光りを集めては、周囲へときらびやかに放っています。
iPhone 7 Plusでジェットブラックを使っていた時は、その深い光沢感で満たされているものもありましたが、ジェットブラック特有の製造工程による傷つきやすさに、ため息が出てしまうこともありました。
ガラスパネルが採用されているiPhone Xでは輝きはそのままに、この傷つきやすさを見事に改善。
5ヶ月たった今でも背面の光沢感や透明感はそのままに、かなりキレイな表面を保っています。
毎日でも眺めていたいほど美しいデザインに惚れ惚れしてしまいますね。
Apple Payを使ったキャッシュレス生活の利便性
iPhone Xを使うなら絶対にオススメしたい機能「Apple Pay」
iPhoneの中に、クレジットカードや交通系電子マネーであるSuicaを登録することができ、対象の機器でiPhoneをかざすと利用できます。
東京に行くときの新幹線は、SuicaアプリでモバイルSuica特急券を購入し、iPhoneをかざすだけで改札通過。
切符を買うのにみどりの窓口や券売機に行列してならんだり、その場で空席を探す日々とはおさらばです。
いつでもどこでも新幹線のチケットを購入できて、Suicaへのチャージもすぐに可能です。
さらに、コンビニやレストランでの支払いはQuick Payで簡単に決済できます。いちいち財布を取り出す手間もないので、iPhoneを取り出してかざすだけで決済完了です。
iPhone Xが1台あれば、どこにでもいけるし、お買い物もできてしまう・・・キャッシュレス生活の利便性は極めて高いと思います!
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まとめ:Face IDの問題点改善に期待
iPhone Xの先進的な機能には大変満足しています。
これまでのiPhoneにはない、新しい付き合い方を与えてくれていると考えています。ワイヤレス充電、カメラ性能、Apple Payなど確実に、日々の生活の中に溶け込んでいき、自分の中での新しいインフラとして欠かせないツールになりました。
ただ、毎日使うiPhoneだからこそ、今後期待したところもあります。それは「Face ID」です。
顔認証のスムーズなロック解除には満足いくものの、画面注視や顔に向ける角度的な問題で、少し煩わしく感じてしまうところもあります。その点、指紋認証のTouch IDはホームボタン上に指を置くだけで解除してくれる優れモノで、効率的な面から論ずるならこちらに軍配といった具合です。
Face IDを搭載しつつ、画面全体が指紋認証プロセスを実行できるようになるなど、セキュリティ認証プロセスがさらにスムーズなものへと変化すれば、100点満点の評価を与えられるモノだと思います。
あと、半年後の2018年9月には一体どのような新型iPhoneが登場するのでしょうか。
これから始まるiPhoneの未来に多いに期待したいと思います!
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