PCやスマホ・タブレットなどで扱われるデータファイルは、近年、データから得られる情報量が多く、豊かな内容になっていることから、データファイル自体のサイズが肥大しつつあります。
特に、高画質な写真やビデオが当たり前に撮影できるようになった反面、撮影データのファイルサイズで、転送・保存・ファイル共有など、何かと苦労を伴うことも。
このような場面では、ポータブルタイプの外付けSSDの活用がおすすめ!
今回は、メモリー媒体製品大手のブランド Kingston社より、コンパクトサイズで高速転送・大容量が特徴である最新の外付けポータブルSSD「XS2000」を提供いただいたので、その性能を試すべくレビューします!
FatherLogではPR記事であっても、メリット・デメリットを感じたまま率直に書いています!
Kingston 外付けポータブルSSD「XS2000」の主な特徴・スペック
USB-Cを使った外付けポータブルSSD市場も随分と進化して、製品自体のスペックが向上していることに加え、コスト面でも随分と購入しやすい価格帯まで下がって来たと感じています。
今回レビューしているSSDの製造ブランドである「キングストン」は、米国に本社を置くメモリー製品の超大手。
その最新ポータブルSSDとして登場したのが「XS2000」となります。
「XS2000」の主な特徴
- コンパクトで持ち運びに便利な筐体サイズ
- USB 3.2 Gen 2×2採用で最大2,000MB/sの高速読み書き
- USB-C接続(USB TypeーCケーブル付属)
- 取り外し可能な保護スリーブ付属
- 500GB/1TB/2TBから選べるストレージ容量
- IP55相当の防水・防塵性能
インターフェイス | USB 3.2 Gen 2×2 |
最大転送速度 | 読み込み・書き込み 最大2,000MB/s |
対応OS | Windows 10/8.1 Mac OS (v.10.14.x +) Linux (v. 2.6.x +) Chrome OS |
サイズ | 69.54 x 32.58 x 13.5mm |
重量 | 28.9 g |
動作温度 | 0℃ ~ 40℃ |
保管温度 | -20℃ ~ 85℃ |
保証期間 | 5年保証 |
SSDを使ってデータを読み書きする場合、その転送速度は特に注目したいポイント。
「XS2000」のインターフェイスはUSB 3.2 Gen 2×2が採用され、現時点でのUSB3.2規格の中で最も最速となる規格です。
よって、公称の最大読み書き速度は2,000MB/sという驚異的な速さを持ちます。
仮にこの最大値近い転送速度が出れば、超高速なデータの読み書き環境を体験できますね。この辺は後ほどの検証で転送速度を実測していきます。
また最大2TBの大容量ストレージを持ちながらも、本体重量はわずか28.6gと超軽量かつコンパクト。
身近なものと比べてみると、AirPods Proのケースサイズと同じ程度の大きさです。
コレ本当に最大2TBものデータ保存できるのかと疑いたくなるほどの小ささ。
このサイズ感であれば、いつでも気軽に携帯できるため、大容量に保存されたデータをいつでもどこでも持ち出せて便利です。
XS2000の付属品には、保護用のゴムスリーブ及び、USB-Cケーブルも付属されています。
保護スリーブにXS2000本体をセットすることで、IP55相当の防塵・防水性能を有します。
日常生活上での簡単なホコリ侵入や水濡れ等へはしっかりとした耐久性があり、心強いスペックといえるでしょう。
データ転送速度を計測してみた!
USB 3.2 Gen 2×2によるデータ転送速度はどの程度のものなのか!?
実際に、ポータブルSSD「XS2000」のデータ転送速度を13インチMacBook Pro(M1,2020)を使って検証してみます。
計測には、MacアプリのBlackmagic Disk Speed Testを使い、比較対象として、SanDiskのポータブルSSD、SDカード、13インチMacBook Pro(M1,2020)本体の計測値も載せておきます。
書き込み速度 (MB/s) | 読み込み速度 (MB/s) | |
Kingston社 「XS2000」 | 827.1 | 855.9 |
SanDisk社 ポータブルSSD | 380.6 | 385.7 |
Transcend SDHCカード | 198.0 | 223.9 |
Apple 13インチMacBook Pro (M1,2020) | 3570.0 | 2784.0 |
スペック理論上の最大値である2,000MB/sには到底及ばない結果であったものの、書き込みで827.1MB/s、読み込みで855.9MB/sという驚異的な速さを確認しました!間違いなく爆速です、コレ。
800MB/sという値がどれほどすごいのか!?
数字だけでは実感しにくいので、同じく計測したSanDisk社のポータブルSSDと比べると、その差は歴然。
SanDisk社のポータブルSSDの380MB/s程度の読み書き速度に対して、その2倍以上のスピードが出ています。
また、Transcend社のSDHCカードの計測値と比べると4倍以上の転送速度です。
800MB/sを超える転送速度の結果は、外付けのポータブルSSDとしては、十分すぎるほどの高速なパフォーマンスという評価に値します。
実際に、先日子どものピアノ発表会で撮影したデータ容量13GBほどの4K動画ファイルをXS2000へ書き込んだところ、大きな時間を感じることなく、20秒ほどで保存終了しました。
これまでM1 Macbook Pro以外の外部メディアに4K動画を書き出す際には、数分程度の待機時間が発生していたのが常だったため、これほど速い転送速度に感動を覚えます。
大容量ファイルの読み書き作業も全く苦になりません!
サイズ・データ転送速度ともに高パフォーマンスを発揮する外付けポータブルSSD
今回、キングストンの外付けポータブルSSD「XS2000」を使ってみて、これまでのポータブルSSDの感覚を覆すような大きな進化を感じられました。
特に良かった点をまとめておくと、こんな感じです。
XS2000のおすすめポイント
- 実測で800MB/sを超える読み書き速度で超高速なデータ転送
- ポケットに入るほど軽くてコンパクトな本体サイズ
- 自宅・外出先を問わず大容量データをPCやタブレットで扱える
- 耐久性のある本体で取り扱いが安心
XS2000はこれまでのポータブルSSDとは、一線を画すような一一段上手の高性能スペックを有しています。
そのスペックでいながら、価格面では、ポータブルSSD市場の平均的な販売価格と大差ない価格帯です。
もうポータブルSSD買うなら、性能的にも価格的にもXS2000一択と言っても過言ではないかと。
同じ値段出すなら、より良い「外付けポータブルSSD」を買いたいという人には「XS2000」がおすすめです!