どうも、NINO(@fatherlog)です。
ドコモ、au、ソフトバンクといった大手キャリアとスマホの通信契約している方の中で、最近ひそかに話題になってきている「格安SIM」なるものに手を出そうと考えている方も多いんじゃないでしょうか。
しかし、格安SIMに移行する際に気になるのが「違約金」
大手キャリアではだいたい2年契約を条件に基本料を半額にするといったプランが主流ですから、契約更新月以外の月での解約は違約金が発生します。
違約金が発生するとなると、格安SIMへ移行するにも「違約金が発生しなくなる更新月まで待つ」という選択肢をとる方も多いようですが、1年以上先まで高い通信料金のまま辛抱できないですよね。
今回は、大手キャリアの2年契約途中で違約金を支払い格安SIM業者にMNP移行した場合、どのくらいの期間で元が取れるか考えてみました。
2年契約解約時にかかる違約金や手数料
ドコモ、au、ソフトバンク共通ですが、2年契約期間中に解約すると違約金が発生します。
この2年契約が問題視され、最近では2年契約以外のプランもキャリア側が提供するようになったり、契約更新月期間が1ヶ月から2ヶ月へ延長されるような措置も執られていますが、まだまだ2年契約をするユーザーは多いのが事実。
また、他社へ契約移行する場合は、携帯番号を変えずにそのまま移行できるMNP(マイナンバーポータビリティ)が便利!
よく連絡をとる友人や連絡帳に登録されている相手に都度「番号が変わった」と連絡するのは面倒。MNP移行すればそんな手間も必要ありません。(@docomo/@ezweb/@softbankなどのキャリアメールは使えなくなりますが・・・)
MNP移行は番号が変わらない便利さの反面、転出元と転出先でそれぞれMNP転出/転入手数料がかかります。
大手キャリアからMNP転出した場合の諸費用
以上を踏まえ、ドコモ、au、ソフトバンクから2年契約途中でMNP移行した場合の違約金や手数料などの諸費用をまとめてみました。(表中は8%税込み)
項目 | ドコモ | au | ソフトバンク |
2年契約違約金 | ¥10,260 | ¥10,260 | ¥10,260 |
MNP転出手数料 | ¥2,160 | ¥2,160 (※) | ¥3,240 |
新規契約手数料 (格安SIM) |
¥3,240 | ¥3,240 | ¥3,240 |
諸費用合計 | ¥15,660 | ¥15,660 | ¥16,740 |
※auの場合→2016年5月17日よりMNP転出手数料が3,240円に変更
各社軒並み同等の金額ですが、格安SIMへMNP移行するのに1万5000円超のお金がかかってしまうのはやはりかなり痛手。
しかしながら、かかってしまうのは事実。これを受け止めなければなりません。
auから格安SIM「FREETEL」へ移行、料金差は!?
ぼくの場合、もともとauと契約していました。月々の通信料金が高いと常々思っていたので、au版iPhoneをSIMロック解除し格安SIMを取り扱うMVNO事業者「FREETEL」へ契約移行しました。
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FREETELを選んだ理由は、通信速度が比較的速いという特徴があるから。
格安SIMは安い反面、ユーザーの通信が渋滞状態になると「トップページすらなかなか表示されない」など高速通信ができなくなるという問題が事実起きています。気になる方は以下記事をどうぞ。
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FREETELの料金体系
FREETELの特徴は使った分だけ請求される従量課金制となっています。
データ専用、データ専用+SMS、音声通話付の3種類のSIMにおける通信料金は以下のとおり。
通信量 | SIM種類 | ||
データ専用 | データ+SMS | 音声通話付き | |
〜100MB | ¥299 | ¥439 | ¥999 |
〜1GB | ¥499 | ¥639 | ¥1,199 |
〜3GB | ¥900 | ¥1,040 | ¥1,600 |
〜5GB | 1,520 | ¥1,660 | ¥2,220 |
〜8GB | 2,140 | ¥2,280 | ¥2,840 |
〜10GB | 2,470 | ¥2,610 | ¥3,170 |
ざっくり見てもFREETELは大手キャリアより相当安い値段だということがわかると思います。これが格安SIMの魅力ですね。
音声通話付きでも100MBまでなら999円と1,000円切ってます。次いで1GBまでで1,199円、3GBまででも1,600円。
安すぎますよ!しかもシンプルな料金体系でわかりやすい!!
auとの料金比較
ぼくの場合auではデータ定額5という毎月5GBまで通信できるプランに入っていました。これに最低でも5分間のかけ放題プランもセットで契約しなければならないのでしかたなくかけ放題プランに加入。それ以外にLTE通信使うためのオプション料金もかかってますからね。大手キャリアの料金体系は複雑すぎてほんと嫌。
個別の場合で異なるとは思いますが、毎月の通信量が5GBとして「au」と格安SIM「FREETEL」の料金を比較してみます。
項目 | au | FREETEL | 差額 |
音声通話 | 1,700円 (スーパーカケホ 5分間かけ放題) |
2,220円 (音声通話付) |
△4,480円 |
LTE通信 | 5,000円 (データ定額5) |
||
LTE 基本料金 |
300円 (LTE NET) |
– | △300円 |
合計 | 7,000円 | 2,220円 | △4,780円 |
ハンパないっ!!どんだけ安いの!!
毎月の料金は2,220円となり、auと比べて毎月4,780円も安くなります。これは今までの3分の1以下。驚く金額です。
年間あたりだと57,360円安くなります!ほぼ同じ通信しているのにSIM変えるだけでこれだけ変わるんですよ。すごくないですか!?
「格安SIMは「FREETEL」がオススメ!auとの料金比較やメリットを解説!」という記事でも書きましたが、スターバックスラテ(ショート)だったら約173杯飲めますよ。値上げしたディズニーリゾートだって7回も行ける金額です。
何ヶ月で元がとれる!?
導入が長くなりましたが、「大手キャリアの2年契約を解除して違約金やMNP転出手数料などを支払った場合どれくらいで元がとれるか」という問題に話を戻します。
結論はこうです。
auからFREETELに転出した場合の諸費用→15,660円
auに比べてFREETELで毎月安くなる費用→△4,780円
¥15,660÷¥4,780=3.27・・・→ 「4ヶ月」
違約金や転出に係る諸費用を支払ったとしても4ヶ月あれば元取れます。むしろ4ヶ月目からは「 +」に転じます。
4ヶ月以内に再度MNP転出するなんてことはあまりないでしょうから、ほとんどの人が損することなく元を取れると思います。
仮に格安SIMの通信速度が気に入らなかったとしても4ヶ月経てば費用的には大手キャリア使用時より得をしている状態になっているので、さらに別の格安SIMにMNP移行をしたとしても損はないです。
個別ケースによって、通信をあまり使わない人なんかはもっと速く元が取れるかもしれません。
本気で移行を考えているなら「今すぐ」がベスト!!
格安SIMへの移行を検討している人で、さすがに「翌月が更新月」って人はちょっと待った方がいいかもしれませんが、翌月以降の人は今すぐにでも変えた方が料金的にはお得になります。
今回のぼくのケースでは4ヶ月で元が取れる計算でしたが、実際は契約解除月まで待ったとしても「MNP転出手数料2,160円」とMNPで格安SIMヘ転入した場合の「手数料3,240円」はいずれにせよ必要。契約更新期間に解約しても、2年契約違約金がかからないだけで合計5,400円はMNP移行で支払わなければなりません。
つまり、今回のように移行後に毎月約5,000円ほど安くなるんであれば、2ヶ月分で解除手数料に相当するので、翌々月が更新月であれば、その前に契約解除したとしても2ヶ月待ったとしても両者の費用負担は変わりませんよ。
もちろん移行する際の手続きは必要ですがそれほど難しいものでもないです。スマホ使えているんだったら絶対できます。スマホの操作よりよっぽど簡単。
「違約金なんて全く気にする必要なし!」思い立った時がベストタイミングです。
格安SIMへ移行するなら「FREETEL」オススメですっ!!