こんにちは、ガジェットブログ『MONOTIVE』をお読みいただきありがとうございます。
運営管理人のニノ(@fatherlog)です。
モバイルアクセサリーの見た目って、つい各社とも似たり寄ったりなデザインになりがちですよね・・・あると思います。
以前紹介した、マッキントッシュ風のレトロ充電器やタイマーとセットになったモバイルバッテリーなど、デザインやアイデア性でひときわ異彩を放つガジェットブランド「SHARGE」から、また想像の斜め上を行くモバイルバッテリーが登場しました。
本記事では、ガジェット好き/テック好きユーザーの心をがっつり掴んでくれるスケルトンタイプの大容量モバイルバッテリー「Shargeek100(旧製品名:SHARGE STORM2)」をレビューしています!
- 他人とかぶらないオシャレなデザインのモバイルバッテリーを探している人
- モバイルバッテリーの性能だけでなく見た目も楽しみたいガジェット好き/テック好きな人
- 20000mAh超えの高出力・大容量モバイルバッテリーを探している人
結論として・・・
パワフルな性能の良さはもちろん、それを何十倍も上回る見た目デザインの異色な良さが際立つモバイルバッテリーです!!
- 見た目インパクト抜群のスケルトンボディが超オシャレ
- 25600mAhの大容量スペック
- 最大100Wの大出力
- スマートIPSウィンドウによるステータス表示が便利
- サイズが大きく重い
本記事はメーカーより物品提供を受けています。
記事内容は、一切の忖度はなく筆者自身が感じたままの自由記述です。
Shargeek100(SHARGE STORM2)の主な特徴・スペック
深セン発のテクノロジーブランドであるSHARGEは、充電器やモバイルバッテリーといったガジェットカテゴリーで、他製品とは見た目も機能性も全く違ったコンセプトの製品を扱う新鋭ブランド。
以前、MONOTIVEでも紹介しているSHARGE Retro 35という充電アダプターや、 SHARGE Capsule Gravityというタイマー付きのモバイルバッテリーなど、類似品とは一切被らないような独特のデザインや製品コンセプトが本当に魅力的です。
Shargeek100は、とにかく見た目が特徴的すぎるモバイルバッテリーで、本体全体がスケルトン仕様になっていて、遊び心満載な見た目がクセになるガジェットです。
- 見た目インパクト抜群のスケルトンボディが超オシャレ
- 25600mAhの大容量スペック
- 最大100Wの大出力
- スマートIPSウィンドウによるステータス表示が便利
製品名 | Shargeek100 (旧SHARGE STORM2) |
バッテリー容量 | 25,600mAh / 93.5wh |
サイズ | 151×59×47mm |
重さ | 591.3g |
搭載ポート | USB-C×2、USB-A×1、DC×1 |
入力 | USB-C1:5V/9V/12V/15V⎓3A、20V⎓5A DC:5〜24V⎓3A |
出力 | USB-C1:5V/9V/12V/15V⎓3A; 20V⎓5a; 3〜21v⎓5a USB-C2:5V/9V⎓3A、12V⎓2.5A、15V⎓2A、3.3〜11V⎓3A、3.3〜16V⎓2A USB-A:5V⎓3A、9V⎓2A、12V⎓1.5A USB-C2+USB-A:最大30W USB-C1 / DC+USB-C2+USB-A:最大65W+30W / MAX 75.6W+30W DC(調整可能):3.3〜25.2V⎓3A |
保証 | 12ヶ月 |
Shargeek100(SHARGE STORM2)の外観
では、早速Shargeek100の外観周りを見ていきます。
開けた瞬間、本当にコレモバイルバッテリーなのか・・・と、疑ってしまうほど、ハンパなくメカニカルな見た目にやられてしまいます。ガジェット好きユーザーの心をよく分かってらっしゃる。
同梱物は、モバイルバッテリー本体の他、収納ポートと、イエローカラーのUSB-Cケーブルが付属。
見てください、このメカトロニックなモバイルバッテリー本体のデザイン!!
もうこれでもか!ってくらい限界まで透っけ透けのスケルトン仕様です。
本来なら視覚的に隠すべきこの無造作にならんだ基板回路が、逆に何とも言えないエモい雰囲気を出してますよね・・・!!
こういうゴツゴツしたメカ製品を好きな人も多いかと!!
バッテリーセルも側面から丸見えです。モバイルバッテリーの中ってこんな感じになってるんですね。
ガジェット社会見学的な気分で、見ているだけでコレほんと楽しいです!
搭載している端子は、合計4ポート。
- DC × 1(入出力対応/最大75W)
- USB-C × 2(C1→入出力対応/最大100W、C2→出力のみ/最大30W)
- USB-A × 1(出力のみ/最大18W)
中でも、入出力対応のUSB-Cポート(C1)はかなり強力で、最大100W出力にまで対応!
16インチ MacBook Proなど、高速な本体充電のために高出力が必要とされる機器にも十分使えるスペックです。
また、入出力対応のDCポートを搭載している点は、他のモバイルバッテリーでは中々見ることができない特徴。
このDCポートは、本体のボタン操作により3.3〜25.2Vの電圧調整ができ、低圧で充電したいような機器にも最適です。
ただし、一般的なモバイルバッテリーの使用では、DCポートを活用する場面はそう多くないかと思いますので、正直なところ、需要は限られそうです・・・
反対側には各ポートの出力スペック表記と、安心なモバイルバッテリーの証であるPSEマーク表記もあります。
こちらもモバイルバッテリーでは前例のなさそうな!?低反射のスマートIPSディスプレイを搭載しています。
リアルタイムでの入出力ステータス、モバイルバッテリーの充電残量など、表示は多岐に亘ります。
通常のモバイルバッテリーでは見ることのできないリアルタイム状況が一目で分かるので、これはかなり便利です!
スケルトンボディのデザインとスマートIPSディスプレイのデザイン・・・互いに絶妙にマッチしてさらに見た目が良い感じです!
モバイルバッテリー自体が大きいことと、表面がポリカっぽいスケルトン仕様なので、多分本体が傷付くと結構目立ちそう。
となると、持ち運びの時には、この付属の収納ポーチが役立ちます。
収納ポーチが付属されないモバイルバッテリーも良くあるので、こういう細かい配慮は嬉しいです。
Shargeek100(SHARGE STORM2)の充電出力を実機検証してみた!
ここからはShargeek100の充電出力がどれくらいあるのか、実機検証した結果をまとめました!
出力検証全体を通して、先に別視点の感想をまとめておくと、ガジェット好きとしては、数値化されたリアルタイムの充電状況をチェックできるのは相当ありがたい機能かと!
もちろん、スマートIPSディスプレイが見やすさも抜群です!
iPhone 15 Proを単体で1台充電
まずは、Shargeek100にiPhone 15 Proを単体で1台接続して充電した時の検証結果です。
充電時間 | iPhoneのバッテリー残量 |
---|---|
10分 | 20% |
20分 | 36% |
30分 | 51% |
40分 | 65% |
50分 | 76% |
60分 | 80% |
70分 | 86% |
80分 | 92% |
90分 | 96% |
100分 | 98% |
110分 | 100% |
また、充電時間とiPhone 15 Proのバッテリー回復の関係は以下の表のとおり。
iPhoneの急速充電に必要な出力は20〜25Wほどとされていますが、Shargeek100を使った充電では、以下のように25.78Wという高い出力を確認できました!
ピックアップすると、30分で約半分超えの51%回復、60分(1時間)充電で約80%まで回復しています!
高速充電がしっかり機能し、短時間でかなり効率よく充電回復できています!
時間がない中で一刻も早くバッテリー回復させたい、というような場面ではこの爆速具合が大変重宝すると思います。
16インチ M1 MacBook Proを単体で充電
続いては、より大きな出力を必要とする16インチ M1 MaxBook Proを単体充電してみます。
最大100WのUSB-C(C1ポート)に接続したところ、92.02Wの大出力を確認できました。
なかなかモバイルバッテリーで100W近い大出力を出せるモノって限られてくるので、改めてこの92Wを実測できたスゴさが伝わってきます。
充電開始時間と16インチ M1 MacBook Proのバッテリー回復量の関係は、以下の表にまとめています。
充電時間 | MacBook Proのバッテリー残量 | Shargeek100のバッテリー残量 |
---|---|---|
10分 | 14% | 83% |
20分 | 27% | 65% |
30分 | 40% | 46% |
40分 | 53% | 27% |
50分 | 65% | 6% |
60分 | 68% | 0% |
16インチ MacBook Pro自体、持ち運びできるモバイルデバイスの中でも、バッテリー容量が大きく、より高出力な充電が必要とされるモノ。
モバイルバッテリーを使った充電のハードルは高めですが、Shargeek100を使って30分間で40%まで回復、さらに60分間充電を続けて大容量バッテリーなMacBook Proを68%まで回復できました。
ちなみにこの状態でShargeek100自体の充電は使い切っています。
iPhoneなどのスマホ機器だけでなく、MacBook ProのようなノートPCの充電用途にも十分活用できるパワフルな相棒!!
USB-C×1、USB-A×1の2ポート同時使用充電
iPhone 15 Proと16インチ M1 MacBook Proを2台同時充電してみます。
出力はUSB-C1ポート(MacBook Pro接続)が約63W、USB-C2ポート(iPhone 15 Pro接続)が約26Wという結果に。
充電機種 | 16インチ M1 MacBook Pro | iPhone 15 Pro |
---|---|---|
実測した出力 | 63.83W | 26.85W |
合計すると、約90W出力となり、定格100Wに近いほぼMAXな出力で働いてくれてます。
2台同時充電しているにもかかわらず、iPhoneでは急速充電が十分出来る26W出力でるってスゴイですよコレ。
MacBook Proも60W超え出力なので、緩やかですが、しっかりとバッテリー残量が回復していくパフォーマンスが出ています。
USB-C×2、USB-A×1の3ポート同時使用充電
最後に3ポート同時充電で使用した場合を検証します。
さきほどのiPhone 15 Pro、16インチ M1 MacBook Proに加えて、BOSEのワイヤレススピーカーを追加します。
充電機種 | 16インチ M1 MacBook Pro | iPhone 15 Pro | BOSEスピーカー |
---|---|---|---|
実測した出力 | 63.63W | 12.34W | 7.84W |
MacBook Proに関しては2台同時充電の時とさほど変わらず約63W。
iPhone 15 Proは急速充電と呼べるスペックには届かない約12Wまで低下、その分、USB-AポートのBOSEスピーカーで約8W出力が取れています。
iPhoneは約12W出力での充電となりますが、ゆったりな速度になるものの、全く問題なく充電できます。
Shargeek100の大容量バッテリーでこのように3台同時充電できると、例えば、旅行の時などにモバイルバッテリー1台で複数機器の電源確保が出来るのでかなり役立ちそうです!
気になる点:サイズと重さ。高出力ゆえの問題も・・・
Shargeek100を使って気になることは、やはりサイズと重さ。
25,600mAhという大容量モバイルバッテリーのパワフルさと引き換えに、かさばるサイズとずっしり感ある重さ問題からは逃れられません。
まぁこの辺はモバイルバッテリーにおける両天秤な問題なので、どちらを重視するかによって判断基準は変わってくるかと思います。
Shargeek100の高性能かつパワフルなパフォーマンスを選ぶなら、ある程度のサイズ感と重さへの覚悟はしておきましょう。
その分、見た目のメカニックなカッコ良さがShargeek100にはあるので、サイズ・重さの気になる点を補ってくれるだけのメリットもあると思いますよ!
また、高出力すぎる仕事をたくさんしてもらいすぎたせいか・・・充電している時に高温による充電停止動作が1回発生しました。
まぁこれもモバイルバッテリー自体を安全に守る機能がしっかり働いている証拠なので、Shargeek100の良かったポイントとして理解しておきます。
Shargeek100 (SHARGE STORM2)レビューまとめ
Shargeek100(SHARGE STORM2)を実際に使ってみて良かったことは、主に以下の3点。
- 25,600mAhの大容量、最大100W出力のパワフルすぎるパフォーマンス
- メカトロニックで刺激的。見れば見るほど惚れ込むスケルトンデザイン
- モバイルバッテリー使用状態をリアルタイムで把握できるスマートIPSディスプレイ
他の20000mAh級のモバイルバッテリーは、1番目の大容量・大出力的なメリットにとどまるものが多いため、オシャレなデザイン性や、モニタリングできるディスプレイ機能は、Shargeek100ならではの優位性と評価します。
その上で、Shargeek100(SHARGE STORM2)は、以下のような人にオススメです!
- 20,000mAh超えの大容量モバイルバッテリーを探している人
- モバイルバッテリー自体の見た目にこだわりたい人
- スマホだけでなくノートPCなど、高出力な充電が必要な人
- モバイルバッテリーの充電状況をリアルタイムで把握したい人
上記に1つでも当てはまる方は、ぜひShargeek100(SHARGE STORM2)をチェックしてみてください!
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