スティック掃除機は、家の床中を全部掃除するとなると大変な労力がかかりますが、細かい場所まで手動で掃除できる点がメリット。
その対岸…ロボット掃除機は、細かな部分の清掃は苦手気味ですが、家の床全てをまんべんなく良い感じに清掃してくれるには最適。
このスティック掃除機/ロボット掃除機という2つの掃除機さえあれば、日々のお掃除家事は敵無し状態になりますが、このニーズを2 in 1で叶えてくれるロボット掃除機がSwitchBotから遂に登場しました!
今回は、スティック掃除機とロボット掃除機が融合して1つの製品になった「SwitchBot ロボット掃除機 K10+ Pro Combo」をレビューしていきます。
SwitchBot ロボット掃除機 K10+ Pro Comboの主な特徴
ロボット掃除機とスティック掃除機のメリット・デメリット
日々の自宅掃除に、ロボット掃除機とハンディーのスティック掃除機を併用して使っているという人は、それなりにいるかと思います。
同じ掃除機であっても、形状や性質の違いからそれぞれ得意・不得意があるため、それぞれの良さを発揮できる場所は異なります。
ロボット掃除機 | スティック掃除機 | |
得意なこと (メリット) | ・家中の床清掃(平面) ・全自動運転 ・自宅不在に自動稼働 | ・細かな隙間や隅/角部分清掃 ・階段のような段差部分清掃 ・手動による機動性 |
苦手なこと (デメリット) | ・細かな隙間や隅/角部分清掃 ・階段のような段差部分清掃 | ・自動運転は不可 ・床全部の手動清掃が手間 |
このように、お互いの得意なところと、苦手なところがあるため、それぞれを補完し合うためにロボット掃除機もスティック掃除機もあると、理想的な掃除環境が整います。
ロボット掃除機で80点の清掃を行い、残り20点をスティック掃除機で仕上げて100点を取りにいくような感じ…!!
ただ、2つの掃除機を持っていると清掃設備的には◎ですが、設置するスペースが増えたり、外観に統一感が出なかったり、導入コストが2台分かかったり…
と、それなりに気になる要素も残ります。
この2つの掃除機の良さを同時に合わせ持ち、さらに2台持ちによるデメリット部分を1台に融合化することで、新たな掃除機スタイルを提案してくれるのが、今回の「SwitchBot ロボット掃除機 K10+ Pro Combo」です。
SwitchBot ロボット掃除機 K10+ Pro Comboの外観・スペック
SwitchBot ロボット掃除機 K10+ Pro Comboは、ロボット掃除機とスティック掃除機が一体化された製品。
円形のロボット掃除機と、直方体形状のステーションは、一般的に見慣れている形ですが、そこへ組み立てが必要なスティック掃除機がパーツごとに別れて同梱されている感じです。
クイックガイドや詳しい説明書もしっかり日本語対応で同梱されています。
ハンディーのスティック掃除機部分は、さすが説明書なしで組み立てはキツいので、こちらを見ながら組み立て作業することに。
そこまで難しい手順もなく、10分もかからないで完成しました。
かなりタテ長フォルムな感じの見た目。横はスリムですけど、高さはそれなりにあります。
大まかな個人的実測サイズでは、円形のロボット掃除機を除いたステーション+スティック掃除機部分で幅約20cm×奥行き約30cm×高さ約123cmほど。
円形のロボット掃除機は直径約25cm、高さは約9cmちょっとというサイズ感です。
ロボット掃除機も合わせてセットするとこんな感じ。タテ長のスリムタワー。
身近なモノに例えるなら、ウォーターサーバーくらいの幅に近いサイズ感だと思います。
ロボット掃除機とベースステーション、スティック掃除機が全部セットになってこのサイズ感なら、スリム感が際立っている印象。
コンパクトな1台にまとまっていて設置スペースを占拠しないので、場所選ばずに、わりとどこにでも設置できそうです。
SwitchBot ロボット掃除機 K10+ Pro Comboの使用感(メリット)
ここからは、実際にSwitchBot ロボット掃除機 K10+ Pro Comboを使ってみた使用感を交えて紹介していきます。
ロボット掃除機のサイズ感がコンパクト(K10+)
ロボット掃除機部分は、コンパクトサイズで人気のある、SwitchBot ロボット掃除機 K10+の進化版となる、「SwitchBot K10+ Pro」という製品。
吸引力が3000Paあることや家具への衝突回避を目的とするPSD距離センサーを新たに内蔵している点が特徴です。
SwitchBot K10+ Pro は、とにかくサイズ感がスリムすぎる1台で、日本のような間取りがコンパクトに作られている住宅でも小回りが効き家全体をまんべんなく掃除できる特徴があります。
実際に走行している姿を見ても、他のロボット掃除機とは一回りか二回りくらい異なるコンパクトサイズ。
スリムで軽快に家中の床を回って清掃してくれます。
吸引力は最大3000Paで小型ながらもそれなりにしっかりした清掃性能を持っています。
実際に床清掃をしてみたところ、細かなホコリ汚れや、子供の小さな食べこぼし、観葉植物の落葉、髪の毛汚れなど…
ファミリー宅の床に落ちている代表的な汚れは大概この1台で全部吸い込んで取ってくれます。めちゃ床キレイです。
特に、SwitchBot K10+ Proのコンパクトサイズという強みが持つ細かな清掃は感動レベル。
スツール脚の間といった細い隙間にもガンガン入って掃除してくれるので、これは他のロボット掃除機では実現できない、ありがた過ぎるメリットです。
実際に部屋を清掃するときに清掃の強さを4段階から選べますが、この中でも「月」アイコンの吸引力最小である「静音」に設定すると、その動作音は45dBというスペック。
めちゃ静かに部屋中の清掃回ってくれるので、これがまたGoodポイント◎
マンションやアパートなど、集合住宅のお隣や階下への影響が気になるという人でも、安心な動作音かと思います。
もちろん、45dBの静音なので、吸引力を抑える分、吸い残しも若干あるような感じですが、ホコリや髪の毛といった日常的な床汚れはまんべんなくしっかり清掃できているので、80点くらいの清掃はコレでこなしてくれます。
ロボット掃除機での清掃終了後は、ステーション内部に設置してるダストバックへ自動で集塵してくれます。
なので、基本的にロボット掃除機自体は日常メンテナンスフリー。日々の家事がめちゃ楽になります。
ロボット掃除機の苦手なあらゆる場所を掃除できるスティック掃除機
K10+ Pro Comboの目玉機能であるスティック掃除機部分、これが実際に使ってみるとかなり良い感じ。
ライトな感じでスイスイと色々お掃除できます。
本体重量は実測で約1.9kg弱くらい。スティック掃除機としては比較的軽量な筐体かと思います。
サッと、ステーションから取り出して、気になるポイントに手軽に掃除できる機動性の良さは抜群です。
ローラーの滑りも良い感じなので、床面を擦ることなく、滑らかなスティック掃除機清掃が可能です。
掃除機先端はかなりフレキシブルに曲げることができて、こんな感じで90°な垂直曲げにも対応。
ロボット掃除機が入れないような細い隙間でも、しっかりお掃除できて良い感じ。
最初使ったときは若干不気味な色だと思っていた先端の緑色LEDライト。これが実はすごく役立ちます!
掃除している部分をただ照らしてくれるだけの照明かと当初は思っていたのですが、細かな床汚れをしっかりライトアップしてくれて、しかもカラー的にも反射しやすい感じで、一見分かりにくい床上のゴミを発見しやすくなる照明です。
スティック掃除機先端のLEDライトは、ゴミ発見しやすいだけでなく、しっかりとした照度があるので、暗い場所の清掃にも最適です。
スティック掃除機先端ノズルは交換式になっていて、デフォルトの回転ブラシ付きヘッド以外に、細いノズルや幅小な回転ブラシなど、清掃用途に合わせて変えられる点も便利です。
階段周りの細い幅木部分、エアコン周りの隙間、ブラインド、ソファなどの家具上など…
スティック掃除機の先端を変えると、色々掃除のバリエーションが増えます。
こんな感じで、中間のパイプを外して短い持ち手にも変更可能。
手元で短くもって掃除したい場面で重宝します。
本体は充電バッテリーで動くコードレスタイプ。
ちなみに、3分くらい連続で使ってみたところ、バッテリーがなくなることはなく元気に稼働継続してます。
ロボット掃除機で掃除足りない部分を局所的に掃除するくらいの使い方であれば、バッテリー持ちを心配する必要はまず無さそうです。
ロボット掃除機だけでなくスティック掃除機も自動集塵
本体のゴミはサイクロン式で集められます。
カップは半透明仕様で吸い込んだ中身のゴミを確認可能。
スティック掃除機をステーションに立てかけて戻すと、ロボット掃除機同様に自動で集塵作業が始まります。
紙パックは不要。サイクロン式のカップを取り外す必要もなし。使ったらステーションに戻すだけ。
スティック掃除機を使った後のゴミ捨て作業が全く不要なメンテナンスフリー仕様なので、手が汚れたり二次汚染の心配も皆無です。
ちなみに、本来外す必要はないですが、もし吸ってしまってまずいモノがあれば、ステーションに戻すと集塵されてしまうので、その前にカップ内部から取り出しておいた方が良いです!
設置スペースがミニマルにまとまる、スタイリッシュな外観
ロボット掃除機とハンディーのスティック掃除機を置こうとすると、別々購入だと2個分の設置・保管スペースが必要になりますが、SwitchBot ロボット掃除機 K10+ Pro Comboなら1台分のミニマルスペースで設置可能。
高さはそれなりにありますが、幅・奥行きともにコンパクトなので、割とスペースが無いような隙間でも設置しておけるかと思います。
それから、同じメーカーの同じ製品であるため、当然ながらデザイン性に統一感があります。
他社製品同士を掛け合わせてガチャガチャした不揃いの見た目になること無く、シンプルな統一感が出るので、見た目もスッキリ保管できます。
SwitchBot ロボット掃除機 K10+ Pro Combの気になるところ(デメリット)
実際に使ってみて、何点か気になるポイントもあったので書いておきます。
スティック掃除機でブラシ回転ON/OFFができない
スティック掃除機での掃除では、先端のブラシが回転してくれるのですが、ちょっとデリケートな場所を掃除するときや、ブラシの回転音が気になるような時間帯は、時としてブラシ回転をOFFにしたい時があります。
しかしながら、このスティック掃除機のブラシはONにすると、ブラシもずっと回転するON状態で連動。回転を止めるには電源を切るしかありません。
ブラシ回転のON/OFF切替機能があると、個人的には理想かと思いました。
ちなみに、手元スイッチでは、電源のON/OFFに加えて、ゴミ吸引強さの切替(弱運転ー強運転)が可能です。
ロボット掃除機のマッピング精度が惜しい
マッピング精度ですね、悪くはないんです…でも完璧ではないんです。
ここをもうちょい精度上げてくれれば、もっと嬉しかったかな。
このマッピングしたアプリ画面で、ちょうど「F」の部屋部分ですね。
「B」と「D」の部屋にサンドイッチされるようにかなり細い隙間ができました。
それから、「E」の部屋の上部分にも、かなり細い「D」の部屋のスペースが認識されています。
ほぼ90%くらいの認識は正確にできていますが、高級機種系のマッピング精度に比べるとあと1歩が足りないような感覚です。
ただ、朗報をしっかり伝えておくと、このマッピング誤差が若干発生しているものの、実際の清掃では大きな影響は出てないのでセーフです。
個人的にはこの部屋割りマップをビシッと完璧に決めておきたいタイプなので、ちょっとこの辺は痒くて手が届かないポイントかと思いました。
最初のマッピング作成後には、可能な限り、アプリの分割や結合機能でリアルな部屋状態にしておくと良いかと思います。
SwitchBot ロボット掃除機 K10+ Pro Combレビュー:まとめ
ロボット掃除機とスティック掃除機の良い所を1つの製品に合体させたSwitchBot ロボット掃除機 K10+ Pro Comb。
これまでありそうで無かったような製品タイプなので、貴重な存在です。
実際、ぼくの家でもそうですが、ロボット掃除機とハンディーのスティック掃除機を併用しているという家庭も多いかと思います。
ロボット掃除機で床ほぼ全ての掃除を全自動で行い、足りない部分の清掃は手動でサクッとお掃除。
家中コレ1台あれば100点満点の完璧な清掃ができて超便利です!
また、収納保管スペースのコンパクト化、デザインの統一性という面でも導入メリットは大きいかと思います。
- ロボット掃除機とハンディーのスティック掃除機を併用している人
- ロボット掃除機の清掃だけ物足りていない人
- ハンディーのスティック掃除機だけ物足りず、ロボット掃除機も併用したい人
- 床清掃だけでなく、家中至るところを完璧に掃除したい人
- なるべくメンテナンスフリーで家事手間を減らし家事時間の節約をしたい人
上記に1つでも当てはまるという人は、SwitchBot ロボット掃除機 K10+ Pro Combの導入により利便性がかなり向上して満足度も実感できると思うので、ぜひチェックしてみてください!
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