SwitchBotシリーズの人気スマートロックである「SwitchBot ロック」が、さらに使いやすい仕様へアップデートされ「SwitchBot ロック Pro」に進化。
本記事では、SwitchBot ロック Proの先行レビューとして、日々の使用感や実際に使って分かったメリット・デメリットをまとめました!
- SwitchBot ロック Proの使い勝手
- SwitchBot ロック Proを実際に使ってみて分かったこと(メリット・デメリット)
- SwitchBot ロック Proがおすすめな場面・おすすめな人
- SwitchBot ロック Proと通常版のSwitchBot ロックとの違い
通常版のSwitchBotロックについては、以下記事で詳細レビューしていますので、合わせて参考にどうぞ!
本記事はメーカーより物品提供を受けています。
記事内容は、一切の忖度はなく筆者自身が感じたままの自由記述です。
【結論】SwitchBot ロック Proの評価・おすすめ度まとめ
早速ですが、SwitchBot ロック Proの実際の使用感を踏まえて、おすすめ度合いや評価を以下のとおりまとめました。
機能性
サムターンへのアタッチメントが無段階可変構造に進化し、より設置が容易に。
バッテリー駆動は単3電池対応となり、最大270日間のスタミナへパフォーマンス向上。
デザイン
航空宇宙産業レベルのアルミニウム採用で、マットなブラックギア感の強い見た目に。
スタイリッシュで高級感あふれるデザイン。
使い勝手
汎用性の高い単3電池対応で、電池交換メンテナンスが容易に。将来的にはさらに長寿命となる専用の充電式バッテリーも登場予定。
シーンに応じた15種類のボタン解錠/施錠操作に対応し、iPhoneアプリでの遠隔監視・操作はもちろん、Apple Watchでも簡単に操作可能。
価格
搭載している機能性を考慮すると、他社スマートロック製品と同程度のレベルながら、SwitchBot ロック Proの方が断然安い価格設定で、コスパは抜群。
【総合評価】
細かな点でより便利に進化したスマートロック。特に以下、3項目は特に良いと感じたポイント。
・どんな家庭でも用意しやすい単3電池対応
・iPhoneやApple Watchから施錠/解錠の遠隔監視・操作可能
・扉内側から施錠/解錠をワンタッチでボタン操作できる使い勝手
・設置容易なアタッチメントの無段階可変構造
通常版のSwitchBotロックとは価格差が約4,000円。予算が許すなら、圧倒的に「SwitchBot ロック Pro」をおすすめしたい。
SwitchBot ロック Proを実際に使って分かったこと(メリット・デメリット)
ここからは、SwitchBot ロック Pro実機の使用感を踏まえ、メリット・デメリットをまとめています。
駆動バッテリーが使い勝手の良い「単3電池」対応に!
通常版のSwitchBot ロックを長年使用してきた身としては、SwitchBotロックProの登場により一番大きく感じる進化がコレ、念願の「単3電池」対応です。
単3電池は、他の小型家電でも採用されているモノが数多くあるため、かなり使い勝手の良いバッテリー源かと思います。
公式スペックによれば、単3電池×4本の駆動で、バッテリー寿命は270日間。
汎用性の高い電池で約9ヶ月間もバッテリーが持つことから、高いスタミナ性能を有していることが分かります。
また、近日、専用の充電バッテリーセットが別売される予定で、これを使うと365日間のバッテリー持ちが実現するとのこと。
単3電池×4 | 専用バッテリー (近日発売) | |
バッテリー寿命 | 270日間 | 365日間 |
これまでのSwitchBotロックでは、バッテリー駆動はCR123Aという一般的にはあまり使わない電池の用意が必要でした。
加えて、CR123Aは1本あたり実売価格で400〜500円程度、2本揃える1,000円近いコストがかかるため、交換用の電池として、正直使い勝手悪めな存在かと思います。
CR123Aはアルカリ電池に比べて貯蔵寿命が長いメリットもありますが、一般的に目に触れる機会は少ない電池だと思います・・・
一方で、単3電池は一般家庭でも使う機会が頻繁にあり、備蓄用としておいてある家庭も多いかと思います。
使い勝手の良い単3電池が使えるようになったため、交換時の利便性は計り知れないほど向上しています。
見慣れない電池(CR123A)を用意する手間からは開放されます・・・!
iPhoneやApple Watchから遠隔操作で鍵締め/鍵開けができる!
SwitchBotロックProは、いわゆるIoTデバイスと呼ばれるスマートロック製品。
本体を直接手で操作して鍵操作することはもちろん、連携しているスマホアプリを通じて鍵の現状を確認したり、遠隔操作で鍵締めや鍵開けを行うことも可能です。
通常版のSwitchBotロックでも使える機能ですが、アプリを使った遠隔鍵操作は相変わらず便利すぎます!
こんな感じで、僕はiPhoneアプリやApple Watchのアプリを使って、玄関鍵の施錠/解錠をしています。
重たい買い物荷物が多い時は、車から降りる前にアプリで解錠してから、玄関へ向かいます。鍵開けでもたつかず、超スムーズに入れます。
外出した後に玄関の鍵を閉めたかどうか分からず不安になった時も問題なし!心配ならアプリを見れば施錠状態をすぐ確認できます。
もし万が一、鍵を閉め忘れていたとしても・・・アプリ上でワンタップ操作するだけでいつでもどこでも施錠ができます。
また、スマートロックは、物理的な鍵の持ち出しからも開放されるメリットがあります。
外出時の荷物負担を軽くできるだけでなく、鍵の紛失による締め出しからも、もはや無縁になります。
別売のキーパッドタッチと連携することで、玄関外側からワンタッチ施錠や、ダイヤル・指紋認証・ICカード認証による解錠操作もできて、さらに便利に使いこなせます!
SwitchBotキーパッドタッチについては、別記事で詳細レビュー紹介していますので、良ければ参考にどうぞ。
アプリの鍵状態通知で防犯対策になる
SwitchBotロックProの設定画面で、事前にアラート通知を設定しておくことで、鍵が開いたタイミングで即時通知を入れたり、鍵を閉め忘れたアラートを連携アプリに通知することができ、防犯対策として役立てられます!
望みたくはないですが、例えば、自宅不在時に不審な鍵開け操作があった場合は、この通知により察知可能です。
この他、小学生などで早く帰宅する子どもがいる家庭では、家に帰宅したかどうかの確認に活用することもできるかと思います。
扉内側からダイヤルやボタン操作でも鍵操作できる!
SwitchBotロックProでは、内側からサムターン鍵をダイヤル回転による手動操作に加え、円形のボタンプッシュによる半自動操作で鍵を開けたり閉めたりすることが可能です。
特に、後者の円形ボタンの1回押しによる半自動操作はProモデルならではの進化ポイント。
通常版のSwitchBotロックでは前者の手動サムターン回しによる操作のみの対応だったため、ボタン1回押しによる手軽な鍵操作は、通常版のSwitchBotロックを使ってきた自分としては、相当便利に感じます。
ツインロックに対応、スムーズな連携動作
SwitchBotロックProはツインロックに対応。
例えば、ツインロック利用でアプリ遠隔操作を実行すると、上下の鍵が同時に作動します。
また、アプリで「手動解錠連動」をONにした状態で、メインに設定している鍵の円形ボタンを手動操作すると、自動的にサブ側も反応し、上下2つの鍵を1回の操作で同時解錠してくれます!(施錠は各々必要)
防犯対策に便利なアラートも、ツインロックの状態としてまとめて通知してくれて便利です。
ただし、ツインロックのドアに設置する場合は、SwitchBotロックPro自体も2台必要となり、導入コストは倍かかります。
サムターンへの設置がより強固かつ簡単に!
SwitchBotロックProでは、サムターン鍵を挟み込むアタッチメントが無段階可変構造に進化しています。
付属のドライバーを使って、アタッチメント部分を自在調整できます!
この使いやすい可変式の構造採用により、形の違う様々なサムターン鍵に柔軟に対応でき、しっかりタイトなホールド感で設置可能です。
ちなみに、通常版のSwitchBotロックは、このアタッチメント部分がS/M/Lの3種類から選ぶ方式。
サイズに近いアタッチメントを選んでも、どうしても若干の隙間が空いてしまうような、どことないカポカポした感じがありました・・・
SwitchBotロックProのアタッチメント自在調節では、ちょうど良いタイト感ある設置ができてかなり良い感じです!
設置時のサイズ的なモヤモヤ感がめちゃスッキリしました!
ブラック感ある金属素材で外観はカッコ良いものの・・・傷はつきやすい
SwitchBotロックProには、航空宇宙産業レベルのアルミニウムを使用。
素材についての詳細は触れられていないため、定かではないですが、おそらく耐久性能的に素材の優位性があるものとは思います。
そして、通常版のSwitchBotロックがプラスチック系素材でできていたため、航空宇宙産業レベルのアルミニウム採用により、SwitchBotロックProの見た目の高級感とスタイリッシュ感は格段に向上しています。
ただ、使い込むと気になる点が1つ・・この本体素材、傷にはかなり敏感です。
玄関は日々人が通過するものなので、何かしらの衣類やカバンなどが当たっているだと思いますが、こんな感じで本体には無数の傷が入り込みました。
もちろん、本体内部への影響は全くなく、正常に鍵動作はしています。
SwitchBotロックProはスタイリッシュで黒カッコ良い外観。個人的にかなりツボな見た目です。
欲を言えば、傷耐性も多少あればさらにGoodだったのかなぁと感じました。
まとめ:予算が許すなら上位版「SwitchBotロックPro」が断然おすすめ!
通常版のSwitchBotロックも十分便利と思って日々使っていましたが、SwitchBotロックProの登場により、状況はさらに好転。
細かな点が更に使いやすくなり、日々の使い勝手を考慮しても断然SwitchBotロックProに軍配が上がります!
予算の差は実売価格ベースで約4,000円の差がありますが、1回導入したら長く使用するモノかと思うので、せっかく買うのであれば、SwitchBotロックProが圧倒的にオススメです。
また、他社の主要スマートロック製品を価格を比較しても、SwitchBotロックProは断然格安でコスパにも優れていると言えるでしょう。
これからスマートロック製品を検討している人は、ぜひSwitchBotロックProをチェックしてみてください!
- iPhoneやApple Watchを使い、いつでもどこでも遠隔で鍵状態の監視・施錠/解錠操作したい人
- 単3電池対応で交換メンテナンスを楽にしたい人
- サムターン鍵にしっかりと正確にスマートロックを設置したい人
- スマホを持っていない家族(子どもや祖父母)でも簡単に使いこなせるスマートロックが欲しい人
- スマートロックの見た目にもこだわりたい人
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