こんにちは、ガジェットブログ『MONOTIVE』をお読みいただきありがとうございます。
運営管理人のニノ(@fatherlog)です。
動画撮影時に何かと便利なワイヤレスマイクですが、それなりに機能が揃った製品をいざ導入しようとなると、最低でも3万円前後の予算が必要という現実・・・。
せっかく撮影クオリティを上げるにしろ、この価格帯ともなると、購入に対して心の迷いが生じるのも無理ないかと思います。
そんな高品質ワイヤレスマイクのコスト的な購入ハードルを圧倒的に下げてくれる、高コスパなワイヤレスマイクがUlazi(ウランジ)から登場!
本記事では、高品質かつ高コスパなワイヤレスマイク「Ulanzi AM18」の基本的なマイク性能、実際の音質、使ってわかったメリット・デメリットなど、Ulanzi A1M18の実機レビューとして、以下記事にまとめています。
結論としては、
ワイヤレスマイクに必要な基本的な性能がほぼ揃ったコスパ良き機材。初めてのワイヤレスマイクには特におすすめな1台!
だと思います。
カメラ用やスマホ用の外付けワイヤレスマイクを探しているという人は、ぜひ参考にどうぞ!
本記事はメーカーより物品提供を受けています。
記事内容は、一切の忖度はなく筆者自身が感じたままの自由記述です。
- 1万円台で手に入る高コスパなワイヤレスマイク
- 受信機1台、送信機2台、専用充電ケースがまとまったオールインワンタイプ
- iPhone・Androidスマホ・一眼カメラなど幅広い機種に対応
- ライバル機種にも負けない高音質なマイク録音品質
- 本体言語の日本語設定が不可(英語・中国語のみ)
- ノイズリダクション機能は非搭載
Ulanzi AM18 ワイヤレスマイクの概要
Ulanzi(ウランジ)とは!? どんなメーカー!?
Ulanziは、カメラ三脚や照明機材といったカメラ周辺機器を主力とする深セン発の新興カメラアクセサリーブランドです。
Ulanzi製品は、大手カメラアクセサリーブランドの製品と比べても引けを足らない性能スペックながら、価格を相当押さえている高コスパなギアを数多く展開。
ユーザーからの支持も厚く、Amazonでもベストセラーになっているカメラアクセサリーが数多くあります。
僕自身もスマホの三脚固定用クランプやサブ用途の三脚でUlanzi製品を愛用しています!安いんですよ、ホントに!
Ulanzi AM18の主な特徴と仕様
Ulanzi AM18は、1台の受信機と2台の送信機、充電ケースがすべてセットになったオールインワンタイプのワイヤレスマイクで、カメラやスマホでの音声録音品質の飛躍的に向上させられる高品質なカメラアクセサリーです。
- 1万円台で手に入る高コスパなワイヤレスマイク
- 受信機1台、送信機2台、専用充電ケースがまとまったオールインワンタイプ
- iPhone・Androidスマホ・一眼カメラなど幅広い機種に対応
- ライバル機種にも負けない高音質なマイク録音品質
- 8GBのストレージ内蔵でローカル録音機能に対応
- 3つの録音モード(モノラル/ステレオ/セーフティー)を搭載
製品名 | Ulanzi AM18 |
サンプリングレート | 48KHz/16bit |
周波数範囲 | 2.4GHz |
伝送遅延時間 | 24ms |
伝送距離 | 100m(障害物ない状態) |
感度 | -36dB±2dB |
信号対雑音比 | 94dB |
サイズ | 充電ケース:97×58.5×57.9 mm 受信機:65.5×17.5×41.4 mm 送信機:35.6×15.5×45.8mm |
重量 | 充電ケース:128.5g 受信機:34.5g 送信機:23g |
充電時間 | 充電ケース:120分 受信機:90分 送信機:90分 |
稼働時間 | 受信機:約6時間 送信機:約14時間 |
対応機種 | iPhone/Androidスマホ/一眼カメラなど全般 |
ストレージ容量 | 送信機1台ごとに8GB |
Ulanzi AM18の外観チェック
簡単にUlanzi AM18の外観周りをチェックしてきます。
Ulanzi AM18のパッケージ一式はこんな感じ。
・充電ケース(送信機×2、受信機×2)
・収納ポーチ
・風防×2
・厚さ3種類のスペーサー(コールドシュー設置用)
・USB-C – USB-Cケーブル
・USB-C – Lightningケーブル
・USB-C – USB-Aケーブル
・3.5mmオーディオケーブル
付属品一式の内容は種類豊富なUSBケーブルや収納ポーチまで付属することから、結構豪華な内容です。
特に、こういう機器って購入後に接続用ケーブルが足りなかったりで、別途用意する必要があることも多々あるのが常ですが、Ulanzi AM18はこれだけ豊富なケーブル付属でしっかりカバー。良い感じ!
続いては、充電ケースまわりを。
充電ケース・ワイヤレスマイク一式ともに、黒い筐体デザインが特徴的。めちゃカッコ良き見た目です。
ケースを開封すると、ワイヤレスマイクの電源がすぐに起動します。
充電ケース自体の充電は背面側からUSB-C接続で行います。
続いて、ワイヤレスマイクの受信機×1台はこんな感じ。
受信機正面は、黒とシルバーの2トーンカラーでスッキリとしたデザイン。
左側面には、電源ボタン及びUSB-Cポートを配置しています。
背面側にはクリップを採用。このクリップで任意の場所に引っ掛けられる他、カメラのコールドシューに差し込んで固定することも可能です。
右側面には、モニター用ポートとスマホ/カメラ接続用ポートが配置されています。
本体上面にはステータス状況を表す小さなディスプレイがあり、タッチによる操作が可能。
画面タッチによる決定操作や上下右左にスワイプ操作が可能。
ディスプレイ自体が相当小さいので正直操作はなかなかやり辛いかも。慣れればそれなりにタッチ操作できます。
その両側にあるボタンは、2台の送信機のミュートON/OFFボタン。
と、こんな感じの受信機で、別途送信機2台から拾った音をこちらの受信機を介して、最終的に接続している機器へ伝送され録音されます。
続いては2台の送信機をチェック。
本体正面にはステータスランプを配置。
左側面には電源ボタンとマイクゲインの+ー調整ボタンがあります。
背面は服などに挟んで使えるクリップを搭載。
右側面には、USB-Cポートとローカル録音機能でワンタッチで録音開始/停止できるボタンがあります。
本体上部にマイクを配置し、マイクの隣には外部マイク接続ポートもあります。
付属品の風防を取り付けると右画像のような感じです。
送信機本体のサイズは、他社ワイヤレスマイク同様に非常にコンパクトなサイズ。
1台あたりの重量は23gなので、手に持っても軽さを感じないほどエアリーです。
なので、服に装着しても重さを感じることや、装着したマイクへの違和感なく、至って軽い着け心地で使えて良い感じです!
Ulanzi AM18の音質を検証!使ってみてわかったメリット・デメリット
1万円台で手に入るワイヤレスマイクの音質や録音性能、これが一番知りたいポイントかと思います!
実際にUlanzi AM18を使って、各機器で録音した音声はどのような音質なのか・・・
【音質検証に使った機器】
・iPhone 15 Pro Max
・SONY α7SIII
・ローカル録音機能
この3パターンで録音した音声を以下にのせています。
iPhoneにUlanzi AM18を接続してマイク録音した音声
まずは、Ulanzi AM18をiPhone 15 Pro Maxに接続して収録した音声です。
iPhoneでの録音レベルが若干低かったので、ゲインだけ少し上げています。
ゲイン調整以外は撮って出しそのままで編集一切していません。
ダイナミックマイクに近いような感じで、少しこもったような感じもありますが、音声をしっかりと拾えていて、それなり音質Goodかと思いました!
ミラーレス一眼カメラα7SIIIにUlanzi AM18を接続してマイク録音した音声
続いては、SONYのミラーレス一眼カメラα7SIIIに接続して、Ulanzi AM18のマイク録音をしてみました。
おそらくワイヤレスマイクの購入検討している方は、このようにミラーレス一眼カメラやビデオカメラの外部拡張マイクとして利用するパターンを想定しているものと思います。
AM18のワイヤレスマイクを機器に装着することで、カメラとマイクの距離感を気にする必要がなく、人物の声をどの場所にいてもフラットに収録できることは、ワイヤレスマイクならではの大きなメリット。
ワイヤレスマイク自体を話手の服に直接装着し収録することで、マイクと人物の距離を適切にキープ。
カメラに内蔵されている標準マイクと比べて、カメラと人物の距離感に関係なく、人物によりフォーカスした適切な音声が拾えるようになっていますね。
好みにもよると思いますが、個人的な判断として、話がメインのコンテンツであれば、ステレオだとちょっとクセが強いので、モノラル音声が一番聞きやすく使い勝手が良いという印象です!
モノラル録音は音声収録向け、ステレオ録音は楽器演奏の収録なんかに良さそうですね!
ローカル録音機能を使いワイヤレスマイク単体で収録した音声
Ulanzi AM18のローカル録音機能では、マイク本体側面のボタンを押すとすぐに録音をマイク単体のみで開始。
録音した音声はそのまま本体の内蔵ストレージに保存され、最大14時間の録音がこの1台で可能です。
機器接続せずにとっさに録音したい場面で手軽に使えて便利そうです!
ノイズリダクション機能が非搭載のため屋外の騒音は拾いやすいかも
ワイヤレスマイクの性能面に言及するなら、ノイズリダクション機能に対応していないことは、理解しておいた方が良さそうです。
特に、交通や人通りの多い街灯ではそれなりに騒音として環境音を拾ってしまいます。
試しに、車通りの多い国道沿いの歩道で録音した音声が以下となります。
車の通過するタイヤ走行音やエンジン音など、環境音がダイレクトにバックグラウンドに入り込んでいますね。
風防は付けていますが、風切り音は避けられても雑踏の音はカットできません・・・
環境音全て含め、その場の臨場感を存分に出したいという場面には有効ですが、環境音をノイズとして捉えそれを除去したいと考えているのであれば、雑踏や騒音が比較的大きい場所におけるAM18の屋外利用はあまり適していないでしょう。
ディスプレイが日本語非対応
もう1つ気になる点を挙げるなら、本体の言語設定で、日本語は非対応であること。英語・中国語のみ対応しています。
日本人的な製品に対する安心感としては、やはり日本語にも対応してほしかったところ。
とはいえ、受信機本体の操作は、そもそもモード切替やゲイン調整など、アイコンやゲージを使った直感的な操作がほとんどのため、日本語非対応でも大きな影響はないかもしれませんが、一応日本語非対応な点は考慮にいれておきましょう。
Ulanzi AM18レビューまとめ:1万円で購入できるコスパはかなり良き!はじめてのワイヤレスマイクとしてもオススメ!
Ulanzi AM18は、数あるワイヤレスマイクの中でも基本的な撮影や音声収録シーンを十分にカバーできる性能を持ちあわせつつ、1万円台で購入できるという圧倒的な安い価格設定が大きな強みかと思います。
この価格でこのワイヤレスマイク性能が手に入るなら十分満足できるクオリティ!
ワイヤレスマイクの上位製品を覗くとキリがないため、価格にこだわってワイヤレスマイクを選定していく上で、まずは手軽にワイヤレスマイクを導入したい、と考えている人にはピッタリな1台です。
スマホやカメラ、PC内蔵のマイクよりは音質クオリティは格段に向上しますし、ワイヤレスマイクなので、撮影機材と距離があるようなシーンでもしっかり人物に密着して音声が収録できる点も魅力です。
- できるだけ安い価格でワイヤレスマイクを購入したい
- はじめてのワイヤレス購入でどれを選んだら良いか分からない
- 基本的性能を網羅しているワイヤレスマイクが欲しい
こんなワイヤレスマイクを探している人にオススメな1台なので、気になる方はぜひチェックしてみてください!
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