TP-Link Deco XE200レビュー：異次元すぎる超爆速Wi-Fiルーター！実測21 00Mbps超えで家中まるごと快適ネット環境に！

こんにちは、ガジェットブログ『MONOTIVE』をお読みいただきありがとうございます。
運営管理人のニノ（@fatherlog）です。

ずっと僕が追い求めていた性能を持つWi-Fiルーターに、遂に出会ってしまったかもしれない…

TP-LinkのWi-Fiルーター「Deco」シリーズより新たに「Deco XE200」が登場しました!!

本記事では、この「Deco XE200」の主な特徴やスペック、通信速度の実測結果、実際に使ってみて感じたことをレビューとしてまとめています。

結論から言うと…
驚異の通信速度2100Mbps超えを記録するほどのケタ外れな性能を持ち、条件さえ整えば自宅のWi-Fi通信環境を劇的に変えられる最強クラスのWi-Fiルーターです!!

本記事はメーカーより物品提供を受けています。
記事内容は、一切の忖度はなく筆者自身が感じたままの自由記述です。

メッシュWi-Fiで家中快適なネット環境を簡単構築できるDecoシリーズ

TP-Link「Deco」シリーズのWi-Fiルーターは、家じゅう高速で安定したネット環境を簡単に構築できる点が最大の特徴。

1台あるいは複数台のDecoユニットを設置することで、家の隅から隅までをWi-Fi通信範囲としてカバーし、途切れない通信利用かつ高速な通信が利用できるので、日々のネット通信が欠かせないユーザーの生活に大きなメリットをもたらしてくれます。

これまで、このブログMONOTIVEでも「Deco X50」「Deco S7」「Deco XE75」といった人気のある「Deco」シリーズのレビューをしていますが、どれも優秀なWi-Fiルーターばかり。

そして、今回、Decoシリーズ最新製品の「Deco XE200」をレビューしてきますが･･･
これまでのWi-Fiルーターの爆速とは一段も二段も違います。

異次元すぎる超爆速のWi-Fiルーターです!!

TP-Link Deco XE200の主な特徴・スペック

Deco XE200の主な特徴やスペックは以下のとおり。

機種名	Deco XE200
Wi-Fi速度	AXE11000 6GHz：4804Mbps（802.11ax, HE160） 5GHz：4804Mbps（802.11ax, HE160） 2.4GHz：1148Mbps（802.11ax）
Wi-Fi規格	Wi-Fi 6E 6GHz：IEEE 802.11ax 5GHz：IEEE 802.11ax/ac/n/a 2.4GHz：IEEE 802.11ax/n/b/g
Wi-Fi通信範囲	1パック：4LDK以下 2パック：5LDK以上 ハイゲインアンテナ×16(内蔵) ビームフォーミング対応
Wi-Fi性能	トライバンド 8×8 MU-MIMO 16ストリーム
端子	10Gbpsポート×1 ギガビットポート×2 ※各Decoユニットごと (WAN/LAN自動判別)
サイズ	130 × 123.5 × 241 mm
専用アプリ対応	○
HomeShield対応	○
IPv6 IPoE対応	○

新規格の「Wi-Fi 6E」とは!?

そもそも、Deco XE200の特徴的な点である「Wi-Fi 6E」対応とはどのようなメリットがあるのか、簡単に解説します。

既存Wi-Fiルーターのほとんどは、2.4GHzと5GHzの2つの帯域をWi-Fi通信に利用しています。

一方、新たな「Wi-Fi 6E」という規格では、これらとは全く別となる6GHz帯域を通信で利用します。

自宅Wi-Fi環境下には、スマホやタブレット、ゲーム機、IoT対応家電など、あらゆる機器がネット通信を利用するために、Wi-Fiルーターの2.4GHz帯域や5GHz帯域にぶら下がっているために、慢性的に混雑しがち。

一方、あらたにWi-Fi 6Eによって設けられた6GHz帯域という、車線が広い道路が用意されることで、渋滞しがちな2.4GHz帯域や5GHz帯域を通ることなくスムーズな通行ができます。

よって、Wi-Fi 6E対応製品では、従来のWi-Fiルーターに比べて大幅にWi-Fi通信速度が向上させることが可能です！

「Wi-Fi 6E」非対応端末でも、高速通信の恩恵は受けられる!!

Wi-Fi 6E規格を利用するためには、Deco XE200のようにWi-Fiルーター側での対応はもちろんのこと、通信利用するスマホなどのモバイル端末側もWi-Fi 6Eに対応している必要があります。

しかし、現状、スマホ・タブレットでWi-Fi 6Eに対応している製品は、M2搭載iPad ProやGalaxy Z Fold 4など･･･ごく僅かな製品に限られます。

ですが…!!!
Wi-Fi 6E非対応端末であっても、どうか安心を!!

そんなWi-Fi 6E非対応端末でのWi-Fi利用時でも、高速通信の効果を発揮してくれるのがDeco XE200の良い点。

というのも、Deco XE200では、メッシュWi-Fiを構成する複数のDecoユニット間の相互通信に6GHz帯域を利用。

従来の2.4GHz/5GHz帯域を利用した従来のメッシュWi-Fi機器と比べて、より高速な6GHz帯域でメッシュWi-Fi環境を構築するため、モバイル端末側がWi-Fi６E非対応端末であっても、メッシュWi-Fi内部の通信速度高速化により、端末のWi-Fi通信も高速化される、というメリットがあります。

Deco XE200の外観チェック

ではDeco XE200の外観周りを簡単にチェックしていきます。

白い開封用のリボンが印象的な高級感あるパッケージを開封…

Deco XE200の2パックモデルが登場。

写真でわかりにくいのですが、高さが241mmあるので、Deco XE200のユニット1つあたり1リットルのペットボトルくらいのサイズ感があります。

こちらがDeco XE200の中身一式。

Deco XE200のユニットが2つ入っている他、電源ケーブルと取扱説明書、LANケーブルが1本付属します。

こちらがDeco XE200の本体正面。

基本、円柱形状をしている筐体は、垂直上方向にいくにつれ、断面が大きくなっていくようなオシャレな形状です。

目立たないように放熱用のスリットも設けられています。

サイズ感がわかるよう、iPhoneの中でもサイズが最も大きいiPhone 14 Pro Maxと並べましたが、Deco XE200の方がさらに一回りも二回りも大きいことが分かります。

Wi-Fiルーターとしては、本体の結構な大きさを感じることは否定できません。

Deco XE200の端子は、10Gポート×1とギガビットポート×2の合計3端子を搭載。

最近では、通常の光回線よりもさらに高速なネットが使える、いわゆる「10G（10ギガ）回線」が徐々に定着しつつあります。

というわけで、Deco XE200の10Gポート搭載は、自宅ネット回線をさらに良くしたいと願うユーザーにとっては必須な機能です!!

側面にはお馴染みのDecoシリーズロゴと、Wi-Fi 6E対応がわかる刻印。

上部の円筒中心部にはTP-Linkロゴ。

こちらも円周上に放熱スリットが設けられ、清潔感あるデザインが特徴的です。

本体下部にも放熱用のスリット。これで下部、側面、上部全てに放熱口が設けられていることが分かりました。

高性能なWi-Fi通信を支えるため、内部を効率よく冷却できるように製品設計されているみたいです。良き構造。

電源ケーブルはこの底面凹みの端子に挿す構造ですが、ある程度なら中央の凹みにケーブル余長を収納できるようになっているため、ケーブルすっきり化にも役立ちそうです。

Deco XE200の通信速度・性能をチェック！使用感（メリット・デメリット）まとめ

ここからは、我が家のメインWi-FiルーターをDeco XE200に置きかえて1ヶ月ほど使ってみた使用感を、通信速度測定を交えてレビューします。

異次元レベルに速すぎる超爆速Wi-Fiルーター!!!

もうこの画像がオチ、というか最大のヤマ場。全てを物語ってます。

すごく･･･いやもうヤバくないですかコレ!???

10G回線プランのネット回線を使って、かつWi-Fi 6E対応端末で通信速度計測すると、「2.2Gbps（=2200Mbps）」というかいうとんでもない数字を平気で連発します!!

あらためて。今回通信測定する環境を簡単に紹介しておくと、こんな感じ。

間取りは以下のような感じで、家全体をカバーできるよう2箇所にDeco XE200を配置。

合計6箇所で通信速度測定しました。

リビングや書斎空間はひと続きの空間なので、それなりにWi-Fi電波がしっかり届き通信しやすい感じ。

しかし、Wi-Fiルーターから距離が遠くなり、壁や扉といった障害物がある「④子供部屋」や「⑤寝室」あたりはWi-Fi電波が届きにくい我が家の難関地域です。

2Gbps超えで最大72倍高速化！既存Wi-Fiと同じネット回線とは思えない速さに改善！

繰り返しになりますが、Deco XE200の通信速度、もう本当にハンパないレベルで、めちゃんこ速いです。

測定結果はこんな感じです。まずはダウンロードから。

ダウンロード （下り回線）	Deco XE200 （Mbps）	既存Wi-Fi （Mbps）
①リビング	2100	380
②書斎	1900	280
③子供部屋	1300	270
④寝室	1300	18
⑤ランドリールーム	980	290
⑥玄関	670	210

数字だけみてもパッとこないと思うので、比較対象の既存Wi-Fiルーターの数値も載せてグラフ化してみます。

Deco XE200は青色、既存Wi-Fiルーターは緑色です。

これ同じ10G回線プランのネット回線を使っているはずなのですが、Wi-Fiルーターが変わるだけでこれほどの速度差が生じます。

軒並み、既存Wi-Fiルーターと比較して5倍〜10倍程度の回線速度が出ています。
しかも階数が異なる1階玄関を除き、ほぼ全てが回線速度1Gbps（1000Mbps）を余裕で上回るほどの超高速っぷり。

さらに、電波が届きにくい寝室では既存Wi-Fiルーターで下り18Mbpsに対して、Deco XE200では1300Mbps（1.3Gbps）を記録。
これは既存Wi-Fiルーターと比較して約72倍以上の通信速度が出ている計算になります！

続いて、アップロード（上り）はこんな感じ。

アップロード （上り回線）	Deco XE200 （Mbps）	既存Wi-Fi （Mbps）
①リビング	1400	430
②書斎	1300	230
③子供部屋	780	120
④寝室	390	20
⑤ランドリールーム	760	230
⑥玄関	240	170

こちらもダウンロードに引き続き、Deco XE200と既存Wi-Fiルーターの間で圧倒的な差が生まれています。

特に、設置したDeco XE200と距離が近いリビングや書斎では、ダウンロードに引き続きアップロードでも1Gbpsを余裕で超えてくる通信速度を記録しています。

もちろん、数値だけでなく、実際のWi-Fi通信の使い勝手もかなり優秀。

Wi-Fi 6E対応かつ10Gポート対応、16ストリーム搭載など、Deco XE200の通信性能はスペック上の文字だけではなく、通信の実利用でも最高スペックのパフォーマンスを発揮してくれるでしょう!!

高速スペックWi-Fiルーターでありながら、インテリアに馴染むデザイン

Deco XE200の通信速度の素晴らしさは前述のとおり。

異次元の超高速という性能だけでなく、筐体のオシャレなデザインにも注目したいところ。

こういうハイスペックなWi-Fiルーターは、大概ゴツゴツした見た目の製品が多く、アンテナが何本も露出する、黒基調の主張が強いカラー、など見た目だけで威圧感がすごすぎる製品が数多く存在します･･･

Deco XE200は、白を基調としたスッキリデザイン。

筐体サイズこそ大きめですが、アンテナが露出することもなく、放熱口の配置やLEDランプの位置など、ミニマルなデザインが何とも言えず素敵でオシャレです。

Deco XE200レビューまとめ：超最速メッシュWi-Fi環境を一瞬で構築できる最強Wi-Fiルーター

自作のWi-Fi通信は日々無くてはならない存在です。

既存Wi-Fiルーターでたまに生じていた、微細な問題は全てこの1台で解決。

Wi-Fi電波が届かない･･･
Wi-Fi繋がってるはずなのに動画がクルクル回って止まる･･･
接続機器が増えすぎて慢性的に全部通信が遅い･･･

というような細かなストレスがDeco XE200の導入によって全て解決しました!!

転居・引っ越しに伴うWi-Fiルーターの変更を考えている人や、既存Wi-Fiルーターが遅くて悩んでいる人は、Deco XE200の導入によって、これまで使い慣れていたWi-Fi通信環境を大きく改善できるといっても過言ではありません。ぜひ導入を検討してみてください!!

最後までお読みいただきありがとうございました。