どうも、NINO(@fatherlog)です。
Appleは、12月19日に純正のワイヤレスイヤホン「AirPods」(エアーポッズ)の発売を開始しました!
当初は10月に発売予定だったものの2ヶ月送れての発売となりました。
初期ロットはかなり生産数が少なく、数時間程度で売り切れ状態。記事作成現在で注文をいれても6週(1ヶ月半)待ちの大人気商品となっています。
運良く発売日にAirPodsを入手することができたので、使用感や音質などAirPodsの魅力をレビューでお届けします!
Apple純正のワイヤレスイヤホン「AirPods」とは!?
一応、AirPods(エアーポッズ)って何ぞや?? と知らない人のために簡単に触れておきますね。
AirPods(エアーポッズ)は、Appleが開発し12月19日に発売開始した純正ワイヤレスイヤホンです。
このワイヤレスイヤホン最大の特徴は、ケーブルが全くなく完全に左右のイヤホンが独立していること。
ちなみにiPhoneを購入すると標準で付属されているイヤホンは「EarPods」(イヤーポッズ)です。コードをiPhoneのイヤホンジャックに挿入したり、iPhone 7からはイヤホンジャックが廃止され、Lightningコネクタに挿入し使用していると思います。
AirPodsは形状やデザインはEarPodsにほぼ一致。「EarPods」からケーブルをなくすと、「AirPods」になるというイメージです。
通常ワイヤレスイヤホンとはいっても、Bluetooth機能を使って、再生端末と無線で接続できていたというだけで、左右のイヤホンを結ぶケーブルは存在しました。
EarPodsは本当にイヤホンのハウジング部分のみ。ケーブルは一切なしです。
価格は16,800円(税別)。
税込みで考えると1万8千円以上するワイヤレスイヤホンとなっているので、使用する前の感想としては正直「値段的には高い」という印象を抱いていました・・・。が・・・。
AirPodsのパッケージを開封してみた!
では、早速到着したAirPodsをチェック。
パッケージは、iPhoneやiPadと同様に、いつもながらAppleらしい仕上がりに。
白地箱に商品の絵がドーンと描かれ、横にはAirPodsの文字。金色です。
早速、OPEN!
「Designed by Apple in California」と書かれた説明書一式が登場。
Apple製品って前はフタを開けると製品といきなり「こんにちは」できたんだけどなぁ。
最近は1クッション置く仕様に変わってますね。
AirPodsの収納ケースが登場!
兼用で充電もできる優れもののケースです。
取扱説明書は各国語で書かれています。
まぁ後ほど書きますが、接続は説明書がいらないほど簡単です!
AirPods本体ケースの裏側には充電用のLightningケーブルが巻いてあります。
このケーブルを使って、AirPodsの本体ケースを充電。
もちろんLightningケーブルなので、iPhoneやiPadの充電ケーブルと一緒ですよー。
こちらがAirPodsの収納して充電ができるケース。
底面には、Lightningケーブルの差し込み口を搭載。
裏側に丸いボタンがありますが、iPhone以外のAndroid製品などとペアリングする際にはこのボタンを使用します。
ケースのサイズ感としてはフリスクのケースくらいかな。
厚みはもう少しありますが、非常にコンパクトなサイズ。
手の平のなかにスッポリと納まる大きさで握った感触も心地良いです。
AirPodsの外観チェック!
イヤホンの形状はこんな感じ。
コード付きのEarPodsとの違いはほぼわからないですね。
イヤホン先のエンド形状は金属仕上げ筒形状になっています。
よく見るとグリルのような網構造になっていて、ここで音を響かせるんでしょうか。かなりスッキリとした印象。
白い形状のイヤホンは、とてもキレイなデザイン。よく見てみるとマイク端子の穴が両耳に付いています。
AirPodsはSiriにも対応。
もちろんケーブルはないですが、ハンズフリー通話もできます。
AirPodsとEarPodsを比較してみた!
形状が酷似している「AirPods」と「EarPods」を並べてみました。
ケーブルの有無に違いはあるものの、形状はほぼ一緒。
イヤホン先端部分の長さが、AirPodsの方が気持ち長くなっていますね。
その他、W1チップを搭載している点やマイク端子があるなどの違いはありますが、目で見るレベルでは、本当に一緒です。
仮にこれまで標準で付属してきたEarPods形状が耳に合わなく使っていないという人であれば、AirPodsの装着も同様にオススメできないですね。
同じような装着感で終わってしまう可能性ありです。
AirPodsの装着感が気になる人は、EarPodsを装着した時の感じを想像してもらえればOKです。
iPhoneとAirPodsのペアリングが簡単すぎてヤバい!
Bluetooth機器のペアリングって意外に面倒くさいですよね!?
普通だと、Bluetooth機器の電源ボタン長押し→ペアリングモード→iPhone側で機器選択して・・・
という具合に、タスクが多いです。
普段からBluetooth機器使っている人には慣れてる作業かもしれませんが、中々面倒ですよね。
AirPodsのペアリングをすると「今まで他機種のペアリングは一体何だったんだ」って思ってしまう程、ヤバいですよ。
では、ペアリングいきます。
iPhoneをペアリングする時は、iPhoneから5cm以内の距離でフタを開けるだけ!
するとiPhone画面にAirPodsのポップアップが表示されます。
あとは「接続」を押したら完了です。
何じゃいこの簡単さはっ!!!
以上で、ペアリング完了 です。
接続に関して全くの初心者の人であったとしても、もはや説明書いらないレベルですわ。本当にヤバい。
ペアリングが完了すると、AirPodsのバッテリー残量、専用充電ケースのバッテリー残量が表示されます。
工場出荷状態で7割程度バッテリーが残ってました。
このような驚きの簡単な手順を可能にしているのは、AidPodsに内蔵された「W1チップ」によるもの。
W1チップは、Appleが自社開発したもので既に「Powerbeats3 Wireless」というBeats製品にも採用されています。
「iPhoneの近くでフタを開いて 『接続』 を押す」という2ステップでのペアリングは本当に感動モノ!
Bluetoothペアリングをうとましく思っていたぼくにとっては「最高!!」の一言に尽きます。
iPhoneの他にもiPadやMacBookなどApple製端末を所持している場合、iCloudアカウントでログインされているApple製端末であれば、ペアリングしなくても設定情報がそのまま同期されます。
これはApple製品ユーザーにとっては相当便利!いちいち、iPadでペアリング、MacBookでペアリングといった作業をしなくて済みます。ペアリングするのはiPhoneでの一回のみです。
AirPodsの電池性能は、毎日の使用でも1週間は持つスタミナ
充電性能は、1回の満充電で5時間使用可能。
さらに電池がない場合は15分専用ケースで充電すると3時間分の音楽再生が可能という急速充電機能があるから驚きです。
専用ケース自体も満充電にするとAirPodsを24時間以上使用できるようになります。
行き帰り1時間、往復2時間というような毎日の通勤通学で使用することを考えても、1週間分は充電しなくて余裕で持ちます!
AirPodsの気になる音質は!?
イヤホンは音を楽しむもの。やはりその「音質」はとても重要な項目ですね。
J-Pop、Rock、EDM、Jazz、クラッシックと一通り端末に入っている様々なジャンルの音楽を聴きました。
ケーブルもついていなく、イヤホンをただ耳にはめているだけということを考えると、イヤホンから出力される音の良さには正直驚きます!
全体的な印象としては、低音域と中音域に重みを置いた音というイメージ。
低音域に関しては、例えばEDMなどでドンドンボコボコと響くような音は強くは出せないものの、じわーっと効いた低音が出ます。強すぎず、弱すぎず、耳には心地良く聞こえる主張しすぎない低音です。
中音域に関しては、かなる厚みがある音が出ます。よって全体的にフラットな印象で音楽が聞くことができます。
高音域は、クリアで伸びる音とは言いがたい感じ。低音や中音が強い分、高音に関しては弱いというか、少しつぶれてしまっているような感じを受けました。
音量は最大に上げても、音割れするようなことはありません。むしろ音圧がすごいです。
オンイヤータイプのヘッドホンやカナル型のイヤホンでないので密閉性が少ない分、音量を最大・もしくは最大近くにすると音漏れは必至です。それに、しっかりと耳の穴に挿入しないと音質パフォーマンスを最大限に活かしきれませんね。
音質だけで考えた最終的な評価としては、「値段相応の音質ので、さまざまなジャンルの音楽を十分に聴ける」といったところ。
AirPodsの操作感や気付いたこと
音質や外観以外に気付いたことをまとめました。
耳に挿入しているだけで外れないのか!?
高価なイヤホンなので落下して故障してしまうといか嫌ですよね。このAirPodsはまず第一にこの落下が心配な問題として上がります。ぼくも心配でした。
結果として、AirPodsを装着して頭は激しく横や縦に振ってみましたが取れる気配が全くありません。すごいです。本当にズレもしない。
もちろん、装着しているAirPodsに手が当たるなど、イヤホンに何らかの外的な衝撃が加わるとぽろっと取れてしまいますが。
つまり、通常使用することだけを考えたら、現時点ではAirPodsが落下してしまう心配は全く必要ないと思います。
再生曲のコントロールはSiriか端末で実行
これが便利なのか、デメリットなのかはまだ判断が固まっていないのですが、AirPodsで曲を聴いているときは、再生コントロールが考え物。
AirPodsにはコントローラーがついていないので、音量の調節、曲送り/曲戻しなどといった再生コントールは、イヤホンを2回トントンとダブルタップすることによって、Siriを起動して行います。
イヤホンをタップしてSiriが起動するのは、技術的に非常に便利なものと思う一方、音声でしかコントロールできないは少し面倒だと思う一面もあります。
電車やバスといった公共交通機関の中では少なくともSiriは使えないですよね。
よって、iPhoneで再生しているならばiPhoneを出す必要があります。満員電車であればなかなかしんどいですね、コレ。
iPhone・MacなどApple製品ユーザーであれば、絶対持っておきたいワイヤレスイヤホン
前述のように音声コントロールでは、技術的なすばらしさを感じるものの、Siriでしかコントロールできないことには少し疑問が残ります。日本国内では、音声認識のSiri自体はあまり浸透していない現状があるからです。
電車の中や、公共の場所で誰もいないの機器に向かって話しかけるのは、やはりちょっと抵抗がありますからね。
とはいえ、フタをあけて耳に装着した瞬間から、iPhoneやMacといったApple製品を瞬時に繋がり、Bluetoothのワイヤレスイヤホンとして直ぐに利用できる手軽さは、毎日の生活シーンから手放せないアイテムとして地位を確立しています。
この「AirPodsはApple製品とシームレスに繋がる手軽さ」が一番の特徴です。
[voice icon=”http://monotive.jp/wp-content/uploads/2017/01/NINO-Laugh.jpg” name=”NINO” type=”l icon_black”]もはやAirPodsなしの生活は考えられないっ!![/voice]
音質だけで考えたら値段相応の良さという評価ですが、W1チップの機能性や、完全独立型ワイヤレス構造、専用ケースでの収納&充電といった最先端な機能は、他のBluetoothイヤホンと比較しても、優位な点であると思います。
iPhone・iPad・MacBookなど、Apple製品を使っているユーザーなら持っておいて損はない1台!
使い始めたらやめられなくなる1台!
むしろ絶対持って起きたい1台!
それが「AirPods」の魅力です。