「Apple Watch Ultra」は、Apple Watchの便利な機能そのままに、強靱なチタニウムケースや、長時間使えるバッテリーを搭載するなど、過酷な環境下でも十分に使いこなせるApple Watch初のタフ仕様が特徴。
中でも、通常モードで36時間・低電力設定なら60時間使えるという電池持ちの公称スペックは、これまでのApple Watchで度々課題となっていたバッテリー持ち問題を大きく改善してくれる仕様です。
では、素晴らしい公称スペックは魅力的として…実際にApple Watch Ultraを使ってみると、一体どれくらい電池が持つのか!?気になりますよね。
そこで、Apple Watch Ultraを装着して普段通りの生活をし、通常モードと低電力モードでどれくらい電池が持つのか実際に検証してみました!!
Apple Watch Ultraのバッテリー持ちが気になる方は、ぜひ参考にどうぞ!!
\\Apple WatchはAmazonでも正規品が購入可能!! ポイント付与有りでさらにお得//
通常使用でも36時間持続するApple Watch Ultraのバッテリー仕様
まずは、Apple Watch Ultraの公称バッテリースペックを他の主なApple Watch機種と比較。
Apple Watch Ultra | Apple Watch Series 8 | Apple Watch SE(第2世代) | |
バッテリー駆動時間 | 36時間 | 18時間 | 18時間 |
高速充電対応 | 〇 | 〇 | ー |
現行の最新モデルであるApple Watch Series 8、廉価版モデルとなるApple Watch SE(第2世代)は、共に1日18時間の電池持ち。
この18時間という数字は、就寝する時間を除いて日中の活動時間全てで、Apple Watchのバッテリーが持つことを意味しています。
実際、Apple Watchユーザーの毎日は、起床後に装着、帰宅後や入浴等のタイミングで腕から外し、毎日充電するという日課がほとんどかと思います。
2日連続で装着し続けるのはスペック的にも実際でもかなり厳しいです…。
一方、Apple Watch Ultraのバッテリー駆動時間は36時間という驚異的な数字。
これまでの18時間というバッテリー持ちの2倍の性能です。
1日活動して、寝る時間も超え、さらに翌日12時間分もまだ駆動できるという果てしないスタミナ力で、ユーザーの生活に長時間寄り添ってくれます。
どんなに長い時間活動したとしても、最低で1日間以上は充電が持続してくれるという安心感により、1日の生活の中でバッテリー切れを心配する必要がなくなるため、心理的にかなり優しいです。
Apple Watch Ultraのバッテリーは実際どれくらい持つのか!?検証してみた!
ここかが本題。このAppleによる公称バッテリー持ちスペックは実測ではどれくらい持つのか!?
普段通りの生活をしながらApple Watch Ultraのバッテリー持続時間を検証してみました。
検証する条件については、以下のとおり厳密ではなく割とざっくりした感じです。
- フル充電から電池切れまでの間、バッテリー残量を任意のタイミングで計測
- 「通常モード」「低電力モード」それぞれでバッテリー持ち検証
- 1日90分ほどのワークアウト実施(心拍数計測・音楽再生等)
- 1日10回〜20回ほどのメッセージ送信
- 入浴時以外は就寝時含め常に装着
- 画面輝度は最大に設定
- 通知設定は全て有効状態(通常モード)
- バックグラウンド計測等も全てON(通常モード)
- 常にペアリングしているiPhoneと同行
通常モードでのApple Watch Ultraのバッテリー持続時間
通常モードでの計測した結果は以下のまとめました。
経過時間 | バッテリー残量 | コメント |
---|---|---|
0時間 | 100% | 1日目: 早朝起床後スタート |
2時間 | 90% | 90分ワークアウト実施後 |
9時間 | 78% | |
12時間 | 71% | |
16時間 | 63% | |
18時間 | 56% | 就寝時 |
24時間 | 48% | 2日目:起床後 |
26時間 | 35% | 90分ワークアウト実施後 |
31時間 | 26% | |
36時間 | 15% | 公称スペック到達!! |
38時間 | 10% | |
41時間 | 3% | 就寝 |
43時間 | 0% | 就寝中に充電切れ |
公称スペック36時間に対して、実測では、これを大きく上回る43時間というバッテリー持ちでした!
キャンプや登山といった1日通して行うアウトドア系のアクティビティ、旅行・観光(ディズニーリゾート・USJといったテーマパーク周遊)など、あらゆる場面でApple Watch Ultraのバッテリー切れを心配することなく1日中以上も活動できて心強いです!!
1泊2日のお泊まりも充電なしでイケそうなので、充電時間やケーブルを持ち出す手間なく便利かと思います。
低電力モードでのApple Watch Ultraのバッテリー持続時間
続いて、watchOS 9で新しく登場した「低電力モード」をONにした状態で、Apple Watch Ultraのバッテリー持ちを検証します。
Apple Watch Ultraの低電力モードに設定した場合のバッテリー持ち実測値を以下まとめました!
経過時間 | バッテリー残量 | コメント |
---|---|---|
0時間 | 100% | 1日目:昼スタート |
6時間 | 94% | |
10時間 | 89% | 就寝 |
17時間 | 83% | 2日目:起床後 |
19時間 | 77% | 90分ワークアウト終了後 |
24時間 | 71% | |
30時間 | 65% | |
36時間 | 60% | 就寝 |
41時間 | 56% | 3日目:起床後 |
43時間 | 48% | 90分ワークアウト終了後 |
48時間 | 43% | |
60時間 | 31% | (低電力設定) 公称スペック到達!! |
66時間 | 27% | 4日目:起床後 |
68時間 | 21% | 90分ワークアウト終了後 |
72時間 | 10% | |
78時間 | 0% | 充電切れ |
低電力モードに設定したApple Watch Ultraでは脅威的な記録である78時間となりました!
低電力設定での公称バッテリー持ちは60時間となっているので、こちらも期待値以上のパフォーマンスを確認。すごい!!
3日間超えのバッテリーパフォーマンス、これまでのApple Watchでは到底考えられないような強大なスタミナです。
通常モードで43時間持続しているので、その2倍近い時間、Apple Watch Ultraの充電が持続したことになります。
ただし、低電力モードで使っている時は、通常モードに慣れているとかなり微妙な使い心地です。
というのも、低電力モードでは、常時ディスプレイ表示がOFFのため、Apple Watch盤面の確認をする際、初代や第2世代のApple Watchに戻ったかのように微妙なタイムラグがストレスになる他、通知も控え目になっているので、Apple Watch Ultraの最先端のスマートウォッチ的な存在感は全くなく、むしろ単なる時間を確認するだけの高級な腕時計化していたように感じます。
正直、低電力モードでのApple Watch Ultraの使用は電池持ちが3日間超えするメリット以外ほぼないので、個人的に全くオススメはできません。
低電力モードでの運用は、あくまでApple Watch Ultraのバッテリー切れが心配な緊急時のみ、と割り切っておいた方が良さそうです。
まとめ: 電池持ち改善理由でのApple Watch Ultra買い替えも十分有り!!
今回、Apple Watch Ultraを使った実際のバッテリー持ちを検証しました。
結果、通常モードで43時間、低電力モードで78時間という大記録で、ともにAppleの公称スペックをはるかに超える性能となりました!
ただし、使い勝手も含めて考えると、電池持ちが極限まで長くなる低電力モードよりは、通常モードでのApple Watch Ultra使用がオススメです!!
従来のApple Watchでは毎日の充電が必須ルーティンでしたが、Apple Watch Ultraはその毎日充電の常識を大きく変えてくれる存在です。
充電切れが心配で購入に踏み切れなかったというユーザーでも、Apple Watch Ultraの驚異的なバッテリー性能は、購入を決断する大きな動機に十分なり得ると思います!!
また、日々のApple Watch電池持ちに悩んでいる既存ユーザーの買い換えとしても、Apple Watch Ultraはかなりオススメです!!
\\Apple WatchはAmazonでも正規品が購入可能!! ポイント付与有りでさらにお得//
コメント