「1回しか押していないのに複数回反復入力される」
この症状に気付いたのは1年ほど前。以降、反復入力をずっと我慢しながら使っていたMacBook Pro 2016のキーボード不具合問題。
以前に書いた記事でAppleのキーボード無償修理プログラムの対象であることが判明。
母艦MacBook Proが手元からなくなることを嫌って後回しにしていましたが、意を決して修理に出したので、その経緯と内容をまとめておきます。
同様の症状が出ている方は参考にどうぞ!
MacBook Proのキーボード不具合の内容
キーボードの主な不具合内容は、「特定キーの反復入力」です。
ぼくのMacBook Proの場合、以下の様な症状を確認しています。
- [B]キーを1回押すと何回か押した状態になる
- [N]キーを1回押すと何回か押した状態になる
小さな問題かもしれませんが、これがかなりのクセモノでして、上記2つの特定キーが反復して入力されます。
例えば、こんな感じです。
- 「ぼくは」(ローマ字:bokuha)→「っぼくは」(ローマ字:bbokuha)
- 「にほん」(ローマ字:nihon)→「んいほん」(ローマ字:nnihonn)
というように入力されてしまいます。
1つ目の例では、小文字の「っ」を消せば済むのですが、2つ目の例はもはや全く違う言葉になります。
ブログを書く度に「B」「N」が関わる文字のタイピングで毎度止まります。ハッキリ言って全く話にならない状態。
よって、Apple純正アクセサリーのMagic Keyboard(テンキー付き)を購入し、本体のキーボードは使わないようにして対処していました。
Apple無償修理プログラムの対象と判明
この問題に耐えながら、1年ほど経過し、こちらの過失ではなく、製品側の初期不良であることが判明。
Appleが提供する「MacBookおよびMacBook Pro キーボード修理プログラム」の対象機種となっていました。
キーボード修理プログラム対象の概要
公式サイトのキーボード不具合内容を引用。
特定の MacBook および MacBook Pro モデルのごく一部のキーボードに、以下の症状 (の 1 つまたは複数) が現れる場合があることが判明しました。
- 文字が勝手に反復入力される
- 文字が表示されない
- 押したキーがスムーズに跳ね返ってこない、または、キーを押した時の反応が一定しない
Apple または Apple 正規サービスプロバイダでは、対象となる MacBook および MacBook Pro のキーボードを無償で修理させていただきます。修理内容はキーボードの検査後に決まります。1 つまたは複数のキーの交換や、キーボード全体の交換が必要になる場合もあります。
最初の反復入力について、僕の使っているMacBook Proの不具合内容と完全に一致します。
キーボード修理プログラムの対象機種
このキーボード修理プログラムの対象機種は以下のとおり。
[box class=”yellow_box” title=”キーボード修理プログラム対象機種”]
- MacBook (Retina, 12-inch, Early 2015)
- MacBook (Retina, 12-inch, Early 2016)
- MacBook (Retina, 12-inch, 2017)
- MacBook Pro (13-inch, 2016, Two Thunderbolt 3 Ports)
- MacBook Pro (13-inch, 2017, Two Thunderbolt 3 Ports)
- MacBook Pro (13-inch, 2016, Four Thunderbolt 3 Ports)
- MacBook Pro (13-inch, 2017, Four Thunderbolt 3 Ports)
- MacBook Pro (15-inch, 2016)
- MacBook Pro (15-inch, 2017)[/box]
自分が使っているMacBookやMacBook Proがどの年代の機種であるか確認するには、「上部バーにあるAppleロゴを選択>このMacについて」と進めば分かります。
ぼくのMacBook Proは(15inch,2016)というところからわかるように2016年モデルのMacBook Proであることがわかりますね。
よって、キーボード修理プログラムの対象機種です。
Appleサポートに問い合わせ、不具合症状の確認
Appleサポートに問い合わせし、キーボード修理プログラムの対象機種であることと、特定のキーが反復入力される問題について伝えます。
まずは「MacBook Pro自体の不具合で起きているものか」あるいは「macOSが起因しておこる問題なのか」を確認して欲しいとのことでした。
具体的な確認方法として、キーボードビューアを使って確認します。
上部メニューバーにある入力ソースをクリックし「キーボードビューア」を表示を選択。
小さなキーボード画面が出てくるので、不具合が出ているキーを押してみて1度押すごとに何回か光るか確認します。
ここで1回押しても何回かピカピカしていたら明らかにキーボード不良となります。
キーボードの不具合であれば、Appleのキーボード修理プログラム対象案件ですので、Appleサポートに伝えて修理の手配をします。
配送修理完了までは実質3日ほど
僕は、最寄りのApple店舗まで300kmあるので「配送修理」を依頼しました。
ヤマトが引き取りに来てくれます。
手元から離れて修理完了品が来るまでは数日かかりますので、預ける場合は注意が必要。
また、スキンシールやケースが付いている場合、外して送らないと破棄されるとのことだったので、そちらも注意。
引き取りがあった3日後には手元に修理完了品が届きました。
対応の早さにビックリ!!
修理報告書を見ると、「N」のキーが反復入力されるという内容。
トップケースごと交換してくれました。
もちろん修理代金は全て無料。
外側は特にイジられなかったせいか、スキンシール剥がされてませんでした。良かった!
ノベルティじゃないですけど、Appleロゴ入ったクリアケースももらえたので、ちょっぴり幸せな気持ちに。
これでようやく本体キーボードが戦力になる日が戻ってきました。
配送修理でも2日で修理できたので、少しばかり母艦が使えなくなる時間ができますが、迅速な対応をしてくれるので、同様の症状が起きている方は早めに修理に出した方が良いかもしれません。
手元から一時的に旅立つ心配はありますが、ぜひ思い切ってAppleサポートに連絡してみてください。