どうも、腕時計業界に足を踏み入れてみたNINO(@fatherlog)です。
「Apple Watch」はご存知のとおりAppleから出た初のスマートウォッチ。
腕時計の常識を覆すような革新的な機能を搭載し次世代のウェアラブルデバイスとして世に繰り出しました。
そんな最新端末をぼくももちろん購入。理由はApple製品だからという単純な理由です。
ぼくが買ったのはApple Watch(Series 1) 42mm ステンレススチール製のブラックスポーツバンド。
しかし期待とは裏腹に僕の毎日の生活には溶け込むことができませんでした。
全く使っていないものにホコリをかぶらせるのももったいないので、ついに売却しましたよ。それなりに満足な値段で。
今回はそんな話です。なぜApple Watch(Series 1)が必要ないと感じたのかお話します。
そもそも「腕時計つけない派」です
一番の理由はコレなんじゃないかと思う。
コレ言っちゃうと根本的すぎて、
「じゃあ買うなよ!」
って言われそうなんですけど、ホントその通り。
腕時計を”つける派“か”つけない派“かという言われたら、「断然つけない派」!
腕時計は時計の意味を果たす一方、半分以上はファッショナブルなものだと思ってます。ファッションセンスのファの字もない僕にとっては腕時計なんて必要ないと思ってました。
そんな最中、大好きなAppleさんからスマートウォッチっていうiPhoneと連携するハイテクな製品が発売。
「腕時計いらねー」なんて思ってた気持ちもすっかり忘れて、「Apple Watch欲しいっ!」って即購入しましたよ。完全に洗脳されてるな。
商品が届いたら早速腕につけてはめたり、最新機能をピピッとしてみたり色々と試したワケですよ。
でも、そんなの続くのも1ヶ月が限度。
もともと腕時計をつける習慣のない僕にとって、朝出かけるときに腕に時計を通すって作業はそもそも馴染みがないので習慣づかないんですよね。
つけるの忘れたってことすら忘れているみたいな感じ。
電池持ち1日だけはキツい
端末を使い過ぎて電池が全然持たないんだったらまだ分かる。使用頻度を控え電池使用量を節約して電池持ちをよくするために頑張るかもしれない。
でもApple Watch(Series 1)の場合、電池が持つのは良くても1日ちょっと。毎日外したあとは必ず充電をしなければならないんです。
「スマホだってそうじゃん!」って声が聞こえますが・・・。
確かにスマホは毎日充電します。
でもこれはガラケー使ってる頃から「ケータイとは毎日充電するもの」だという認識のもと生活しているから充電するという行為がしっかりと習慣化されているんです。だから携帯の充電は滅多に忘れない。
ただApple Watch(Series 1)という腕時計であったらどうか?
腕時計を充電することって、今までの生活には馴染みのない行為。
だから外しても充電を忘れてしまうことが多々あるんですよ。そして、忘れたのは自分が悪いのになんで1日しか電池持たないのと製品自体にいらだったりしてました。
つまり僕の認識では腕時計はしばらく電池が持つものであり、毎日充電するということ自体がそもそも製品仕様として受け入れられないでいるみたいです。
充電マグネットがすぐにとれる
これは、製品を買った人なら1度は経験があるんじゃないんでしょうか。
Apple Watchはマグネットによる磁気充電を採用しています。本体裏面にカチャッと吸い付きくっつけるだけで簡単に充電できます。
一方でiPhoneのようにLightingケーブルをコネクタにしっかり挿して充電するタイプとは異なり、Apple Watchの充電マグネットは簡単にとれてしまうんです。
具体的に、充電中のケーブルに触れてしまうと充電マグネット部分が簡単に動かしてしまい外れてしまいます。
こんな感じで全然充電ができなかったということが1週間に1回は起きてました。
余談ですが、マグネットのケーブルはお医者さんが使う聴診器に似てます。わが家ではこどものごっご遊びの良いおもちゃとなっております。
あ、話がそれました!戻しますね。
時計を表示させる際の微妙なタイムラグがストレス
Apple Watch(Series 1)は常に画面を表示していると電池消耗が激しいので、普段は画面表示はOFF。
画面を見ようと腕をフッと持ち上げ時計を見るような角度に持ってくると、内部のセンサーが感知し画面が表示されます。
このとき、画面を見た瞬間と時計がパッと表示されるタイミングに微妙なズレがあるんです。時計表示されるタイミングの方が微妙に遅いんです。
気にならない人は気にならないかもしれませんが、僕の場合はコレを結構なストレスに感じていました。
電話機能はヒーロー戦隊の「へ〜んし〜ん!」
あくまで補助機能かもしれないが、Apple WatchはiPhoneとBluetoothによりペアリングしているので、iPhoneにかかってきた電話をApple Watchで取ることができます。
最初は「腕時計で電話できるんよっ!」って自慢してましたが、コレも最初だけね。
一番ネックなのはスピーカーの音量問題。小さいんですよ。街中では音量を最大にしてもほとんど相手の声は聞き取り不可能。静かな空間でようやく聞き取れます。
車の運転中にApple Watchでハンズフリー会話を使用してみたこともあります。
停車中など静かなときは大丈夫ですが、時速50kmくらいから怪しくなってきます。
時速100kmで高速走ってる時はまず無理ですね。タイヤと路面のゴォーという摩擦音に相手の声がかき消されます。
車内がいつでも静かな高級車だったら大丈夫かも知れませんが。
そしてちょっと不格好なんですよねー。
一生懸命相手の声を聞き取ろう&自分の声をマイクに向かって伝えようとするあまりに、腕を上げて口元の前に装着している腕時計をもってきます。
端からみたら戦隊モノが「へーんしーんっ!」って叫んでるようなポーズに見えます。
唯一、子どもに見られたときは大喜びされました。それは良かった。
iPhoneへの依存性が極めて高い
Apple Watch(Series 1)の先進的な機能は製品単体では活かしきることができません。iPhoneが接続範囲内にないと出来ることがかなり制限されます。
GPS機能が搭載されていないので、iPhoneがないと位置情報がわかりません。
例えば「マップ」で現在地をApple Watch(Series 1)で表示するとき、iPhoneがなければ正しい位置情報を表示することができません。
ウォーキングやランニングなどワークアウトをした時もそう。
ナイキやアディダスのアプリでワークアウトの軌跡を記録する機能があると思います。
iPhoneのようにGPSと加速度センサーあってこその正確なコースや距離が計算されます。Apple Watch(Series 1)単体では加速度センサーしかないので距離の計算も正確ではなくなります。
アクティビティでも歩数や運動量などを記録できますが、正確な情報はやはりiPhoneがないとだめなんです。でも運動をするときはiPhoneを持っていると邪魔ですよね。
使わないので売っちゃいました!
ここまで色々と不満だった点を書いてみましたが、もちろん使って良かったこともあります。
簡単に通知を確認できること、電話の着信に気付くようになったこと、iPhoneを簡単にさがせること、体を動かそうという意識改善につながったことなどなど。
こちらの使用後3ヶ月で書いたレビュー記事に書いてます。良かったらどうぞ。
[kanren target=”_blank” id=”1234″]
Apple Watchの良かった事と不満に思った事を天秤にかけた結果、ぼくはApple Watch(Series 1)を手放そうと決めました。
新型Apple Watchがでる噂もあるので価格がさがらない「売るなら今のうちだ!」と思ったんです。
店舗で売却すると店側の手数料分損すると思い、ヤフオク!で売ろうとしましたがたくさん出品があるなか入札はほとんどされていない状況。ここで売ることは無理と判断。
というわけで買取専門業者に郵送で買い取ってもらいましたー。査定も早いし満足な価格でしたよ。
そして来年発売予定の新型Apple Watchで機能改善があるか期待したいトコロ。
伸びしろ十分なApple Watchなのでさらに便利なものになろうものなら、また衝動買いするかもしれません!